2012年6月28日木曜日

2012 INDYCAR 緊急ニュース:次戦トロントからプッシュ・トゥ・パス・ボタンの使用が再開されることに

ターボエンジン+プッシュ・トウ・パスで
さらにエキサイティングなレースを

 6月27日、インディーカーは、「プッシュ・トゥ・パス」のロード/ストリートコースでの使用を第10戦トロント(7月6~8日)からのインディーカー・シリーズで再開させることを発表した。
 オーバーテイクを補助するシステムは、2009年にインディーカー・シリーズに初めて導入されたもので、ターボチャージャーのブーストアップ、そして最大許容回転数のアップをステアリングホイール上のボタン一押しで可能とさせ、オーバーテイクを実現させる。

2012年6月27日水曜日

2012 INDYCARニュース:6月26日 今シーズンのレース数は「15」に決定。キャンセルされた中国・青島の埋め合わせ開催はナシに

ロード・アメリカでの代替開催を断念

 8月に行われる予定だった中国・青島でのレース・キャンセルの代替イベントとして、インディーカーはロード・アメリカなど様々なコースやイベントを検討して来たが、それらの可能性を最終的に断念し、今シーズンは当初の計画より1レース減った15戦でシリーズを完了するものと決定、9月15日決勝のカリフォルニア州フォンタナでのレースをシーズン最終戦とすることを6月25日に発表した。
 「あらゆる可能性を注意深く検討した結果、我らがインディーカー・シリーズにとってベストの選択は15戦で今シーズンを終了させることとの結論に達した」とインディーカーCEOのランディー・バーナードはコメントした。

   ちょうどキャンセルされた中国と同じ週末にウィスコンシン州ロード・アメリカで行われるアメリカン・ル・マン・シリーズ・イベントへのジョイントが検討され、交渉はかなり順調に進んでいたかに見えていたが、条件面などでの折り合いがつかなかったのだろう。
 インディーカーは、「長期的視点から、失われたレースを大慌てで埋め合わせることにメリットはない」と考えたのだ。地理的条件からすると、ロード・アメリカはインディーカーにとって決して大きなメリットを持たない。やっとのことで開催継続に漕ぎ着けたミルウォーキーと100マイルも離れていないからだ。
 シリーズのタイトルスポンサーを務めるIZODも、「今年のスケジュールを急いで修正するより、将来のスケジュールについては長期的な戦略に集中するのがシリーズにとって得策」と、今回のインディーカーの決断をサポートしている。

2012年6月26日火曜日

ジャック・アマノのインディな一日:クロスオーバー初体験! 恒例化しつつあるレンタカー・ダイアリー、今回はシボレー・キャプティバの巻

「これがシボレー・キャプティバだ!」って気張って紹介するほどの
クルマでは‥‥ないか。クロスオーバーを名乗るだけあって、
少し前までのSUVと比べると乗用車感覚高し。
Photo:Masahiko Amano\Amano e Associati
またしてもヒュンダイ・ソナタへの思いは通じず ダラーで2回トライしたけど、ヒュンダイ・ソナタは出て来なかった。
 そこで、今回はスリフティにしてみた。
 ……が、やっぱりダメだった。しかも、シカゴ・オヘア空港のスリフティ営業所はターミナルからかなり遠かった。返却は国際線搭乗の月曜の朝なのに。少し早めに行かなければならない。バッドチョイスだった。
 ソナタにそんなコダワリがあるワケじゃなった。最初は。でも、全然出ないので益々乗りたくなっている。キア・オプティマでもいい。
 今回、ソナタの代わりに借りることになったのは、シボレー・キャプティバというクルマ。初めて乗る……てか、初めて知った、こういうクルマの存在を。所謂クロスオーバー。
 お値段据え置きでフォード・マスタングのコンバーチブルをオファーされたけど、丁重に断った。アイオワ往復は600マイル以上あるから、燃費悪いクルマは……ちょっと。乗ってみたくもあったけど。

向こう側の白いクルマはホンダCR-Vで、右隣りの黒いのはVWトゥアレグ。
コンパクト・クロスオーバーを名乗るが、さすがはアメリカ車でそれなりにデカい。
Photo:Masahiko Amano\Amano e Associati
初めて乗るクロスオーバー車の燃費は??
 デ・モインまでの燃費は8km/ℓだった。高速がほぼ100パーセントの行程で、6速ATでこの数字。帰りはエコ・モードが装備されてるのを発見。それにして走ったら同じ行程で8.3km/ℓまでアップした。
 シカゴからデ・モインは、延々と畑の中を進む。多少のアップダウンはあるが、まぁ、ないに近い。このツアーのハイライトは、ミシシッピ川を越えるとこぐらいか。意外に狭いかも。流れは超ゆったり。

これがリヤ・ビュー・カメラ・システム。とても良くできてマス。
Photo:Masahiko Amano\Amano e Associati
 キャプティバで気に入ったのは、リヤ・ビュー・カメラ・システム。リバース・ギヤに入れると、室内のミラーに車のすぐ後ろの映像が映し出される。これはかなり便利。真下まで見えるって言っていいぐらい。

2012年6月24日日曜日

2012 INDYCAR 佐藤琢磨コメント48:第9戦アイオワ 決勝「レイホールのスポッターは良かった。何度もタイトル獲っているドライバーだけに、コクピットでの仕事をよく知りどういうスポッターがドライバーにとって一番望ましいのかっていうのを彼自身がよくわかってるので僕としては凄くやり易かった」

Photo:Masahiko Amano/Amano e Associati
アイオワに持ち込んだマシンセッティングが悪かった。そのマイナスをレースまで引きずってしまった佐藤琢磨&レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングだった。昨年ポールポジションを獲得し、レースでも良い走りが実現できていたアイオワ・スピードウェイは、琢磨自身も好パフォーマンスを見せられるオーバルとして期待を寄せていた。しかし、思いもよらぬ苦戦が彼らを待ち受けていた。

Jack AMANO(以下——)辛いレースだったようですが、フィニッシュまで漕ぎ着けましたね。


佐藤琢磨:いやぁ、タフでした。

——クルマの仕上がりが良くなかった?

佐藤琢磨:僕らなりには、自分たちの中では少しずつ前進した週末でしたけど、全体を通してまったくスピードもスタビリティも足りなかったと思いますね。レースでも完全にそれが鬼門になってたし、ここまで苦労するとは思ってなかったですね。ここに来るまではね。まぁ、プラクティスを走ってる時点で感じてましたけども。

——スタート前に雨が降って、路面も変わってたし、気温も下がっていた。コンディションの与えた影響はどうでしたか?

佐藤琢磨:そういう面からだと、タイヤの持ち具合が良くなっていたと思います。全体的にレースペースも上がっていたと思うし、その中でラインも1本ではなく、もう少し広がってバトルになってたんじゃないのかな。僕自身はラインが1本しかなかったけど。そこに留まり続けるのが自分たちとしては精一杯でしたね。

——そういうマシンだと、何としてもゴールまでっていうのがレースの中でフォーカスになって行ってしまいますね?

佐藤琢磨:はい。

——悔しいアイオワになりましたね?

佐藤琢磨:うん。非常に残念です。レースになってなかったから。悔しさもないぐらい残念。だけど、何でここまでクルマのスタビリティが上がらないのか、ちょっと色々と考え、分析する必要がありますね。この後暫くオーバルはないのでね、それはせめてもの救いというか……。最終戦のフォンタナに関して言えば、これまでのとは全然違うオーバルだし。自分が好きなショート・オーバルでこういう結果になるとは思ってませんでした。でも、しょうがないです。

——今日はボビー・レイホールがスポッターだったんですね?

佐藤琢磨:はい。

——どうでしたか?

佐藤琢磨:やっぱり良かったです。何度もタイトル獲って、優勝しているドライバーだけに、コクピットでの仕事をよく知っているし、どういうスポッターがドライバーにとって一番望ましいのかっていうのを彼自身がよくわかってるので。そういう意味では、彼は長らく経験してなかったってことですから。最後にスポッティングしたのはいつかわからないですけども、僕としては凄くやり易かったですね。

——どの辺がいいんですか?

佐藤琢磨:やはり、必要な情報を常にくれるっていうところ。そこが凄くやり易かったですね。今日はバトルをして前に上がって行く中でっていうよりも、もうほとんど後ろからどれぐらいの台数が来て、どれぐらいのクロージング・スピードで来て、というのをクルマ30台分バックぐらいからの情報をくれるので、1周で5台ぐらいの間隔を追いつかれてたでしょ? だから、どこら辺で相手が来るかっていうのが自分なりに把握ができてた。それが良かったと思いますね。

——ハードにバトルのできるマシンに仕上がった時にもボビーにスポッティングして欲しいですか?

佐藤琢磨:そうですね。今回はロジャー(・安川)が来れなかった。それが凄く残念だった。ボビーは本来ならピットスタンドにいるチームオーナーなのだけれど、スポッターとしても素晴らしかった。ロジャーはフォンタナ、スケジュール的に大丈夫だということなので、来てくれると思いますよ。

——連戦が終わって、次はトロント、エドモントンとストリート系が続きます。

佐藤琢磨:楽しみですね。久しぶりにロードコースに帰れます。デトロイトでのペースがあまりにも上がらなかったので、最後に良いレースだったのはロングビーチとブラジルなので、シーズン序盤まで戻りますけど、トロントは今まであんまり良い思い出がないんだけども、今年は良いレースになると願いたいです。そして、それが終わったらエドモントンも来るし、ミド-オハイオも来るし、自分にとって良いコースが続くので、自分たちのパフォーマンスが復活するのを楽しみにしてます。

4戦連続のクラッシュ&リタイアだった琢磨だが、アイオワでは今シーズン最も悪い仕上がりのマシンながら粘り強くゴールまで走り切った。もちろん、レースでの彼は全力をふり絞ってバトルを続けていた。これで悪い流れは断ち切った。次からはロードレースが9月上旬までで5連(あるいは6戦)続く。

2012 INDYCARレポート:第9戦アイオワ 決勝 予選レースで苦い思いをしたハンター-レイが雨天のため開始が遅れたレースを制し2連勝

ライアン・ハンター-レイが2連勝
佐藤琢磨は12位フィニッシュ

レース前に降った雨により、コース乾燥処理が行われた後、決勝がスタートした。
Photo:Masahiko Amano/Amano e Associati
スタートしないかと心配されたレースだったが、50分遅れで始まった。奇跡的だった。
ポールポジションのダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)は、フォーメイションラップ中にエンジントラブル。白煙が上げてグリーンフラッグを受ける前にレースから姿を消した。

2012 INDYCAR スペシャルコンテンツ:プレスルームでミタ! INDYCAR卒業生のバトルに対するみんなの反応

アイオワのレースが夜の9時から。でも、メディアはみんな結構早く来るワケよ、サーキットに。渋滞に巻き込まれるのは御免だし、インフィールド・パーキングがいっぱいになっちゃっても困るから。

2012 INDYCARニュース:今回は選手のイメージに近い色で一安心(?)/第9戦アイオワ新カラーリング車両

夜9時のスタートってどーなの? 昼間が暑いからってのが理由なんだけど、今日は昼が涼しい。しかも、夜には雨の予報も。ところにより雷雨。降雨確率30パーセントだって。心配だ。
 もうひとつの心配。それはプレスルームがゴール後に何時間開いてるか。長居はしたくないが、いつも5時間ぐらいは居座ってるので……。オフィシャル・カメラマン軍団、昨日も「このプレスルーム、今からすべてアナタのものだよ〜」と去って行った、彼らも最後にならずに済む自分たちが嬉しいらしい。今週は最後にならないよう、頑張る。
 では、ここで今週のカラーリング・ガイドを。今回はスペシャル少なめ。カーナンバー順に。

2012 INDYCAR 佐藤琢磨コメント47:第9戦アイオワ 予選レース「レースをしたって感じはない。レースというか、プラクティスというか。でも、走れたことはひとつ大きなデータだったし、ひとつでも方向性が見えたところはポジティブな材料」

予選レース1に出場した佐藤琢磨、8番手スタートで
8番手フィニッシュ=予選24位と苦戦中


 強いチームというのは、レースウイークエンド中に躓きがあっても自分たちをトップレベルの戦いへと引っ張り上げる。ここ2レースで望む結果を残せていない佐藤琢磨とレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングだが、実は彼ら、テキサスでもミルウォーキーでも大きな躓きを乗り越えて見せていた。
 今週も躓きはイニシャルセッティングの悪さにあった。アイオワではプラクティス2でのマシンのセッティング・ミスという痛手もあった。問題はここからだ。2回のプラクティスと予選レース30周で得られたデータで、スターティンググリッドに着けるマシンをどう仕上げるか。そして、250ラップのレースをどう戦い抜くか。連続リタイアの悪い流れは絶対に断ち切らねならない。課題は多い。それらを越えてアイオワで好成績を残せたら、琢磨&RLLは大きなステップを一段上がることができる。

Jack AMANO(以下——)最後尾スタートでの予選レース、何も起こらないで終わったような感じに見えましたが?