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2023年4月22日土曜日

2023 INDYCAR佐藤琢磨コメント 4月20日 インディー500 オープンテスト Day1 プラクティス1:まだマシンの評価はしにくいですが、このセッションではダウンフォースがつきすぎていて、すごく安定していました」

Photo:Penske Entertainment (Joe Skibinski)クリックして拡大

  「最初のテーマは、スタンダードなクルマをどう感じるか」


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 ジャック・アマノ(以下――)この2時間のテーマは?


佐藤琢磨:まずは去年のレース・セットアップで走ってって、もちろん基本的に今日のコンディションに合わせ込んで行かなきゃいけないんだけど、スタンダードなクルマをどう感じるか……ていうのが最初でした。もちろん、一番最初はライドハイトの調整をして、それを合わせてから自分のこれまで知っているクルマとチップ・ガナッシ・レーシングのクルマとの比較を始めました。そして、その次にはライドハイトのスウィープ、エアロのテストをやりました。

――チップ・ガナッシ・レーシングの去年のレース・カーっていうのは、琢磨選手にとって去年の一番のライヴァルで、それを倒すことにフォーカスしていたわけですが、そのマシンに実際に乗るチャンスを得て、どんなものだと感じましたか?

佐藤琢磨:ちゃんとトラフィックで走らないと評価はしにくい、というのはあります。今のセッションでは結構ダウンフォースがつき過ぎていて、クルマはすごく安定しているし、自分としては結構ドラッグが大きいと感じました。だからトラフィックの中ではきっと良い動きをするでしょうね。今のセッションでは1台ぐらいが前にいる……というトラフィックしか経験してません。

―― 明日は天気が悪いという予報があります。今日なすべきことは決めていますか?

佐藤琢磨:一応、今日は最初のスケジュールよりも1時間半走行時間が伸ばされているので、それをフルに使って行く予定です。また、走っている間も常に天気予報をチェックして、もし明日また走るチャンスがあるのなら、タイヤを少し残しておきます。いずれにしても、今日は5セットから6セットを使って、明日には3セットか4セットを残したいって考えです。今日(与えられている9セットを)使い切っちゃって、明日走れることになってタイヤがない……っていうのは勿体無いので、そこは天気予報を見ながら随時、臨機応変で対応して行きます。

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「チップ・ガナッシはトラフィックを探さない!
このチームはトラフィックをコントロールする」


――午後はチップ・ガナッシ・レーシングの4台が揃って走る、グループ走行もやる予定ですか?

佐藤琢磨:もちろん。グループ・ランは絶対やると思いますね。午前中のプラクティスでもチームの4台はそれぞれプログラムが分けられてたんですけど、午後はまたそれぞれがトラフィックの中でクルマをどう仕上げて行くか……ってことだと思います。アンドレッティ・オートスポートで(2017年に)やってたのとまったく同じやり方になりますが、チップ・ガナッシ・レーシングがすごいなと思ったのは、いつもだったらトラフィックを探すのに、このチームは探さないんですよね。自分たちが4台いるから、それで十分ていうこともあるけれど、自分たちがコースに出て行くと周りも一緒に出てくるからトラフィックができちゃう。だから、このチームはトラフィックをコントロールするって言ってましたね。クルマのイニシャル・セットアップが決まっているので、いつもみたいにシェイク・ダウンから始まって、プログラムを作ってって……とはならず、すぐテストに入れる。今日はアメリカン・リジョンのカラーリングになっている(マーカス・アームストロングが来週末のバーバー・モータースポーツ・パークで走らせる車体なので)けれど、チップ・ガナッシ・レーシングのマシンに乗ってるのか……とちょっと感慨深かったですね。

――新しいエアロ・パッケージについては?

佐藤琢磨:いろいろな空力パーツがついたことで、ライドハイトの違いには凄く繊細に反応して変化してしまう感じはあります。ディフューザーの中のストレイキが大きいのまで使用オーケイになってたり、バージボードも去年はアウターだけだったのが今年はインナー・バージ・ボードっていうのも着いていて、リヤ・ウィングの傾角も去年まではずっとプラス2度までだったのに今年はプラス5度まで行けるようになっている……ということなので色々テストをしています。
以上


2023年4月3日月曜日

INDYCAR佐藤琢磨インタビュー R2 PPG375 Day1終了後:テキサスの1日目を終えた佐藤琢磨にインタヴュー

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 「予選で僕らのマシンは曲がっていかないものになっていました」


ジャック・アマノ(以下――):予選、そしてファイナル・プラクティスが終わりました。チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダでの初めての予選、マシンはどうでしたか?

佐藤琢磨:予選のマシンはバランスが合ってませんでしたね。このチームで戦う最初の予選でしたからね。チームとしては、なんていうのかな、ベースラインをやる……みたいな感じで、アグレッシヴには行かなかったんですよね。僕と(エンジニアの)エリック(・カウディン)と話して、ベストと考えられるのは推測になっちゃってたんです。自分はこのチームのクルマをよく知らないし、久しぶりのレースで、今回はマシンが新しいコンフィギュレーションになってるということで、どうしてもプログラムが1ステップか2ステップ遅れちゃうんです。だから、予選のシミュレーション・ランがパンパンパンッと行かないんですよ、ディクソンはほとんどプログラム通りに行くんだけど。僕は1個、2個後ろから追いついて行く感じ。だから、プラクティスでやったクォリファイング・シミュレーションでは、実際にクォリファイを走るセッティングでは走っていなかった。それでも、チームメイトのデータを基にフィルターをかけたセッティングで行くことになった。そういう状態だとマシンの最後のディティールの部分までは合わないんすよ、気温も上がっちゃっていたし。簡単に言うと、予選での僕らのマシンは曲がって行かないものになっていましたね。アンダーステアが強くなっちゃってたからツールを一生懸命使ったんだけど、それも使い果たしちゃって、クルマが曲がんないからタイトなラインをホールドできない分、走行距離は伸びちゃう、タイヤ・スクラブでスピードが落ちる……という、予選は残念な状況になっていました。そのデータがあったから、9号車の予選はうまく行ってたいましたね。

2023年4月2日日曜日

INDYCAR 佐藤琢磨コメント R2 PPG375 Day1 プラクティス1:チップ・ガナッシ・レーシングでの初走行を終えた佐藤琢磨にインタヴュー

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 「7カ月ぶりのインディーカーでいきなり220mph/hは痺れる
縦Gのせいで貧血で倒れそうになった」


ジャック・アマノ(以下――)今シーズンはいきなりハイ・スピードの走行で始まりましたね。大丈夫でしたか?


佐藤琢磨:「あぶない、あぶない。貧血で倒れそうになったよ、Gのせいで。横Gはいい。問題は縦のG。サーッと血が頭から下がって行った。本来、リラックスしてたいんで呼吸法ってわけでもないんだけど、息を吐きながらターン・インして行く。だけど、戦闘機のパイロットとかは息を止めてる。グッと筋肉を収縮させていないと血が頭から下に体のほうに下がって行っちゃう。それで今日は倒れそうになっちゃった。“あぁっ、あぶない!”ってなったんで、次のコーナーには息を止めて入ってった。そうやって徐々に、徐々に慣れて行った感じでしたね。7カ月ぶりに乗るインディーカーでいきなり220mphっていうのは、やっぱり痺れるね。ヤバいよ。”全開で行けないかもしれない”って思った」

2023年3月5日日曜日

2023 INDYCAR 佐藤琢磨インタビュー R1 ファイアストン・グランプリ・オヴ・セイント・ピーターズバーグ Day1

 

エンジニアのエリック・カウディンとピット・ボックス内で話す琢磨 Photo:Masahiko Amano クリックして拡大

 今年のオーヴァル・レースにチップ・ガナッシ・レーシング/ホンダから出場することが決定している佐藤琢磨が、開幕戦のセイント・ピーターズバーグに姿を現した。彼は今週のレースに出場しないが、カー・ナンバー11をシェアするルーキー、ロード&ストリート・レースを受け持つマーカス・アームストロングのピット・ボックスでエンジニアのエリック・カウディンの横に陣取り、ヘッドセットを着けてプラクティス1を見守った。セッション終了直後に彼に聞いた。