2021年4月11日日曜日

2021 INDYCARレポート オープンテスト2日目:最速はジョセフ・ニューガーデン

 ニューガーデン、2日間トータルでのトップタイムをマーク

 テストでのラップタイム(スピード)比較は難しい。ロードコースでならプッシュ・トゥ・パスを使ってタイムを縮められるケースがあるし、オーヴァルだったらトウをどれだけ受けたか、その恩恵の大小でスピードは大きく変わって来る。しかし、遅いより速い方が良いのは確か。今回インディアナポリス・モーター・スピードウェイで2日間行われたオープン・テストで最速となる226.819mphを出したのはジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)だった。今年のインディー500での彼の活躍が約束された……とまでは行かないが、好パフォーマンスを見せるであろう可能性は高いと見ていいんじゃないだろうか。

2021年4月9日金曜日

2021 INDYCARレポート :4月8日 オープン・テスト1日目:初日最速はセバスチャン・ブルデイ

テスト走行開始後わずか10分でヴィーケイがクラッシュ!

 

  雨という天気予報は外れ、午前11時に予定通りにグリーン・フラッグ。多くのマシンが一斉にピットからコースへとダッシュした。インディー500のディフェンディング・ウィナーである佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)もライヴァル勢と共にコース・インし、インストレーション・ラップを行った。空は曇り。気温は17℃と肌寒い。

 この約10分後、2020年のルーキー・オヴ・ザ・イヤー=リナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング)がターン1でクラッシュした。アウト・ラップを終えてスピードを上げ、217.539mphを出した次の周、彼のマシンはターン1で突如としてバランスを崩し、スピンしながらウォールに激しくヒットした。マシン・セッティグに問題があったようだ。アクシデントを近距離で見ていたスポッターの中には、「すぐ前のラップでかなりオーヴァーステアで、”次のラップにクラッシュするぞ”と思ってたら、本当にそうなった」と話す者もいた。
 ヴィーケイはセイファー・バリアの一番端にぶつかった。ノーズから突っ込まなかったことも幸いだった。それでもマシンへのダメージは非常に大きく、オフの間にクルーたちがコツコツと作り込んだマシンがアッという間に無惨な姿になった。明日、彼らはこのマシンを直して走ることができるんだろうか?
 ヴィーケイはこの事故で左手人差し指を骨折したが、このテストでドライヴィングを続けることをインディーカーから許可された。

2021年4月8日木曜日

2021ジャック・アマノのINDYCARレポート 佐藤琢磨インタビュー:「今年はインディー500を狙う!」

 「いよいよオープンテスト!
それもインディーというのが気持ちいい」


ジャック・アマノ(以下――)お久しぶりです。佐藤選手はいつからアメリカに来てるんでしょう?

佐藤琢磨:1月の中旬です。セブリングでのテストの1週間前に来ました。インディーカーの行うフィジカルのテストとかを受けるためにも、その頃に来なければならなかったんです。

――3月初旬だった開幕が1ヵ月以上遅れ、レースのない時間が長くなっていますが、いよいよ明日、合同テストが行われますね。

佐藤琢磨:そうですね。ここまでも何度かプライヴェイト・テストをやって来ましたけれども、いよいよオープン・テスト、しかもインディアナポリス・モーター・スピードウェイでっていうのが気持ちがいいですね。ちょっと天気が心配ですけど、木、金曜のスケジュールが金、土曜に変わっての2日間の走行になるかもしれません。来週のバーバー・モータースポーツ・パークでの開幕を控えて、ここインディーで一度走れるっていうのは、流れとしてはいいことです。

――4月初旬というタイミングでインディアナポリスのオーヴァルを2日も走れるのは大きいですよね?

佐藤琢磨:はい。春のうちにもう1回テストがあるのかな? ないのかな?

――これをやったら、もう本番までテストはないでしょう。

佐藤琢磨:ないのか。でも、去年はインディー500の週にいきなり走ったので、その前に今回のように一度走れるのはチームとしてはすごく大きいと思います。去年の僕らは、去年のマシン・パッケージで強かったし、本当はそのままで良かったんですけど、エアロのルールも去年から大分変わりましたから、走行時間が皆に与られれば与られるほど、みんなパフォーマンスは同じようなレヴェルになって来ると思います。僕らにとっては、ライヴァル勢に多くの走行時間が与られることで、正直、厳しいチャレンジになると考えられます。それでも、冬の間に自分たちのチームも色々とクルマを速くするためにやって来たアイディアがあるので、それを明日、明後日のテストで見極める、あるいはテスト・プログラムをスタートできるっていうのはいいですね。

2021年4月5日月曜日

2021 ジャック・アマノのインディーカー・レポート 4月4日:ドラマティック・カムバック

 ジョーダン・スピース、3年半ぶりの優勝

 今日は4月4日。イースター・サンデイ。
 テキサス州サン・アントニオで行なわれていたトーナメントでアメリカ人ゴルファーのジョーダン・スピーズが自身の12勝目を挙げた。彼の11勝目は2017年の全英オープン(メイジャー)だったから、超の字のつく久しぶりの優勝だ。
 

Photo:Masahiko Amano クリックして拡大


23歳の若さでメイジャー3勝目を記録したスピースだったが、その後にスランプに陥った。低迷ぶりは深刻で、もう一度世界のトップ・レヴェルに返り咲くのは難しいかも……との声も聞かれていた。実は彼、公表していなかったが、負傷を抱えて本領を発揮できすにいたのだった。