2014年12月4日木曜日

2014 INDYCARニュース 12月2日:2015年用の新ルール発表! ダブル・ポイント制は新しいパターンで継続

インディーと最終戦のソノマの2戦がダブル・ポイントに
 12月2日、インディーカーが来年度の競技ルールなどを発表した。
 最も大きな変更点は、2015年のヴェライゾン・インディーカー・シリーズにおいては、ダブル・ポイントのレースが2戦に減ること。2014年は3つの500マイラー=インディー500、ポコノ500、MV TV500がダブル・ポイント・レースとされていた。しかし、2015年はインディー500とソノマでの最終戦の2レースでダブル・ポイント制を採用するというのだ。


スタンディング・スタートはいったんおあずけ!?

 ふたつ目のポイントは、2014年には4つのコースで採用されたスタンディング・スタートが2015年には完全に姿を消すこと。ウォーカーはこれに関して、「インディーカーは他のフォーミュラカーに比べて大型で、我々がレースを行なうコースの大半がマシンのサイズに適したスペースを有していない。また、ローンチ・システムに関しても更なる開発が必要と考えられた。スタンディング・スタートはもう二度と行なわない、という意味ではない。ファンには好評だったし、我々も良いと思っていた」と話しており、2016年以降に再度トライされる可能性を残した。シヴォレーとホンダ、出場マニュファクチャラー2社は今後もローンチ・システムの開発を続けて行くことになるのだろう。

 各チームに許されるテスト・デイは14日間と決められたが、プロモーター・デイ(オープン・テストとこれまで呼ばれていた)4日間をこれから差し引くことも新たに決まった。プロモーター・デイは以下が設定される。
3月16、17日 バーバー・モータースポーツ・パーク
3月27日 セント・ピーターズバーグ
4月10日 NOLAモータースポーツ・パーク
5月3日 インディアナポリス・モーター・スピードウェイ オーヴァル
5月7日 インディアナポリス・モーター・スピードウェイ ロードコース
7月31日 ミッド・オハイオ・スポーツ・カー・コース

 2015年に向けて変更されたその他のルールは以下の通り。

・ロード及びストリート・コースでの予選のグループ分けは、予選直前のプラクティス・セッションでのタイムを採用する。2014年までは3デイ・イヴェントの場合など、走行初日のプラクティス(2回あるのが通常)の総合順位からとなっていた。

・各レースでの各エントラントの使用ピットは、直前のレースの予選順位によって行う。なお、エド・カーペンター・レーシングなどのように同じエントラントながらドライバーが代わる場合、2014年シーズンまでは自動的に最後尾ピットを与えられていたが、新ルールではドライバーに関わらず、そのエントラントの直前のレースの予選順位によって使用ピットが決まることとなった。

・インディー500でのルーキー・オリエンテーション・プログラム(ROP) は、各フェイズのスピードが5mph引き上げられる。カー・コントロールに加えて、ライン採り、ドライヴィングの安定度もチェックするROPは、3フェーズ=トータル40ラップで構成される。フェイズ1は205〜210mphでの10ラップ、フェイス2は210〜215mphでの15ラップ、そして、フェイズ3は215mph以上での15ラップだ。各フェイズでの規定ラップは、必ず連続で記録されなくてはならない、というものではない。また、各フェイズのスピードはコース・コンディションや気候条件によって変更される場合がある。この変更に伴い、インディー500のリフレッシャー・テストはROPのフェイズ2、3と同等の30ラップで行われることに変わった。
以上

1 件のコメント:

  1. トリプルクラウンのポイント2倍制が早くも崩れてしまいましたね。

    最終戦がポイント2倍なら、最終戦はオーバルのほうが良いと思います。

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