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Photo:Penske Entertainment |
前戦ウイナーのラスムッセン、オープニングラップに単独クラッシュ!
スタート時の気温は30°C。路面は47°C。日差しが強く、数字以上の暑さを感じるコンディションとなった。そして、レースは波乱で始まった。先週のミルウォーキーでファースト・ウィンを飾ったばかりのクリスチャン・ラスムッセン(エド・カーペンター・レーシング/シヴォレー)が、スタート直後の1周目にしてクラッシュ、リタイアしたのだ。
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Photo:Penske Entertainment |
スタート時の気温は30°C。路面は47°C。日差しが強く、数字以上の暑さを感じるコンディションとなった。そして、レースは波乱で始まった。先週のミルウォーキーでファースト・ウィンを飾ったばかりのクリスチャン・ラスムッセン(エド・カーペンター・レーシング/シヴォレー)が、スタート直後の1周目にしてクラッシュ、リタイアしたのだ。
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Photo:Penske Entertainment |
オーワード、シーズン2回目、キャリア7回目のポール・ポジション
気温が30°Cまで上昇、強い日差しが照り付けるコンディション下、風もプラクティス時より強く吹く中で今年最後の予選が行われ、パト・オーワード(アロウ・マクラーレン/
シヴォレー)が今シーズン2回目、キャリア7回目のポール・ポジションを獲得した。計測2ラップの合計タイムは47秒2607で、平均速度=202.621mphだった。
2位はマルーカス! シヴォレー、シーズン4回目のフロント・ロウ独占
予選2位はデイヴィッド・マルーカス(AJ・フォイト・エンタープライゼス/シヴォレー)。またしても、の予選2位=キャリア・ベスト・タイ。デトロイトのストリート・コースで行われた第7戦ではコルトン・ハータ(アンドレッティ・グローバル・ウィズ・カーブ・アガジェニアン/ホンダ)に、先週のミルウォーキーの1マイル・オーヴァルでの第16戦ではアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダ)にポール・ポジションをさらわれたマルーカス。今日はオーワードが彼の初PP獲得を阻んだ。マルーカスのラップ・タイムは47秒4243。2ラップ合計でのオーワードとのタイム差は0.1636秒だった。
PP獲得はならなかったマルーカスだが、技術提携して貰っている兄貴分的存在=チーム・ペンスキーのドライヴァー3人を完全に凌駕するパフォーマンスを発揮したのだから、そんなにがっかりもしなくていい。
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Photo:Penske Entertainment |
オーワード、昨年のカークウッドのPPタイムをいきなり更新
最終戦ボーシェッタ・バーボン・ミュージック・シティー・グラン・プリの最初の走行セッションが土曜日の朝9時過ぎから行われた。快晴、気温24°C、路面温度31°C、微風という快適なコンディションでの1時間のセッションでは、ほぼすべてのチームがブラック・タイヤでのレース用セッティング、ブラック・タイヤでの予選シミュレーション、そして今年もナッシュヴィルで投入されるレッド・タイヤでの予選シミュレーションを行うプログラムをこなしていたようだった。
最速ラップをマークしたのはパト・オーワード(アロウ・マクラーレン/シヴォレー)で、もちろんレッド・タイヤ装着によるタイム=23秒6612が記録された。最初のプラクティスで昨年のカイル・カークウッド(アンドレッティ・グローバル/ホンダ)による予選最速ラップ=23秒7487が破られた。
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Photo:Penske Entertainment |
昨年までのイヴェント・スポンサー、ビッグ・マシーンのオーナーが
販売を開始したバーボンが今年のイヴェント名に
NTTインディーカー・シリーズの2025年シーズン最終戦は、ボーシェッタ・バーボン・ミュージック・シティ・グラン・プリ・プレゼンテッド・バイ・ウィルスコット。昨年までのイヴェント・スポンサーはレコード・レーベルのビッグ・マシーンだったが、その会社のオーナー、スコット・ボーシェッタが今年バーボンの販売を開始したので、そのブランド名をイヴェントに冠することとした。彼らはこの5月にチップ・ガナッシ・レーシングの創立35周年を記念したバーボンを出した会社でもある。
昨年に続き、最終戦が行われるのはナッシュヴィル・スーパースピードウェイ。ナッシュヴィルの東南30マイルちょっとのテネシー州レバノンにある全長1.33マイルのオーヴァル・コースだ。昨年の前にも、インディーカー・シリーズは同コースでのレースをしたことがあり、今回は10回目の開催となる。
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Photo:Dale Coyne Racing |
新スポンサーは仮想通貨のマイニングノードを扱う企業オールト・ブロックチェイン
デイル・コイン・レーシングが今週末にナッシュヴィル・スーパースピードウェイで走らせるカー・ナンバー18は、来シーズンから大々的に同チームをサポートする新スポンサー=オールト・ブロックチェインのカラーリングが施されたものになる。ドライヴァーは今シーズンからDCRで走り、トロントで2位フィニッシュして表彰台に登壇。ランキング13番手につけているオランダ出身の24歳=リナス・ヴィーケイだ。
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Photo:Penske Entertainment |
インディーNXTでシーゲル、フォスターらと戦ってきた25歳
クリスチャン・ラスムッセン。コペンハーゲン(デンマーク)出身。25歳。独身。
インディーカー・デビューは2024年開幕戦のセイント・ピーターズバーグ。その年はチーム・オーナーのエド・カーペンターとカー・ナンバー20のマシンをシェアし、ラスムッセンはストリート&ロード・コースとインディー500に出場する計画だったが、シーズン中にチームが(エド・カーペンターが)方針変更し、アイオワx2とゲイトウェイはカーペンターが走ったものの、終盤戦のミルウォーキーx2にはラスムッセンを起用した。