2013年5月7日火曜日

2013 INDYCAR インタビュー ラリー・フォイト:R4 サン・パウロ Race Day 決勝:「琢磨は本当に持てる力のすべてを出し切っていましたね。我々が望める最高の仕事をしてくれました。クルーたちも本当に一生懸命に仕事に取り組んできており、実力アップを果たしています」

Photo:Amano e Associati(Masahiko Amano)
「ドライバーもチームも良い仕事をしたのですが
最後はタイヤが音を上げてしましましたね」

Jack Amano(以下――):初優勝の次のレースだった今回、惜しくも2連勝は逃しましたが、2位フィニッシュでポイントリーダーです。

Larry Foyt:最高です。私たちのチームは大きな進歩を遂げ、上位で戦うことができています。

――今週は走り出しから厳しい戦いになっていましたよね?

Larry Foyt:そうなんです。マシンセッティングがなかなか目指すレベルに仕上がらなかったんです。しかし、レースではまたしても琢磨が見事な走りをしてくれました。クルーのピットストップも良かった。フルコースコーションの出るタイミングが複雑で、私たちはギャンブルを打つ形に一時的にはなっていました。しかし、その後の展開は私たちにとってラッキーでもあり、勝つチャンスを再び掴むことができました。ドライバーもチームも良い仕事をしたのですが、最後はタイヤが音を上げてしましましたね。

――決勝直前のウォームアップセッションまでマシンは良くなかった。それが決勝では十分に競争力のあるものになっていましたね?

Larry Foyt:そうでした。琢磨もエンジニアたちも決して諦めることはありませんでした。試せることは何でもやりました。インディーカー・シリーズは本当に競 争が激しく、コンマ2秒の差で16番手に沈んでしまいます。私たちは、その差を埋めるべく全力を出しました。

2013年5月6日月曜日

2013 INDYCAR 佐藤琢磨コメント24 R4 サン・パウロ 決勝 その5:「このまま、今後も“らしくない”シーズンを送っていきます!」

ヒンチクリフの勝利を讃える琢磨。ランキング首位でインディー500に臨む Photo:Amano e Associati(Masahiko Amano)クリックして拡大
「チームにすごく強さが出てきている
自分自身もそれに合わせて走れるようになっている」

Jack Amano:開幕4戦すべて完走で、うち2戦で表彰台。佐藤さんらしくない成績になってますが(笑)?

佐藤琢磨:ありがとうございます(笑)。ホント、らしくないです。だから、今後もらしくないシーズンを送ってこうかなって思ってます。ともあれ、僕が前から口を酸っぱくして言っているチームの持つ安定感なんですよ。それが鍵です。例えば今回、タイヤのスペックが昨年のもので、今年作り上げてきたクルマのセットアップがまったく通用しなかった。そこには大きなショックを受けたし、非常に厳しい出足になってましたよね。
 しかし、自分たちとしては非常に冷静にクルマ作りを行うことができて、ウォームアップも含めて、最後の決勝に向けて帳尻合わせができたっていうのは、自分にとっても、チームにとっても、そしてエンジニアにとっても、非常に大きな自信に繋がりました。スピードの安定性だけじゃなく、すごくチームに強さが出てきている。それを可能にしているチームで走れている。自分自身もそれに合わせて走れるようになってきているので、非常にエキサイティングだし、おもしろいです。
 このままらしくないシーズンを送っていきます。

以上

2013 INDYCAR 佐藤琢磨コメント24 R4 サン・パウロ 決勝 その4:「ポイントリーダーに立ったうれしさより、負けたことの方が悔しい。でも、チャンピオンシップを考えれば、今日の2位にいつか感謝するときが来るだろう」

第一スティント、ブラックタイヤで奮戦 Photo:INDYCAR(John Cote)クリックして拡大

「ポイントリーダーに立つということは、
すべてにおいて良いことだと思います」

Jack Amano(以下――):悔しい2位とはなりましたが、ポイントリーダーに躍り出ました。初優勝を飾って、初めてポイントトップにも立った。すごいシーズンになってますね。

佐藤琢磨:非常に嬉しいというか、いいことだと思います、ポイントリーダーに立つのは。チームにとっても、非常に緊張感が高まる中、自信もつくだろうし、すべてにおいて良いと思います。僕自身は今日ポイントリーダーに立ったことよりも、負けちゃったことの方が悔しいけど。でも、チャンピオンシップという長い1年のレースを考えれば、今日の2位に感謝する時がくるだろうし、今日勝てなくても、また次に勝ちを狙える。そういう気持ちに切り替えられます。今日の2位は2位で、非常に大きなものとして自分の中で受け止めて、ダメだった部分、良くできた部分というのをシッカリと今後に繋げたいです。


2013 INDYCAR 佐藤琢磨コメント24 R4 サン・パウロ 決勝 その3:「結果的に、ピットインはもうちょっと引っ張れたし、引っ張るべきだった。でも、自分たちが今回持ってきたパッケージとしては、非常に良いリカバリーができました」

ウィナーズサークルにマシンを駐めてすぐ、リヤタイヤの摩耗をしげしげと見入る Photo:INDYCAR(John Cote)クリックして拡大
「ユーズドレッドは残っていましたが、
そのタイヤがどこまでの力を持っていたのかはわかりません」

Jack Amano(以下――):今日もピットクルーは頑張っていました。1勝したことで、表情にも自信が見られます。この2位でまた力強さを増すんじゃないですか?

佐藤琢磨:そうですね。本当にチームの士気は上がってます。それがポジティブに働いてます。チームはノーミステイクでした。もちろんストラテジーの部分は見直さなきゃいけないけれど、それはその瞬間、その時にチームとして考えられたベストだったわけだから。結果的には、もうちょっと引っ張れたし、引っ張るべきだった。でもそれは、後からだから言えることでね。そうできていたらリザルトは違ったものになっていたかもしれないけど、自分たちが今回持ってきたパッケージとしては、非常に良いリカバリーができました。

――37周目のピットは早過ぎた。しかし、その後に2回ピットに入る作戦で、燃料の心配をせずにゴールまで戦える作戦に切り替えた。ミスをかなりの部分で取り返すリカバーをしましたよね?

佐藤琢磨:そうでしたね。そこは非常にうまく行ったんだけど、やっぱりタイヤが厳しかったですね。

――あの2回のピットでタイヤを換えるとしたら、残っていたのはユーズドレッド……ですか?

佐藤琢磨:ユーズドレッドは残ってましたね、予選で使ったのが。でも、わからない……そのタイヤがどこまでの力を持っていたかは。
(その4に続く)