2017年4月27日木曜日

2017 INDYCAR レポート :バーバーでのアロンソ記者会見「僕がインディに挑むのは、レーシング・カーを愛し、最速マシンをドライブすることを愛しているから」


マイケル・アンドレッティ、マクラーレンCEO ザク・ブラウンとともに会見に臨んだ Photo:INDYCAR (Chris Owens)
マリオ・アンドレッティ「フェルナンドのインディ―500出場は
今もインディー500が昔と変わらないオーラを持っていることの証明」


 現役F1ドライバーがモナコGPを休んでインディー500に出場ーーそんな前代未聞のチャレンジを二度のワールド・チャンピオンがなうというのが世界中で話題になっている。強い批判も一部から出ている。特にF1界から。“本業のF1でのパフォーマンスが良くないというのに、アロンソ自身もマクラーレンも、ホンダもどうしてこんな暴挙を許す?”と非難したメディアは、“パワー不足でもモナコGPならチャンスありなのに”とも書いていたが、彼にはマリオ・アンドレッティのこの言葉を聞いて欲しい。”フェルナンドは純粋なレーサーとしてインディー500出場を決めた。過去の偉大なF1ドライバーたちが目指したインディ制覇に、同じように挑戦しようと考えたのだ。成功した者も、成功できなかった者もいた。今回のことは、今もインディー500が昔と変わらないオーラを持っていることの証明と思う”。アロンソはジム・クラーク、グレアム・ヒル、マリオ・アンドレッティ、エマーソン・フィッティパルディ、ジャック・ヴィルヌーヴの跡を継ぐチャレンジを行なうのだ。ナイジェル・マンセルやネルソン・ピケの果たせなかった夢を追う。アンドレッティやヴィルヌーヴはインディー優勝が先だったが、世界最高のドライバーとなるべく世界のレースで勝利を目指すという点で何の違いもない。

2017年4月25日火曜日

2017 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R3 ホンダ・インディー・グランプリ・オブ・アラバマ:「最初のスティントの途中からブレーキがおかしくなって、最後はもう右のリヤ・ブレーキは無くなってました。トラブルがなければカナーンのところまでは行けてました」

Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
「スタートは抜きまくりでした」
Jack Amano(以下――):スタートがとても良かったですね。どんな感じでパスしていったんでしょう?

佐藤琢磨:抜きまくりでしたね(笑)。2コーナーで、でした。1コーナーはそのままで、2コーナーでアウトからオーバーテイクして、次は5コーナーかな、一気に行けましたね。

――それで早くもトップ10入りでした。

佐藤琢磨:はい。良かったと思います。

――アレで気分的に一気に乗れて行けたと思うんですけど、最初はユーズドのレッドでしたが、マシンのスピード、フィーリングはどうでしたか?

佐藤琢磨:タイヤ・プレッシャーがうまく合わなかったですね。あっという間にスライドしちゃいました。タイヤ・プレッシャーが上がり過ぎちゃったみたいで、厳しかったです。

2017年4月24日月曜日

2017 INDYCARレポート R3 ホンダ・インディー・グランプリ・オブ・アラバマace Day 決勝:バーバー優勝はジョセフ・ニューガーデン。佐藤琢磨は9位フィニッシュ。

ニューガーデン、ペンスキー移籍後3戦目にして初優勝!Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
ペンスキー、今シーズン初優勝!

 2017年シーズンの開幕2戦ではセバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング)、ジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)という小さなチームが優勝したが、アラバマ州バーミンガムのバーバー・モータースポーツ・パークで行われた第3戦では創立51年目の巨大チーム=ペンスキーで走るジョセフ・ニューガーデンが優勝した。


2017 INDYCARレポート R3 ホンダ・インディー・グランプリ・オブ・アラバマ Race Day :グリッドでスタート・タイヤをチェック

1 パワー ユーズド・レッド
2 カストロネヴェス ユーズド・レッド
3 パジェノー ユーズド・レッド
4 ディクソン ユーズド・レッドx3 左前フレッシュ・レッド
5 ハンター-レイ ユーズド・レッド
6 ヒンチクリフ ユーズド・レッド

7 ニューガーデン ユーズド・ブラック
8 アレシン ユーズド・レッド
9 チルトン ユーズド・レッド
10 カナーン ユーズド・レッド
11 ジョーンズ フレッシュ・レッド

12 ブルデイ フレッシュ・ブラック 
13 アンドレッティ ユーズド・レッド
14 佐藤 ユーズド・レッド

15 キンボール フレッシュ・ブラック
16 ムニョス フレッシュ・ブラック
 
17 ピゴット ユーズド・レッド
18 ロッシ ユーズド・レッド
19 ヴィーチ フレッシュ・レッド 

20 デイリー ユーズド・レッド
21 レイホール フレッシュ・レッド

2017 INDYCARレポート R3 ホンダ・インディー・グランプリ・オブ・アラバマace Day ファイナル・プラクティス:最速はマルコ・アンドレッティ

Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
ファイナル・プラクティスは完全ウエットでスタート

 プラクティス・ファイナルは雨の中で始まった。金曜は夏みたいな陽気だったのに、今朝は一転、冬に逆戻りしたようだった。プラクティス開始時の気温は16℃しかなかった。午後には晴れる予報とあって、シュミット・ピーターソン・モータースポーツの2台と、今回がデビュー戦のザック・ヴィーチ(エド・カーペンター・レーシング・)は一切走らなかった。

2017年4月23日日曜日

2017 INDYCARレポート R3 ホンダ・インディ・グランプリ・オブ・アラバマ Day2 予選:ポール・ポジションはウィル・パワー。佐藤琢磨は14位

暑いコンディション下でのパフォーマンスが注目された予選で、パワーがPP獲得 Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
予選は結局気温27℃、路面温度42℃のコンディション
 午前中のプラクティス3が終わった後には僅かに雨がパラついたバーバー・モータースポーツ・パークだったが、予選を前にして雲が移動、気温27℃、路面温度が42℃と暑いコンディション下で出場21台によるタイム・アタックは行われた。

2017 INDYCARレポート R3 ホンダ・インディ・グランプリ・オヴ・アラバマ Day2 プラクティス2:プラクティス3 最速はウィル・パワー

気温が下がったプラクティス3ではパワーが再びトップタイム Photo:INDYCAR (Bret Kelley) クリックして拡大
一夜明け、低い気温の中、プラクティス3はスタート
 朝から雲の多い空が広がっていたバーミンガム。気温も昨日と比べて随分と低いコンディションでプラクティス3は行われた。気温は昨日の午後のプラクティス2より6度も低い24℃。路面温度は33℃と、プラクティス2と比べて15度も低かった。
 時折雲の間から陽が差し込むコンディション。気温はセッション中に1℃しか上がらなかったが、路面は6度も上昇。後半にタイム更新ができた者は少なかった。


2017年4月22日土曜日

2017 INDYCARレポート R3 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ Day1 プラクティス2:暑さの中レッド・タイヤのセッティングを見出したアンドレッティがトップタイム!

高い路面温度に苦しむマシンを尻目に、アンドレッティはレッド・タイヤでこのセッション最速タイム Photo:INDYCAR (Bret Kelley) クリックして拡大
午後の暑さのためレッドタイヤでもタイム上昇は抑え気味に
 午後も丸々1時間以上の遅れは続き、プラクティス2の開始は3時25分だった。走行時間は45分間で午前中のプラクティス1と同じ。セッション開始時のコンディションは気温31℃に上昇。路面温度は51℃もあった。午前と同じく強めの風が最終コーナーから1コーナーに向けて吹いていた。
 今年から走行初日にレッド・タイヤを1セット使えるルールとなっており、予選と似たコンディションでそれらを試すべく、時間帯の近いプラクティス2で全チームが走行を行なっている。当然ブラック・タイヤよりもラップ・タイムは速くなるが、今日の場合はプラクティス2での温度上昇がラップ・タイム上昇を抑え込み気味だった。

2017 INDYCARレポート R3 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ Day1 プラクティス1:パジェノーがトップ チーム・ペンスキーが1-2-3-4

昨年のウイナー、パワーが最初のセッションでトップタイム! Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
ヒルデブランドの代役としてヴィーチがインディーカー・デビュー

 今週末は2013年からインディ・ライツで頑張って来ていたザック・ヴィーチがインディーカーにデビューする。オハイオ出身。


ザック・ヴィーチ、若干22歳 Photo:INDYCAR (Chris Jones)
  キャリアのわりに若い22歳は、10代に見えるぐらい童顔で小柄。今年のインディー500にAJ・フォイト・エンタープライゼスからエントリーすると発表している彼は、ロング・ビーチでJR・ヒルデブランドが最終ラップのアクシデントで左手を骨折したので、その代役に抜擢されてデビューが早まった。哀れなJRは、やっとのことで掴んだレギュラー・シートを2戦で手放した。怪我が治れば復帰できるんだろうが……。

2017年4月12日水曜日

2017 INDYCAR ニュース 4月12日: アロンソのインディー500出場 ホンダからのプレス・リリース

(以下はホンダの出したリリースです)

2017年04月12日
フェルナンド・アロンソ選手がインディアナポリス500マイルレースに参戦

McLaren(マクラーレン)は、McLaren‐Honda(マクラーレン・ホンダ)からFIA※フォーミュラ・ワン世界選手権(以下、F1)に参戦しているフェルナンド・アロンソ選手の、インディアナポリス500マイルレース(米国インディアナポリス州 以下、インディ500)参戦を決定しました。


2017 INDYCAR ニュース 4月12日: フェルナンド・アロンソが今年のインディー500に出場

エントリー名は「マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ」
 アンドレッティ・オートスポート、マクラーレン、ホンダの協力したチームからフェルナンド・アロンソがインディー500に出場することが発表された。現役F1ドライヴァーで、元F1チャンピオンのフェルナンド・アロンソ(スペイン)が今年のインディー500に出場する! エントリーはアンドレッティ・オートスポートからで、F1GPに彼が出場しているチーム=マクラーレンもジョイントするという。マシンはもちろんホンダだ。

2017年4月11日火曜日

2017 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R2 トヨタ・グランプリ・オヴ・ロング・ビーチ Race Day 決勝:「今日はちょっと、チームとしては厳しい週末だったので、バーバーでは良いリザルトを狙って行きたいです」

朝のセッションから一転、決勝は滑るマシンに手を焼く結果に Photo:INDYCAR (Richard Dowdy) クリックして拡大


「今日は肝心な時にペースを上げられないでいましたね」

Jack Amano(以下―ー)::ファイナル・プラクティスで2番時計。レースに向けてのセッティング変更はどのようなものを行ったのですか?

佐藤琢磨:朝が良かったですからね、あそこからはもうちょっとしたチューニング、微調整をしただけでした。それでレースに挑んだんですけど、うーん……今日は何かストラテジーもピットのタイミングもベストじゃなかったし、コース上でもいつも誰かに引っかかっていたりで、肝心な時にペースが上げられないでいましたね。あんまり全体的に良くなかったです。

2017年4月10日月曜日

2017 INDYCAR レポート R2 トヨタ・グランプリ・オヴ・ロング・ビーチ Race Day 決勝:ヒンチクリフ、2ストップ作戦で2シーズンぶりの優勝! アンドレッティ・オートスポート勢は4台ともマシントラブルに

ヒンチクリフ、2年ぶりの優勝! Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
ハンター-レイ、ヒンチクリフ、2ストップ同士の白熱の戦いに
 ロング・ビーチとしては珍しい涼しいコンディションで始まったレースは、去年までよりも5周長い85周で争われ、ジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)が優勝を飾った。予選4位だった彼はユーズド・レッドでのスタートだったが2番手までジャンプ・アップし、燃費セーブも成功させて2回のピット・ストップでゴールまで走り切った。

2017 INDYCAR スタートタイヤ R2 トヨタ・グランプリ・オヴ・ロング・ビーチ 2017

カストロネヴェス USED RED
ディクソン USED RED
ハンターレイ FRESH RED
ヒンチクリフ USED RED

ロッシ USED RED / 左フロントのみFRESH RED
レイホール USED RED
キンボール USED RED
ニューガーデン USED RED / 右フロントのみFRESH RED
パワー FRESH RED

アンドレッティ USED BLACK
カナーン FRESH BLACK
ブルデイ FRESH BLACK

ジョーンズ USED RED
ムニョス FRESH BLACK
ヒルデブランド FRESH BLACK
佐藤琢磨 FRESH BLACK
デイリーFRESH BLACK
チルトン FRESH BLACK
ピゴットFRESH BLACK

2017 INDYCARレポート R2 トヨタ・グランプリ・オヴ・ロング・ビーチ Race Day ファイナル・プラクティス:シモン・パジェノーがトップで佐藤琢磨が2番手!

肌寒い中で迎えた決勝日
 インディーカー・シリーズ第2戦の決勝日は南カリフォルニアのロング・ビーチとは思えないほど冷え込んだ。ファイナル・プラクティスが始まった午前9時は空こそ青々と晴れ渡っていたが、気温は14℃にしか届いていなかった。30分間のセッション終了時でもまだ気温は16℃と低いままで、寒さに強いアメリカ人クルーたちでも長袖のジャケットを着て作業をしていた。決勝レースが行われる午後には18℃程度まで上がるとの予報が出ているが……。

2017 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R2 トヨタ・グランプリ・オヴ・ロング・ビーチ Day2 予選:「クルマは良いと思うので、気持ちを切り替えてやるしかないですね」

プラクティス3は好感触で終えていた琢磨だったが…… Photo:INDYCAR(Richard Dowdy)
アタックは正味2周。縁石の処理がポイントに

Jack Amano(以下――):プラクティス3でトップ5につけており、ファイナル進出の可能性が高いと期待されていましたが、予選には実際、どんなマシンで臨んだのでしょう?

佐藤琢磨:プラクティス3を終えた後にもちろん色々とセッティングを変えて予選を迎えました。アタックは正味2周なんですよね。その1回めのホット・ラップの時にターン5で縁石への乗り上げ方の角度が良くなかったからなのか、物凄いアンダーステアになっちゃって、そのラップは諦めざるを得なくなりました。で、その次の周は、その縁石のところをちょっと意識し過ぎて、角度を考えて入ってったんですけど全然グリップしなくて真横にスライドしちゃって、タイヤをウォールに擦るような感じになってタイム・ロス。そのまま、そのラップはクルマがフラフラしていて、まったくタイムが上がらなかったです。

2017年4月9日日曜日

2017 INDYCAR 佐藤琢磨インタビュー 4月8日:2013年ロング・ビーチ優勝メモリアル・ワイン

こちらが佐藤琢磨ロングビーチ優勝記念ワイン。ラベルはレース関連の著名なペインター=ランディ・オウエンスが描いた「2013年ロング・ビーチ・ウィナー=琢磨の走り(俯瞰)」。
ロング・ビーチGP会場内にランディが出しているお店にボトルが飾ってあった。Photo:Masahiko Amano
佐藤琢磨のロング・ビーチでの2013年のインディーカー・レース優勝は、日本人ドライバーとして初めてのものだった。その勝利を記念した佐藤琢磨(=TS)ブランドのワインが作られ、この木曜日にロング・ビーチのホテルでお披露目がなされた。私Jack Amanoは夕方にLA到着の便だったため、そのパーティには残念ながら出席できず(=試飲もできるチャンスだったのに)。金曜日に琢磨選手にアレコレ聞いてみた。

Jack Amano(以下――):2013年の優勝を記念したワインなんですってね?

佐藤琢磨:はい、そうなんです。だから優勝した2013年に生産されたぶどうを使って作りました。ぶどうの種類はキャベルネ・ソーヴィニョンです。僕としては絶対にキャベルネにしたかったんです。記念のワインなのでヴィンテージにしたい。で、すぐにマーケットに出せるだけのクォリティはあるんですけど、10年、15年待って、そこから美味しくなるようなワインになってます。

2017 INDYCARレポート R2 トヨタ・グランプリ・オヴ・ロング・ビーチ Day2 予選:ポール・ポジションはエリオ・カストロネヴェス

3年連続でロング・ビーチの予選を制したカストロネヴェス。ポール・トゥー・ウインを飾った2001年の再現を狙う Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
Q1敗退の危機から、チームメイトを犠牲にする形で復活

 IMSAのスポーツカー・レースの後に行われた予選、3段階のバトルを戦い抜いて栄えあるポール・ポジションを獲得したのはエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)だった。
 カストロネヴェスはQ1のグループ2を5番手でクリアしたが、その際にチームメイトのシモン・パジェノーを走行妨害のペナルティでペナルティの対象にしてしまった。ウィル・パワー、パジェノー、カストロネヴェスの3人はほぼ同じタイミングでコース・イン。3人は接近し過ぎ、パワーにパジェノーが追いつく形になってスロー・ダウン。カストロネヴェスは自分がQ2に進めない危機にあったためもあったのか、妨害されたと申告し、トップ・タイムをマークしていたチームメイトを最後尾グリッドに追いやることとなったのだ。


Photo:INDYCAR (Richard Dowdy)クリックして拡大
シボレー勢唯一のファスト6進出で達成した3年連続ポール・ポジション

 ジョセフ・ニューガーデンとウィル・パワーはQ3に進出ならず。カストロネヴェスはここも5番手でなんとかクリア。ペンスキー勢、そしてシボレー・ユーザーとしても唯一人臨んだQ3で見事にトップ・タイム=1分06秒2254をマーク。Q1ではチームメイトを犠牲にする形となってしまったが、ポール・ポジション獲得でチームに貢献した。


2017 INDYCAR レポート R2 トヨタ・グランプリ・オヴ・ロング・ビーチ Day2 プラクティス3 :トップが目まぐるしく変わったプラクティス3はディクソンがトップ

ターン11ヘアピンを立ち上がるディクソン Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
エキサイティングな展開となったプラクティス3
 昨晩遅くからロング・ビーチに雨が降り、朝方もごく弱いものだが小雨が降っていた。予選日の今日は曇り空と低い気温で始まった。しかし、プラクティス3が始まる直前に太陽が顔を出し、徐々に暖かくなって行った。
 気温が17℃、路面が33℃で始まった45分間のセッションは、トップが次々と入れ替わるエキサイティングなものになった。それも驚くべき僅差での烈しいタイム争いが繰り広げられた。

2017 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R2 トヨタ・グランプリ・オヴ・ロング・ビーチ Day1 プラクティス2:「4番手にジャンプアップできたのは、クルマがちゃんと動くようになって、自分が自信を持って走れていたことが大きいですね」

「体の中のレッドタイヤのフィーリングを確認できました」

Jack Amano(以下――):プラクティス2は4番手のタイムでした。ブラックとレッド、両方使うこともできました。最後にトニー・カナーンがストップするなどあって、時間が足りなくなるんじゃないか? と心配しましたが?

佐藤琢磨:そうでしたね。でも、まぁまあうまく時間を使えましたよね。ロング・ランとかは全くできていないけれど、4台がレッド・タイヤを使って走れました。それぞれが数周ずつだけど、良いデータが得られたんじゃないかな? 少なくとも僕自身の中の体のレッド・タイヤのフィーリングみたいなものはちゃんと確認ができたので、明日の予選に向けては、セント・ピーターズバーグと比べて全然楽ですね。

2017 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R2 トヨタ・グランプリ・オヴ・ロング・ビーチ Day1 プラクティス1 :「ターン9のバンプが今年はバイオレント。走るラインに気を付けていきたいですね」

「チームメイトがよいポジションにいるので心配はしていません」

Jack Amano(以下――):今年のロングビーチのコース、路面や細かな部分で去年までと違う部分はありますか?

佐藤琢磨:路面が変わったのはターン8から9までのバック・ストレートですね。再舗装されてスムーズになっています。縁石は去年と変わらないですね。一昨年から去年にかけてターン4~5が変わりましたけど。

――2017年バージョンのクルマと言うか、アンドレッティ・オートスポートのロング・ビーチ用セッティングはどうですか?

佐藤琢磨:やっぱり、ちょっと去年までとは違いますね。でも、今の僕はまだタイムが出てないですけども、感じとしては良いですよ。チームメイトが良いポジションにいることからも心配はしてないです。

2017年4月8日土曜日

2017 INDYCAR レポート R2 トヨタ・グランプリ・オブ・ロングビーチ Day1 プラクティス:午後の最速はウィル・パワー。佐藤琢磨は4番手。

良好なパフォーマンスを見せる佐藤琢磨。予選への期待は高まる Photo:INDYCAR (Richard Dowdy)クリックして拡大
佐藤琢磨、走行3周目にしてトップタイムをマーク!
 午後2時に始まったプラクティス2、気温は2℃だけ上がった19℃だったが、日差しが照りつけて来たことで路面は一気に42℃まで上昇していた。セッションは今回も45分間だ。
 サポート・レースの走行があったことと、路面温度が上がったことの相乗効果か、走り始めはタイムがなかなか縮まって行かなかった。そこへ佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)がコース・イン。3周目にして1分8秒6976をマークしてトップに立ち、次のラップはさらに速い1分08秒1987だった。

2017 INDYCARレポート R2 トヨタ・グランプリ・オブ・ロングビーチ Day1 プラクティス1:最初のプラクティスはスコット・ディクソンが最速

初日最初の走行から好タイムをマークしたディクソン Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
ディクソン、最初の走行から昨年のポールタイムに0.5秒差

 トヨタ・グラン・プリ・オブ・ロング・ビーチが始まった。午前10時にプラクティス1は気温17℃、路面温度27℃でスタート。45分間のセッションではスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)が最速となる1分07秒6357をマークした。エアロ・パッケージはフリーズだが、セッティングの進歩やエンジン・パワーの向上により去年のポール・タイム=1分07秒1246(エリオ・カストロネヴェス)に0.5111秒まで迫って見せた。

2017年3月30日木曜日

2017 INDYCAR ニュース 3月30日:2018年用・新インディーカー・デザイン発表

ついにベールを脱いだ2018用ユニバーサル・カー。この写真のマシンは2018年のスーパースピードウェイ仕様で、比較のために現行マシンの形状が白線で示されている Photo:INDYCAR
インディーカーらしいシェイプに注目
テストはこの夏からスタート!

 3月29日にインディーカーは2018年から実戦投入される新しいインディーカー=出場全チームが使用するワンメイク・シャシーのデザインを発表した。
 「まだ開発中の段階だが、魅力的なルックスを持ち、シミュレーションから得られているデータも目標に合致している。安全性の向上もなされている」とインディーカーの競技及びオペレーション担当社長を務めるジェイ・フライは言っている。テストはこの夏の中頃までには始められる計画だ。






2017年3月27日月曜日

2017 INDYCAR レポート R1 セント・ピーターズ・バーグ レースレビュー:セバスチャン・ブルデイ “超創造的になるか、空前絶後の幸運でも手にしない限りチャンスはない戦い” を制す

Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
「またやらかした」予選

  このオフにKVSHレーシングが消滅し、デイル・コイン・レーシング(=DCR)に移籍したセバスチャン・ブルデイだったが、冬の間のテストからマシンは速く、セント・ピーターズバーグでの開幕戦が始まるとプラクティス2、プラクティス3で5番手につけた。ところが、勇躍臨んだ予選でベテランらしからぬドライビング・ミスを冒し、アタック・ラップはゼロ。ブルデイはおおいに落ち込んだ。


2017年3月23日木曜日

2017 INDYCAR レポート 3月23日:バーバーで1日だけのテスト開催!

プラクティス1で最速ラップをマークしたのは佐藤琢磨!
ウィル・パワーが走行終了間際にプラクティス2及び総合でのトップ・タイムを記録


バーバー最初のセッションでトップタイムをマークした琢磨 Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
 インディーカーは3月21日、アラバマ州バーミンガム郊外のバーバー・モータースポーツ・パーク(全長2.3マイル)で1日間の合同テストを開催した。アップ・アンド・ダウンに富み、路面もスムーズな常設ロードコースで速いのはどのチームか、どのエンジン&エアロのコンビネーションか。この地でのレースは4月下旬にシリーズ第3戦として開催される(決勝は4月23日)。参加したのは22台。チーム・ペンスキーがGP オブ・インディアナポリスに出場予定のファン・パブロ・モントーヤのために5台目を用意したため、レギュラー21台プラス1台となっていた。シリーズにタイヤを単独で供給するファイアストンは、今年のバーバーでのレースに向けて新しいスペックを起用する予定で、その新しいタイヤが今回のテストには持ち込まれていた。

2017年3月21日火曜日

2017 INDYCAR ニュース 3月21日:セブリング12時間はコーヴェットが優勝。フォードGTのメジャー3連勝はならず

Photo:GM Corvette Racing クリックして拡大
デイトナ24時間に続いてシボレー・エンジンが優勝
 セントピーターズバーグのすぐ後、同じフロリダ州で行われたスポーツカーの伝統的イベント=セブリング12時間レースではキャディラック・エンジン搭載(NASCARのシボレー・エンジンと兄弟)のDPi(=デイトナ・プロトタイプ・インターナショナル:世界を基準としているので、アメリカ国内限定カテゴリーが“インターナショナル”と呼ばれている)がデイトナ24時間に続いてのメジャー・レース優勝(それも同じチーム=ウェイン・テイラー・レーシングにより)を果たした。

2017年3月17日金曜日

2017 INDYCAR レポート R1 セント・ピーターズ・バーグ:久しぶりに会ったラウル・ボエゼルはフレンドリーになっていた!

セント・ピーターズ・バーグのパドックに姿を見せたボエゼル。現在御年59だが、なかなかの若々しさだ Photo:Masahiko Amano
母国ブラジルではDJとして活躍、オーランドウで新ビジネスも展開中

セント・ピーターズバーグのピットでラウル・ボエゼルに遭遇! 何年ぶりだろう?? F1GPからインディーカーに来たラウル。スポーツカーでは1987年にジャガーに乗ってワールド・チャンピオンに輝き、ル・マンでは勝てなかったものの、デイトナ24時間では優勝している。インディーカーではヒロ松下のチームメイトだった。ブラジルのビール=ブラーマをスポンサーにチーム・グリーンで走った時もあった。
 インディ500で2位で1回、3位で2回フィニッシュ。実力は充分あったけれど、とうとう優勝することなく引退。ブラジルに戻ってからはDJとして活躍(今も)。
「去年からフロリダ州オーランドウに来て、ブラジルのスナック=チキン・バイツを製造・販売するビジネスを始めたんだ。チキンだけじゃなく、甘いのもあるスナック。今はまだオーランドウだけでの展開だけど、どんどん広げて行きたい。日本でも売りたいので、興味のある人はヨロシク~」と選手時代より随分とフレンドリーなラウルでした。 
以上

2017年3月13日月曜日

2017 INDYCAR レポート R1 セント・ピーターズ・バーグ Race Day 決勝:最後尾グリッドからセバスチャン・ブルデイが優勝

2017年シーズン最初のウイナーは最後尾からスタートしたブルデイ Photo:INDYCAR(Chrisn Jones)クリックして拡大  
2017年・開幕戦
天候:晴れ
気温:24~26℃

アクシデント2回でフルコースコーションは110周中わずか8周

 2017年シーズン開幕戦ファイアストン・グラン・プリ・オブ・セント・ピーターズバーグはフロリダらしい青空の下で華々しく開催され、セバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング=DCR)が見事な優勝を飾った。彼のスターティング・グリッドは21番手だった。そう、最後尾スタートからの優勝が達成されたのだ。
 

Photo:INDYCAR (Chris Jones)クリックして拡大
  雨の予報も出されていた日曜日だったが、110周のレースはスタートからゴールまで完全ドライ・コンディションで争われた。2回のアクシデントにより、出されたフル・コース・コーションは8周と少なかった。

2017 INDYCAR レポート R1 セント・ピーターズ・バーグ Race Day ファイナル・プラクティス:スコット・ディクソンがウォーム・アップ最速

ハンター-レイのクラッシュで赤旗中断に

 早くも決勝日。空には薄いけれども結構な量の曇が浮かんでいる。気温は摂氏21度と少し肌寒いぐらいで、路面温度は23℃とかなり低めのコンディションだった。
 セッション半ばでライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)がタイヤ・バリアにストレートに突っ込み、レッド・フラッグが出された。この中断は13分近い長さとなり、走行時間は大幅短縮となった。

2017年3月12日日曜日

2017 INDYCAR レポート R1 セント・ピートーズ・バーグ Day2 予選::ウィル・パワー強し! セント・ピーターズバーグで7回目のPP。佐藤琢磨もQ3に進出し、予選5位に

パワー、底力を見せつけるセント・ピーターズ・バーグ7度目のPP獲得! Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 
チャンピオン・パジェノー、Q1で敗退

 金曜に続いて土曜も快晴に恵まれたセント・ピーターズバーグ。予選は昨日と今日の合計3回のプラクティスよりも暑いコンディションで行われた。気温は30℃に達し、路面温度も最も高い時は49℃あった。
 強い日差しが照り続ける中、予選は午後3時過ぎに始まった。2グループに分かれて争われるQ1では、ディフェンディング・チャンピオンのシモン・パジェノー、彼のチームメイトでセントピーターズバーグ3勝の実績を持つエリオ・カストロネヴェスが敗退した。セバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング)もプラクティスは順調だったが、予選ではアタック開始前にクラッシュした。その一方で、カルロス・ムニョス(AJ・フォイト・レーシング)はQ2に進出する奮闘を見せた。

2017 INDYCAR レポート R1 セント・ピートーズ・バーグ Day2 プラクティス3:予選日のプラクティス、最速はまたもスコット・ディクソン

昨日に引き続きディクソンがトップタイムをマーク Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
ディクソン、大幅にラップタイムを更新

 今日もセント・ピーターズバーグは快晴。プラクティス時の気温は23℃。それが終了時には26℃まで上がっていた。
 45分間のセッションで最速ラップをマークしたのは、昨日の午後に続いてスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)だった。ラップ・タイムは1分01秒0240で、昨日の彼のベスト=1分02秒5591を大幅な短縮が達成された。アクシデントによる赤旗中断はなし。フライング・ラップでディクソンはリヤ・タイヤを壁に軽くヒットさせていたが……。

2017年3月11日土曜日

2017 INDYCAR フォトレポート R1 セント・ピーターズ・バーグ:佐藤琢磨のニュー・キャップ

Photo:Masahiko Amano
佐藤琢磨の新キャップ完成です。販売開始間近(?)  

2017 INDYCARレポート R1 セント・ピーターズ・バーグ Day1 プラクティス2 :プラクティス2、最速はスコット・ディクソン

プラクティス2では今年からホンダにスイッチしたディクソンがトップに。GEのカラースキームが新鮮だ Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
佐藤琢磨、バリアーにヒットしてこのセッションを終了
 今日の2セッション目は午後3時15分のスタート。気温は28℃まで上がり、路面温度は45℃もあった。1セッション目と同じく走行時間は45分間。このセッションでもアクシデントによる赤旗中断があった。佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)がターン13でブレーキをロックさせ、芝生の上でも止まり切れずに壁に突っ込んだためだった。セッション開始前にピットでブレーキの調整を行っていたが、作業が完璧に行われていなかったようだ。琢磨の走行はそこまでで終了。1周もこなせずにセッション2を終える結果となった。

2017 INDYCARレポート R1 セント・ピーターズ・バーグ Day1 プラクティス1:今年最初のプラクティスでマルコ・アンドレッティがトップ・タイム

2017シーズン最初のセッションを制したのはマルコ・アンドレッティ Photo:INDNCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
蒸し暑さの中、2017シーズンがスタート!

 雲ひとつない青空の下、汗ばむほどの蒸し暑さの気温27℃で2017年シーズン最初のプラクティスは始まった。サポート・レースのセッションが赤旗で遅れ、予定の午前11時15分ではなく、午後11時29分にグリーン・フラッグは振られた。
 今年最初のアクシデントは、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)。直角に近い左コーナー=ターン10でリヤを滑らせて壁にヒット。リヤ・ウィングにダメージを与えてストップ。赤旗が出された。

2017年3月9日木曜日

2017 INDYCAR レポート :セント・ピーターズバーグへ 佐藤琢磨のコメント 「アンドレッティ・オートスポートでの初めてのレースが今から楽しみ」

Photo:INDYCAR (Joe Skibinski)  クリックして拡大
「とてもよいテストができ、多くを学びました」

「セント・ピーターズバーグは毎年楽しんでいます。長い冬を過ごした私たちをフロリダならではの暖かな気候が歓迎してくれます。素敵なレストランが数多くあり、ファンは情熱的で、ストリート・コースが作り出す景色は素晴らしい。エキサイティングでエネルギッシュ、そして勿論、とても挑戦のしがいのあるコースなので、私はセント・ピーターズバーグが大好きです。まさに開幕戦の舞台に相応しいコース、そして町だと思います。このオフに私は1日しかロード・コース用のテストをしていません。今年は自分の体制が変わってもいますし、大変な状況です。しかし、テストはとても良いものとでき、私たちは多くを学びました。アンドレッティ・オートスポートでの最初のレースを戦うのが今から楽しみです」

*過去の戦績 7戦出場 ベスト・スタート:1位(2014年) ベスト・フィニッシュ:5位(2011年)

(アンドレッティ・オートスポートのプレス・リリースより)

2017年3月7日火曜日

2017 INDYCARレポート 3月6日:パジェノー、タイトル防衛に向けて

Photo:INDYCAR (Joe Skibinski)
「同じメンバーで戦えることをとてもうれしく感じている」
 2017年、シモン・パジェノーの乗るチーム・ペンスキー/シボレーはカー・ナンバー「1」を纏う。ディフェンディング・チャンピオンとして。開幕戦は今週末、3月12日にフロリダ州セント・ピーターズバーグで決勝レースが行われる。
 「レースを始めて以来、インディーカーのようなオープンホイールのトップ・カテゴリーでチャンピオンになることが目標だった。アスリートとはトップを目指すものだ」とパジェノーは語っている。チャンピオンとして新シーズンを迎えることに関しては、「去年とチームのクルーなど、メンバーはまったく同じ。レースの世界では継続が成功のための大きな鍵になるから、同じメンバーで戦えることをボクはとてもうれしく、素晴らしいことだと感じている」とコメントしている。

2017年3月3日金曜日

2017 INDYCAR ニュース 3月3日:開幕目前 セブリングでのテストx2日間

アンドレッティ・オートスポートは2日目に走行。佐藤琢磨は4番手のタイムだった Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
 初日は7チーム16台、2日目はホンダ勢2チームのみが走行

 2月28日と3月1日の2日間、フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイのショート・コースでインディーカー・チームによるプライべート・テストが行われた。

 1日目には7チーム、16台が走った。チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ、チーム・ペンスキー、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング、シュミット・ピーターソン・モータースポーツ、エド・カーペンター・レーシング、デイル・コイン・レーシング(ルーキーのエド・ジョーンズのみ)、AJ・フォイト・レーシングだ。今シーズンの参戦チームで走らなかったのは、なんとアンドレッティ・オートスポートだけだった! アンドレッティは「混雑したコースは御免」とテスト日をズラしたのだ。彼らは6チームが去った後に4台揃って走り込み。1日に走った中から唯一SPMだけが2日もセブリングに残り、3人のドライバーにテストのチャンスを与えた。

2017年2月17日金曜日

2017 INDYCAR ニュース 2月16日:KVレーシングが消滅、フンコス、インディーカーの表舞台に登場へ

2013年、インディー500を制したKVレーシングがインディーカーから去ることに Photo:INDYCAR(Jim Haines)

カルクホーヴェンとヴァッサーが共同声明を発表

 先頃のフェニックス合同テストに参加しなかったKVSHレーシングの活動停止が明らかになった。2月16日、KVレーシング・テクノロジーの共同オーナーであるケヴィン・カルクホーヴェンとジミー・ヴァッサーが以下の声明を発表したのだ。

2017年2月12日日曜日

2017 INDYCARレポート 2月11日 フェニックス・オープン・テスト Day2 セッション4:ライアン・ハンター-レイがトップタイム!

セッション4でトップタイムをマークしたハンター-レイ Photo:INDYCAR (Shawn Gritzmacher)

ホンダ勢がトップ5をスウィープ

 心配された雨も降らず、午後9時までテストは行われました。そして、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)がセッション・トップのタイム=19.3932秒をマークしました。2番手はセバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング)、3番手はマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)、4番手はマックス・チルトン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)で、5番手は佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)と、昨日トップ6を独占したホンダ勢が今日はトップ5をスウィープ!

2017 INDYCARレポート 2月11日 フェニックス・オープン・テスト Day2 セッション3:トップ・タイムはJR・ヒルデブランド!2番手はエド・カーペンター

初日から好調だったヒルデブランドが2日目最初のセッションでトップタイム Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
エド・カーペンター・レーシングが1-2! 
ペンスキーは3~5位につけて2日目はシボレー優勢でスタート


 晴れるのと曇るのを繰り返し、最後は結構な風も吹くコンディションとなったテスト・デイ2日目の最初のプラクティス=セッション3、トップ・タイムをマークしたのはエド・カーペンター・レーシングでフルシーズン出場のチャンスを掴んだJR・ヒルデブランドでした。
 カリフォルニア出身の29歳は、2時前にJRが記録したベスト・ラップは19.0401秒。昨年の予選でエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)の出したコースレコード=19.0997秒を僅かながら破るものでした。
 2番手に続いたのは、JRにチャンスを与えたチーム・オーナーのエド・カーペンター。ECRが1-2! エドのベストは19.1223秒で、チームメイトとの差は0.0822秒(!)でした。

2017 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 2月10日 フェニックス・オープン・テスト Day1 プラクティス2:「3番手というのは気分がいい。スピードもあったし非常にいいセッションでした」

Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
「ある程度ロングランもできましたし、滑り出しとしては上々でした」

Jack Amano:1日目が終わりましたが、満足度は?
佐藤琢磨:良かったと思います。うん。最後、トラフィックでもうちょっとやりたかったなぁっていうのはありますけど。でも、ある程度のロング・ランもできたし、滑り出しとしては上々だったと思いますね。

2017 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 2月11日 フェニックス・オープン・テスト Day2 プラクティス3:開始すぐにアクシデント発生

ロッシがオープン・テストのクラッシュ第1号に Photo:INDYCAR (Chris Owens)
30分の中断でセッションは再開に

 午後1時に走行開始。気温は25℃まで上昇してました。空は晴れていましたが、走り出す頃になったら結構雲がかかって来ました。
 セッション開始早々、アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)がターン2で単独クラッシュ。スピンしてリヤからヒット。結構なハード・ヒットで、セイファー・バリアにもダメージあり。
 まだ2周しかしてないところでアクシデント。直前のラップが19.9360秒って速さだったのを見ると、ちょっと慎重さを欠いてた印象がないワケじゃない。JR・ヒルデブランドは19.7621と、ロッシより速いラップをその時点で記録してましたが……。
 ロッシの隣りのピットを使っている佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)は、走り出してはいたものの、本格走行に入る前のマシンのウォーム・アップとピット・ストップ練習を行っていた段階でした。2回目のピットに入っている最中にアクシデントは発生。
 30分弱の中断で、また今、走行が再開になりました。AJ・フォイト・レーシングが2台揃って走ってる!!

2017 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 2月10日 フェニックス・オープン・テスト Day1 プラクティス1:「今までと環境が違うドキドキ感はありましたが、フィーリングは非常にいいです」

ジャック・アマノの取材を受ける琢磨 Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
「マルコと僕はカーボン・コピーのセッティング」

Jack Amano:どうでしたか、今年最初のテスト、最初のセッションは?

佐藤琢磨(TS):ドキドキしましたね、やっぱり。

――サーキットをこのチームで走るのは初めてだと思いますが、第一印象は?
佐藤琢磨:走り出してからは、もうあまり変わらないですよね。自分のコクピットでの仕事に集中するだけだったので。ただ、アンドレッティ・オートスポートで走るということは、環境が今までとは違うドキドキ感がありますね。チームメイトがいるっていうのも心強い。僕が走る前に、27号車はこうだ、28号車と98号車はこう感じているというアップデートがコンスタントに来てましたから。僕とマルコは基本的にカーボン・コピーのセットアップで走ってたんですけど、そういう意味では、彼がこう感じていて、クルマのセットはどうなっているっていうのを常にアップデートしてくれていたので安心感が全然違いました。

2017 インディーカー・フォト・リポート フェニックス・オープン・テスト:カラーリング紹介 その4

AJフォイトの14号車はもう琢磨じゃない。カラースキームはほぼ昨年のままムニョスがドライブする Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 

2017 インディーカー・フォト・リポート フェニックス・オープン・テスト:カラーリング紹介 その3

レイホールの2017カラーリングは昨年より精悍な印象に Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大

デイル・コイン独特のカラースキームのマシンとブルデイの組み合わせは斬新Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 

2017 インディーカー・フォト・リポート フェニックス・オープン・テスト:カラーリング紹介 その2 AA勢

ハンター-レイはおなじみのDHLカラーを継承。赤面積増大が目立つ Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
ロッシはNAPAオートパーツカラー。2色の塗り分けのスキームは琢磨も含めてみな共通だPhoto:INDYCAR (Chris Jones)クリックして拡大  

2017 インディーカー・フォト・リポート フェニックス・オープン・テスト:カラーリング紹介 その1 佐藤琢磨号

佐藤琢磨車 まだスポンサー・ロゴは少ない Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 

2017年2月11日土曜日

2017 INDYCAR レポート 2月10日 フェニックス・オープン・テスト Day1 セッション2:マルコ・アンドレッティがトップ・タイムをマーク! 琢磨は3番手に!!

マルコ・アンドレッティがセッション2でトップタイムをマーク Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
セッション2はホンダ勢がトップ6をスウィープ

 夕方6時から3時間に渡って行われたプラクティス2、最速ラップをマークしたのはマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)でした。セッション1でも6番手と悪くない位置につけていたアンドレッティ3世は、セッション1の自己ベストを0.1639秒縮めた19.4541秒をマークしました。

2017 INDYCARレポート フェニックス・オープン・テスト Day1 セッション1:セッション1 最速はニューガーデン! 佐藤琢磨は7番手

ニューガーデンがペンスキー入りの挨拶代りにオープンテスト最初のトップタイムをマーク Photo:INDYCAR(Joe Skibinski)
ペンスキー1-3!マシンの完成度高く、いきなり19秒台前半のタイム!

 さぁ、始まりました、2017年ヴェライゾン・インディーカー・シリーズ。昨年は正午から3時まででしたね、最初のテスト・セッション@フェニックスは。今年は午後1時からで、4時まで。1時間遅れになってます。
 気温27~28℃。さすがフェニックス。温かい。半袖でも過ごせるほど。レースは4月下旬なので、もうメチャ暑くなります。
 で、最初のセッションですが、昨年の最速は19.5858秒=エリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)でした。今年はジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)がトップ。タイムは19秒3511と、いきなり速いです。エアロ・パッケージ凍結で、熟成させて来ているマシンですからね。ファイアストンのタイヤ、今年のフェニックス用はスペックが新しくされてるようです。それはタイムにどれぐらい影響を与えるもんなんでしょうか? 昨年はテストからレース・ウィークエンドの予選までで大きなスピード・アップがありましたが、今年はそこまでの伸びしろはないんじゃないか……と思われますが。


2017 INDYCARレポート 2月10日 フェニックス・オープン・テスト:エントリーは21台

フェニックスに姿を見せた佐藤琢磨。笑顔でシーズンスタート Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大.
 今日から始まるインディーカー・テストに来ています。フェニックス・レースウェイ=全長1マイル。
 エントリーは21台。これが今シーズン出場すると見られるフル・ラインアップで、昨シーズンよりも1台少ない。消えたのはKVSHレーシングだ。以下がエントリー・リスト。

2017年2月9日木曜日

2017 INDYCAR ニュース 2月7日:2017年シーズンに向け、スケジュールやルールの変更アレコレ

●フェニックスとゲートウェイのふたつのショート・オーバルでのレースは土曜日の夜に行なわれるが、予選は、決勝と同日に開催することに変わった。走行初日の金曜日には、どちらのコースでもプラクティスを2回行う。
 

*決勝日にサーキットを訪れたファンは、インディーカーの走りをより長く楽しめることになる。
*エントラントには、レースの行なわれる時間帯にプラクティスで走るチャンスが与えられる。

2017年1月31日火曜日

2017 INDYCAR ニュース 1月30日:デイトナ24時間レースでセバスチャン・ブルデイの乗るフォードGTがGTLMクラス制覇

ロレックス24アット・デイトナ=デイトナ24時間レースで
キャディラックの新プロトタイプが1-2フィニッシュによる総合優勝
GTLMクラスでチップ・ガナッシ・レーシングのフォードGT

(セバスチャン・ブルデイらが搭乗)がクラス優勝
GTDクラスに初出場したアキュラNSX GT3

(ライアン・ハンター-レイらが搭乗)はクラス5位

総合優勝はジェフ・ゴードン搭乗の
キャディラックDPi-V.Rの10号車 

 GMのキャディラック・ブランドが、寒く、雨も長く降って過酷な戦いとなった第55回デイトナ24時間レースで1-2フィニッシュを飾った。ウェイン・テイラー・レーシングが走らせるデイトナ・プロトタイプ・インターナショナルのマシン=キャディラックDPi-V.R.は、ゴールまで残り5分でアクション・エクスプレス・レーシングの同型マシン(フェリペ・アルバカーキーがドライブ/チームメイトはジョアン・バルボサとクリスチャン・フィッティパルディ)に接触してスピンさせて先行ーー審議でペナルティなしにーー追いすがったアルバカーキーだったが、僅かに0.671秒及ばなかった。最後のパスを実現させたのはリッキー・テイラーで、彼と共に10号車を走らせたのは実弟のジョーダン・テイラー、4回NASCARチャンピオンに輝いているジェフ・ゴードン(ストックカーからは昨シーズン限りで引退)、そしてマックス・アンジェレッリだった。総合3位はマルティマティック-ライリーLMP2(マーク・グーセンス/レンジャー・ファン・ダー・ザンデ/ルネ・ラスト)。4位はニッサンDPi(スコット・シャープ/ライアン・ディール/ピポ・デナリ)。マツダの新プロトタイプ=RT24Pはマツダ・ロード・トゥ・インディーの頂点であるインディー・ライツ出身のインディーカー・ドライバー2人、ジェイムズ・ヒンチクリフとスペンサー・ピゴットが2台に分かれて搭乗したが、残念ながらどちらもリタイアに終わった。

2017年1月26日木曜日

2017 INDYCAR ニュース 1月26日:デイトナ24時間にインディーカー・ドライバーが大挙出場

マツダ・ワークスからヒンチクリフとピゴットが出場
 今週末はロレックス24アット・デイトナ=デイトナ24時間レース@フロリダ州デイトナ・ビーチのデイトナ・インターナショナル・レースウェイ。55台が出場する。
 トップ・カテゴリーのデイトナ・プロトタイプ・インターナショナルには、現役インディーカー・ドライバー2名がエントリーしている。ジェイムズ・ヒンチクリフとスペンサー・ピゴットが、マツダ・ワークスが走らせる2台のマツダRT24-Pに搭乗する。
 GTル・マンというクラスでは、スコット・ディクソン、トニー・カナーン、セバスチャン・ブルデイが走る。フォード・ワークスのオペレーションはチップ・ガナッシ・レーシング・チームが担当。マシンはフォードGT。