2022年9月3日土曜日

2022 INDYCARレポート R16 グランプリ・オヴ・ポートランド Day1 プラクティス1:ポートランドのフリー・プラクティス1でジョセフ・ニューガーデンが最速ラップ

Photo:Penske Entertainment (James Black)クリックして拡大

走行開始早々に予想外の事態で赤旗に
1時間半後セッション再開するも赤旗多発!


天候:快晴
気温:30〜31℃


 ゲイトウェイでシーズン5勝目を挙げたジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が、その勢いを保っているように見える。残り2戦でポイント・リーダーのチームメイト、ウィル・パワーに3点差に迫った彼は、ポートランド・インターナショナル・レースウェイでのプラクティス1で最速ラップ=58秒5769をマークしたのだ。これは昨年のアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)によるポール・ポジション・タイム=58秒7701を上回るものだ。

 今日のプラクティスでは珍しいことが起こった。走行開始から20分少しが経過した頃、メイン・ストレート横に設置されている大型スクリーンが傾き、コースに倒れてくる心配がなされたために赤旗が出されたのだ。
 

赤旗中断中の佐藤琢磨のピット。手前は左からトミー小笹、須藤翔太の両メカニック。奥には桃井フィジカルトレーナー。右奥には松本浩明カメラマン Photo:Masahiko Amano クリックして拡大

 この時点でインスタレーション・ラップ以外の走行を始めていたのは15台のみ。セッションが再開されたのは約1時間半後のことで、そこからは一気に慌ただしくなった。アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)のコース・オフ、佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング・ウィズRWR)のコース・オフ&クラッシュ(小ダメージ)、エリオ・カストロネヴェス(メイヤー・シャンク・レーシング)のコース・オフ&ストール、パト・オーワード(アロウ・マクラーレンSP)のコース・オフ&ストールと、今日のセッションでは赤旗が通常より多く出された。

2022 INDYCARレポート R16 グランプリ・オヴ・ポートランド Day1 プラクティス1:熾烈なチャンピオン争い

 2022シーズンもいよいよ大詰め
西海岸2連戦がポートランドからスタート


 今年もNTTインディーカー・シリーズは熾烈なチャンピオン争いになっている。もう2022年シーズンは大詰め、2レースを残すのみとなっている。最終戦ひとつ前のグラン・プリ・オヴ・ポートランドが今日始まった。全長1.964マイルに12のコーナーを持つフラットなロードコース、ポートランド・インターナショナル・レースウェイがタイトル争いの行方に大きな影響を与えるであろう戦いの舞台となる。