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2021年2月23日火曜日

2021 INDYCARレポート 2月20日:ボーグウォーナー・トロフィー除幕式 その2

 

Photo:Borg Warner クリックして拡大
 ボーグウォーナーのPRマンが、前回の除幕式での写真からパネルを作ってくれ、マンセルとラザフォードのコクピットに乗せてくれました。

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2020年10月9日金曜日

2020 INDYCARレポート 10月8日:ボーグ・ウォーナー・トロフィーにふたつめの顔

彫像制作者のベーレンス氏がヴェイルを取り外すと、琢磨はこの表情。驚きと、喜びで、笑顔が弾けた Photo:Masahiko Amano クリックして拡大

 2回目の彫像制作にノース・カロライナへ

 10月7日、第104回インディー500チャンピオンの佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)はノース・キャロライナ州トライオンにあるウィリアム・ベーレンズ・スタジオを訪れた。優勝トロフィーにとりつけてもらう顔の彫像を作るためだ。インディー500のボーグ・ウォーナー・トロフィーは、レース・ウィナーの顔を彫刻して取り付けるという非常にユニークなものだ。

2020年8月24日月曜日

2020 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第104回インディー500 決勝:「すべて最後の戦いに向けての準備をしてました。残り3周の時点から僕としてはベストパワーで走れるだけ燃料をずっと蓄えてましたから」

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「中盤まではリスタートが不安といえば不安でした」
――レース前半、そんなにガッついてなかったですよね?

佐藤琢磨:珍しく落ち着いてたでしょ(笑)。

――でも、リスタートで前にあまり出て来れてなかったので、今日はちょっとレーシーじゃないのかな? と心配したところもあったんですが?

2020 INDYCARレポート 第104回 インディー500 決勝:佐藤琢磨の見事過ぎる勝利

 
おめでとう、佐藤琢磨!史上20人目のインディー500複数回優勝! Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大

レース終盤の勝負どころで最速だったのは佐藤琢磨!

 レース後に、「スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)のレースだったが……」と言った人がいたが、それは間違っていると思う。彼は200周のうちの111周をリードしたが、レース終盤の勝負どころで最も速かったのは佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)の方だった。また、琢磨は5度のタイトル獲得歴を誇るディクソンよりも燃費セーヴで高いスキルを持っていることを今日の戦いで示した。

 
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 その結果、世界中のドライバーたちが勝ちたいと考えるインディ500での2勝目を琢磨は手繰り寄せ、ディクソンは2008年以来となる2勝目ではなく、3回目の2位フィニッシュを記録することになった。

2020 INDYCAR レポート 第104回インディー500:速報 佐藤琢磨優勝! 2017年に続きインディー500 2勝目

佐藤琢磨2勝目のフィニッシュシーン Photo:INDYCAR (John Cote)

 第104回インディーアナポリス500で、レイホール・レターマン・ラニガンレーシングの佐藤琢磨が優勝した。佐藤琢磨は2017年にアジア人ドライバーとして史上初めてインディー500ウィナーとなり、今回は3年ぶり2度目の勝利。

 予選3位となり、フロント・ロウからスタートした佐藤琢磨は、安定して上位を走行。レースは、予選2番手だったスコット・ディクソンが終始リードする展開となるが、佐藤琢磨も多少の順位の変動はありながらも安定して好位置につける。迎えたラストスティントでは、ディクソンとの一騎打ちの様相となるが、ストレートスピ―ドに勝る佐藤琢磨は早々とディクソンをパスしてこのレースはじめてトップに立った。

 ディクソンはその後、佐藤の背後に迫る局面もあったが、並びかけるまでには至らず、レースはラスト勝負の展開に。
 ところが残り5周となったところで、4ターン立ち上がりで後方を走行していたスペンサー・ピゴットが単独で激しくクラッシュ。すぐさまフルコースコーションが出され、そのままアンダーイエローでフィニッシュした。

 インディー500に2回以上優勝したドライバーは、過去19人。佐藤琢磨はインディー500に複数回優勝した20番目のドライバーとなった。また、今回の勝利はインディーカー・シリーズでの通算6勝目。そのうち2勝がインディー500というのは驚異的だ。

編集部

2020年8月23日日曜日

2020 INDYCARレポート 第104回インディー500:佐藤琢磨、優勝した2017年と同じピットから2勝目を狙う

Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大

予選上位から決勝のピットを選択
 
 インディー500で各チームが決勝で使うピットは、予選上位から順番に選んで行くルールになっている。
 今年もセオリー通りにポール・シッターはターン1に一番近いピットを選んだ。レースでのマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・ハータ・オートスポート・ウィズ・マルコ・アンドレッティ・アンド・カーブ・アガジェニアン)は、前に誰もいない1番ピットからまっすぐステアリングを大きく切らずにコースへ戻って行ける。これは間違いなく、ひとつのアドヴァンテージだ。
 予選2位だったスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)は、マルコのすぐ後ろの2番ピットを選んだ。レースで上位を走っている限り、ピットは前の方が有利と考えられている。後ろの方のピットだと、作業を終えたタイミングで遅いマシン群がピットに雪崩れ込んでくる場合があり、接触などのトラブルが起こり易い。

2020年8月22日土曜日

2020 INDYCARレポート 第104回インディー500 Day6 ファイナル・プラクティス:最速はパト・オーワード! 佐藤琢磨は4番手!!

Photo:INDYCAR (Walt Kurn) クリックして拡大
涼しい気温の中で迎えたカーブ・デイ

 今日はファイナル・プラクティス。走行開始は午前11時で、2時間のセッションだった。気温は涼しいとさえ感ずる24℃しかなく、最高は27℃だった。今年のレースは午後2時30分と例年より遅いスタートとなる予定で、今のところ快晴で最高気温は31℃という予報になっている。レース時のコンディションは、少なくとも今日より暑くなる可能性が考えられるわけだ。パンデミックのせいで3ヵ月遅れの8月開催となっているインディー500は、好天続きで進んできている。プラクティス開始から雨で走行に影響が出たことはなく、雨が本格的に降ったのは予選終了後の火曜日だけだ。しかも、8月であるわりに、気温はずっと高くない。走行のあった日で記録された最高気温は32℃だが、30℃以下の時間の方が長かった。

2020年8月19日水曜日

2020 INDYCAR佐藤琢磨コメント 第104回インディー500 Day5 プラクティス5:決勝セッティングにも手応え!「予選前よりもだいぶレベルアップすることができました」

Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
「トラフィックの中でのマシンの動きは
だいぶ手応えが掴める状態になりました」


――予選後のプラクティスは、予選前のプラクティスと基本的に同じセッティングだったんですか?

佐藤琢磨:いや、予選前よりも大分レベルアップしてます。予選を走ることでメカニカルグリップを活かすセッティングが見つかるので、木曜日のプラクティスに比べたら二段ぐらいクルマのレベルは上がっていると思います。もちろん、集団の中でのスピードは26番手で、優勝した2017年のように、走ればトップ5みたいな感じではないですけど。純粋なスピードがもうちょっと欲しい。ただ、トラフィックの中でのマシンの動きは大分手応えを掴める状態になりました。

2020年8月17日月曜日

2020 INDYCARレ第104回インディー500 Day5 予選ファスト9:マルコ・アンドレッティがポール・ポジション! 佐藤琢磨は3番手でフロントロウ・スタートに

マルコ・アンドレッティ、ファスト9を制す! Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
予選初日、マルコ・アンドレッティ、15回目の挑戦で初の暫定PP

 インディー500の予選は、他のレースと異なる。今年も予選は2日間に渡って行なわれる。以前は2週末、4日間だった。
 予選1日目の昨日、エントリー33台が1台ずつ、4周連続のアタックを行い、最速9人が選ばれた。
 時間内なら何度アタックしてもよいルール。暑い1日で、複数回アタックで順位を上げた者は少なかったが、午後4時50分まで激戦は続けられた。今年はグリッド数33と同じ数だけしかエントリーがないので、インディー名物の”バンプ・アウト合戦”はない。

2020 INDYCAR佐藤琢磨コメント 第104回インディー500 Day4 予選1回目:チームのみんなが本当に頑張ってくれています。大事なのは明日のファスト9。僕は第一走者なので、「よーし!」って感じでいます

佐藤琢磨は予選1日目に9番手タイムをマークしてファスト9入りに成功。その後更に2回のアタックを行った。

「コンディションに助けられて残っただけなので
何とかしないといけないなと感じていました」


――最終的に3回アタックしましたが、1回走ったら、もう走らない予定だったんじゃないんですか?

佐藤琢磨:そんなことはなかったですよ。

――2回目以降は暑くてスピード・アップが望めないコンディションになるだろうと……。
佐藤琢磨:それはもちろんあったんですけど、でも、他の選手のスピードを見て、ちょっと僕らも何とかしないといけないなって思って。僕らはコンディションに助けられて残っただけであって、純粋なスピードでトップ9に入っていないんですよ。だから、これは何とかいないといけないなっていうのは感じてました。ただ、どんどん暑くなって行ってたので、そこら辺はチームもどうするかっていうのは随分悩んでいましたよね。周りが速いから自分たちも行ってみようって言って、すぐに速くなるものでもないので。どこをどうしたら……というの考え、ある程度のリスクも背負って行かなきゃいけなかったですから。なので、セカンド・アテンプトは(セッティングの)フィロソフィーを見たんですけど、ダウンフォースはつけて行きました。安全を見て。そして、3回目が許されるなら行きたいなってことでした。

2020年8月16日日曜日

2020 INDYCARレポート 第104回インディー500 Day4 予選初日:4ラップ最速はアンドレッティ、1ラップ最速はディクソン


天候:快晴
気温:26〜31℃

気温が高く、開所直後が絶対的優位な中、予選開始
第1アタッカーレイホール、2番手佐藤琢磨が好タイムをマーク

 

 走行開始の水曜から好天続き。今日、予選1日目も快晴に恵まれた。
 予選は午前11時開始で、午後4時50分終了。開始直後が気温も路面温度も低く絶対的に有利と言われる。予選終了間際になっても気温や路面温度が下がることは期待ができないからだ。曇り空に覆われるほどの天気の変化がない限り……。

 最初のアタッカー、グレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)が4週連続アタックの平均速度230.822mphをマークし、次の佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)も230.792mphを記録。彼らは最終的に8、9番手でファスト9に残った。コンディションの優位を見事に活かした形だ。

2020 INDYCAR佐藤琢磨コメント 第104回インディー500 Day4 予選:「コクピットサイドでできることはやり切った」

Photo:INDYCAR (James Brack) クリックして拡大
快晴の予選1日目、佐藤琢磨は2番目のアタッカーとしてコース・インし、4ラップ平均230.792mphを記録した。1回目のアテンプトの後にインタビュー

「グレアムが4周きっちりタイムが落ちずに行けたので
自分たちも行けるだろうと思いました」


――2番目というくじ運は良かったと思いますが、その感想から聞かせてください。

佐藤琢磨:すごい好条件でした。レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの3台が1、2、7番目のアタックになりました。なかなかこんなくじ運てないと思うんですけど、そのコンディションの良さを活かして、今のところトップ9に残ってますけど、この後がどうなるかはわからないですね。

――グレアム・レイホールが先に走った。それはコクピットの中で見たと思いますが、どう見てましたか?

佐藤琢磨:ほぼ予想していた通り。もうちょっとスピードが伸びて欲しいなっていう希望はあったけども、実際はこんなものなのかな、と感じていました。4周をきっちり、タイムが落ちずに行けるかとどうかというのに注目していたので、そこができたので、自分たちも行けるだろうって思いました。

2020年8月15日土曜日

2020 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第104回インディー500 Day3 :「目標はファスト9」

 
Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大

「タイヤが4周持たない」

――予選用ブーストで、今日は何回シミュレーションできたんでしょうか?

佐藤琢磨:7回やったと思うんだけど、1回はちょっとトラブルがあったんですよね?

――メカニカルな?

佐藤琢磨:そうです。7回のアタックも全部が全部走れたわけじゃなかった。4周しっかり走り切れたのって2本しかなかったんじゃないかな?

――前に誰か入っちゃったり……とか?

佐藤琢磨:それもあったし、曲がり切れないとかで止めちゃった、とか。タイヤが4周持たない。

――え? タイヤが持たないんですか? 3周目から一気にグリップが下がるとか?

佐藤琢磨:そうそう。毎周のコーナーごとにグリップは変わって行くんだけど、2周目まではなんとかペースとフラット(スロットル全開)を保てたとしても、3周目からはもうスロットルを戻さなければいけなくて、4周目はフロント・エンドがなくなるか、リヤがなくなるか……で、リヤがなくなる場合はもうすぐピット・インですね、危ないから。とても難しかったですね、バランスを取るのが。

2020 INDYCARレポート 第104回インディー500 Day3 予選アタック順決定:佐藤琢磨は2番目のアタッカーと決定

Photo:INDYCAR (Matt Fraver) クリックして拡大
キャリア初のインディー500PPを狙うマルコ
明日のアタックは33台中28番手に
 予選だけターボのブースト圧を上げ、50〜75馬力アップしたエンジンとなったことで、マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・ハータ・オートスポート・ウィズ・マルコ・アンドレッティ・アンド・カーブ・アガジェニアン)は今日、インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(=全長2.5マイル)で233.491mph平均の1ラップを完成させ、予選前日の最速ランナーとなった。

2020 INDYCARレポート 第104回インディー500 Day3 プラクティス3:ファスト・フライデイでマルコ・アンドレッティが最速

Photo:INDYCAR (Walter Kurn) クリックして拡大
ノー・トウではハンター‐レイがトップタイム!
アンドレッティ・オートスポート好調!


 2日間の予選直前の金曜日はファスト・フライデイと呼ばれている。ターボのブースト圧が上げられる近頃のルールでは、明確なスピード・アップが見られる。昨日のプラクティスでの最速は226.102mphだったが、今日は223.491mphにまで上がった。朝から太陽が照り続け、最高気温が31℃と昨日より暑いコンディションになっていたにも関わらずだ。
 べストラップをマークしたのは、インディアナポリスを得意とするマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・ハータ・オートスポート・ウィズ・マルコ・アンドレッティ・アンド・カーブ・アガジェニアン)だった。少しのトウがあったため、ドラフティングなしでのラップだと彼は4番手にランクされたが、今年の彼はポール・ポジション候補だ。
 

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 トウなしの、純粋なスピードでトップだったのは、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)の232.124mphだった。3日間の走行で2回目のノー・トウ・トップ。彼もPPの有力候補だ。彼らのチームメイトたち、アレクサンダー・ロッシやジェイムズ・ヒンチクリフも速い。

2020 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第104回インディー500 Day2 プラクティス2: 「相当緊張感を高めて車を作っていっています。自分たちの中ではよい方向に行っている手ごたえはあります」

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「トップタイムに行けてるという過程が大事」

――ほぼ1日トップでしたね。それだけのスピードが出たのは、マシンの仕上がりが良いってことですか?

佐藤琢磨:トップ・タイムに大きな意味はないかもしれないけど、そこに行けてるっていう過程が大事で、クルマが悪ければ、当然スリップを使って相手のクルマに近づいてタイムを出すことはできないので、そういう意味では、昨日から僕らは着実に前進したと思います。

2020年8月14日金曜日

2020 INDYCARレポート 第104回インディー500 Day2 プラクティス2:フェルナンド・アロンソがクラッシュ! 最速はスコット・ディクソン

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暑い中、レース用セッティング出しに各車集中

 プラクティス2日目は、昨日より蒸し暑いコンディション。走行開始の午前11時の気温は26℃だったが、日中には30℃にまで上がった。明日はターボのブースト・アップがなされ、土曜、日曜の2日間に渡る予選に備えたセッティングを行う日。今日の走行、6時間半はレース用セッティングを向上させるために非常に重要な意味を持つ。


アロンソ、ターン4で単独クラッシュ!
マシンは大破するも本人は無事
 

レッカーされるアロンソのマシン Photo:INDYCAR (Matt Fraver) クリックして拡大
 走行初日はアクシデントがなかったが、今日の夕方4時41分に2020年インディー500プラクティスでの最初のアクシデントが発生した。ターン4で単独クラッシュしたのはフェルナンド・アロンソ(アロウ・マクラーレンSP)だった。精力的に、そして快調に120周以上もこなしてきていた彼は、6番手のスピードもマークしていたが、自身の127周目、ターン4でのライン採りを僅かに乱してしまった。白線を超えるラインは誰もが走っているが、このラップのアロンソはインに寄せすぎたと感じたのかアクセルを僅かに緩めた。しかし、縁石的な部分に左前輪が乗った直後にバランスを崩し、外側のウォールまで滑って行った。壁とマシン側面が並行に近い状態でヒットしたため、サイド・ポッドと右フロント・サスペンションは大破。それでもマシン左側とリヤ・ウィングにはダメージなし。フロント・ノーズはピット・ロードに滑り込んだ後にイン側の壁にぶつかって壊した。アロンソに怪我はなく、メディカル・センターで検査を受け、ドライヴ続行の許可が降りた。

好走中のクラッシュを悔やむアロンソ
「エンジンが無事であるといいんだが……」


Photo:INDYCAR (John Cote) クリックして拡大
 「残念なことに、またミスを冒してしまった。このコースではマシンのコントロールを失うとすぐに壁が近づいてくる」とアロンソ。去年に続いてのアクシデントをF1チャンピオンは悔やんでいた。同じことを二度やらないようにしないと。明日また再スタートだ。バックアップ・カーに変える必要があるかは、まだわからない。エンジンが無事であるといいんだが」ともアロンソはコメントした。

佐藤琢磨、セッション大半でトップタイムをキープ
ディクソン、夕方になってクルマがよくなり逆転

 

初日、2日目とディクソンは順調にプラクティスを進めている Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
 今日の最速ラップはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)の226.102mphだった。走行時間が残り30分を切ってから彼がトップに躍り出た。「今日はとにかくマシンのバランス採りに終始した。日中一度、あまり良くない感じになったこともあったが、夕方になって良い状態になった。明日はブースト・アップでスピードも大きく上がるはずだから、エキサイティングな1日になる。楽しみだ」とディクソンは話していた。

「まだ前を行くマシンを思うように抜けない」と語る佐藤琢磨
「決勝用セッティングの完成度は90パーセントぐらい」
 
セッションの大半で首位をキープしていた佐藤琢磨。まだ決勝用セッティングは100%ではないというが、順調にプログラムをこなしている Photo:INDYCAR (Matt Fraver) クリックして拡大

  午後1時半頃から225.693mphでずっとトップにいたのは佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)だった。しかし、彼はディクソンに抜かれて今日の2番手となった。122周の走り込みを行ない、マシンの仕上がり具合は上々の様子だった。

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 「スピードが出せたとおり、マシンは良くなっている。でも、まだ前を行くマシンを抜くことが思うようにできなかった。相手がミスするとかじゃないとパスはほとんどできなかった。タイヤの持ちが良いのは、コース表面のトリートメントによるものかもしれない。タイヤのグリップが周回を重ねても落ち込まないので、ニュー・タイヤで出て行ってもなかなか抜けない。まだ決勝用セッティングは100パーセントじゃない。でも、90パーセントぐらいは行っていると思う。明日は予選用のセッティングを行う日。今年のマシンで空力をどれだけトリムできるかはわからないが、メカニカル・グリップを高める必要があるから、そのセッティングを試す中で決勝用セッティングに応用できるヒントを何か掴めたらいいと思う」と語っていた。

走行初日からホンダ勢が2日連続でトップ4独占
ペンスキーはトラフィックの中での動きは良い……

 
 3番手はコナー・デイリー(エド・カーペンター・レーシング)の225.106mphで、4番手にはルーキーのアレックス・パロウ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・チーム・ゴー)が224.947mphで食い込んだ。
 走行初日にトップ4を独占したホンダは、走行2日目も1-2だった。今年はパワーで優位にあるのか?
 琢磨は、「2012年からシヴォレーは予選日直前まで力をすべて見せない戦い方をして来ているので、今年も明日になってみないと本当のところはわからない」と語っている。


Photo:INDYCAR (Karl Zemlin)クリックして拡大
 シヴォレーのトップ・チームはもちろんチーム・ペンスキーだが、今日の彼らはエリオ・カストロネヴェスの16番手=223.633mphが最上位で、ジョセフ・ニューガーデンは223.617mphで18番手。ウィル・パワーは222.978mphで23番手で、昨年度ウィナーのシモン・パジェノーは222.216mphのベストで27番手だった。
 
Photo:INDYCAR (James Black) クリックして拡大

  彼らのマシンはトラフィックの中での動きが良く、前のマシンにも近づいて走れている様子だったが、トップ・スピードは遅い。ダウンフォースの多いセッティングになっているようで、それが今年のレースでは有利に繋がると彼らは読んでいるようだ。決勝日のコンディションが暑くなることも想定してのことだろうか。

ノー・トウでの最速はハーヴィー
アンドレッティ・オートスポーツ陣営が1-2-3

 

Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
 ドラフティングの助けを借りない”ノー・トウ”での周回スピードでは、ジャック・ハーヴィー(メイヤー・シャンク・レーシング)が今日のトップだった。2番手はコルトン・ハータ((アンドレッティ・ハーディング・スタインブレナー・オートスポート)、3番手はライアン・ハンター-レイだった。ハーヴィーはアンドレッティ・オートスポートと技術提携しているチームからのエントリーだから、アンドレッティ・オートスポート勢の1−2−3ということ。昨日のノー・トウ・スピードでも、トップがアレクサンダー・ロッシ、2番手がハンター-レイ、3番手がジェイムズ・ヒンチクリフで、4番手はハータ、5番手はハーヴィーとアンドレッティ・オートスポート勢がトップ5独占。予選での彼らは速そうだ。
 しかし、レース用セッティングは今ひとつなのか、マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・ハータ・オートスポート・ウィズ・マルコ・アンドレッティ・アンド・カーブ・アガジェニアン)が225.249mphで3番手につけ、ハータが6番手につけたものの、その他のドライヴァーたちはトップ10に入って来ていない。
以上

2020年8月13日木曜日

2020 INDYCARレポート 第104回インディー500 Day1 プラクティス1:プラクティス初日、最速はジェイムズ・ヒンチクリフ

無観客のインディー500がいよいよ始まった。観客席の「THE RACING CAPITAL OF THE WORLD」の巨大な横断幕の下をインディー500にスポット参戦のカストロネヴェスが疾走する Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大 
曇り空の下、無観客でのインディー500がスタート
 パンデミック下で無観客での開催となる第104回インディー500のプラクティスが今日始まった。
 走行開始の午前11時は曇りがちの空。気温24℃。グリーン・フラッグが振り下ろされるや、ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が一番手でコースに飛び出して行った。ファンはスタンドにいなくとも、インディ500にかける思いは皆非常に強く、テレビでその勇姿を見てもらいたいと考えている。


今年のペースカー、コーヴェット・スティングレーがお披露目された Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
 無観客なのでメディアも大幅縮小。走行開始時にメディア・センター4階にいたレポーターは11人だけだった。10人は座れる席に2人ずつ。テレビ、ラジオはお客さんが入らないことで空いている場所にスタジオなどを設定している。

2020年8月5日水曜日

2020 INDYCAR ニュース 8月4日:インディー500も無観客と決定

ついに、世界最大のスポーツイベントも観客を入れての開始を断念
 8月4日、インディアナポリス・モーター・スピードウェイが発表した。それは、「大変残念だが、第104回インディアナポリス500は8月23日に無観客で開催することを発表する。慎重に検討し、州や市の指導者との広範な協議を経て下された厳しい決断だ」というショッキングなものだった。