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2021年8月23日月曜日

2021 INDYCARレポート R13 ボマリート・オートモーティブ・グループ500 Race Day:ゲイトウェイのウィナーはジョセフ・ニューガーデン

今シーズン苦しんだニューガーデンとペンスキーだったが、今回の勝利でいよいよ逆転タイトルへの可能性も見えてきた! Photo:INDYCAR(Chris Owens)クリックして拡大

 ニューガーデン、危なげない走りでゲイトウェイ3勝目!

 ポイント・スタンディングで4番手につけていたジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が、ワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイ・アット・ゲイトウェイでのレースでシーズン2勝目をマークした。ミズーリ州セイント・ルイス近郊の全長1.25マイルのオーバルで挙げる3回目の優勝は、彼のキャリア通算20勝目でもあった。

2021年8月9日月曜日

2021 INDYCARレポート R11 ビッグ・マシーン・ミュージック・シティ・グランプリ Race Day 決勝:ナッシュヴィルのストリート・レースを制したのはマーカス・エリクソン

Photo:INDYCAR(Joe Skibinski)クリックして拡大

「空が見えた、地面にたたきつけられた!」

 まさか、レース序盤に宙を舞ったドライヴァーが表彰台のてっぺんに立つことになるとは……。
 「空が見えた。地面に叩きつけられた。その後にピットに戻ろうとしている間にフロント・ウィングが前輪の下に入ってステアリングが効かなくなり、壁にヒットしてフロント・サスペンションを少し傷めた。自分のレースは終わった、とあの時には考えていた。ところが、僕は優勝することになった。自分でもどうやって勝ったのか、まだ完全には把握できていない」とナッシュヴィルの初代ウィナーになったマーカス・エリクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)は語った。
 デトロイトでのレース1では、赤旗中断からのレース再開時にトップだったウィル・パワー(チーム・ペンスキー)のエンジンがかからず、2番手だったエリクソンがトップに浮上し、そのまま優勝した。”棚ぼたの勝利だった感”は否定できなかった。しかし、今回の勝利はスウェーデン出身の元F1ドライヴァーが素晴らしいドライヴィング・スキルを発揮して掴んだものとなった。リスタート直前の、前述のアクシデントを除いては……。

2021年7月3日土曜日

2021 INDYCAR プレビュー R10ホンダ・インディー200・アット・ミッド・オハイオ:ミッド・オハイオには26台がエントリー


今シーズン、インディー500以外で最多の26台が出走

 2021年のNTTインディーカー・シリーズは、アラバマ州バーミンガムのバーバー・モータースポーツ・パークで24台のエントリーを集めて開幕した。第2戦のセイント・ピーターズバーグ、第3、4戦テキサスのダブルヘダーも同じく24台だった。
 第5戦インディアナポリス/ロードコースは、マックス・チルトン(カーリン)が母国イギリスに帰国していたら足止めを食ってしまって出場できなくなったが、インディー500との連続出場を目指すファン・パブロ・モントーヤ(アロウ・マクラーレンSP)とチャーリー・キンボール(AJ・フォイト・エンタープライゼス)がエントリーしたので25台と1台増。第105回インディアナポリス500はグリッド数より2台多い35台がエントリーした。
 第7、8戦デトロイト=ダブルヘダーにはサンティーノ・フェルッチ(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング=RLL)がインディーに続くスポット出場を行なったので25台。第9戦ロード・アメリカではコーディ・ウェアー(デイル・コイン・レーシング・ウィズRWR)がインディーカー・デビューを果たしたので、やはり開幕時より1台多い25台がレースを戦った。
 今回、ミッド・オハイオでの第10戦には今シーズンのロード/ストリート・コースでは最多となる26台がエントリーしている。「アメリカの景気は徐々に上向いているのだなぁ……」と感じさせられる。

2021年6月21日月曜日

2021 INDYCARレポート R9 REV グループ・グランプリ Race Day 決勝:ロード・アメリカで優勝したアレックス・パロウに嬉しい(?)歴史的データ

Photo:INDYCAR(Chris Owens)クリックして拡大

ロードアメリカでの第9戦の勝利に秘められた意味とは

 ロード・アメリカでの2021年NTTインディーカー・シリーズ第9戦で優勝したのはアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)だった。
 インディーカーの歴史を紐解くと、ロードアメリカ戦で勝利したドライバーは、過去7回もその年のシリーズ・チャンピオンに輝いている。最初は1984年第11戦のマリオ・アンドレッティで、1991年(第15戦)に彼の息子のマイケル・アンドレッティが引き継ぎ、その後にジャック・ヴィルヌーヴ(1995年第10戦)、アレックス・ザナルディ(1997年第14戦)、クリスチアーノ・ダ・マッタ(2002年第12戦)、セバスチャン・ブルデイ(2007年第10戦)、スコット・ディクソン(2020年第4戦。ダブルヘダーレース1)が続いた。

2021年6月3日木曜日

2021 INDYCARレビュー 第105回インディアナポリス500 プレゼンテッド・バイ・ゲインブリッジ:歴代ウィナーの名前入りグラス

Photo:Masahiko Amano クリックして拡大

例年とはいろいろ勝手が違った
パンデミック下のインディー500


 キャパシティの半分以下ではあるけれど、ファンが戻って来たインディー500。抑制しても世界一の観客動員数というところに、改めて驚かされる。
 ほぼ満員に見えた今年の“500”は、プラクティス開始から去年までとは色々違っていた。
 メディア向けの食事は、まだパンデミック下ということでデリヴァリーのボックスものとされていたものの、サンドイッチ、メキシカン、イタリアンなどで日替わり。コーヒーも1日中提供されていた。一昨年までサーヴされてたカフェテリアのものより食事のクォリティは高く、決勝日にはケイタリングで暖かいポットローストとマッシュポテト、サラダやイタリア風アンティパスト、さらには3種類から選べるデザートまで供された。

2021年6月2日水曜日

2021 INDYCARレポート 第105回インディアナポリス500 プレゼンテッド・バイ・ゲインブリッジ:今年も優勝賞金は抑え目

Photo:INDYCAR(Chris Owens)クリックして拡大

カストロネヴェス、182万ドルをゲット!

 第105回インディアナポリス500マイルの優勝者=エリオ・カストロネヴェス(メイヤー・シャンク・レーシング)に贈られた優勝賞金は、1,828,304ドルと発表された。
 300万ドル越えもあったインディーの賞金だが、今年は200万ドルにも届かなかった。去年は無観客開催で入場料収入もなかったために通常の半額とされたが、今年もまだ観客動員が13万5,000人に抑えられていたため、金額も抑えられたようだ。

2021年6月1日火曜日

2021 INDYCARレポート 第105回インディアナポリス500 プレゼンテッド・バイ・ゲインブリッジ Race Review:連覇に向けて追い上げたかった佐藤琢磨

 

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暑いコンディションでのマシン作りに苦戦

 佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)の第105回インディアナポリス500は14位という結果となったが、その順位以上に悔しいレースとなった。
 目標は2連覇。しかし、昨年3位だった予選で、今年は15番手にしかなれなかった。
 トップ5入りに自信を持っていたが、おおいに苦戦を強いられたのは、暑くなったコンディションにマシンをフィットさせ切ることができなかったため。琢磨は気持ちを引き締め直し、予選2日目の夕方に行われた2時間のプラクティス、さらにはカーブ・デイにマシンの実力アップを目指すこととした。
 カーブ・デイのファイナル・プラクティスでは最高気温が17℃と”極寒”のコンディション。レース・デイも、そこまでではないが、寒くなる予報。「気温が低いことでみんなマシンが安定していた。周回を重ねてもタイヤがほとんど悪くならない。だからと言って、ウィングを寝かせると今度は前について行くのが精一杯になっていた。どんなレースになるのか……」と琢磨はコメントした。決勝前最後の走行で一気に自信を回復したいところだったが、そうは行かなかった。
 アンドレッティ軍団の8台体制までは行かないが、今年もレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングは3台をエントリー。豊富なデータを収集できていた。それらを基にマシン・セッティングを再討し、琢磨は決勝に臨んだ。

2021年5月19日水曜日

2021 INDYCAR前半戦レビュー:もう5レースが終了。光陰矢の如し

 トロント戦中止、その代替レースは??

 GMRグラン・プリが終わった。もう5レースが終了。2021年シーズンは4分の1が終了したということだ。早い。早過ぎる。

 第11戦ホンダ・インディ・トロントがキャンセルに。予想されていたこととはいえ、アメリカ国外でのレースが2年連続でナシというのは残念。カナダはCOVID−19対策をかなり厳重にやって来たのに、その効果があまり得られていなかった。ワクチンも思うように手に入っていない様子で、国境解放、人々が自由に行き来して……というのはまだまだ先になりそうだ。

2021年4月21日水曜日

2021 INDYCARレポートR1 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ レースレビュー:静かなスタートとなった2021年の佐藤琢磨

Photo:INDYCAR(Joe Skibinski)クリックして拡大

 開幕戦で望んだパフォーマンスを発揮できず


 予定より1ヶ月半ほど遅れて、ついにNTTインディーカー・シリーズの2021年シーズンが開幕した。

 プラクティス2回と予選を土曜日に、ウォーム・アップと決勝レースを日曜日に行うスケジュールとされた週末、インディーカー参戦12年目となる佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、プラクティス2回がともに20番手、予選が19位、ウォーム・アップは19番手というスロー・スタートを切った。今年のフル・シーズン・エントリーは24台となりそうで、開幕戦の琢磨は後ろから数えた方が早い順位でのパフォーマンスが続き、望んでいたパフォーマンスをほとんど発揮できずにいた。