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Photo:Masahiko Amano クリックして拡大 |
それに対して自分は感謝しかないです
――ポコノでアクシデントがあり、その引き金を引いたかのような責めを一部の人々から受けていました。心の重い数日間を過ごしてゲイトウェイに来たと察します。「うちのドライバーは相手側に寄って行っていない。データもそれを示している」と行ったステイトメントをチームが出してもいました。どんな心境で今週末を迎えましたか?
佐藤琢磨:レース直後には、十分な映像などの情報が十分に揃っていなかったので、自分がアクシデントをスタートさせたように考えた人がいたのも仕方がなかったと思います。それに対してチームは、僕のオンボード映像も、ステアリング操作のデータも持っていますから、それを持って報道されている、あるいは、人々が騒いでいることは真実ではない、ということをステイトメントとして出しましたね。あるアメリカのジャーナリストが、”チームがあのようなステイトメントを出したのを見たことがない”と言っていました。それだけチームからのサポートを自分は受けているっていうのは本当にすごいことにだよねって話してくれて、僕も本当にその通りだなって思いました。ステイトメントを出すのだって僕が頼んだわけじゃないんですよ。チームから自主的にやろうってなってくれた。特に、インディカーがプロベーション(執行猶予付き監察処分)を含めたペナルティを考えていたので、チームとしては情報が足りない中での判断するのは不当だと考えていたので、そういう状況でのアピールだったと思うんですよね。僕自身もやれることはやって、戦うところは戦わないといけない。それ以上に、言論の自由もあるし、人々が色々な意見を持つのは仕方のないこと。でも、間違ったことが報道されて、それによって、何て言うのかなぁ……結構嫌な思いもしました。しかし、レースというものは進んで行きますし、自分たちはこのスポーツが大好きだし、その中で気持ちを入れ替えて今週末頑張ろうってチームはなっていました。アクシデントなんて起きない方がいい。それに越したことはないんだけど、ある意味で、自分たちのチームにとっては、すごく大きな結束力を生んだきっかけにもなったと思うので、誰もがみんな、今週のゲイトウェイでは成功をしようと、チームは本当に必死でサポートをしてくれました。それに対して自分は感謝しかないです。