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Photo:Penske Entertainment(James Black) |
パロウ、予選を前にアグレッシブさを取り戻す
ポイント・リーダーのアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダ)が、ミッド・オハイオ・スポーツ・カー・コースで今シーズン3個目のポール・ポジション獲得を果たした。
Q1のグループ2をトップでクリアしたパロウだったが、Q2ではロード・アメリカ・ポール・ウィナーのルイ・フォスター(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング/ホンダ)とクリスチャン・ルンドガールド(アロウ・マクラーレン/シヴォレー)に次ぐ3番手だった。この結果を見て、「もっとアグレッシヴにいかなくては!」と気持ちを入れ替えた彼は、最終的に予選2位となったルンドガールドに0.1911秒の差を付けてPPを奪取した。
ニュー・レッドを決勝に2セット残すよりも、前のグリッドを
「ポール・ポジションを獲れて嬉しい。レッドの3セット目を投入し、PPを獲りに行った。やっぱりPPというスタート位置は有利だし、嬉しいものだから」とオープンAIの新しいレーシンス・スーツを着たパロウは語った。
「予選3、4位の若いドライヴァーたち、キフィン・シンプソンとノーラン・シーゲルのふたりは、新品のレッド・タイヤを2セット残している。僕と予選2位のクリスチャン・ルンドガールドは1セットのみ。1セット多い彼らにアドヴァンテイジがあるのは確か。カイル・カークウッド(アンドレッティ・グローバル/ホンダ)もQ3を戦っていないので、レッドは2セット残っているはずだ。予選を2セットで戦い切るのか、3セット投入するかは、自分たちのチームでも議論があった。レースは2セット持っていることで優位に戦える可能性もあるからだ。しかし、僕らはグリッドを前方に確保し、そのポジションを保ったままゴールを目指す作戦で行くことと決め、こうしてPP獲得を果たした」とパロウは話した。
「勝利には細かな部分が重要」と気を引き締めるルンドガールド
ルンドガールドは、「去年はマクラーレンのドライヴァーが予選2位から勝った。同じシナリオになることと願いたい」と笑顔を見せ、「僕らは今シーズンずっと速いんだ。しかし、レースでは細かな部分までも重要で、小さなものでもミスを犯せば勝利に手を届かせることはできない。自分たちは、そういうレースが続いている。多くの若手が、これまで以上の活躍をするようになっているのも事実だ。しかし、レースで細かなところまでミスなく走り切るという点で、ヴェテラン勢には経験という大きなアドバンテイジがある」と語った。
成長を見せるシンプソン、予選3位
予選3位は進境著しいキフィン・シンプソン(チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダ)。今シーズンに急成長を見せているケイマン諸島出身のドライヴァーは、まだ20歳という若さだが、インディーカー2年目の今年、予選で2回10位となっている。トップ10入りを果たして来た。それが今回は、三段階の予選のファイナル=Q3に初めての進出を果たし、トップ5を飛び越えて一気にトップ3入りする予選3位という好結果を手に入れた。
4位のシーゲルも20歳。昨年のミッド・オハイオ・ウィナーである先輩チームメイトのパト・オーワードがQ1での敗退を喫したというのに、シーゲルはキャリア2回目となるQ3進出を達成。自己ベストとなる予選4位となった。
予選5位は2020年と2023年のミッド・オハイオPPウィナーで、2020年のミッド・オハイオ・ウィナーのコルトン・ハータ(アンドレッティ・グローバル・ウィズ・カーブ・アガジェニアン/ホンダ)。
フォスターはQ2まででレッド・タイヤを3セット使っており、Q3はユーズド・レッドでの一発勝負となり、結果は6位となった。
シンプソンは、「Q1もQ2もP6での通過だった。みんなのタイムが物凄く接近していて、大変な戦いになっており、ギリギリで次へと進むという状況だったので、精神的に大変だった。Q3ではP3となるタイムを出すことができた。これは嬉しい驚きだった」と話した。インディーカーへのデビュー・イヤーだった2024年は、予選のベスト・リザルトがロード・アメリカでの12位で、決勝は開幕戦セイント・ピーターズバーグでの12位がベスト。2年目の今年は開幕から3戦目にして決勝での自己ベストを更新する初のトップ10入りを果たし、開幕4戦目には予選での自己ベストを記録=こちらも初トップ10入りとなる10位。インディーのロードコースで2回目の予選トップ10入りを記録し、今回、開幕から10戦目であるミッド・オハイオでキャリア初のQ3進出を果たすと、トップ5を飛び越え、一気に初のトップ3入りをする予選3位となって見せた。
シーゲルは新品レッドを2セット残す
シーゲルも満足顔だった。「予選4位は自己ベストだからハッピー。チームメイトのルンドガールドはフレッシュ・レッドでQ3を戦って予選2位。自分はユーズド・レッドで予選4位。新品を投入していたら……とも思うけれどね」とシーゲルは話していた。彼らは3セット目のレッド投入を我慢したことで、レースを有利に戦える可能性が出て来ている。
カークウッドはギリギリでQ3進出を逃し、予選7位。ミッド・オハイオ6勝のスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダ)は予選9位。彼らふたりの間の予選7位はマーカス・アームストロング(メイヤー・シャンク・レーシング・ウィズ・カーブ・アガジェニアン/ホンダ)。
エド・カーペンター・レーシング/シヴォレーが奮闘を見せ、クリスチャン・ラスムッセンが予選10位、アレクサンダー・ロッシが予選12位。
マーカス・エリクソン(アンドレッティ・グローバル/ホンダ)はプラクティス2で壊したマシンを修理しての出走ながら予選11位。
上位に来るとの期待がもたれていたAJ・フォイト・エンタープライゼス/シヴォレーは、デイヴィッド・マルーカスが14位、サンティーノ・フェルッチは予選17位。
オーワードは予選15位! フェリックス・ローゼンクヴィスト(メイヤー・シャンク・レーシング・ウィズ・カーブ・アガジェニアン/ホンダ)も予選16位と振るわず。
ペンスキー全車 Q 1敗退!
しかし、何と言っても今日の予選で衝撃的だったのは、チーム・ペンスキー/シヴォレーの3人が全員Q1で姿を消したこと。全員がミッド・オハイオでの優勝経験を持っているというのに、ジョセフ・ニューガーデンもウィル・パワーもスコット・マクロクリンもQ2進出すら果たせなかった。経験豊富な彼らは、レースでは力を見せることとなるかもしれないが、スタート位置は、ニューガーデンが18番グリッド、マクロクリンが21番グリッド、パワーは22番グリッドとあまりにも後方だ。
以上
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