2017年6月26日月曜日

2017 INDYCARレポート 第10戦 コーラー・グランプリ・アット・ロードアメリカ Race Day 決勝:スコット・ディクソンが今季初勝利

ウイナーズ・サークルで喜びを爆発させるディクソン。ペンスキー勢を1台1台打ち負かして掴んだ今季初勝利だ Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
ディクソン、ペンスキー軍団4台を向こうに回して優勝

 プラクティス2、プラクティス3、予選とトップ4をスウィープし続けたチーム・ペンスキーがレースでも上位を独占するかと思われたが、彼らは2、3、4、5位でフィニッシュ。トップだけを取り損ねた。栄冠をさらって行ったのは宿敵チップ・ガナッシ・レーシング・チームズのエース、スコット・ディクソンだった。もう今シーズンは後半戦に入っている。ディクソンは遅ればせながらの今季初勝利を飾ったわけだ。未勝利でもポイント・リーダーだった彼は53点を稼ぎ、ポイント・リードをレース前の13点から34点へと広げた。ランキング2番手は今季8回目のトップ5フィニッシュとなる4位で完走したシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)だ。

2017 INDYCARレポート 第10戦 コーラー・グランプリ・アット・ロードアメリカ Race Day プラクティス・ファイナル:ウォーム・アップ最速はライアン・ハンター-レイ

プラクティス・ファイナル2番手は予選7位のキンボール。予選上位のドライバーがタイムを出せない中、決勝への仕上がりの良さをうかがわせた Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
低い気温となった決勝日午前、ホンダ勢が1-2-3
 6月下旬とは思えない14℃とという低温のコンディション(空は快晴)でウォーム・アップ・セッション=プラクティス・ファイナルは30分間行われた。相変わらず風も吹いている。
 このセッションではライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)が1分43秒7956で最速だった。このセッションでレッド・タイヤを使ったチームはなかったようだ。
 2番手はマックス・チルトン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)。タイムは1分44秒0347。そして、3番手はアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)の1分44秒3502。一転、ホンダ勢の1-2-3となった。
 4、5番手にはシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)、カルロス・ムニョス(AJ・フォイト・エンタープライゼス)と2台のシボレー勢が来た。そして、6、7番手はマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)とチャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)だった。

2017年6月25日日曜日

2017 INDYCARレポート 第10戦 コーラー・グランプリ・アット・ロードアメリカ Day2 予選:エリオ・カストロネヴェスが50回目のPP! 予選でもペンスキー勢が1-2-3-4!!

ポール・ポジション通算50回の快挙達成を喜ぶカストロネヴェス。ベテランらしい予選タクティクスが見事にはまった Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
 
42歳カストロネヴェス、ボビー・アンサーを抜きPP回数歴代3位に!

 昨日のプラクティス2でトップ4スポットをスウィープしたチーム・ペンスキーは、日付が変わった今日も変わらぬ強さでプラクティス3の上位4ポジションを独占。そして、気温20〜21℃、路面36〜40℃というコンディションで行なわれた予選でも1-2-3-4を達成した。そのトップに立ったのがチームの最年長ドライバー、42歳のエリオ・カストロネヴェスだった。1998年にインディーカー・シリーズにデビューした彼は今年が20シーズン目だが、今日、自身にとって50回目となるポール・ポジションを獲得した。ボビー・アンサーを抜き、マリオ・アンドレッティの67回、AJ・フォイトの53回に続く歴代単独3位につけるPP獲得回数だ。また、今日のPPは今シーズン3回目で、チームメイトのウィル・パワーと並び現時点でのシーズン最多PPとなってもいる。明日、カストロネヴェスは2014年のデトロイト/レース2以来となる優勝を目指して走る。それは彼にとって通算30勝目となる。

2017 INDYCARレポート 第10戦 コーラー・グランプリ・アット・ロードアメリカ Day2 プラクティス3:ペンスキーが2セッション連続トップ4


ペンスキー勢4台のトップに立ったパジェノー  Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
ペンスキー勢4台、ぬきんでたタイムで5位以下を圧倒
 

  昨日より涼しい気温20℃、風は昨日より強くなって長袖のジャケットを着ていても肌寒いと感ずるコンディションだったプラクティス3、最速ラップはシモン・パジェノーによる1分42秒0439だった。2番手はウィル・パワーの1分42秒0698、3番手はエリオ・カストロネヴェスの1分42秒4047、4番手はジョセフ・ニューガーデンの1分42秒4564と、トップ4をチーム・ペンスキーのドライバーたちが独占した。
 彼ら4人に最も迫ったのがスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)。しかし、ベスト・ラップは1分42秒7835で、トップのパジェノーからは0.7396秒も離されており、4番手だったニューガーデンとの間にも0.3271秒の差があった。

2017年6月24日土曜日

2017 INDYCARレポート 第10戦 コーラー・グランプリ・アット・ロードアメリカ Day1 プラクティス2:プラクティス2はジョセフ・ニューガーデンを先頭にチーム・ペンスキーがトップ4独占

デヴィルヴィス・カラーのマシンを駆るニューガーデンが午後のセッションではトップに Photo:INDYCAR (Matt Fraver) クリックして拡大
シボレー勢、午後のセッションで一気にスピードアップ
 プラクティス1はアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート/ホンダ)が最速だったが、午後のプラクティス2ではチーム・ペンスキー、すなわちシボレー勢が一気にスピード・アップしてトップ4を独占した。トップはジョセフ・ニューガーデンで、1分42秒8229を記録。2番手は昨年のこのレースでポール・トゥ・ウィンを飾ったウィル・パワー=1分42秒8720。ここまでが1分42秒台。3、4番手はシモン・パジェノーとエリオ・カストロネヴェス。タイム、は1分43秒1370と1分43秒2227。どれもセッション終盤にレッド・タイヤ装着でマークされた。
   ニューガーデンとパジェノーの二人はブラック・タイヤでのラップ・タイムでまずは1、2、番手につけていた。ペンスキー勢はブラックでもレッドでも速いということだ。

2017 INDYCARフォトリポート 第10戦 コーラー・グランプリ・アット・ロードアメリカ Day1:今回の新しいカラースキームを紹介

カストロネヴェスはおなじみの白黒ツートンで登場。スポンサーはバス、消防車、救急車、特殊車両などの架装、製造を手掛けるREVグループ Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大

2017 INDYCARレポート 第10戦 コーラー・グランプリ・アット・ロードアメリカ Day1 プラクティス1:アレクサンダー・ロッシが最速

最初のセッションでトップタイムをマークしたロッシ。オールラウンダーぶりに磨きがかかってきた Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
全長4マイルのロードコースには短い45分のセッション
 ロード・アメリカは、アメリカで最もレーシング・サーキットらしいコースだと思う。森の中をうねるコースはアップ&ダウンに富み、高速コーナーも多くてエキサイティング。自然に溶け込んでいて、いつ来てもキレイなコースだなと感ずる。特に、今日のような好天に恵まれた日は(快晴、気温23℃、微風あり)。
 金曜日のプラクティス1回目は45分間。全長が4マイルもあるコースに対しては短い。今日は最後の3~4分が赤旗になったこともあって、最も多く走った5人でも11周。これって要改善では? せめて1時間ぐらいに増やしたらいいと思うんだが……。

2017年6月12日月曜日

2017 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第9戦 レインガード・ウォーター・シーラー600 決勝:「最後に外からのパスを決めたかったね。悔しい。すごい悔しい」

Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
「トップ争いにカムバックすることができて、そこまでは良かった」

Jack Amano(以下――):今、悔しい気持ちですか?
佐藤琢磨:悔しいですね。やっぱり。トップ争いに加われていたので、悔しい。

――今日のレースは1回目のピットストップで事故に巻き込まれ、トップ争いはもう無理かな? って見えてました。なかなかラップ・バックができまない展開でしたから。

佐藤琢磨:そうでしたね。あそこはもう堪えるしかなかった。アレクサンダー・ロッシと僕がダウンフォース軽目で行ってて、他の2台はつけて行ってたので、序盤の気温が高い時期は厳しかったですね。ピットでのもらい事故によってラップ・ダウンになってしまってからは、大分苦しみました。でも、残り100周を切ってリード・ラップに戻って来ることができて、アクシデントをうまく潜り抜けた結果、トップ争いにカムバックできたのでね、そこまでは良かった。あの時、ちょっとマルコ・アンドレッティの走りがよくわからなかった。ラップ・ダウンなのに。なんで前に出て来るのか、意味がわからなかった。

2017年6月11日日曜日

2017 INDYCARレポート 第9戦 レインガード・ウォーター・シーラー600 決勝:ウィル・パワーがテキサスのウィナーに

珍しくビクトリーサークルで喜びを爆発させるパワー。序盤にパックの混戦から抜け出す作戦が見事に的中しての勝利だった  Photo:INDYCAR (Chris owens) クリックして拡大
激しいパック・レーシングを制したのはパワー

 ワイルドでしたね。ワイルド過ぎました。
 勝ったパワーはこう言った。

 
 「コースが変わってもパック・レーシングになるのはわかってた。インディカーにもそう言っておいた。僕はパック・レーシングが良いとか悪いとかは言わないよ。でも、ターン1側に2レーン目ができるのは当然。レースが進んでタイヤ・ラバーが乗って来れば、グリップが十分に高まるんだから」。

2017 INDYCARレポート 第9戦 レインガード・ウォーター・シーラー600:参考資料 テキサス550K/600

■2016年ウィナー:グレアム・レイホール
(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング/ホンダ)248周
マージン・オブ・ビクトリー:0.0080秒:
TMS史上最小差フィニッシュ=インディカー歴代5番目の僅差
    2位:ジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ/ホンダ)
    3位:トニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ/シボレー)
    PP:カルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)217.137mph
    20位:佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)160周 メカニカル

2017年6月10日土曜日

2017 INDYCARレポート R9 レインガード・ウォーター・シーラー600 Day1 プラクティス・ファイナル:プラクティス・ファイナル最速はエド・カーペンター

カーペンター、完全レースモードの30分を制す

 30分間のプラクティス・ファイナル、完全レース・モードでの走行ではトウなしでのラップはほとんど記録されない。速い・遅いにはどれだけトウの恩恵を受けたかが影響するが、基本的に、このセッションで速ければレースでのパフォーマンスは良く、遅ければ何か対策を施さないとレースで苦しむことになる。
   最速は224.682mphのエド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング=ECR)だった。予選は14位と不本意だったのに。彼のチームメイトのJR・ヒルデブランドも222.303mphで4番手につけた。予選じゃ18位と惨憺たるパフォーマンスだったのに。ECR、レースで活躍の気配。

2017 INDYCARレポート R9 レインガード・ウォーター・シーラー600 Day1:テキサス・ポールはチャーリー・キンボール

7シーズン目の初ポール! Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
天候:曇り 時々 晴れ
気温:27~28℃

7シーズン目のキャリア初ポール・ポジション獲得

 インディカー・シリーズ参戦7シーズン目を迎えているカリフォルニア州出身の32歳、チャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)が新装テキサスでポール・ポジションを獲得した。
 マット・ブラックの83号車に乗る彼は、プラクティス1でも2番時計をマークしていた。ノー・トウ(ドラフティング効果なし)で最速だった彼は、予選でも2周をミスなくまとめ上げ、平均時速222.556mphでキャリア初のPP獲得を果たした。

2017 INDYCARレポート R9 レインガード・ウォーター・シーラー600 Day1 プラクティス1:最速はスコット・ディクソン

スコット・ディクソン、プラクティス1でテキサスのコース・レコードを更新 Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
午後1時からプラクティス1はスタート

 雨の予報なんて全然出てなかったのに、ダラス空港近くのホテルで朝起きたら、外は豪雨。言葉を失った。
  雹が降る可能性も秘めた雷雲は午前10時頃までにコース上空を通り抜け、そこからは雨ナシ(今のところ)。午後1時少し前にプラクティス1が無事始まった。今日は走行できるのか? 予選開催は絶望的か? とか考えたが、心配し過ぎだった。

2017 INDYCARレポート R9 レインガード・ウォーター・シーラー600 Day1:今年も雨のテキサス。ユーモアとエネルギーでビックリx2

テキサス・モーター・スピードウェイのプレスオフィサー、マイク・ジッソ氏のキャップに注目! Photo:Masahiko Amano
水漏れ防止剤が冠スポンサーとなったテキサス戦、初日は雨!

 金曜の朝、ダラスのホテルで目覚めると外は大雨! 「雹が降る可能性も」なんてテレビで言ってたので、朝一で出かけるのをやめて待機。
 10時からプラクティスの予定だったけれど、「どうせ走れまい」と雨の弱まった10時頃に出発。
 コースに到着すると、まだ時折小雨が降る状況。乾燥作業は始まっていなかった。


2017年6月9日金曜日

2017 ジャック・アマノのインディーな一日 6月8日 :ピックアップで乗り込んだテキサスで、CHEEZ ITとワインを食す

今回ハーツでチョイスしたニッサン・フロンティア。24バルブのV6エンジン搭載で261馬力。ニッサンにはフロンティアの上に5.8リッターV8エンジン(390馬力!)のタイタンもラインアップしている Photo:Masahiko Amano クリックして拡大
テキサス戦取材にニッサン・フロンティアをチョイス
 インディー500、デトロイトはオハイオの友だちから借りた車=マツダMX-5を利用。テキサスで久々にレンタカーしたんですが、近頃のハーツには「5スター」なんて制度があって、そのカテゴリーとして並んでいるクルマ、どれでも勝手に乗ってっていいんですよ。ナショナル・レンタカーとか、同じシステムで前からやってますが……。で、今回の私はニッサン・フロンティアなんてーのを選んじゃいました。ダブル・キャブのピック・アップ・トラックです。たまには高い視線で走るのもいいかな? と。

2017年6月5日月曜日

2017 INDYCARレポート R8 デトロイト・グランプリ・アット・ザ・デトロイト・ベルアイル 6月4日 Race2 決勝:グレアム・レイホールがレース2でも圧勝

ずば抜けた速さでレイホールがデトロイト・ダブル2連勝!Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
デトロイト・ダブル=レース2
天候:快晴
気温:29〜31℃

前日ウイナーのレイホール、異次元の速さ

 
 グレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)の強さは本物だった。予選では佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)がポールポジションを彼から奪って見せたが、レースではレイホールのペースに誰も叶わなかった。 


ポール・ポジションの佐藤琢磨を先頭に1コーナーになだれ込む。序盤からイエローが出ない展開でレースは推移する Photo:INDYCAR (Bret Kelley) クリックして拡大
 琢磨は1回目のピットストップまでをキッチリとリードした。しかし、9周目にライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)をアウトからパスした、あのシーンが示す通り、レイホールは異次元の速さを持っていた。2、3番手を走って燃費をセーブした彼は、琢磨の1周後にピット。琢磨のストップがやや長くなっていたことも影響していたとはいえ、レイホールはターン2とターン3の間のストレート1本分ほども前にピットアウトした。

2017 INDYCARレポート R8 デトロイト・グランプリ・アット・ザ・デトロイト・ベルアイル 6月4日 Race2 予選:佐藤琢磨がレース2のポールポジション獲得

コースレコードで堂々のポール・ポジション獲得!Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大

予選グループ1、ラスト1周勝負でハンター-レイがトップに
 夜から朝にかけてデトロイトに雨が降った。しかし、午前10時45分に予選グループ1が走り出す時には路面はドライ・コンディションになっていた。今日もアタックできるのは12分間だ。
 グループ1の走行開始直前から少し雨がパラつき、レッド・タイヤでいきなり走り出す者も少なからずいた。しかし、このセッションで最も重要だったのは、カルロス・ムニョス(AJ・フォイト・エンタープライゼス)のクラッシュで出されたレッド・フラッグの後の戦いだった。残り1分38秒でグリーン。アタックできるのは1周だけだった。ピットから全車が新品のレッド・タイヤを装着してダッシュした。


2017年6月4日日曜日

2017 INDYCARレポート R7 シボレー・デトロイト・グランプリ・アット・ザ・デトロイト・ベルアイル 6月3日 Race1 決勝:グレアム・レイホールがデトロイトのレース1で完勝!

2位以下を寄せ付けない走りでレイホールがレース1を制したPhoto:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
堂々たるポール・トゥ・ウィン!

 ストリート・コースでのポール・ポジションが2009年4月のセント・ピーターズバーグ以来(!)だったグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)だが、今日のデトロイトでの彼はライバルをまったく寄せ付けない圧倒的な強さを見せつけて優勝した。堂々たるポール・トゥ・ウィン。ここまで完全な勝利は近頃では珍しい。

2017 INDYCARレポート R7 シボレー・デトロイト・グランプリ・アット・ザ・デトロイト・ベルアイル 6月3日 Day2 予選:レース1のポールポジションはグレアム・レイホールがコースレコードで獲得

Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
レイホール、不利なグループ1のアタックながらポール・ポジション獲得
 昨日のプラクティス2回で速さを見せていたグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)がレース1のポールポジションを獲得した。
 今日の予選は出場22台を2グループに分け、12分間ずつのグループ・セッションで争う方式。トップが速かったグループがイン側グリッド、反対のグループはアウト側グリッドに並ぶルールだ。

2017 INDYCARレポート R7 シボレー・デトロイト・グランプリ・アット・ザ・デトロイト・ベルアイル 6月3日:AJ.フォイト「琢磨がインディー500で勝ったことはメチャクチャうれしい」

「ヤツならインティで勝てる!とずっと思っていた」とAJフォイト御大は改めて語る Photo:INDYCAR (Chris Owens)
佐藤琢磨へのお祝いのコメント、まだ続々

 第101回インディアナポリス500で優勝した佐藤琢磨。レース当日、あるいは翌日のバンケットなどで直接お祝いの言葉を言えなかった人たちが、デトロイトのピットやガレージ・エリアで次々と琢磨とアンドレッティ・オートスポートを訪れ、声をかけて行っている。このお祝いムードはまだまだ続いて行きそう。それぐらいインディ500で勝つっていうのは大きなことなんだ、と感じさせられる。あの、世界で一番有名って言っていいぐらいのボーグ・ウォーナー・トロフィーには、来年インディに行ったら琢磨の顔と名前がある! とてつもない偉業を琢磨は成し遂げた。まさに時代に名前を刻み込んだってこと。

2017年6月3日土曜日

2017 INDYCARレポート R7 シボレー・デトロイト・グランプリ Race1 Day1 プラクティス2:プラクティス2、そして今日の総合トップはエリオ・カストロネヴェス

得意のデトロイトでカストロネヴェスが初日のトップに立った Photo:INDYCAR (Bret Kelley) クリックして拡大
午後、暑いコンディションの中、カストロネヴェスがレッドで最速タイムをマーク
 午後になって気温が26℃まで上昇。プラクティス2はプラクティス1とは異なるコンディションでの走行となった。
 ほとんどのチームがレッド・タイヤを使っての周回もこなし、その中からエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)が最速ラップを記録した。プラクティス1でのトップ・タイムはグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)による1分15秒3328だったが、プラクティス最速となったカストロネヴェスのベストは1分15秒1511と、0.1817秒速かった。レッド・タイヤはグリップが高いはずだが、暑くなって路面コンディションは悪くなっていたようで、ラップ・タイムは2セッションで大きく変わらないものになっていた。

2017 INDYCARレポート R7 シボレー・デトロイト・グランプリ Race1 Day1 プラクティス1:プラクティス1はグレアム・レイホールが最速

レイホールがデトロイトのプラクティス1で Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
今年のデトロイトのレース1、初日はプラクティス2回のみ
天候:晴れ
気温:18~19℃

 インディ500が終わった翌週にデトロイトでダブルヘッダー。これはキツいスケジュールだ。特に勝ったドライバーに厳しい。勝ってからずっとメディア・ツアーが続くため。我々レポーターもこの4日間はハードだった。ありがたい忙しさなワケで、文句はまったくありませんが……。
 今年はスケジュールが変わって、金曜日は予選ナシ。あるのはプラクティス2回だけだ。今年は天気もいい=今のところ。なんかデトロイトはいつも悪天候の印象がある。悪い印象だけが強く残っているだけか?

2017年5月31日水曜日

2017 INDYCAR フォトリポート 5月30日 インディー500ウイナー メディア・ツアー その7

インディー500と同じ5月28日、NASCAR モンスター・エナジー・シリーズ第12戦コカ・lコーラ600で優勝したオースティン・ディロンと遭遇! リングを見せ合って記念撮影。NASCAR次世代を担う若手として将来を嘱望されるディロンは今回の優勝がカップ・シリーズ初優勝! Photo:Andretti Autosport クリックして拡大

2017 INDYCAR フォトリポート 5月30日 インディー500ウイナー メディア・ツアー その6

CBS スポーツ・ラジオの番組「ティッキー・アンド・ティーニー」に出演 Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 

2017 INDYCAR フォトリポート 5月30日 インディー500ウイナー メディア・ツアー その5

エンパイア・ステート・ビルの屋上でナンバー1ポーズ! Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大

2017 INDYCAR フォトリポート 5月30日 インディー500ウイナー メディア・ツアー その4

FOXのニュース番組、FOX5 News 5 and 10 に出演。スポーツ・アンカーのデューク・カスティグリオーネと記念撮影 Photo:Andretti Autosport クリックして拡大

2017 INDYCAR フォトリポート 5月30日 インディー500ウイナー メディア・ツアー その3

NASDAQ証券取引所に招かれて、インディー500ウイナー恒例の取引開始のベルを鳴らした。佐藤琢磨がこの日一日の世界経済のスタートを告げたのだ Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 
ミルク瓶にサインして記念撮影 Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大

2017 INDYCAR フォトリポート 5月30日 インディー500ウイナー メディア・ツアー その2

世界経済の中心、ニューヨークのタイムズスクエアのNASDAQのビルの前に到着。すでに、NASDAQの電光掲示板に琢磨歓迎のメッセージがPhoto:INDYCAR (Chris Owens)  クリックして拡大

2017 INDYCAR フォトリポート 5月30日 インディー500ウイナー メディア・ツアー その1

インディー500ウィナーのメディア・ツアーに向かう機内でリラックスする佐藤琢磨 Photo:Andretti Autosport

2017年5月30日火曜日

2017 INDYCARレポート メールマガジン 第101回インディー500 5月29日:佐藤琢磨の優勝賞金は2,458,129ドル

ビクトリー・セレブレーションでスピーチする佐藤琢磨。会場には琢磨のマシンがディスプレイされ、背後には優勝賞金2,458,129ドルが表示されている Photo:INDYCAR (Walter Kurn) クリックして拡大
一夜明け、朝9時からウィナー撮影会

 朝からインディアナポリスは快晴。午前9時からスピードウェイのメイン・ストレート上でウィナー撮影会が始まった。
 アンドレッティ・オートスポートのクルーたちが磨き上げたマシンがレンガが3列並べられたスタート・フィニッシュ・ラインまで運び込まれると、その横にはボーグ・ウォーナー・トロフィーが配された。


Photo:INDYCAR(Joe Skibinski) クリックして拡大
 佐藤琢磨、そしてチームオーナーのマイケル・アンドレッティをメインに、様々なスポンサーやイベントの帽子をとっかえひっかえしながらの撮影でスタートし、その後にはチーム・メンバー、ホンダやダラーラ、ファイアストンのスタッフと一緒に撮影。クルーたちとの撮影、クルーの家族や子供たちとの撮影……と、これは3時間近くに及んだ。

2017 INDYCAR フォトリポート 第101回インディー500 5月29日 :ウイナー・フォトセッション その5


日本人プレスとともに記念撮影。ボーグ・ウォーナートロフィーの向かって右横にジャック・アマノ Photo:INDYCAR (Bret Kelley) クリックして拡大
「誰もがとても満足しています。チーム全体です。私は非常に、非常に満足しています.
2時間のフォトセッションでしたが、だれもがとても幸せだったので、私もうれしいです」

2017 INDYCAR フォトリポート 第101回インディー500 5月29日 :ウイナー・フォトセッション その4

「いくら感謝してもしきれない」というクルーとともに Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
「自分が優勝することを頭に描いてはいませんでしたが、私たちの目標は常に勝利です。インディー500に対しても、当然勝つために行く。.今回、私はプラクティス初日からクルマにすごくスピードがあると感じました。それはもちろん、チームの十分な準備によるものです」

2017 INDYCAR フォトリポート 第101回インディー500 5月29日 :ウイナー・フォトセッション その3

自分の優勝が掲載されたインディアナポリス・スターの1面を手に、マイケル・アンドレッティとともに Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
 佐藤琢磨が初めてこの地で実際にインディー500を見たのは今から8年前だった。
「2009年に初めてインディー500に来て、ターン1に立った。とても感銘を受けた」と振り返る。「F1からやってきたので、通常はレースカーのスピードに驚くことはありませんが、インディーカーの速度はまったく違うものでした」

2017 INDYCAR フォトリポート 第101回インディー500 5月29日 :ウイナー・フォトセッション その2

Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
 佐藤琢磨が初めてインディー500を見たのは、小学校に上がるか上がらないかの幼少時だったという。
「6歳か7歳のころ、初めてテレビで見ました。その時はもちろん、自分が見ているレースがインディアナポリス500だとは分かりませんでしたが、今は100%そうだったといえます。それは楕円形のコースで、今と同じ光景でした」
 将来、自分自身が出場することになり、勝つであろうレースを見ている時は当時は知る由もなかった。

2017 INDYCAR フォトリポート 第101回インディー500 5月29日 :ウイナー・フォトセッション その1

Photo:INDYCAR (Chris owens) クリックして拡大
 歴史的なインディー500優勝から一夜明け、佐藤琢磨はインディアナポリス・モーター・スピードウェイのスタート・フィニッシュラインでのウィナー恒例の記念撮影を行った。
 前日、祝福のメールの返事を書いたり午前3時まで起きていたという佐藤琢磨だが、終始笑顔でネットワークテレビ番組を含む2時間のフォトセッションを終えた。そのいくつかの写真を、フォトセッションでの佐藤琢磨のコメントとともにご紹介します。

2017年5月29日月曜日

2017 INDYCARレポート 第101回インディー500 5月28日 決勝:佐藤琢磨がインディ500で優勝

Photo:INDYCAR (Shawn Gritzmacher)
アンドレッティ・オートスポート、4年間で3度目の勝利

 予選4位だった佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)が、一時は17番手まで落としながら、冷静に順位を挽回してトップ争いへと復活した。
 アレクサンダー・ロッシがピット・ストップで大きく遅れ、ライアン・ハンター-レイはエンジントラブルでリタイアを喫した。そして、F1チャンピオンのフェルナンド・アロンソは、スタートからずっと優勝争いに絡んでいたものの、残り20周でスローダウンした。こちらもエンジントラブルだった。

2017 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第101回インディー500 5月28日 決勝:「インディー500で勝つということは自分のレース人生の中でも最高の瞬間。日本にとっても、チームにとっても、ホンダにとっても本当にスペシャルな優勝だと思う」

インディー500チャンピオンキャップをかぶって記者会見会場に臨んだ Photo:INDYCAR (Dana Garrett)クリックして拡大
レース後の共同記者会見より

「最高の形でレースを送れて本当の幸せです」

――今の気持ちを教えてください

佐藤琢磨:もう信じられないですね。うれしいですが、本当に勝ったんだという、何か現実ではないみたいで。今もあんなに天気がよかったのに嵐になっているし、観客も誰もいなくなっているし。
 だけど35万人のなかで走るということだけでもスペシャルで、この5月に入ってから、チームメイトとともにクルマを作り上げてきた結果が、こういう形で、最高の形でレースを送ることができたので本当に幸せです。

「スタートはそこそこ良かったです。その後一気に下まで落ちたのですが
落ち着いて1台1台抜いて6位まで復活できたのがよかったです」
 

――スタートからの状況を教えてください。意外とおとなしめに行きましたね?

佐藤琢磨:そうですね。セカンドロウからのスタートだったので、無理する必要はないですし、TK(トニー・カナーン)がすごい勢いできたのがちょっとびっくりしましたが、でも基本的に5、6番手につけたいなというイメージだったので、多少ポジションは落としましたが、まずはクルマを感じながら、その後のスティントをどう走っていこうかという意味では、そこそこにいいスタートだったと思います。

2017 INDYCAR フォトリポート 第101回インディー500 佐藤琢磨優勝 その4

マイケル・アンドレッティと並んでブリックヤードにキス 「マイケルとクルーには、いくら感謝してもし足りない」Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大

2017 INDYCAR フォトリポート 第101回インディー500 佐藤琢磨優勝 その3

「ミルクの味は最高でした」 Photo:INDYCAR (Shawn Gritzmacher) クリックして拡大

2017 INDYCAR フォトリポート 第101回インディー500 佐藤琢磨優勝 その2

これほどまでの歓喜に包まれたビクトリーレーンの光景は初めて Photo:INDYCAR (Bret Kelley) クリックして拡大

2017 INDYCAR フォトリポート 第101回インディー500 佐藤琢磨優勝 その1

ビクトリーサークルで両手で高らかに掲げVサイン Photo:INDYCAR (Shawn Gritzmacher) クリックして拡大 

ジャック・アマノのインディーカー・レポート 第101回インディー500 5月28日 決勝:佐藤琢磨、インディー500優勝!

インディー500で栄光のチェッカーを受ける佐藤琢磨。歴史的瞬間 Photo:INDYCAR (Tim Hole) クリックして拡大
 第101回インディー500で佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート・ホンダ)が優勝した。
 佐藤琢磨のインディー500優勝は、日本人として初。2010年にインディー500に初出場して以来8回目、アンドレッティ・オートスポートに移籍1年目でつかんだ初優勝だ。
 

 予選4番手からスタートした佐藤琢磨は、序盤からアンドレッティ・オートスポートのチームメイトのロッシ、アロンソ、ハンター‐レイとともにトップグループでレースをコントロールする。
 中盤以降、イエローが多発する荒れた展開となり、ハンター-レイ、アロンソがエンジン・ブローでリタイアするなかでも粘り強い走りで上位をキープする。
 189周目の最後のリスタートを3番手で迎えた琢磨は、先行するエド・ジョーンズとマックス・チルトンをパスしてトップに浮上。激しく追い上げてきたエリオ・カストロネベスにラスト2周となった1コーナーで並びかけられたがこれを退けて優勝した。

佐藤琢磨の談話
「やったよ、やりました!ありがとう! いつ追いつかれてもおかしくない状況でした。(199周目の)ターン1でエリオとサイド・バイ・サイドになりましたが、今度は譲らなかった。マイケルにもチームクルーにもいくらお礼を言っても足らないです。ミルクの味は最高です」

(文責:編集部)

2017年5月27日土曜日

2017 INDYCARレポート 第101回インディー500 5月27日:ボーグ・ウォーナー・トロフィーのレプリカ

Photo:INDYCAR (Chris Owens)
純銀製ボーグ・ウォーナー・トロフィーの行方

 インディアナポリス500のウィナーにはボーグ・ウォーナー・トロフィーが贈られま………せん!!。手袋した人が大事そうにビクトリー・レーンでマシンの真横へと運び込み、ウィナー撮影会でもずっとマシンの佇み続ける巨大トロフィー、歴代ウィナーの顔の彫刻がグルリと貼り付けられた、あの非常にユニークなトロフィーはインディアナポリス・モーター・スピードウェイのミュージアムに展示(保管)され続けています。ウィナーには、ベイビー・ボーグと呼ばれる高さ50センチほどのレプリカが贈られるんですよ。しかも、優勝してから届くまでに、なぜか半年ぐらいかかります。

2017 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第101回インディー500 5月26日 カーブ・デイ:「とにかくバッド・ラックがないようにシッカリと走って、みんなが口を揃えて言うように、最後のスティントを全力で走れるようなクルマとポジションになれるよう、レースを組み立てて行きたいです」

Photo:INDYCAR (Joe Skibinski)
「マシンの感触は良かった。予想外の挙動は全くなし」

――1時間の走行でしたね。決勝前に走れる最後のチャンスでしたが、セッション前半はスピードがあまり上がらなかったように見えていましたが?
佐藤琢磨:いや、あんなものですよ。最後にスピードは上がりましたけど、あれはダウンフォースが軽過ぎ。スピードはあまり意味がないですよ。あのスピードではレースできないですからね。

――マシンの全体的な感触は?

佐藤琢磨:良かったですね。予想外の挙動とかはまったくなくて、セッションをプラン通りに進めることができました。ロング・ランという意味では、あまりロング・ランになりませんでしたけど、フルタンクでダウンフォースもハイ・ダウンフォースとロー・ダウンフォースを両方試すことができて、狙った場所を狙った通りにどこでも走ることのできるマシンになっていました。とても広い範囲に及ぶテストを行うことができたと思います。

2017 INDYCARレポート 第101回インディー500 5月26日 カーブ・デイ:最速はエリオ・カストロネヴェス!佐藤琢磨が2番手!!

カストロネヴェス、カーブ・デイで今大会初のトップタイムをマーク! Photo:INDYCAR (Forrest Mellott) クリックして拡大
天候:快晴
気温:23~24℃

ヒンチクリフ、ここにきてエンジン・ブロー!

 決勝前の最後の走行セッション、カーブ・デイの1時間のプラクティスが行われた。青々とした空の下、風もさほど吹かない最高のコンディションで出場33台のドライバーたちはマシンの最終確認を行った。
 アクシデントはなかったが、ジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)のエンジンがブローした模様。彼はエンジンを積み替えて決勝にブッツケ本番で臨まなくてはならなくなった。グレアム・レイホールやオリオール・セルヴィア(ともにレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ)など、ホンダのエンジンにトラブルが幾つか出ている点は決勝に向けて気懸りだ。

2017年5月26日金曜日

2017 INDYCARレポート 第101回インディー500 5月25日 メディア・デイ:アロンソ語録

プレスカンファレンスでメディアに囲まれるアロンソ Photo:INDYCAR (David Yowe)
「最初のターンを回ったところでインディーカーには慣れていた」
 


 今日はメディア・デイ。33人のドライバーたちは世界中から集まった記者たちの質問に答えた。会場はパゴダ裏のスウィート・ルーム。ドライバー1人ずつ座れるスペースが用意されていて、記者たちはそれぞれが取材したいドライバーのところへと赴くスタイルが採られている。
 フェルナンド・アロンソは1グループ目。記者たちの大半が彼を目当てとしているので、彼が会場に現れると、一気にそこは黒山の人だかりとなった。
 そこでのコメントと、今日までアチコチで拾って来たF1チャンピオンの言葉を今日は御紹介。

――スペインGPを走って来て、今日からはインディーカー。慣れるのにはどれぐらい時間がかかりましたか?

アロンソ:最初のターンを曲がったところまでで、もうインディーカーに慣れていた。

2017年5月23日火曜日

2017 INDYCARレポート 第101回インディー500 5月22日 Day8 プラクティス8:マックス・チルトンが最速だった月曜プラクティス


決勝用マシンセッティングを試すこの日のプラクティスでも佐藤琢磨の好調は揺るがない Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
ホンダ勢、ドラフティングの中でも1-2-3

 チップ・ガナッシ・レーシング・チームズのマックス・チルトンが月曜日のプラクティス8ではトップだった。今日は昨日までの2日間の予選とは違い、決勝用セッティングを試すための1日。ここでホンダ勢は1-2-3だったが、そのトップがチルトンで、2番手がルーキーのエド・ジョーンズ(デイル・コイン・レーシング)、3番手はポール・ポジション・ウィナーのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)だった。

2017 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 5月22日 ポール・デイ::佐藤琢磨、自己ベストの予選4位獲得までを語る

アタックする佐藤琢磨。ウォールに2回かするほどの極限の走りだった Photo:INDYCAR (Forrest Mellot) クリックして拡大
「これまで出いちばん気合の入った予選となっていました」

Jack Amano(以下――):7年目のインディー500で予選は自己ベストとなる4位。今の気持ちは?
佐藤琢磨:今年の予選は攻め込みました。やっぱり、フロント・ロウを目指してチャレンジをしたたので、これまででいちばん気合いの入った予選になっていましたね。総合4番手。勿論、フロント・ロウを目指してたから悔しさもありますけども、ここまでチーム全体がとても良い仕事をしてくれています。僕自身も攻め切ることができたと思います。

――昨日の予選とのコンディションの違いはどうでしたか?
佐藤琢磨:路面温度も気温も今日の方が高く、コンディションは大分違っていました。風も今日はターン1からターン2に向けて強く吹いていました。予選アタック中は全コーナーでツールのアジャストを行いますが、それは勿論今日も変わりませんでしたが、昨日よりもより大きく動かさないとダメでしたね。ターン2ではマシンが完全に流れて行ってしまってました。他のドライバーたちもそれは同じだったと思います。

2017年5月22日月曜日

2017 INDYCARレポート 第101回インディー500 5月21日 ポール・デイ:今年のポールポジションはスコット・ディクソン

家族とともに3度目のインディー500PPを喜ぶディクソン Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大


ディクソン、232.164mphと頭抜けたスピードでキャリア3回目のインディー500PP
グループ1ではハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)が最速

 今日は陽も照りつけて暑いコンディションとなった。グループ1は昨日のアタックで10~31位だったドライバーたちと、昨日は走らなかったザック・ヴィーチ(AJ・フォイト・エンタープライゼス)。セバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング)の18号車は、代役を立てての走りを行わなかった。
 最初に10~33番グリッドを決める予選が行われ、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)が最速となる231.442mphを出し、予選10位に。全4ラップを231mph台に乗せたアタックはこれが今年初。ファスト9にはアタック順の不運もあっては入れなかったハンター-レイが意地を見せた。