2020年10月23日金曜日

2020 INDYCARニュース 10月23日:チーム・ペンスキー、ペンスキー、2021年は4カー体制に

Photo:INDYCAR(Getty Images)

 スコット・マクロクリン、2021年ペンスキー入り

 今週末のファイアストン・グラン・プリ・オヴ・セイント・ピーターズバーグでインディーカー・シリーズにデビューするスコット・マクロクリン(27歳)は、来シーズン、4カー体制に拡大するチーム・ペンスキーからフル・シーズン・エントリーを果たすと発表された。
 チーム・ペンスキーはディック・ジョンソン・レーシングとのジョイントで出場を続けて来ていたヴァージン・オーストラリア・スーパーカー・チャンピオンシップへの参戦を取りやめ、56勝を挙げて来たドライヴァー、マクロクリンを引き抜いてアメリカのインディーカー・シリーズで走らせる。


2020年10月18日日曜日

2020 INDYCARレポート 10月18日:プティ・ル・マンは大どんでん返しでキャディラックが優勝

優勝したカーナンバー10 コニカ・ミノルタ・キャディラックのブリスコー/ザンデ/ディクソン Photo:LAT Images  
最終戦、セイント・ピーターズ・バーグを前に
インディーカードライバーが大挙出場

  アップ&ダウンに富む全長2.54マイルのロード・アトランタで1998年から続いてきている10時間の耐久レース=プティ・ル・マンには、どのチームも3人目の助っ人ドライヴァーを雇って臨む。トップ・カテゴリーのデイトナ・プロトタイプ・インターナショナ=DPiにはキャディラック、マツダ、アキュラの3ブランドから合計8台が出場し、そのうちの5台に現役インディーカー・ドライヴァーが起用されていた。
 タイトル獲得5回、歴代3位の通算50勝、インディ500で1勝のスコット・ディクソンがウェイン・テイラー・レーシングのキャディラックに乗り、4回チャンピオンになっているセバスチャン・ブルデイは、今シーズンはJDCモータースポーツのキャディラックで全レースに出場して来ている。チャンピオンに1回なり、インディ500でも1勝のライアン・ハンター-レイがマツダ・モータースポーツから出場。同じくタイトル1回、インディ500で1勝のシモン・パジェノーはチーム・ペンスキーのアキュラに搭乗。アキュラ陣営にはインディ500で1勝のアレクサンダー・ロッシもいる。GTLMを見ると、コルトン・ハータがレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのBMW M8 GTEにリストされていた。

2020 INDYCARレポート 10月16日:プティ・ル・マン予選開催=ポール・ポジションはアキュラDPi

 

ポールポジションを獲得したアキュラDPi 6号車のディーン・キャメロン Photo:IMSA(LAT)

9月のロード・アトランタを経て迎えたプティ・ル・マン

 今年のプティ・ル・マンはいつもと少々事情が違う。ワトキンス・グレン・インターナショナルのあるニュー・ヨーク州がパンデミックの影響が大きかったためにレースが行えず、代わりにジョージア州のロード・アトランタで9月の頭に6時間耐久が開催された。多少季節が異なるとはいえ、アトランタ郊外の丘陵地帯にあるタフなコースにおいて、最新ヴァージョンのマシンで6時間というそこそこ長時間のレースを一度行った状況で10時間耐久レースが争われることになったのだから、全チームがより高い戦闘力を備えた状態でサーキット入り。当然、予選からバトルは熾烈なものとなった。今週末のアトランタは好天に恵まれており、今日も日中の気温は20℃以上となっていた。