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2017年4月30日日曜日

2017 INDYCARレポート R4 デザート・ダイアモンド・ウエスト・ヴァレー・フェニックス・グランプリ Race Day 決勝:シモン・パジェノーがフェニックスで今季初勝利=オーバル初優勝


完璧に仕上がったマシンと、冷静なレース運びでパジェノーがオーバル初優勝 Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
チーム・ペンスキー、全250周でリードラップ

 予選順位はチーム・ペンスキーの4台で最も後ろの5位だったシモン・パジェノー。しかし、彼は2月の合同テストの時点から今日のレースに強くフォーカスしていた。昨年のここでのレースでスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)に続く2位フィニッシュした彼は、長い歴史を持つ難しいショート・オーバルに対する大きな自信をつけていたのだ。
 決勝日もフェニックス・インターナショナル・レースウェイには風が吹き付けていた。予選日と同じくターン1からターン4、あるいはターン1からターン3に向けてコンスタントに風は吹き、グランドスタンド上の旗をなびかせていた。
 ポール・ポジションからスタートしたエリオ・カストロネベスに始まり、バーバーで勝ったばかりのジョセフ・ニューガーデン、予選2位だったウィル・パワー……とペンスキー・ドライバーたちが次々とトップを走った。そして、パジェノー250周のレースの137周目に初めてトップに躍り出、そのままゴールまで逃げ切った。今日のレースではチーム・ペンスキーが全250周でリード・ラップを記録した。

フェニックス・グランプリ Day1 その2:「決勝では間違いなく完走したいですね。あまり良いポジションは期待はしていないけど、ベストを尽くします。しっかりと良いデータを残したいし、ランキングも守りたいので頑張ります」

安定したラップを刻むことができたが……
 琢磨のアタック順は6番手。先に走るホンダ勢はチャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)、グレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)の2人だった。キンボールは平均速度を190mph台に載せたが、レイホールは189mph台止まり。対照的にパワーは194mph台で大差のトップ。パジェノーも193mph台を出して見せた。そして琢磨のアタックがスタート。ウォーム・アップ・ラップは182.202mph。パワーはその時点でもう187mphをマークしており、差は歴然だったが、それでも計測1周目が19.3940秒(=平均189.708mph)、2周目が19.3786秒(=同189.849mph)と安定したアタックとした。安定し過ぎ……とも言えるが、マシンを壊さずに決勝に駒を進めるのが今回の琢磨陣営としてはひとつの大きなテーマであるとも言えた。

2017 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R4 デザート・ダイアモンド・ウエスト・ヴァレー・フェニックス・グランプリ Day1 その1:「最終的にはそこそこのペースで走れたので、予選シミュレーションには程遠いですけど、一応の確認はできました」

プラクティスで十分な周回が重ねられず
AA勢のショート・オーバルの苦境は続く


 2時間の長さ、しかし予選前唯一のプラクティスで佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)は59周を走った。最多ラップはウィル・パワー(チーム・ペンスキー)の79周で、その他のペンスキー勢も多くのラップをこなしていた。セッション・トップだったジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)と3番時計だったエリオ・カストロネヴェスが69周、シモン・パジェノーは71周を走った。2月の合同テストで1-2だったエド・カーペンター・レーシング( ECR)は、JR・ヒルデブランドが56周を走って2番手につけたが、オーナー兼ドライバーのエド・カーペンターはトラブルにより17周しか走れず.
レースに向けた準備で明らかな差がついた。

2017年4月29日土曜日

2017 INDYCARレポート R4 デザート・ダイアモンド・ウエスト・ヴァレー・フェニックス・グランプリ Day1 予選:エリオ・カストロネヴェスが2年連続ポール・ポジション

Photo;INDYCAR (Chris Jones)クリックして拡大
2月のテスト以来のシボレー軍団の優位は崩れず
 
 2月の合同テスト=2日間でのベスト・ラップ・タイムはJR・ヒルデブランド(エド・カーペンター・レーシング= ECR)による19秒0401。昨年の予選でエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)が記録した19秒0997のコース・レコードを非公式ながら破った。2番手は彼のチーム・オーナーのエド・カーペンター=19秒1223。3番手がチーム・ペンスキー入りしたばかりのジョセフ・ニューガーデン=19秒1693で、4、5番手はカストロネヴェス、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)だった。
 あれから2ヶ月半以上が経過。各チームともデータ解析を行なってレース・ウィークエンドを迎えたが、シボレー軍団の優位は揺るがなかった。ショート・オーバルでのエアロ・パッケージはシボレーの方がパフォーマンスが高いままということだ。

2017 INDYCARレポート R4 デザート・ダイアモンド・ウエスト・ヴァレー・フェニックス・グランプリ Day1 プラクティス1:最速はジョセフ・ニューガーデン

フェニックス最初のセッションではニューガーデンがトップタイム Photo:INDYCAR (Richard Dowdy)
砂ぼこりの中、2時間のセッションはスタート

 アリゾナ州フェニックスでの第4戦デザート・ダイアモンド・ウェスト・ヴァレー・フェニックスGPは2デイ・イベント。2月に2日間のテストを行っていることもあり、プラクティスは予選前に1回だけ。しかし、それは2時間という長さがあった。

 夕方の4時にセッション開始。気温は29℃もあった。問題は強い風。サーキットの裏側はもうすぐ砂漠で、その向こうは山……というのがフェニックス・インターナショナル・レースウェイのロケーション。風はマシンを不安定にさせ、砂埃は路面のグリップを下げていた。最終的には、砂嵐と呼ぶまでではないが、砂埃で視界も悪くなってしまったためにセッションは予定の6時より2分早く終了となった。幸いにもアクシデントはナシだった。