2014年5月17日土曜日

2014 INDYCAR 佐藤琢磨コメント26 第98回インディー500 5月16日 ファスト・フライデー:「あっという間に227mph行っちゃいました!こんなスピード出したことないから、予選が本当に楽しみです」

微妙な天候のなか、午後2時50分から走行はスタート Photo:INDYCAR (Chris Owens)

第98回インディー500 5月16日
ファスト・フライデー(プラクティス6)
15位 39秒5186  227.741mph(=約 366.435km/h) 5周走行

「今日、ちゃんと予選用エンジンで走れたのは大きかった」
Jack Amano(以下――):せっかく路面が乾いたのに、走り出したらアッという間に終わりになっちゃいましたね?

佐藤琢磨:ホント、残念ですけど。

――エンジンは昨日換えたそうですね?
 

佐藤琢磨:はい、換えました。エンジン・マニュファクチャラーがペナルティを受けることになってしまうのですが……。

――でも、その方が格段に安心して今日走れますものね? プラクティス中に慌ててエンジン交換というのでは大変です。

佐藤琢磨:そうなんです。そして、もし換えてなかったら大変なことになってましたね。今日、ちゃんと予選用エンジンで走れたのは大きかった。1周のインスタレーション・ラップをして、その後すぐ走って、3周計測しておしまいでした。

――もうちょっと欲しかった。あと1分か2分あれば4周連続周回もできたのに。
 

佐藤琢磨:まぁねぇ、そうなんですが……。

2014_INDYCAR レポート 第98回インディー500 5月16日ファスト・フライデイ:最速は230mph台でエド・カーペンター!佐藤琢磨も227mphをマーク

Photo:INDYCAR (Jim Haines)
走行開始直後、なんとヒンチクリフが最速をマーク

 今日も朝は雨。インディー500のプラクティスは正午にではなく、午後2時50分に開始された。多くのマシンが一斉にコース・インしたのは、今日から予選ブーストで走るため、そのチェックをバッチリ行なっておきたいからだ。
 走行開始間もなく、今年最速の228mph台が出た。なんと、それはジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)によってだった。しかし、そのスピードがトップにいた時間は短かった。シモン・パジェノー(シュミット・ピーターソン・ハミルトン・モータースポーツ)がそれをすぐさま上回り、さらにもう1周、228mph台で走った。


 パジェノーの天下も長くはなかった。ファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)が今年初めての229mph台に載る229.082mphを出し、次のラップは229.205mphとさらに速かった。まだ走行開始から9分しか経っていなかった。
 次にトップに立ったのは、エリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)だった。コース・インして2周目に229.798mphをマークし、次の周には229.772mphとほぼ変わらないスピードを出し、ピットに向った。

エド・カーペンター、2003年以来11年ぶりとなる230mph!

 午後3時8分、エド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)がトップに躍り出た。230.522mphで。ついに230mphが出た。次の周も彼は229mph台で走った。そしてこの直後、スピードウェイはまたしても雨に見舞われ、イエロー・フラッグが出された。見る間に雨は強くなり、コースは水浸しに。プラクティスはとうとう再開されることなく、午後4時21分に今日の走行終了が宣言された。長い時間をかけてコースを乾燥させる努力があったというのに、ファスト・フライデイのプラクティスは僅か18分間で終わってしまい、走れたのは26台だけ。7台が走行ナシだった。
 インディーカーが230mphを越す平均速度を記録するのは、実に2003年以来11年ぶりとなる。2013年は多くのドライバーが230mph台を記録しており、ポール・デイのプラクティスではロビー・ゴードンやスコット・ディクソンが223mph台をマークしており、ポール・ポジションはカストロネヴェスによる231.725mphだった。スピードの上がり過ぎを心配したインディー・レーシング・リーグ(当時のシリーズ主催団体)は、スピードを下げるためのレギュレーション変更を次のシーズンに向けて行なった。


2014 INDYCAR 佐藤琢磨コメント25 第98回インディー500 5月15日プラクティス5:「今日これだけ走って色々勉強できたのは大きかった。あと、マーティンもスピードを上げて来て、2人で一緒に走れるようになってるから、それはすごい大きいですね。

プラウマンとともに走行できるようになりセットアップも加速してきた Photo:INDYCAR (Dan Boyd) クリックして拡大
第98回インディー500 5月15日 プラクティス5
19位 40秒.2157  223.793mph(=360.083㎞/h) 150周走行

「車高をちょっとづつちょっとづつ落としていきました」
Jack Amano(以下――):150周も走れました。
佐藤琢磨:良かった、ホントに雨があがって。ようやく100周越え。今まで燻ってた分、これでもかってぐらいタイヤを使ってバンバン走った。何にもクルマを変えてないような気もするけど、ちょっとずつ良くなってましたね。

――今日も寒いコンディションでしたが、150周も1日で走って、やっとインディー500っぽくなって来ましたね。

佐藤琢磨:そうですね。ようやく感覚的にも乗り易い領域に入って来ました。今日は確かに大きなクルマの変更はしなかったんですけど、一昨日から昨日で結構色々変えた、その部分の確認がようやくできて、昨日は荒削りの中で約60周して、それを今日はさらにチューニングして合わせ込んで行く感じでした。だから、毎回ニュー・タイヤを入れて30周のロングランをやるんだけど、車高をちょっとずつ、ちょっとずつ、ちょっとずづ落として行きました。実際のデータの車高と、メカニックたちがマシンの下をチェックして路面を擦り始めるところを念入りに合わせ込んで行きました。これはとてもおもしろいんですよ。車高って落として行くと、路面に当たる前にラバーを拾ってくんですよ。そんぐらい細かいところでやってる。まだマシンは路面に当たっていない。だけど、路面のラバーを拾ってくんですよね。それがサイン。しかも、マシンの右と左で、それが違ってくる。コーナリングでGがかかるため、マシンをチルトさせて(傾けて)セッティングしているので。それで、左が擦ってるとか、右が擦ってるとか、そういうのを微調整してました。おもしろいでしょ? 当然、これって気温が変わると空気密度が変わって、また車高が変わって来る。だから、そのために念入りにマップを作るんですよね。その作業を今日は随分できたので、例えば気温が急にバンッて上がりましたとなっても対応できると思うんです。昨日はできなかったけど。

2014年5月16日金曜日

2014 INDYCAR ニュース 第98回インディー500 5月15日:ジェイムズ・ヒンチクリフの復帰にゴー・サイン

記者会見に臨んだヒンチクリフ。走行はプラクティス6からになる模様 Photo:INDYCAR (Chris Jones)
 「ヴィソにも深く感謝している
早くコースに出てスピードを出せるようになりたい」
 ジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)は今日もインディーカーのドクター、マイケル・オリンジャーによる診察を受けた。脳震盪後のインパクト(ImPACT)テストと呼ばれるものを無事にパスしたヒンチに、インディーカーはドライブする許可を与えた。