2015年9月1日火曜日

2015 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R16 Go Pro グランプリ・オブ・ソノマ決勝:粘りましたね、今日の僕らは。ストラテジーも決してベストではなかったけれど、チームも頑張ってくれました」

「もうちょっとスピードが欲しかったけれど
良いレースが戦えていたと思います」


Jack Amano(以下――):スタートに臨んだマシンのハンドリングはどうでした?

佐藤琢磨:勝てるスピードは無かったですね。最後、ファン・パブロ・モントーヤやウィル・パワーの後ろでゴールした。シモン・パジェノーの前だった。そういう面から見ると、良いレースが戦えていたと思います。予選18位から8位でのゴールとなったし、ヨシとしなくちゃいけないですかね。もちろん、もうちょっとスピードが欲しかったけれど……。

2015年8月31日月曜日

2015 INDYCARレポート R16 Go Pro グランプリ・オブ・ソノマ:マニュファクチャラー・タイトルはシボレーのものに

シボレー、予選が行われたすべてのラウンドでPP獲得
最終戦スタート前にホンダのタイトルの可能性は消滅


 2015年のヴェライゾン・インディーカー・シリーズではマニュファクチャラーズ・チャンピオンにシボレーが輝いた。2012年のシリーズ復帰以来、4年連続のタイトル獲得となった。最終戦を迎えるにあたり、シボレーは15戦で9勝をマークしており、ヴェライゾンP1アウォード(ポール・ポジション)は獲得できる可能性のあった状況ですべてを獲得して来ていた。その結果、85周で争われる最終戦の決勝がスタートする前に、ホンダの逆転タイトルは不可能となった。

2015 INDYCARレポート R16 Go Pro グランプリ・オブ・ソノマ Race Day 決勝:スコット・ディクソンが優勝してタイトルも獲得!

奇跡的な逆転でディクソンは4度目のタイトルを獲得! Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
ディクソン、奇跡の大逆転!4度目のチャンピオンに
モントーヤ、初タイトルから16年目に立場が逆転、タイトルを逃す
 2015年のヴェライゾン・インディーカー・シリーズにはまさかの結末が待っていた。開幕戦からポイント・リードを続けて来ていたファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)は、最後のレースでチームメイトのウィル・パワーと接触し、揃って最後尾の23、24位まで後退。そこからモントーヤは6位まで挽回して見せたが、あとひとつのポジションアップが果たせなかった。ポイント4位のスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)が最多リード・ラップを記録してシーズン3勝目! 

2015 INDYCARレポート R16 Go Pro グランプリ・オブ・ソノマ Race Day スタート・タイヤをグリッドでチェック!

1 パワー NEW オルタネート
2 ニューガーデン NEWオルタネート
3 ハンター-レイ NEW オルタネート
4 パジェノー NEW オルタネート
5 モントーヤ NEW オルタネート

6 レイホール オルタネート USED x3, NEW x1(右リヤ)
7 キンボール NEW オルタネート

8 アンドレッティ NEW プライマリー
9 ディクソン NEW オルタネート10 サーヴェドラ NEW プライマリー
11 カナーン オルタネート USED x3, NEW x1(左リヤ)
12 ムニョス NEW オルタネート
13 フィリッピ NEW オルタネート
14 アレシン NEW プライマリー
15 カストロネヴェス NEW オルタネート
16 ブルデイ NEW オルタネート
17 ブリスコー NEW オルタネート
18 佐藤琢磨 NEW オルタネート
19 セルヴィア NEW プライマリー

20 コレッティ NEW オルタネート
21 シャヴェス NEW オルタネート
22 ジェイクス NEW プライマリー

23 ヴォーティエ NEW オルタネート
24 ゴンザレス NEW オルタネート

25 ホウクスワース USED オルタネート

2015 INDYCARレポート R16 Go Pro グランプリ・オブ・ソノマ Race Day スタート・タイヤ:予選トップ7はオルタネートでスタート

1 パワー オルタネート
2 ニューガーデン オルタネート
3 ハンター-レイ オルタネート
4 パジェノー オルタネート
5 モントーヤ オルタネート
6 レイホール オルタネート
7 キンボール オルタネート

 8 アンドレッティ プライマリー
9 ディクソン オルタネート
10 サーヴェドラ プライマリー

2015INDYCAR 佐藤琢磨コメント R16 Go Pro グランプリ・オブ・ソノマ Race Day ファイナル・プラクティス:「このセッション、自分たちにとって良いものになっていたと思います」

「7~8台がレッドを投入したなかで2番手のポジションは良かったです」

Jack Amano(以下――):ブラックとレッド、両方のタイヤの評価、新しいセッティング、やることの多かったセッションだったのではないですか? どちらもユーズドでの走りでしたね?
佐藤琢磨:マシンが速くなるの、遅過ぎ(笑)。このセッション、自分たちにとって良いものになっていたと思います。ブラックでは今ひとつグリップ感がなかったんだけれど、レッドに履き替えたら、やっぱり瞬発力がすごく高かった。もちろん、このタイムはレッドのおかげで出たものだけれど、自分たちを含めて7~8台がレッドを投入していたから、その中で2番手というポジションに来れたのは良かったと思いますね。

2015 INDYCARレポート R16 Go Pro グランプリ・オブ・ソノマ Race Day ファイナル・プラクティス:ここでも最速はウィル・パワー。佐藤琢磨が2番手にジャンプアップ!

ファイナル・プラクティスでターン9シケインに新入する琢磨 Photo:INDYCAR (John Cote) クリックして拡大 
佐藤琢磨、ユーズド・レッドでトップに浮上!

 今日も快晴のカリフォルニア州ソノマ。気温21℃、路面30℃で最終戦のファイナル・プラクティスは開催された。
 30分間の短いセッションでは、いつにも増して多くのチームがレッド・タイヤの性能評価を行っていた。
 走り出してすぐにセバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)がブラック・タイヤ装着でトップに立ったが、これをエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)が逆転した。
 そして、エリオを上回ってトップに立ったのは、佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)だった。ユーズド・ブラックで走り出した琢磨は、連続7ラップをこなすとピットに戻り、小さなセッティング変更の後にユーズド・レッド・タイヤでコース・インした。レッドでの3周目、琢磨は17秒9868をマーク。トップに躍り出た。

2015 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R16 Go Pro グランプリ・オブ・ソノマ Day2 予選:「明日のウォームアップでマシンをよくしたいと思ってます」

Photo:INDYCAR (Shawn Gritzmacher) クリックして拡大
「セッティングを変えてマシンのバランスは良くなっていました」

Jack Amano(以下――):予選には新セッティングで臨んだのですか?

佐藤琢磨:はい。プラクティスが順調じゃなかったので、クルマのセッティングを変えました。その結果、マシンのバランスは良くなっていました。手応えもそれなりにありました。ただ、また十分なスピードがなかった……ということだと思います。

2015年8月30日日曜日

2015 INDYCARレポート R16 Go Pro グランプリ・オブ・ソノマ Day2 予選:ウィル・パワーが今季6回目、ソノマでの2年連続、そして5回目のポール獲得!ファン・パブロ・モントーヤとグレアム・レイホールは予選5、6位

Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
レイホール、4年ぶりのファスト6進出!

 カリフォルニアらしい好天の下で開催された最終戦の予選は熱いバトルとなった。
 3段階の予選でファイナルに進んだのはウィル・パワー(チーム・ペンスキー)、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)、シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)、ジョセフ・ニューガーデン(CFHレーシング)、グレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、ファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)の6人で、その中にチップ・ガナッシ勢は含まれなかった。

2015 INDYCARレポート R16 Go Pro グランプリ・オブ・ソノマ Day2 プラクティス2:最速はライアン・ハンター-レイ

Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大

2番手にはレイホールがつけ、ホンダ勢1-2!

 曇りがちの朝となっていた予選日のソノマだが、プラクティスが始まる頃に空は晴れに変わった。気温は摂氏23~24度とセッションを通して低めのままだった。
 セバスチャン・サーヴェドラ(チップ・ガナッシ・レーシング)のストップによる短い赤旗だけだった45分間のプラクティス、最速ラップはライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)が記録した1分16秒8702だった。コース・インして1周目にこれを記録したハンター-レイは、続く2周目にも1分16秒8733とほとんど変わらないスーパー・ラップをマークした。
 2番手にはグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)がつけた。彼は昨日の3時間のセッションでもトップではなく、2番手だった。
 ホンダ勢が1-2! 最終戦でホンダは今年初のポール・ポジション獲得がなるだろうか?