Photo:Penske Entertainment
「ポートランドは大好きなコースだが、それ以外はいつもと同じ全く同じ週末
ただチャンピオンが決まるかもしれない特別な週末であることは理解している」
――ポートランドでチャンピオン決定……の可能性アリ。経験者として、こういう週末には、どう臨む?
アレックス・パロウ:とても興奮している。その理由はたくさんあるけれど、特に大きいのは、ポートランドが自分が大好きなコースで、とても良い成績を残して来ているコースでもあるところ。僕らのシーズンはすでに驚くほど良いものになっている(8勝)のに、更に良いものとして(勝利を重ねて)シーズンを終える可能性が残されている。でも、今週末が特に他の週末と違う……ということはない。まったく普通の週末、という感じがしている。そういうアプローチを僕らがしているということ。チャンピオンが決まるかもしれない特別な週末であることは理解している。そして、まだ今シーズンは3戦が残されている。今週が最終戦で、ふたりのうちのどちらかがチャンピオン……という状況だったら、まったく違う気構えとかになるんだろうけれど。それに対して今週は、僕らにタイトル獲得を決めるチャンスがあり、しかも、そうなる可能性は結構高いものがある。自分たちがキッチリと良い仕事をすれば目標は達成される。最終的にチャンピオンになれれば嬉しいんだけれど、今週、ポートランドで決められたら、それはそれでとても嬉しい。
「ラグナ・セカのような走りを見せられたらいい。勝利を懸けた戦いをしたい」
――ポートランドでは本当に好成績を残して来ているよね?
アレックス・パロウ僕らにとって本当に良いコース。毎年僕らはとても速い。だから大きな自信がある。特に、直前のレースだったラグナ・セカでのパフォーマンスが良かったから。ラグナ・セカのような走りを見せることができたらいい。勝利を懸けた戦いをしたい。
――ラグナ・セカの後に、ポートランド用にシミュレーターはやった?
アレックス・パロウやったよ。でも、1週末のインターヴァルがあったからといって、シミュレーターでのテストを長時間できる……ということじゃないんだ。ホンダ・チームでシミュレーターをシェアをしているから。それはシヴォレー陣営でも同じと思う。シミュレーター以外でも、ポートランド向けの準備はショップでかなり行ったよ。
――レース中にポイントの情報、ライヴァル(=パト・オーワード)のポジションをピットから知らせて欲しいものだろうか? それとも、そういう情報は一切断ち切って欲しい?
アレックス・パロウ:ポイントのこと、相手のポジションなどを考えているということは、レースをリードしていない、あるいは、あまり良いポジションを走れていないということだと思う。こっちが17番手を走っていて、相手が14位ならチャンピオンだ……というように。そんな状況になったら、ピットとポイントの話はすることになるだろうね。それに対して、トップかそれに近いポジションを走れていたら、勝つことしか考えない、実にシンプルな状況になる。勝ったちゃチャンピオン決定なんだから。そういう時こそ僕はベストの力を発揮できる。もし後方の順位を走っていたら、”あぁ、今日は僕の日じゃなかったな。優勝できるレースとはならなかった”と考えるしかない。今年のレースがそういう事態にならないことを祈っているよ。自分たちのやるべきことに集中する。つまりは、レースで勝つことに全力を注ぐ戦いになることを期待している。トップ10狙いとか、パト(・オーワード)のすぐ後ろでゴールすればチャンピオン……みたいな戦い方はしない。
「目標は常に勝つことにある。ただ、何が何でも今週決めたい!ということではない」
――ポール・ポジションの重要性は?
アレックス・パロウ:ポール・ポジションはいつだって獲りたい。PPスタートが有利なのは間違いないから。スタート直後の1周目でちゃんと生き残る最も大きなチャンスは、ポール・シッターに与えられる。ただし、それは100パーセントじゃない。僕はポートランドで一度、PPスタートでターン1を抜けたところで20何番手まで落ちていたことがある。
――今週も目標は優勝。
アレックス・パロウ:その通り。いつだって目標は勝つこと。そして、最終的な目標が、チャンピオンシップを獲ること。そのためには、幾つものレースで勝つことが求められる。今週末も勝つチャンスがあったら、全力で勝利を目指す。ただ、”何が何でも今週、ポートランドでタイトル獲得を決定したい!”ということはない。最終戦のナッシュヴィルであっても、チャンピオンになれたら、それでとてもハッピー。ナッシュヴィルより前、今週末のポートランドとか、次のミルウォーキーとかでチタイトル獲得が決まったら、それは僕らが良い仕事をしたという意味。チャンピオンになることが決まったら、それはどこのコースであっても、非常に嬉しいと感ずると思う。
以上
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