2018年9月20日木曜日

2018 INDYCAR ニュース 9月20日:インディー500の歴史本が日本語で刊行されます


 最終戦ソノマから帰国すると、インディー500の記録本、それも大変豪華な装丁かつ読み応えのありそうなものが日本語で刊行されるとの情報が届きました。私の敬愛するモータースポーツ・ヒストリアンであり、ライターである林信次さんの手になるものです。

2018年9月18日火曜日

2018 INDYCAR レポート R17 インディーカー・グランプリ・オブ・ソノマ:最終戦から情報、ウワサあれこれ

最終戦ソノマでカナーンはインディーカー通算300戦出走を果たした Photo:INDYCAR (Stephen King)
今週トニー・カナーンが300戦連続出場
佐藤琢磨はゲイトウェイが150戦目でした

 「自分が大好きなレースをこれだけ長く続けられていることを幸運と思う。それは毎日感じている。多くの友達を失い、多くの友達は怪我でリタイアせざるを得なくなった。しかし、僕はまだ続けることができている。そして、僕は今でもレースを楽しんでいる。”来年の最終戦に出場できていたら、自分のボス(AJ・フォイト)を上回って最多出場ドライバーになれる”と誰かに言われた。ボスは56歳まで走った。そこまでは無理だと思う。僕は今年の末に44歳になるが、まだ2~3年はやれると感じている。
 2013年、ずっと追い求めていたインディー500での優勝を果たした。あの勝ち方は本当に特別だった。レースの翌朝、さぁ次は何だ? と思った。新たなチャレンジが必要になった。チップ・ガナッシ・レーシングの10号車で走ること、その次はAJのチームを再び強くすること。今年のインディー500、僕らはかなり良い戦いができた。来年こそ! と思う」。

エド・カーペンター・レーシング、スペンサー・ピゴットの継続起用を発表


今シーズン、いい走りを見せたピゴットは来シーズンもECRで参戦 Photo:INDYCAR (Joe Skibinski)
  あんまり明るくないキャラクターのピゴット。カーペンターとキャラが似ているかも。アメリカンなのに静か。でも、ピゴットの走りにはカーペンターのような豪胆さはない。
 ロードレース要員のジョーダン・キングを来年はオーバルでも走らせる……というECRからの発表はない。キングはそうしたい意向なのに。となると、キングは他に移る可能性も検討中で、発表がなされないのかも。ではどこに??
 ロード&ストリートではかなり速い逸材と思うが。ということで、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの3台目の候補にどうか。交渉中かは確認できていない。
 

デイル・コイン・レーシング
ジミー・ヴァッサーとジェイムズ・サリヴァンとのジョイント体制で
来シーズンもセバスチャン・ブルデイを走らせることに

Photo:INDYCAR (Shawn Gritzmacher)
 今や優勝をかなり計算できるチームとなったデイル・コイン・レーシング。来年の彼らは2カーのままで行くのか、3カーに拡大するのか……。サンティーノ・フェルッチ、ピエトロ・フィッティパルディ、どちらも捨て難い。ザカリー・クラマン・デ・メロも元気があった。もうインディー500でピッパ・マンを走らせるのは、弱小チームに任せた方が良い。
 

チップ・ガナッシ・レーシングの10号車は?

 チップ・ガナッシ・レーシングはエド・ジョーンズを放出し、日本のスーパー・フォーミュラを走ったこともあるフェリックス・ローゼンクヴィストを起用する……という噂は本当か? ジョーンズはその場合どこへ? コナー・デイリー、ギャビー・シャヴェス同様にシートの確保は難しそうだ。スコット・ディクソンのマネージャーはステファン・ヨハンソン。ローゼンクヴィストのマネージメントもヨハンソン。

シュミット・ピーターソン・モータースポーツの6号車の行方


ウィッケンズの代役として終盤2戦で6号車をドライブしたムニョス。ポートランド12位、ソノマ18位のリザルトを残したが、来シーズンもウィッケンズが帰ってくるまでインディーカーに参戦できるのだろうか? Photo:INDYCAR (Chris Jones)
「ロバート・ウィッケンズが回復したらまた乗せる」と宣言しているシュミット・ピーターソン・モータースポーツ。彼が戻って来るまで6号車に乗るのは? 今シーズン終盤の2戦で走ったカルロス・ムニョスにチャンスはあるのだろうか?
 インディー500でのパフォーマンス期待なら、ムニョスは完璧合格と思うが……。
 

フンコス・レーシングの2019年は?
 1カーでフルシーズン……のはずが資金不足で途中からオーバルに参戦しなくなったフンコス・レーシング。しかし、”来年は2カー体制でフルシーズン”なんて花火を打ち上げている。ラテンならではのポジティブ・シンキングか。実現は遠い気がする。


ポートランド戦で、セリスJrと話をするリカルド・フンコス。来年の動向が気になる Photo:INDYCAR (Chris Jones)
 そんな彼らが、インディーカーをやりながらIMSAのスポーツカー・シリーズにもキャディラックのカスタマー・チームとして参戦する。ステップ・アップ・カテゴリーでは強豪だが、インディーカーではまだ何もできていない。その状態でIMSAに広げることにどんな意味がある?
 シボレーのファクトリー・チームとして資金の供給を受けるというワケでもないのに。GMとの関係が多少強化されるかもしれないが。
 

ハーディングとアンドレッティの提携

 シボレー・ユーザーのハーディングと、ホンダを使うアンドレッティ・オートスポート、彼らはライバルのはずなのに今回のソノマを前に提携。もはやハーディング・レーシングは完全にアンドレッティ・オートスポートの傘下……という話も出ている。ハーディングは個人的なトラブルもあって資金難……という噂もある。
 エンジン・サプライヤー2社から供給を受ける2チーム、シボレー・ユーザーとホンダ・ユーザーの2チームを所有……なんて離れ業は許されるのだろうか?
 シボレーとホンダとすれば、機密が漏れる環境は好ましくない。このオフには政治バトルが繰り広げられることとなりそう。
 

アンドレッティ・ハータ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアンの行方

ハーディング・レーシングでインディーカー・デビューを果たしたコルトン・ハータ(左)とパト・オーワード。ハーディング・レーシングの動向とともにこの二人の若手の来シーズンのシートも注目される Photo:INDYCAR (Stephen King)
  ブライアン・ハータはホンダ・ユーザーのアンドレッティ・ハータ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアンの共同オーナー。息子のコルトンは最終戦ソノマにハーディング・レーシングから出場。親子が違うチームで戦っていた。これを一緒にしちゃおう……というウワサあり。するとマルコ・アンドレッティという、アンドレッティ・オートスポートのオーナーの御子息が父親と違うチームで走る事態になる。
 ハーディングが名前ばかりでアンドレッティの完全コントロール下となった場合、ブライアン・バーンハートやラリー・カリー、アル・アンサーJr.などの高給取りと思われるスタッフは継続起用をしてもらえるんだろうか? それともお引き取り頂くよう通達されるのか? その辺りも興味深い。
 

ハーディング接収(?)はフェルナンド・アロンソをエントリーさせるためか
 アンドレッティ・オートスポートがハーディングを支配下に置こうと考えたのは、ホンダ・エンジンでは走れないという噂のフェルナンド・アロンソのエントリー先を確保するためか。アロンソは来年はシボレー・ドライバーということ? マクラーレンからのエントリーとなるのか。その辺りがどう決着するのかも楽しみだ。
 マクラーレンの参戦は実現しないかも……という声も聞こえる。アロンソを満足させるギャラの確保はほぼ無理。インディー500だけの参戦になる可能性も捨て切れない。

*来年のオープン・テストはCOTA、ラグナ・セカ、インディーのスーパースピードウェイの3回かも

 まだ正式発表はないが、インディーカーの2019年プレ・シーズン・テストは2月13、14日に新規開催コースのサーキット・オヴ・アメリカス(テキサス州ヒューストン)で開催される模様。日程もまだ噂の範囲内。2月でもテキサスならそんなに寒くはないはず。暑くもないだろうが。
 そして、シーズンが始まってから、2007年以来のアメリカン・トップ・オープンホイール・レース開催となるラグナ・セカ・レースウェイでもオープン・テストを行う予定。アラバマの前? それとも、ロングビーチの後ろ? 1日間のみの走行でははるばる遠征するチームも大変だが、2日間という可能性は低いようにも思える。
 オープン・テスト3つ目はインディアナポリス・モーター・スピードウェイ。これは間違いなく1日だけでだろう。4月の末の開催となると見られる。
以上

2018年9月17日月曜日

2018 INDYCAR レポート R17 インディーカー・グランプリ・オブ・ソノマ Race Day 決勝:ウィナーはハンター-レイ、チャンピオンはディクソン

ディクソン、2位でフィニッシュし5回目の戴冠! Photo:INDYCAR (Shawn Gritzmacher)
ハンター-レイ、ポールtoフィニッシュ
タイトル狙いのディクソン、堅実に2位でチェッカー


 空は抜けるような快晴。暑くなり切らない23℃という気温。それが最終戦ソノマの決勝コンディションだった。午後3時頃のスタートとあって、レース序盤は暑め、中盤過ぎは日陰だとかなり寒い……という状況だった。

レースを通じて安定した速さをキープしたハンター-レイ。ディクソンに付け入る隙を与えることはなかったPhoto:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大

 レースはポール・シッターだったライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)が完勝。優勝よりタイトル獲得が重要なスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)が2位を走ることで、ほとんどトップの座を脅かされることなくゴールまで突っ走った。

2018 INDYCARレポート R17 インディーカー・グランプリ・オブ・ソノマ Race Day :超有望新人パト・オーワード

1週間前にインディーカーを初ドライブ。堂々予選ファスト6進出を果たしたパト・オーワード。衝撃のインディーカーデビュー Photo:INDYCAR (Stephen King) クリックして拡大
ソノマの走りはじめは最下位

 ソノマの公式プラクティスが始まると、1回目はトップから1.6秒遅れの最下位24位だったパト。しかし、2回目はレッド・タイヤ装着でトップと0.9秒差の3番手につけた。テストでも、この週末でもコース・オフを何度か経験して来たパトだが、インディーカーのパワー、ハイ・グリップのファイアストン・タイヤを急速にマスターして行っている。「レッドで初めて走った時、ブラックより断然気に入った。いいタイムも出せた。だから今週末を迎えるまではファスト6に自分が進めるなんて思ってなかったけれど、”トップ10を争えるかも!”と考えることができた」と彼は振り返った。

2018年9月16日日曜日

2018 INDYCARレポートR17 インディーカー・グランプリ・オブ・ソノマ day2 予選:最終戦ポールポジションはライアン・ハンター-レイ チャンピオン候補は予選2、3、6、7位


ディクソンを抑えてハンター-レイが最終戦のポール・ポジションを獲得。アンドレッティ・オートスポート勢のPP獲得が、明日の決勝レースのタイトル争いにどんな影響を及ぼすのだろうか?Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
ハンター-レイ、最後の最後でディクソンを逆転

 朝のプラクティス3でトップタイムをマークしたスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)。ポイントリーダーの彼は予選もトントン拍子でファイナルまで進み、ユーズド・ソフトでのアタックでトップに立つ1分17秒7599でトップに立った。彼のボーナス・ポイント獲得がなるかと思われたが、最後の最後でライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)が1分17秒6277を出して最終戦PPをさらって行った。2014年ロング・ビーチ以来、7回目のPP。そのまでの初PPをハンター-レイは喜んでいた。

2018 INDYCARレポートR17 インディーカー・グランプリ・オブ・ソノマ :予選前のプラクティス3最速はスコット・ディクソン

Photo:INDYCAR (Stephen King) クリックして拡大
ディクソン、今週末初のトップタイム
 ポイント・リーダーのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)が土曜日午前中のプラクティス3で最速ラップとなる1分17秒9697をマークした。気温が18~19℃、路面は31~35℃という低温気味のコンディション。昨日より強めの風がメイン・ストレートで左斜め前方から吹き付けたこともあってか、昨日のプラクティス1にライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)の記録した1分17秒5742には届かなかった。
 ランキング 2番手につけるアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)に29ポイント、3番手タイに並ぶウィル・パワーとジョセフ・ニューガーデンのチーム・ペンスキー・コンビに87点差をつけているディクソンは、昨日の2セッションではともに2番手。そして今日はトップと快調だ。今日の午後の予選で彼はPP獲得による1ポイント加算を果たせるだろうか?

2018 INDYCARレポート R17 インディーカー・グランプリ・オブ・ソノマ:プラクティス2はジョセフ・ニューガーデンが最速

プラクティス1をキャンセルしたニューガーデンだったが、プラクティス2でトップタイム Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
体調不良だったニューガーデン、いきなりトップタイム

 体調不良は三味線……ではなかったようだが、朝のプラクティス1を走らずタイヤのセット数に余裕のあったジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)は、午後のプラクティス2でブラック、レッドの双方を使って22周。最速ラップをマークした。もちろんタイヤはレッド。タイムが1分17秒8156とプラクティス1のライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)によるベスト=1分17秒5742を下回ったのは気温が24℃まで、路面温度は43℃にまで上がっていたため。


2018年9月15日土曜日

2018 INDYCARレポート R17 インディーカー・グランプリ・オブ・ソノマ Day1 プラクティス1:プラクティス1最速はライアン・ハンター-レイ

 
バックストレッチを快走するハンター-レイ。アンドレッティ・オートスポート勢が最速で最終戦がスタート Photo:INDYCAR(Stephen King)クリックして拡大
ハンター-レイ、2位ディクソンを引き離してトップタイム
 快晴。風ほぼなし。気温=17℃で始まった2018年インディーカー・シリーズ最終戦ソノマのプラクティス1ではエントリーしている25台のうちの24台が走行、45分間のセッションで最速ラップを記録したのはライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)だった。そのラップ・タイムは1分17秒5742で、2番手につけたスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)に0.2526秒の差をつける速さだった。昨日プライベーイト・テストを行っていることもあり、ハンター-レイはこのセッションで7周を走ったのみ。ディクソンも同様で9周の走行で1分17秒8268のベストを出した。
 走らなかったのはジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)。燃料系トラブルもあったようだが、ドライバー自身の体調不良も影響してのことだったようだ。

2018年9月13日木曜日

2018 INDYCAR フォト・リポート 9月12日:チャンピオン・コンテンダー・トロリー・ツアー

インディーカーのバナーの貼られたスペシャル・ケーブル・カー。1980年にレールの上を走ってるヤツに乗って以来(!)のケーブル・カー体験、させて頂きました Photo:Masahiko Amano クリックして拡大

2018 INDYCARレポート R17 インディーカー・グランプリ・オブ・ソノマ 9月12日:チャンピオン候補4人とサン・フランシスコ巡り

ゴールデン・ブリッジに4人のチャンピオンが現れ、アスター・カップを中央に記念撮影 Photo:Masahiko Amano クリックして拡大
チャンピオン・コンテンダー・トロリー・ツアーに同行
 今日は水曜日。ソノマでのインディーカー・シリーズ最終戦に向けたメディア・イベントがサン・フランシスコのダウンタウンで行われた。ジラデリ・スクエアをケーブルカーで出発。チャンピオン候補4人とゴールデン・ゲイト・ブリッジで合流(レールなしのバス型ケーブル・カーなのでそこまで遠征可能)。ピア39に行って4人は似顔絵を描いてもらい、フィッシャーマンズ・ワーフではカニのさばき方を教わって、その後にランチ。

2018年9月12日水曜日

2018 INDYCAR ニュース 9月11日:最終戦を前にニュースあれこれ

インディーカー・ドライバーの多くが開催を歓迎するCOTAだが、残念ながらF1とのタイム比較はできない模様 Photo:Circuit of The Americas
COTAはF1とは異なるレイアウトに

 インディーカー・シリーズは2019年にサーキット・オヴ・ジ・アメリカス(COTA)でレースを行なうことになったが、F1とインディーカーの直接ラップ・タイム=パフォーマンス比較はどうやらできないこととなりそうだ。COTAはコースのレイアウトをF1の時と変える意思をすでに固めているようだからだ。
 ただし、レイアウトを変える理由は2カテゴリーの比較が行われるのを避けるためではなく、インディーカーのレースがよりエキサイティングになるように、と考えてのものだというから、どんなモディファイがなされるのか楽しみだ。

2018年9月10日月曜日

2018 INDYCARレポート IMSA コンチネンタルタイヤ・モンレテー・グランプリ 決勝:ラグナ・セカでのIMSAレースは大逆転でニッサンDPiが優勝! マツダ、他車との接触で初優勝のチャンスを逃す

総合終了を飾ったのは予選4位からスタートしたカーナンバー22、ピポ・デナリ/ヨハネス・バン・オーバービーク組のテキーラ・パトロンESM ニッサンDPiだった Photo:LAT Images クリックして拡大
アキュラ、1-2フォーメーションでレースをリード!

 ラグナ・セカならではの快晴=しかし、気温は結構低め=というコンディション。来年のインディーカーの時は防寒対策を忘れないようにしないと。
 で、IMSAのレースだけれど、スタートで2台のアキュラARX-05がポールシッターだったキャディラックDPi.V.R.(ウェイン・テイラー・レーシング=WTR)をパス。1-2でレースをリードしたのには少々驚きました。「何やってんだ、テイラー弟!」と。
 3番手に落ちたWTRキャディー。駆動系トラブルであっさりリタイア。まるでいいところナシのレースとなって、ちょっと哀れ。しかし、アキュラの楽勝とはならなかった。IMSAシリーズもなかなかに層が厚い。

2018 INDYCARレポート :IMSAプロトタイプのポール・ポジションはジョーダン・テイラー/WTRキャディラックDPi

コニカミノルタキャディラック DPi-V.Rの10号車がポール・ポジション。ジョーダン・テイラーはキャリア10回目のPPだ Photo:LAT Images クリックして拡大
プロトタイプクラスの予選はわずか15分!?

 ラグナ・セカの土曜日は午前中にフリー・プラクティス3、午後に予選が行われ、プロトタイプ・クラスはジョーダン・テイラー駆るキャディラックDPi.V.R/ウェイン・テイラー・レーシング=WTRがポール・ポジションを獲得した。予選はプロトタイプ・クラスだけ15分間の走行という短か過ぎる戦い(もう少し長くしてもいいのでは?)。J・テイラーはコニカ・ミノルタ・ソルーションズ/キャディラックで今週のダントツでの最速となる1分16秒181というラップ・タイムをマークした。

2018年9月8日土曜日

2018 INDYCARレポート IMSA コンチネンタルタイヤ・モンテレー・グランプリ Day1 プラクティス2:最速はファン・パブロ・モントーヤの相棒デイン・キャメロンの乗ったアキュラ P2もアキュラ=エリオ・カストロネヴェスがドライブ


初日トップタイムをマークしたアキュラDPiの6号車 Photo:LAT Images クリックして拡大
モントーヤの相方、午前のキャディラックのタイムを更新
 快晴だが気温は21℃までと低いままだったラグナ・セカの午後のプラクティス2、最速ラップはファン・パブロ・モントーヤとコンビを組むデイン・キャメロン(アキュラARX-05)の出した1分16秒865で、プラクティス1最速だったレンガー・ヴァン・ダー・ザンデ(ウェイン・テイラー・レーシング=WTR/キャディラックDPi.V.R)の1分16秒882を僅かだが上回って今日の最速となった。
 午後のP2にはキャメロンのチームメイト、エリオ・カストロネヴェスのアキュラが来た。こちらのベストは1分16秒980で、WTRキャディラックの朝のベストを下回っていた。

2018 INDYCARレポート 9月7日:モンテレーのIMSAシリーズ取材

今週末ラグナ・セカで開催されるコンチネンタルタイヤ・モンレテー・グランプリ。プラクティス1で2番手となったモントーヤのアキュラ6号車。写真はロードアメリカのもの Photo:LAT Imges クリックして拡大
ソノマのテスト取材後、モンテレーへと南下

 ポートランドとソノマの間の週末はIMSA(インターナショナル・モーター・スポーツ・アソシエイション)のスポーツ・カー・レースがウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカで行われるので、インディーカーのプライベート・テストをソノマで取材した後、モンテレー近くまで南下した。

2018年9月7日金曜日

2018 INDYCARレポート 9月7日:フェルナンド・アロンソ/マクラーレンはシボレーか !?


アンドレッティ・オートスポートのマシンでバーバーテストを行ったアロンソだったが…… Photo:INDYCAR (Chiris Owens)
アンドレッティ、すでにハーディング・レーシングを傘下に??

 先日アンドレッティ・オートスポートのホンダ・エンジン搭載インディーカーでロードコース初テストを行なったフェルナンド・アロンソだが、来年のインディーカー・フル参戦はシボレー・エンジン使用チームになる見込みが強くなって来た。

2018 INDYCARレポート R17 インディーカー・グランプリ・オブ・ゾノマ:9月6日 ソノマで3チームがプライベート・テスト

ペンスキー、RLLはレギュラー・ドライバーが参加
ハーディング・レーシングはパト・オーワードを起用!


 9月6日にソノマ・レースウェイでインディーカーの3チームがプライベート・テストを行った。
 チーム・ペンスキーがジョセフ・ニューガーデン、ウィル・パワー、シモン・パジェノーの3人、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングがグレアム・レイホールと佐藤琢磨の2人と共にシーズン・レギュラーを起用したのに対し、今年からフル・シーズン・エントリーしているハーディング・レーシングは、これまでに起用して来たギャビー・シャヴェスでもコナー・デイリーでもなく、先週のポートランドでインディーライツ・チャンピオンになったばかりのメキシコ人ドライバー、パト・オーワードを起用した。彼にとっては初のインディーカー走行だ。

2018 INDYCARレポート R17 インディーカー・グランプリ・オブ・ソノマ:パトリシオ・オーワードとコルトン・ハータ、ハーディング・レーシングから揃ってインディーカー・デビュー

最終戦ソノマでインディーカーデビューが決まったパト・オーワード 来シーズンの参戦体制も注目だ Photo:INDYCAR クリックして拡大
ウワサは本当だった! 

 9月6日、ソノマでのプライベート・テスト。参加しているのはチーム・ペンスキー=3人全員、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング=2人とも、そしてハーディング・レーシング。
 ハーディングはなんと先週インディー・ライツ・チャンピオンになったばかりのメキシカン/19歳=パト・オーワードをドライブさせている。
 そしてなんと、パトと彼のインディー・ライツでのチームメイトでインディー・ライツ・ランキング2位となったコルトン・ハータと、二人が揃って来週の最終戦ソノマに出場するという。

2018 INDYCARレポート R17 インディーカー・グランプリ・オブ・ソノマ:ハーディングがオーワードとハータのインディー・ライツ1-2コンビを来年起用だとすると……

ハーディング・レーシング、2カー体制に移行か!?

 今年からフル・シーズン・エントリーをしているハーディング・レーシング。インディアナポリスのビジネスマンが興したチームは、スポット参戦だった昨年からドライバーにはギャビー・シャヴェスを起用して来たが、今シーズン途中のトロントから3レースでコナー・デイリーをトライ。ゲートウェイ、ポートランドではシャヴェスをまた乗せていた。最終戦は誰になるのか?

2018 INDYCARニュース 9月5日:フェルナンド・アロンソがロードコース・テスト


Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
  9月5日、フェルナンド・アロンソがアンドレッティ・オートスポートのダラーラ/ホンダをアラバマ州のバーバー・モータースポーツ・パークでテストした。チームは昨年のインディー500と同じカー・ナンバー「29」をつけたマシンを用意した。ただし、カラーリングはマクラーレンのオレンジではなく、ブルーとグリーンで、アンドレッティの統一デザインとされていた。
 

Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
 以下はチームがリリースしたアロンソのQ&A。

2018年9月6日木曜日

2018 INDYCARレポート :2018年インディー・ライツ・チャンピオンはパトリシオ・オーワード

Photo:INDYCAR

シーズン9勝目を挙げタイトルに花
 

 ポートランドでのダブルヘダーで今シーズンのインディー・ライツは閉幕。その1レース目でパトリシオ(パト)・オーワード=アンドレッティ・オートスポートからのエントリー=が優勝した。シーズン8勝目で獲得ポイントを460点に伸ばした彼は、初のインディー・ライツ・タイトル獲得を決めた。パトはレース#2の予選でアクシデントを起こしてグリッドは7番手だったが、おかげでスタート直後のアクシデントに巻き込まれることなく、まんまと潜り抜け、先行するベラルディ・オート・レーシングの2台を18周目までにパスしてトップに立ち、シーズン9勝目で有終の美を飾った。ちょっと出来過ぎの週末になっていたとも言えるが、2レースとも彼の相手をできるライバルはいなかったと評することもできる。

2018年9月5日水曜日

2018 INDYCAR ニュース 9月4日:2019年インディーカー・シリーズ日程発表

新たにインディーカーのカレンダーに加わったテキサス州オースチンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ、通称”COTA"。アップダウンの大きい全長5.5㎞、20のコーナーを持つコースだ Photo:INDYCAR クリックして拡大
サーキット・オブ・ザ・アメリカスでインディーカー初開催
最終戦はソノマにかわってラグナ・セカに

 インディーカーの2019年のカレンダーが発表された。

1) 3月10日    セント・ピーターズバーグ(ストリート)
2) 3月24日    オースチン(常設ロードコース)
3) 4月 7日    バーバー(常設ロードコース)
4) 4月14日    ロング・ビーチ(ストリート)
5) 5月11日    インディアナポリス(常設ロードコース)
6) 5月26日    インディアナポリス500(スーパー・スピードウェイ)
7) 6月1日    デトロイト1(ストリート)
8) 6月2日    デトロイト2(ストリート)
9) 6月8日    テキサス(1.5マイル・オーバル)
10) 6月23日    ロード・アメリカ(常設ロードコース)
11) 7月14日    トロント(ストリート)
12) 7月20日    アイオワ(8分の7マイル・オーバル)
13) 7月28日    ミッド・オハイオ(常設ロードコース)
14) 8月18日    ポコノ(スーパー・スピードウェイ)
15) 8月24日    ゲイトウェイ(1.2マイル・オーバル)
16) 9月1日    ポートランド(常設ロードコース)*オレゴン州
17) 9月22日    ラグナ・セカ(常設ロードコース)

2018年9月3日月曜日

2018 INDYCARレポート R16 グランプリ・オブ・ポートランド Race Day 決勝:佐藤琢磨が今季初優勝!

Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
佐藤琢磨、チームに"2ストップ作戦”を提案

20番グリッドからの優勝は、佐藤琢磨のチームへの提案で実現された。“2ストップ作戦をトライするクレイジーなチームが現れるかも”とエンジン・サプライヤーのホンダ陣営は話していたが、その作戦に賭け、成功させたのが今回の琢磨&レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングだった。


ヒンチクリフがスピン、アンドレッティのマシンが舞い上がり横転したところに、レイホール、ジョーンズ、ディクソンが巻き込まれる。幸い大事には至らなかったが、レイホール、ジョーンズは0周リタイアに Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
  マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・ハータ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)が裏返った1周目のアクシデントの後、オープンになったピットロードに滑り込んで琢磨はトップ・オプ(少し減った燃料を満タンにする)。厳密に言えば3回ピットしているのだが、作戦としては”2ストップ”と呼ばるものでの勝利となった。

2018 INDYCARレポート R16 グランプリ・オブ・ポートランド Race Day 決勝(速報版):佐藤琢磨が優勝!

Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大

スターティンググリッド10列目からの劇的勝利
がっちりかみ合った高レベルの走りと「2ストップ」戦略!

 インディーカーシリーズ第16戦ポートランドで、佐藤琢磨選手が優勝した。佐藤選手の優勝は、昨年のインディー500以来で、インディーカーキャリア通算151戦目での3回目の勝利となる。

2018年9月2日日曜日

2018 INDYCARレポート R16 グランプリ・オブ・ポートランド Day2 予選:パワーがPP、ロッシは3位、ディクソンは11位

逆転タイトルへの意気込みをまずは今シーズン4回目のPPという結果につなげたパワー Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
パワー、今シーズン4回目、通算54回目のPP
ニューガーデンが続いてペンスキーがフロントロウ独占


予選は快晴下、気温23℃/路面40℃のコンディションで行なわれ、ファイナルの6人にはウィル・パワー(チーム・ペンスキー)、アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)、セバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)、ザック・ビーチ(アンドレッティ・オートスポート)、そして、ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が残った。 
そして、パワーが今シーズン4回目、キャリア54回目のポール・ポジションを獲得。予選2位はジョセフ・ニューガーデンで、チーム・ペンスキーとシボレーによるポートランド・フロント・ロウ独占がなった。



タイトルコンテンダー明暗!ロッシは手堅く予選3番手
一方、ディクソンはQ2敗退で予選11位に

 ポイント・スタンディング2番手のアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)は予選3位。その一方でスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)はQ2での敗退を喫し、レースは11番手グリッドからスタートすることと決まった。

佐藤琢磨、グループ分け不均衡に泣きQ1敗退

佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は予選20位。Q1のグループ分けが極めて不公平なものになっていた。グループ1では琢磨のチームメイトのグレアム・レイホールが57秒7349で5番手だったが、琢磨はグループ2でほぼ同じ57秒7848をマークしたが、グループ2だと10番手。Q2進出は果たせなかった。
レイホールはQ2でも57秒7772のベストしか出せなかったが、予選結果は10位と琢磨より10番手も前方だった。

以上



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2018 INDYCARレポート R16 グランプリ・オブ・ポートランド Day2 プラクティス3:セバスチャン・ブルデイがまたも最速

プラクティス3で前日のポジションを大幅に更新。レイホールも3位とRLLのマシンの仕上がりの良さがきわだった Photo:INDYCAR (Stephen King) クリックして拡大
佐藤琢磨は5番手にジャンプアップ

 セバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)が予選を目前に控えたプラクティス3でもベスト・ラップを記録した。タイムは57秒4707で、昨日のプラクティス1で彼自身が記録した昨日のファステスト・ラップには及ばなかった。
ブルデイはこのタイムを記録した次のラップにコース・オフし、クラッシュ。セッション終了1分前のアクシデントで、そのままプラクティスは終了となった。

2018年9月1日土曜日

2018 INDYCARレポート R16 グランプリ・オブ・ポートランド Day1:プラクティス2はウィル・パワーが最速

Photo:INDYCAR (James Black) クリックして拡大
気温が上がる中でプラクティス2がスタート
午前中のブルデイのタイムは更新されず


 インディーカーのプラクティス2が午後2時半過ぎに始まると、ポートランド・インターナショナル・レースウェイ上空から雲が消え、陽が照りつけ始めた。気温は24℃とそれほど上がらなかったが、路面温度は朝の26℃から大きく上がり、40℃に達した。

 午前中のプラクティス1でセバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)が記録した57秒3975は、このセッションでとうとう破られなかった。

2018 INDYCARレポート R16 グランプリ・オブ・ポートランド Day1 :ポートランドのプラクティス1最速はセバスチャン・ブルデイ

ブルデイ、前日のディクソンの最速タイムを更新
 全長1.964マイルのポートランド・インターナショナル・レースウェイで行なわれた公式プラクティス1回目、最速ランナーはセバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)だった。このセッションを走ったのは24台。昨日のオープン・テストを走った25台の中からピエトロ・フィッティパルディ(デイル・コイン・レーシング)がブレーキ・トラブルのために走行できなかった。

2018 INDYCARレポート R16 グランプリ・オブ・ポートランド:チャンピオン争いの歴史

過去10年、シーズン残り2戦の状態で
ポイントリーダーが逃げ切れる確率は??

 チャンピオン争いの歴史を少々。この10年、残り2レースとなった時点でのランキング・トップとランキング2番手のポイント差とタイトル争いの結果を見ると……。

2018 INDYCARレポート R16 グランプリ・オブ・ポートランド Day1 :2007年以来となるポートランド 公式日程スタート

ウイッケンズ、インディアナポリスの病院に転院
ポートランド戦の6号車をムニョスがドライブ

 まずはグッド・ニュースから。8月19日にポコノでの大アクシデントで負傷したロバート・ウィッケンズ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)がペンシルヴェニア州アレンタウンの病院からインディアナ州インディアナポリスのインディアナ大学ヘルス・メソジスト病院へと移動した。今日、金曜日にチームが発表。彼はインディアナポリスで更なる下肢の手術を受ける予定という。

 ゲートウェイでの第15戦を欠場したシュミット・ピーターソン・モータースポーツの6号車だが、ポートランドから復帰。コクピットに収まるのはカルロス・ムニョス(コロンビア出身26歳/キャリア1勝)で、最終戦ソノマも出場予定。2戦で20万ドルとも噂されていた資金を持ち込んだのだろうか?

2018年8月27日月曜日

2018 INDYCAR レポート R15 ボンマリート・オートモーティブ・グループ 500 Race Day 決勝:ウィル・パワーが3勝目でタイトル争いに残る

シーズン3勝目を挙げたパワー。今回の勝利でポイントランキング3位に浮上、逆転タイトルも射程圏内に Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
ロッシ、燃料セーブ作戦でディクソンを抑える
 ポイント4番手のウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が今シーズン3勝目を挙げてチャンピオン争いに踏み止まった。レース前に81点あったスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)との差が68点に縮まった。
ポイント2番手のアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)は、ゴールを前に作戦を燃費セーブに切り替え、ポジションを落として行った。しかし、前方を走るマシンが次々ピットに向かって順位を挽回し、トップに躍り出た。燃料補給したパワーにはパスされたが、ディクソンは封じ込めて2位でゴール。ポイント・リーダーとの差は29点から26点に縮まった。

2018年8月25日土曜日

2018 INDYCAR レポート R15 ボンマリート・オートモーティブ・グループ 500 Day1 プラクティス2:プラクティス2も最速はアレクサンダー・ロッシ

好調ぶりを維持するロッシ。このセッションもトップタイム Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
ロッシ、さらに勢いを増しそうな予感
対するディクソンもセッション終了間際に肉薄


 予選を行わないこととしたことでプラクティス・ファイナルは最初の予定の1時間より30分長く行われた。出場チームにレース・セッティングを進めさせることでレースは安全になり、競争が内容の濃いものになる。
 気温が22~23℃と涼しいコンディション。路面も気温とほぼ変わらない温度の低さとなっていたのは、コンスタントに風が吹き続けていたのも影響していただろう。風向きはプラクティス1とほぼ同じで、メイン・ストレートで向かい風になっていた。
 7人のドライバーが100周以上をこなし、最速はセッション終盤に183.060mph平均のラップを出したアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)だった。2連勝中の彼が今日の両セッションで最速。更に勢いを増しそうだが、セッション終了間際にポイント・リーダーのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)がロッシに0.0051秒差に迫る183.022mphをマークした。

2018 INDYCAR レポート R15 ボンマリート・オートモーティブ・グループ 500 Day1 プラクティス1:3時間遅れでプラクティス1開催

雨でスケジュールが押したプラクティス1、ロッシがトップタイム Photo:INDYCAR (Forrest Mellow)
ロッシとディクソンがこのセッション1-2

午前中は大雨。午後12時15分からとスケジュールされていたプラクティス1(60分間)は、午後3時30分過ぎにようやく始まった。すぐに雨が降るとの予報もあったが、幸いにも雨雲はコースの南側を通過。コースサイドからピット・イン/ピット・アウトに使うレーンに水が出てイエロー・フラッグが出され、セッション終了の8分前に雨が降り出してチェッカード・フラッグとなった。
最速はアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)の24秒4003=平均時速184.424mph。2番手はスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)の24秒6207=同182.773mphだった。

2018年8月22日水曜日

2018 INDYCAR レポート R14 ABC サプライ500:メールマガジン:アレクサンダー・ロッシはチャンピオンになれるか?


Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
ロッシ、2連勝でタイトルに向けて猛チャージ

 第13戦ミッドオハイオでポール・ポジションから優勝したアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)は、第14戦ポコノでは予選3位からスタートしてすぐにトップを奪い、200周のレースの180周をリードしてチェッカード・フラッグを受けた。2レース連続でライバルたちを圧倒しての勝利。シーズン3勝目を挙げた彼は初タイトルに向けて更なる勢いをつかんだ。
ロッシは最早スーパースピードウェイでも、ショート・オーバルでも、ロードでもストリートでも速い。26歳の若さでここまでオール・ラウンダーになれているケースは稀だ。接触を厭わないドライビングと、それを全く悪びれないコメントでヒール的キャラクターが定着しつつあったが、予選でもレースでもミスを恐れず常に全力でプッシュし、どれだけのリードを築き上げてもライバルを更に突き放そうと走るスタイルがファンの心を掴み始めている。

2018年8月20日月曜日

2018 INDYCARレポート R14 ABCサプライ 500 Race Day 決勝:アレクサンダー・ロッシ圧勝

前戦のミッド・オハイオから2連勝。シーズン大詰めに向けてロッシの勢いが止まらない Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
ロッシ、1スティントで8秒をリードする速さ
リードラップは実に180周!

 第13戦ミッドオハイオで圧勝したアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)が第14戦ポコノでも予選3位から優勝した。スタートでジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)をパスし、フルコースコーション明けのリスタートでは予選1位だったウィル・パワー(チーム・ペンスキー)を抜き去ってロッシはトップに躍り出た。
 予選ではパワーが圧倒的な速さを見せていたが、レースではロッシが最速だった。1スティントで8秒の差をパワーにつけ、レースを完全にコントロール下に置いて、200周のうちの180周をリードしてチェッカーフラッグを受けた。今季3勝目はミッドオハイオからの2連勝。キャリア5勝目はオーバルでの2勝目となった。

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2018年8月19日日曜日

2018 INDYCAR レポート R14 ABCサプライ 500 Day1 プラクティス1:ウィル・パワーが今シーズン3回目のPP獲得

タイム計測2ラップをただ一人219mphでそろえる速さと安定度を見せたパワー Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
AJ・フォイトに並ぶ通算53回目のポール・ポジション

 昨年のポコノ・ウィナー=ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が、今年は予選で素晴らしい走りを見せてポール・ポジションを獲得した。出場22人の中で彼だけが2ラップのアタック両方を219マイル台に載せた。平均時速219.511mphで今シーズン3回目のPPは、自身にとって通算53回目で、AJ・フォイトに歴代2位タイで並んだ。残るはマリオ・アンドレッティの67PPだけだ。

2018 INDYCAR レポート R14 ABCサプライ 500 Day1 プラクティス1:ポコノでのプラクティス1はヴィーチが最速

Photo:INDYCAR (Chris Owens)クリックして拡大
佐藤琢磨はポコノ最初のセッション8番手に

 ペンシルヴェニア州ロング・ポンドにある全長2.5マイルのトライアングル・オーヴァル=ポコノ・レースウェイでインディーカー・シリーズ第14戦がスタート。予選前の1時間のプラクティスは30分遅れでスタート。曇り空の下での走行ではルーキーのザック・ヴィーチ(アンドレッティ・オートスポート)が最速となる217.393mphのラップを記録した。
 2番手はポイント・スタンディング3番手のジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)=217.016mph、3番手はポイント2番手のアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)=216.907mphで、ポイント・リーダーのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)は215.679mphで5番手で発進した。

 レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングは佐藤琢磨が8番手で、グレアム・レイホールが9番手。昨年度ポコノ・ウィナーのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は11番手だった。エントリーは22台。アクシデントはなし。デブリによるイエローが1回あった。

2018年8月18日土曜日

2018 INDYCAR レポート R14 ABC サプライ500:成田空港で佐藤琢磨選手に遭遇!?

Photo:Masahiko Amano クリックして拡大
 ミッド-オハイオ戦終了後に日本に帰国し、短い夏休みののちポコノに向かって出発したジャック・アマノが成田空港で思わぬディスプレイを発見! 第1ターミナルの5番サテライト、50番台の搭乗ゲート付近に、アビーム・コンサルティングの佐藤琢磨選手の広告が!

2018年7月30日月曜日

2018 INDYCARレポート R13 ホンダ・インディー200・アット・ミッド・オハイオ Race Day 決勝:アレクサンダー・ロッシが圧勝

ポール・ポジションスタートからの2ストップ作戦を選択したロッシ。燃費走行でも十分な速さを見せつけての勝利だった Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大

2ストップ作戦でポール・トゥ・フィニッシュ!

 ポール・スタートだったアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)は、ミッド・オハイオ・スポーツ・カー・コースを90周するレースを2回のピット・ストップで走り切り、今季2勝目、キャリア4勝目を挙げた。
 予選2位だったウィル・パワー(チーム・ペンスキー)はとうとう一度もロッシにアタックできず、作戦でアドバンテージをつかむことも叶わず3位でゴールした。
 ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)は予選3位から3ストップ作戦で戦ったが、2ストップの若いチームメイトに大差をつけられ、7位フィニッシュだった。

2018年7月29日日曜日

2018 INDYCARレポート R13 ホンダ・インディー200・アット・ミッド・オハイオ Day2 予選:ミッド・オハイオ、ポールポジションはアレクサンダー・ロッシ=今季3回目

今シーズン、ロードコースでのパフォーマンスに自信を失いかけていたなかでのポールポジション獲得にロッシは喜びを爆発させた Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
ロッシ、インディーカーきってのテクニカルコースでPP

 インディーカー・シリーズきってのテクニカル・ロードコースといっていいミッド・オハイオ・スポーツ・カー・コース(全長2.258マイル)でポール・ポジションを獲得したのはアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)だった。今季3回目(1、2回目はロング・ビーチ、デトロイト/レース2)、キャリア4回目だ(キャリア初は2017年ワトキンス・グレン・インターナショナル)。
 今回のファイナルに進んだ6人をQ2での成績順に並べると、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)、ロッシ、マックス・チルトン(カーリン)、ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)、そしてロバート・ウィッケンズ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)の順だった。


2018 INDYCARレポート R13 ホンダ・インディー200・アット・ミッド・オハイオ Day2 プラクティス3:プラクティス3でグレアム・レイホールがトップ・タイム! 佐藤琢磨は9番手


2日目最初の走行でトップとなったレイホール。ホンダブリッジからターン7にアプローチする Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
赤旗多発でブツ切りのセッションとなる中
レイホールがタイミング良いアタックに成功


 快晴だが気温は18~19℃と低く、路面温度も27~31℃の間に収まっていた土曜日午前中のプラクティス3は、レッド・フラッグ多発でブツ切りのセッションとなったが、その中でタイミングよくアタックを敢行、ベスト・ラップとなる1分05秒2067をマークしたのは地元のグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)だった。涼しいコンディションもあり、昨日の午後にライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)がレッド・タイヤでマークした1分05秒1950に迫るタイムが記録された。

2018年7月28日土曜日

2018 INDYCARレポート R13 ホンダ・インディー200・アット・ミッド・オハイオ Day1 プラクティス2:プラクティス2最速はライアン・ハンター-レイ

午後のセッションではハンター-レイがこの日のトップタイムをマーク。アンドレッティ・オートスポートは、1日目トータルでロッシが5位、マルコ・アンドレッティが7位、ヴィーチが13位とベースセッティングがよいことをアピール Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大

安定したコンディションでタイム争いが激化

 プラクティス1の気温は23~24℃。路面が37~38℃。プラクティス2は気温が24~25℃とほとんど変わらず。路面は43℃とやや上昇したが、ほぼ同じコンディションでセッティングを進めるのには格好のものとなっていた。
 こうしたコンディションでは当然コンペティションは激しくなる。トップ5がコンマ3秒、トップ9がコンマ5秒以内に収まっていた。

2018 INDYCARレポート R13 ホンダ・インディー200・アット・ミッド・オハイオ Day1 プラクティス1:最初のプラクティスはセバスチャン・ブルデイが最速 佐藤琢磨が4番手と出足快調

アンドレッティを従えてターン8にアプローチするブルデイ。ミッド・オハイオ最初のセッションでトップタイム Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大 
ブルデイ、2番手ニューガーデンに大差をつけトップに

 オハイオ州コロンバス郊外のミッド・オハイオ・スポーツ・カー・コースでの週末は、快適なものになりそう。今日の最初のプラクティスは快晴で気温が23~24℃。路面も40℃以下だった。
 スピン、アクシデントによる赤旗中断が何度かあった45分間のセッション、最速ラップとなる1分05秒5784をマークしたのはセバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)だった。それも、2番手に来た昨年度ウィナーのジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)に0.3383秒とかなり大きな差をつけた。ニューガーデンのタイムは1分05秒9167。


ニューガーデンも最初のセッションを2番手で終え、まずまず順調にこの週末をスタート Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
 3番手にはポイント・リーダーのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)が1分06秒2157でつけた。ミッド・オハイオで最多の5勝を挙げているのが彼だ。

2018年7月22日日曜日

2018 INDYCAR ニュース 7月21日:ピエトロ・フィッティパルディがレース復帰


7月17日にミッド-オハイオでテストを行ったフィッティパルディ。月末のホンダ・インディー200で第2戦フェニックス以来のインディーカー復帰の予定だ Photo:INDYCAR (Forrest Mellow)
ミッド-オハイオでインディーカー復帰へ

 若いと回復が早い。22歳のピエトロ・フィッティパルディ(デイル・コイン・レーシング)は、5月初旬にスパ・フランコルシャンでのスポーツカー・レースでステアリング・トラブルからオー・ルージュでクラッシュし、左足の複雑骨折、右かかとの骨折など大きな負傷をした。
 フィッティパルディは事故の後すぐにアメリカのインディアナポリスに移動した。インディーカー・シリーズの専属ドクターで、ドライバーの怪我に対して豊富な知識と治療経験を持つテリー・トラメル医師による手術を受け、彼のチェックを受けながらリハビリを続けるためだ。