2021年5月22日土曜日

2021 INDYCARレポート 第105回インディアナポリス500 プレゼンテッド・バイ・ゲインブリッジ Day4 プラクティス5:ファスト・フライデイのトップ・タイムはスコット・ディクソン

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暑いコンディションのもと迎えたファスト・フライデイ

 ターボがハイ・ブーストに設定された予選前日の金曜日=ファスト・フライデイ。今日もインディアナポリスは好天。走行開始時に気温は27℃もあった。路面は43℃。昨日と同じく暑いコンディションだ。今日は昨日より少し風が強めに吹いていたが、最高気温は29℃に達した。
 スピードを出しにくいコンディションだ。しかし、各チームは予選シミュレーションを繰り返した。できる限り1台で走れるよう、お互いに気を使ってマシンをコースへと送り出していた。

2021年5月21日金曜日

2021 INDYCAR フォトレポート 第105回インディアナポリス500 プレゼンテッド・バイ・ゲインブリッジ Day3

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 Hot Day at IMS

雨の予報があった走行1、2日目だったが、雨による走行時間短縮はほとんどなかった。そして、3日目は朝から快晴に。気温も走行開始時で28度と高くなった。予選の行われる土曜、日曜は暑くなる見込みだ。

2021 INDYCARレポート Day3 第105回インディアナポリス500マイル・プレゼンテッド・バイ・ゲインブリッジプラクティス4:レース・ブーストでのインディー500プラクティス3日目、最速はトニー・カナーン

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アクシデントが2件発生!

 第105回インディアナポリス500マイル・プレゼンテッド・バイ・ゲインブリッジのプラクティス3日目、走行が始まる前にインフィールドのプレスルームで記者会見が開かれ、NTTがインディーカー・シリーズのタイトル・スポンサー契約を複数年延長したことが発表された。

 プラクティスは正午から夕方6時まで。
 今日はついにアクシデントが起きた。それもふたつ。
 最初のアクシデントはコルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート)がターン4の壁に軽くヒットしたもの。チーム・ペンスキーから出場のルーキー、スコット・マクロクリンのマシンにも接触があったようだった。

2021年5月20日木曜日

2021 INDYCARレポート 第105回インディアナポリス500 プレゼンテッド・バイ・ゲインブリッジ Day2 プラクティス3:2日目の最速はスコット・ディクソン&ホンダ

 心配されていた雨は降らずドライでの走行に

 幸運にもインディー500のプラクティス2日目、雨は降らなかった。コースのチェックのためのイエローが30分強出されただけで、エントリー35台が精力的に周回を重ねた。
 昨日のルーキー・オリエンテーション・プログラム(ROP)が雨に見舞われたため、今日の午前11時から1時間の走行時間がルーキーには追加で与えられることになった……と言っても、まだROPを終えていないのはRC・エナーソン(トップ・ガン・レーシング)だけ。彼は今日、ROPを無事クリア。今日の午後はマシンの再整備を入念に行うこととし、明日から予選通過に向けた走行プログラムに入る。
 正午からと予定されていた今日のプラクティスは、15分遅れでのスタートになった。その結果、終了時刻も予定より15分遅れさせられ、午後6時15分まで走れることになった。

2021 INDYCAR フォトレポート 第105回インディアナポリス500 プレゼンテッド・バイ・ゲインブリッジ Day1~2  その2

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 TS' 500 Car
 ディフェンディング・ウィナー=佐藤琢磨のマシン、今年は紺が基調で、オレンジのアクセント。キリッと締まったカラーリングなんですが、コレが結構路面と色目が近くて、パッと居場所を発見しにくいんです。スポッター泣かせかも。

2021 INDYCAR フォトレポート 第105回インディアナポリス500 プレゼンテッド・バイ・ゲインブリッジ Day1~2 

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佐藤琢磨の昨年のインディー500制覇の功労者、レース・エンジニアのエディー・ジョーンズが復活!
 

 昨シーズンで引退し、故郷のイングランドに帰っていたエディーでしたが、”今年のインディーはまた手伝う”という約束をレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングとしていて、ブリックヤードに現れました。彼に代わって今年から起用されているマット・グリースリーは、シーズンが始まってからもイギリスとアメリカを行き来していたそうですが、入国書類の作成などに時間がかかっているらしく、GMRグラン・プリに合わせてアメリカに戻ることができませんでした。そこへエディーが登場。彼は3カーで戦うインディー500でチーム全体を見る係として働く予定でしたが、昨年同様に琢磨のレース・エンジニアとして働くことになりました。

2021年5月19日水曜日

2021 INDYCARレポート 第105回インディアナポリス500 プレゼンテッド・バイ・ゲインブリッジ Day1 プラクティス1、2:プラクティス初日、最速はウィル・パワー+チーム・ペンスキー+シヴォレー

 雨のため午後のプラクティス2の走行時間短縮に

 雨の予報が出ていた第105回インディアナポリス500・プレゼンテッド・バイ・ゲインブリッジのプラクティス初日は、ルーキー・オリエンテーション・プログラム(ROP)がスケジュールされていた日中の時間帯に雨が降ったため、ヴェテラン勢も午後の走行時間短縮を余儀なくされた。ルーキーたちの走る時間も十分ではなく、4月初旬のテストに参加しなかった1人がまだプラクティスへの参加資格を手にできていない。

2021 INDYCAR前半戦レビュー:もう5レースが終了。光陰矢の如し

 トロント戦中止、その代替レースは??

 GMRグラン・プリが終わった。もう5レースが終了。2021年シーズンは4分の1が終了したということだ。早い。早過ぎる。

 第11戦ホンダ・インディ・トロントがキャンセルに。予想されていたこととはいえ、アメリカ国外でのレースが2年連続でナシというのは残念。カナダはCOVID−19対策をかなり厳重にやって来たのに、その効果があまり得られていなかった。ワクチンも思うように手に入っていない様子で、国境解放、人々が自由に行き来して……というのはまだまだ先になりそうだ。

2021 INDYCARレポート 第105回インディアナポリス500マイル 5月18日:インディー500のフリー・プラクティスが始まる

  世界で最も長い歴史を持つ、今年が第105回目の開催となるインディアナポリス500マイルの公式プラクティスが今日始まった。走行開始は10時。
 午前中は雨という予報だったが、それは外れて、朝からインディアナポリスは曇り空。気温も18.9℃と予報より高くなっている。路面温度は22℃。
 最初のプラクティスは正午までで、出場経験のある、インディーで言うところの”ヴェテラン”たちの時間帯。
 その後が午後2時までルーキー・オリエンテーション・プログラム(ROP)、及びリフレッシャーの走行。
 1時間の休憩を挟み、午後3時から全員での走行が夕方6時まで続く。

2021年5月16日日曜日

2021 INDYCARレポート R5 GMR GP:5レースで5に目のウィナー誕生 勝ったのはリナス・ヴィーケイ=今年3人目の初優勝

弱冠20歳のインディーカー・ウイナーが誕生! オランダ人としては、アリ・ルイエンダイク以来となる勝利だ Photo:INDYCAR(Chris Owens)クリックして拡大

インディーカー2年目の20歳、参戦19戦目の初優勝!

 快晴。気温22℃。路面39℃で始まった85周のレースは、レッド・タイヤでのパフォーマンスが圧倒的に優れていたリナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング)が勝利を飾った。デビュー2年目、キャリア19戦目にして、オランダ出身20歳のドライヴァーが初勝利。ゴール直前に小雨が降り出し、レイン・タイヤへスイッチする必要性が生まれる展開も考えられたが、走行に大きく影響するだけの雨量とはならず、ゴールは迎えられた。

2021 INDYCARレポート R5 GMRグランプリ Race Day ウォームアップ:決勝前のウォーム・アップ・セッション、最速はリナス・ヴィーケイ

GMR グランプリのレース・デイ、IMSはきれいに晴れ渡った Photo:INDYCAR(Chris Owens)クリックして拡大

快晴で迎えたレース・デイ。朝の路面温度は低め

 決勝日の今日もインディアナポリスは快晴に恵まれている。午前10時45分スタートだった30分間のウォーム・アップ・セッション、気温はすでに19℃まで上がっていた。ただし、路面温度は26℃とまだ低い。昨日の予選時は43℃もあった。このセッションでレッド・タイヤを使用した者はなし。レース用に温存してのことのようだ。

2021 INDYCARニュース R5 GMRグランプリ:トロントのレースは2年連続でナシに

人気のストリートレース、トロント戦はコロナの影響で2年連続キャンセルに Photo:INDYCAR(Chris Owens)クリックして拡大 

コロナの感染拡大防止のため2年連続キャンセルに

 カナダのオンタリオ州はCOVID-19の感染拡大を防ぐため、今も厳しい措置を取っており、7月初旬に予定されていたホンダ・インディー・トロントがキャンセルされることになった。1986年から続いて来ているトロントのストリート・レースは人気も高いが、昨年に続いて2シーズン続けてキャンセルされる唯一のレースとなりそうだ。