2016年3月19日土曜日

2016 INDYCAR ニュース 3月17日:アレックス・タグリアーニがフォイトの3台目でインディー・ダブル

Photo:AJ Foyt Racing
昨年に引き続いてインディ500にタグリアーニ

 AJ・フォイト・エンタープライゼスは、今年の5月に開催される第100回インディー500への3台目のエントリーを発表した。今年もそのドライバーはアレックス・タグリアーニだ。カナダ出身、チャンプカー1勝の大ベテランは、2011年のインディー500でポール・ポジションを獲得した実績の持ち主で、昨シーズンもフォイト・チームから“500に出場した(決勝17位)。今年の“タグ”は、500にプラスしてグランプリ・オヴ・インディアナポリスにも参戦する。

カー・ナンバーはAJのインディー500連続出場を讃える「35」

 5月のインディーでの2レースへスポット参戦するのを、“インディー・ダブル”と呼ぶ。タグのインディー・ダブルはアルフェ・ヒート・トリーティング(以下:アルフェ)をメイン・スポンサーとして実現する。アルフェはフォイトのインディーカー・チームをスポンサーするようになって6年目。ABCサプライともビジネスを行う企業で、インディー500でメイン・スポンサーとして1台を走らせるのは今年で3年目になる。一昨年はマーティン・プラウマン、去年はタグリアーニを走らせた。

2016年3月17日木曜日

2016 INDYCARレポート R1 セント・ピーターズバーグ 3月15日:実は脳震盪起こしていなかったウィル・パワー

脳震盪ではなかったパワー。インディーカーのドライビング許可が下りたことで本には至って前向きだ Photo:INDYCAR (Chris Jones) 
脳震盪の専門医の徹底的な検査をクリア

 開幕戦を終えた翌々日の火曜日、インディーカーは、セント・ピータースバーグでのレースに出場ができなかったウィル・パワー(チーム・ペンスキー)に関して、レース・ウィークエンド終了後に改めて精密検査を行い、彼は金曜日の単独アクシデントで脳震盪を起こしていなかったとの診断に至ったことを発表した。

 インディーカーはマイアミ大学の脳震盪プログラムでパワーに対する集中的な検査を行い、その結果、彼がセント・ピータースバーグのサーキットで脳震盪を起こしたという確たる証拠を見つけられなかった。脳震盪の専門医たちによる徹底的な検査をパワーはクリアし、全面的に異常なしと診断されたのだ。そして、パワーはインディカーを運転することを許可された。

体調不良の原因は以前から治療を受けていた内耳!?

 インディーカーの安全に関するコンサルタントを務めているテリー・トラメル医師は、以下のようにコメントしている。
 「パワーが現場で示した症状は脳震盪によるものではなかったと、マイアミ大学の医師団は判断した。可能性としては、パワーが治療を受けていた内耳のなんらかの症状が考えられる」。
 パワーはこのオフの間、ずっと耳の問題に悩まされてきたという。トラメル医師は、「パワーは金曜に自ら起こしたアクシデントで脳震盪を起こしていなかった。イヤー・プラグ内蔵のセンサーが計測したデータからも、事故直後の、インディカーの義務づけている診察や検査からもそれは明らかだった。しかし、パワーは3月12日の土曜の予選の後に酷い吐き気に襲われ、インディカー・メディカルの診察を受けた。そして、3月13日に再検査を受け、脳震盪のテストをクリアできなかったため、脳震盪の症状に似た症状が出ているのは、脳震盪が実際にあったからだと判断された。パワーの内耳の異常は、脳震盪の検査をパスすることを非常に難しくしていた。それで脳震盪との判定がなされてしまった。マイアミ大学では1週間かかるほどの検査を1日で行い、パワーは何人もによる診察を受けた。そして、医師たちはパワーが最近、頭部に何の障害を受けていないとの見解で一致した。パワーの耳のトラブルは、内耳の奥に水分が留まるなもので、平衡感覚が正しく保たれず、目眩が発生したり、吐き気を催すことが起こり得た。頭痛なることも考えられた。そうしたコンディション下でドライビングを行えば、アクシデントで硬くなっていた首の筋肉がブレーキングのストレスなどで更に力の入る状況に陥り、体調の悪化を招く。更にはそれが頭痛を呼ぶ。インディーカーのメディカル・スタッフはパワーのテストを行い、安全を考慮してドライビングの許可を降ろさなかった」。

「またインディーカーを走らせることができる
その許可が下りたことが自分にとっての一番の薬だ」


 インディーカーのメディカル・スタッフは誤診をしたともいえるが、安全を重視した結果だった。脳震盪と同じ症状がパワーの体には現れていたのだ。その点はパワーも十分に深く理解をしている。そもそも、決勝日の彼はレースに出られる体調ではなかったと本人が感じていたという。「またインディーカーを走らせられる。その許可が降りたことが僕には一番効く薬だ。自分のマシンを誰かがレースで走らせているのを見るのは辛かったが、起きてしまったことは仕方がない。前進あるのみだ」とパワーはコメントしている。チーム・ペンスキーは来週の火曜日にテストをバーバー・モータースポーツ・パークで行い、そこで彼を走らせる。レース直後の火曜日に計画していたテストを、1週遅れで行うのだ。
以上
 

2016 INDYCARレポート R1 セント・ピータースバーグ:マツダ・ロード・トゥ・インディー  インディー・ライツ開幕ダブル・ヘダーでAAとSPMが苦戦

インディー・ライツの開幕レースはカーリンのセラレスが優勝
第2レースはスウェーデン出身のハーグローヴが制す


 セント・ピータースバーグでのマツダ・ロード・トゥ・インディー3カテゴリー、どんな結果になったかお知らせしましょう。


 3シリーズとも開幕戦と第2戦を開催。一番上のインディー・ライツ・プレゼンテッド・バイ・クーパー・タイヤズ(以下:インディー・ライツ)では、レース1をカーリンから出場のフェニックス・セラレス(プエルト・リコ出身)が7番手スタートから制覇(昨シーズンにルーキーながらミルウォーキーで初優勝)した。カーリンは開幕戦2年連続優勝だ。昨年度ウィナーのエド・ジョーンズ(アラブ首長国連邦出身)が今年もカーリンから参戦しているが、彼は開幕戦10位と振るわなかった。2位はルーキーのスコット・ハーグローヴ(カナダ出身/チーム・ペルフレイ)、ポール・シッターだったカイル・カイザー(カリフォルニア州出身/フンコス・レーシング)が3位だった。

2016年3月15日火曜日

2016 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R1セント・ピータースバーグ Race Day 決勝:「最後尾まで落ちてから6位というのはよかったと思います。悔しい予選を戦った後チーム全体で協力して速いマシンを作り上げたことに誇りを感じます」

Lap48、ポジションを最下位から16位まで上げてレッドにチェンジする琢磨。リスタート明け2周目のLap57にアクシデントに巻き込まれる不運もあったが、最終的に6位までポジションアップ Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大

「原因は分からないですがオープニングラップの
2コーナーですでにリヤがパンクしてしまいました」


Jack Amano (以下――)1周目は何が起きたんでしょうか?
佐藤琢磨:パンクです。

――ぶつかられた?

佐藤琢磨:わからない。僕のマネジャーのスティーヴはジョセフ・ニューガーデンじゃないかっていってるけど、ショックは感じなかった。誰かのフロント・ウィングのエンド・プレートを擦ったのか、何かを踏んだのか。でも、デブリはそんなに落ちてなかったと思うから。確かに1コーナーでバンバンッてみんなぶつかって色々デブリは落ちたんだけど、そこを踏んだとは思えない。ともかく、2コーナーを曲がる時にもうリヤがパンクしちゃってて、3コーナーはもう危うくウォールにヒットしちゃいそうだったけど、なんとかなって、4コーナーは止まれなくて、まっすぐ行くしかなかったですね。それで1周回ってピットに帰ってきた。あそこでラップ・ダウンにならなかったのは救いでしたね。