2014年8月9日土曜日

2014 ジャック・アマノのインディーな一日:クリーブランドはスーパーマンの故郷

クリーブランドに到着した旅客をスーパーマンが出迎える Photo:Masahiko Amano 
クリーブランド国際空港でスーパーマンがお出迎え

 スーパーマンはオハイオ州クリーブランド生まれ。知ってました?
 クリーブランドの国際空港のバゲージ・エリアにこんな展示を発見。前からあったのに気づかなかっただけか、近頃設置されたものなのか……。


2014 ジャック・アマノのインディーな一日:雨にたたられたトロントダブルヘダーを終えて

にぎわうトロント国際空港のレストラン Photo:Masahiko Amano

シカゴ経由でクリーブランドへ
トロント国際空港のレストランで新発見

 毎度のことですが、雨に祟られたレースの後の月曜日は清々しい快晴。ノンビリ起き出して正午前にトロントの国際空港へ。
 カナダからアメリカに飛ぶ場合、カナダの空港でアメリカの入国審査と通関をやってもらえちゃいます。アメリカ移民局スタッフがカナダに常駐しているということ。だから、アメリカ国内を旅行してるのと同じように、荷物は最終目的地までスルーで行ってくれる。こういう合理性はアリガタイよね。
 ということで、トロントの空港で私が並んだ長い列は、カナダからの出国するためのじゃなく、アメリカに入国するためのもの。非アメリカ人、グリーン・カード・ホルダー以外だから更に列は長く、係官が少なくて時間もやたらとかかった。私の少し前にインディー500・3勝のダリオ・フランキッティを発見。彼も我慢強く並んでいた。引退しても忙しく、「インディ行って、スコットランド戻ってからミッド・オハイオに行く」んだと。 私はシカゴ経由でクリーブランドへ。日本に帰ってもそんなに長い時間が過ごせるわけじゃないし、ひとつ南のケンタッキーなんていう州をチョロッと見て来ようと思って。



2014 ジャック・アマノのインディーな一日:ケンタッキー行脚その2 トリッキーなポーク・チョップ

こちらが衣付きのポークチョップ。下の黄色いのがチーズ・グリッツ Photo:Masahiko Amano
大学のキャンパス内にあるホテルの有名なレストランを探訪
 レキシントンの南、ベレアって町は芸術祭で有名。大学も芸術を学ぶところとして確固たる地位を築いてるとのこと。そのダウンタウンというか、大学のキャンパス内に古~いホテルがあって、そこのレストラン、ブーン・タヴァーン(Boone Tavern)がこれまた有名ってんで行って来ました。Tavernて日本語になってんのかな?

2014年8月7日木曜日

2014 INDYCAR ニュース 8月6日::レイホール大ショック! 大型スポンサーのナショナル・ガードは今シーズン限り

インディアナ州のアッターバリー駐屯地を訪問したレイホールとデール・アーンハートJr. デイルJr.は現在NASCAR スプリントカップでランキングトップを争う好調の矢先、思わぬ事態に! Photo:INDYCAR (Chris Owens) 
パンサーとの訴訟の結末を待たず
当のナショナル・ガードが撤退! 
 レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングは8月6日、「今日の午後、我々はナショナル・ガードが今シーズン限りでモータースポーツにおけるスポンサー活動を、インディーカーにおいても、NASCARにおいても終了させる旨の通知を受けました」とのショッキングな発表を行った。
 パンサー・レーシングからRLLRヘと今シーズンから引っ越したナショナル・ガードだったが、たった1年でサヨウナラ。シリーズ・ナンバー・ワンとも言われる大口スポンサーを獲得し、「しばらくはチームも安泰」と考えていたはずのRLLRだったが、目算は完全に狂ってしまった。
以上

2014 INDYCAR レポート 8月6日:激戦の2014インディーカー、今、一番初勝利に近いのは?

第4戦のグランプリ・オブ・インディアナポリスで初PPを獲得したサーヴェドラは、なんと現時点で唯一の表彰台未経験ドライバー! Photo:INDYCAR (Chris Jones)
今や未勝利チームはゼロ!優勝経験ないドライバーの方が少ない!

 今シーズン、キャリア初勝利を挙げたのがルーキーのカルロス・ウエルタス(デイル・コイン・レーシング)。作戦フル活用での勝利(@ヒューストン1)だったとはいえ、勝ちは勝ち。どこのコース行ってもキッチリ普通に走れてるしね、この人(オーバル以外)。
 セバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)のトロントでの優勝は見事な圧勝だったけど、2シリーズ合併後だと“初”。

2014年8月5日火曜日

2014 INDYCARレポート 第15戦ミッド・オハイオ:「肩の荷が下りたよ」 ミッド・オハイオ優勝後、ディクソン語録

チーム初勝利をカナーン、キンボールから祝福される。右はマイク・ハル Photo:INDYCAR (Bret Kelley) 
「このコースで最後尾スタートだとトップ10入りも難しいと思っていた」
 15戦目にして今シーズン初優勝を挙げたスコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)。チームにとってもそれは今季初勝利となった。その感想を尋ねられたディクシーは、「肩の荷が下りたっていうのが一番かな。こんなシーズンの終盤になるまで勝てないなんて自分たちとしては珍しいのでね。複数いるチームメイトのうちのひとりが勝てないってことならわかるけれど4人全員、誰も勝っていなかったから」と話した。

2014 INDYCAR レポート 第15戦ミッド・オハイオ:シボレー・エンジン、シーズン15戦目で9勝!

Photo:INDYCAR (Joe Skibinski)
ポール・ポジションもすでに10回獲得!
3年連続のメーカータイトルにも王手

 スコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)のミッド・オハイオでの勝利は、シボレー・エンジンにとって今季9勝目となった。
2014年シーズンは全18戦なので、ボウタイ軍団はすでにその半分の勝ち星を挙げたということ。残り3戦のうちのひとつでも勝てば、今シーズンもイルモア製シボレー・インディーV6ターボが最多勝エンジンとなる。ポール・ポジションは今回ミッド・オハイオでセバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)が獲得したことにより、シボレーが10回目=シーズン最多を確定させている。

2014年8月4日月曜日

2014 INDYCARレポート 第15戦 ミッド・オハイオ Race Day 決勝:最後尾スタートのスコット・ディクソンがミラクル・ウィン!ポイント・リーダーは6位フィニッシュしたウィル・パワーに

Photo:INDYCAR (Chris Owens)
8月3日
天候:快晴
気温:26~27℃


チップ・ガナッシ、今シーズンようやく初勝利!

 最後尾22番グリッドからスタートしたスコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)が今シーズン初勝利を15戦目にしてようやく挙げた。ガナッシ勢にとってもこれは今季初勝利だ。2位はポール・スタートだったセバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)のものとなったが、ディクソンはブルデイに5秒以上の大差をつけての圧勝を飾った。

2014 INDYCAR レポート 第15戦ミッド・オハイオ スタート・タイヤ



1  セバスチャン・ブルデイ  ニュー・オルタネート
2  ジョセフ・ニューガーデン  ニュー・オルタネート
3  トニー・カナーン  ニュー・オルタネート
4  カルロス・ムニョス  ニュー・オルタネート
5  ライアン・ハンター-レイ  ニュー・オルタネート
6  ウィル・パワー  ニュー・オルタネート
7  グレアム・レイホール  ニュー・オルタネート

8  ジャスティン・ウィルソン  ニュー・プライマリー
9  シモン・パジェノー  ニュー・プライマリー
10 カルロス・ウエルタス  ニュー・オルタネート
11 ファン・パブロ・モントーヤ  ニュー・オルタネート
12 マイク・コンウェイ  ニュー・オルタネート

13 マイク・アレシン  ニュー・プライマリー
14 セバスチャン・サーヴェドラ  ニュー・オルタネート
15 エリオ・カストロネヴェス  ニュー・プライマリー
16 マルコ・アンドレッティ  ニュー・プライマリー
17 ジェイムズ・ヒンチクリフ  ニュー・プライマリー
18 ジャック・ホウクスワース  ニュー・プライマリー
19 ライアン・ブリスコー  ニュー・プライマリー
20 チャーリー・キンボール  ニュー・プライマリー
21 佐藤琢磨  ニュー・プライマリー
22 スコット・ディクソン  ニュー・プライマリー

全22台が新品タイヤ装着でのスタート。
オルタネートをファイナル・プラクティスで使ったのは
ブルデイ、パワー、サーヴェドラ、ウィルソン、ウエルタスの5人。
パワーは1ラップのスカッフィングのみ。

2014 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 55 第15戦ミッド・オハイオ Race Day ファイナル・プラクティス:「昨日よりよいフィーリングで走れています」

 「順調にラップを重ねられたし、ソコソコ良い手応えでした」

Jack Amano(以下――):最後にいいラップが出ましたね?
佐藤琢磨:そうですね。結構順調にラップも重ねられたし、クルマのフィーリングも結構良くなって来てた。もちろん最後はニュー・タイヤを履いてのラップでした。他に何人かのドライバーたちが同じように新品を履いていたようだし、中にはレッドを使ったドライバーたちも数人いたので、そういう中ではソコソコ良い手応えだったんじゃないかと思いますね。

2014 INDYCAR レポート 第15戦 ミッド・オハイオ Race Day ファイナル・プラクティス:最速はセバスチャン・ブルデイ! 佐藤琢磨は6番手

Photo:INDYCAR (Bret Kelley) クリックして拡大
ブルデイ、レッド・タイヤ使用でトップタイム
 ミッド・オハイオの朝は靄に包まれ、救急用ヘリコプターの到着を待ってスケジュールが少し遅れがちになった。インディーカーのファイナル・プラクティスも25分遅れでスタート。しかし、予定通りに30分間の走行が行なわれ、セバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)が1分6秒0186の最速ラップをマークした。ただし、このラップはレッド・タイヤ装着で記録された。

2014年8月3日日曜日

2014 INDYCARレポート 第15戦 ミッド・オハイオ Day2 予選:カルロス・ムニョスが初めてのファイアストン・ファスト6

Photo:INDYCAR (Bret Kelley)
初のファスト6で4位!グリッド2列目を獲得
 インディーカー・デビューがインディー500での予選2位(決勝でも2位。2013年)だったカルロス・ムニョスは、フルシーズン出場は今年が初めてだというのに、すでに3回も表彰台に上っている。ポイント・ランキングは錚々たる面々6人の後ろの7位。その彼がまた一段ステップを上がった。ストリート&ロードコースでの予選で初めてのファイナル・ステージ進出を果たし、ファイアストン・ファスト6となってポールポジション争いに加わったのだ。

2014 INDYCAR レポート 第15戦ミッド・オハイオ:チャンピオン候補たちの予選

カストロネヴェス、まさかのQ1敗退

 ポイント・トップのカストロネヴェスはウェットでの予選で第1ステージ敗退を喫し、予選15位となって、「ドライのプラクティスでは走る毎にタイムを縮めて行けていた。それが予選は雨に。ちょっとクレイジーな戦いになっていた。ウェットだった上にイエロー続出。計測できたのは1周だけ。全員同じ条件だったとはいえ、最初にコース・インする立場で、新しいラインを最初にトライしていたという面も不利に働いていた。他のドライヴァーたちにラインを見せてあげているようなものだったからね。明日は予選より良い結果をもちろん目指さないと」と語っていた。

2014 INDYCARレポート 第15戦 ミッド・オハイオ Day2 予選:セバスチャン・ブルデイが今季2度目のポール!佐藤琢磨は計測ラップなしで予選21位

Photo:INDYCAR (Chris Jones)
ウエットで予選開始早々に赤旗連発

 正午過ぎ、ミッド・オハイオに雨が降り出した。それは暫くすると豪雨に変わった。10分ぐらいだったか……すさまじい量の雨が降り、全長2.258マイルのコースは完全なウェット・コンディションになった。
 しかし、雨は予選開始前に止んだ。セイフティ・クルーたちが路面上の水をできるかぎり排除。それでも予選はウェット・タイヤ装着で始まり、とうとうスリックの出番はなかった。
 セグメント1のグループ1は大混となった。予定より4分遅れでスタートしたが、計測開始直後にライアン・ブリスコー(チップ・ガナッシ・レーシング)がスピン、ストップして赤旗になった。彼がピットに戻って予選が再開されると、今度は佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)がスピン&ストップ。やはり赤旗に。


2014 INDYCARレポート 第15戦 ミッド・オハイオ Day 2 プラクティス3:最速はライアン・ハンター-レイ

  予選日の朝、プラクティス3が行われた。気温は21℃と昨日とほぼ変わらず。空は大空と雲が半々といったところだった。天気予報によると、予選開始時刻の午後2時の降雨確率は35パーセント。午後3時は40パーセント。
 プラクティス3も45分間だったが、やはりセッション終盤にタイムを更新するドライバーが多く出た。昨日最速だったライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)。タイムは1分5秒7082。ブラック・タイヤでコレなら、ドライの予選でレッド装着となればコース・レコード更新は確実だろう。