2018年11月11日日曜日

2018 INDYCAR ニュース 11月10日:フェルナンド・アロンソのインディー500再挑戦決定

2年ぶりのインディー500出場が決まったアロンソ。今回はマクラーレン・レーシングとしての参戦であり、2017年以上にインディー500を盛り上がることは間違いない Photo:INDYCAR (Chris Owens) 
2度目の挑戦はマクラーレン・レーシングのプロジェクトに
 昨日、マクラーレン・レーシングが、来年の第103回インディアナポリス500にフェルナンド・アロンソ(37歳)とともに参戦すると発表した。アロンソにとって2回目のインディー挑戦は、マクラーレン・レーシングのプロジェクトとして敢行される。使用エンジン、チーム体制は今回の発表で一切明らかにされていないが、彼らの出場がレースへの世界における注目度を高め、現場も大きく盛り上げることになるのは間違いない。

2018年11月8日木曜日

2018 INDYCAR ニュース 11月8日:佐藤琢磨がSRS-Fの校長に

Photo:Masahiko Amano
 昨日、ホンダ本社で会見があり、佐藤琢磨の「鈴鹿」サーキットレーシングスクール(SRS-K/F)校長就任」が発表された。以下にリリースを要約して引用する。

中島悟氏に代わって、第2代校長に就任

 鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)は、1993年に次世代のドライバー育成機関「SRS-Kart、そして1995年にSRS-Formulaを開校し、国内外で活躍する数多くのドライバーを輩出してきました。この度、SRS-K、SRS-Fの新体制、新たなクラス設定が決定しました。
 創立以来校長を務めてきた中嶋悟氏が勇退し、2017年インディー500ウィナーの佐藤琢磨氏がプリンシパル(校長)に、 Vice
Principal(副校長)に中野信治氏が就任します。

2018年10月22日月曜日

2018 INDYCAR レポート 10月22日:アロンソの2019シーズンフル出場はなし! インディーで6台が来年に向けたテスト実施

来シーズン、マクラーレンはインディーカー・フル参戦を断念したが、アロンソの参戦の可能性は残る Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
アロンソのインディーカー・スポット参戦の可能性はアリ

 「マクラーレンが2019年のインディーカー・シリーズにフル・シーズン・エントリーすることはない」とチーム代表のザック・ブラウンがF1アメリカGP開催中に発表した。アンドレッティ・オートスポート(AA)、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング、エド・カーペンター・レーシングと交渉、実現を目指して来たが、彼らはその前にF1での苦境から脱出することにフォーカスする。
 しかし、「2019年のF1グランプリには出場しない」ことを明らかにしているワールド・チャンピオンのフェルナンド・アロンソが、2019年のインディー500にスポット参戦する可能性は依然として残されている。「今年のル・マン24時間レース優勝でトリプル・クラウンに王手をかけたのだから、インディーは出たい」とアロンソ自身も乗り気だ。しかし、「2019年に出場できるか、それ以降になるのかはまだわからない。優先順位の高い検討事項であることは確か」と彼は述べている。

2018年10月18日木曜日

2018 INDYCAR ニュース 10月17日:エド・ジョーンズがエド・カーペンター・レーシング入り


インディアナポリスで行われたテストでECRのピットに立つジョーンズ Photo:INDYCAR(Joe Skibinski)
1シーズンでチップ・ガナッシから放出に

   2016年インディー・ライツ・チャンピオンで、2017年のインディーカー・ルーキー・オブ・ザ・イヤーとなったエド・ジョーンズ(アラブ首長国連邦出身/23歳)は、2018年はチップ・ガナッシ・レーシングに抜擢されてフル・エントリーを行ったが、勝利なし、表彰台2回でランキングは13位と好体制に見合わぬ成績しか残せず、チャンピオン・チームのシートをフェリックス・ローゼンクヴィスト(スウェーデン出身/26歳)に明け渡すこととなった。しかし、彼は2019年のシートをエド・カーペンター・レーシング/スクーデリア・コルサ(ECR/SC)に、ロード&ストリート要因として確保し、インディー500にもECR/SCの3台目によって出場することとなった。

2018年10月16日火曜日

2018 INDYCARレポート 10月15日:IMSA最終戦プチ・ル・マンでライアン・ハンター-レイが優勝

最終戦プチ・ル・マンを僅差で優勝し、喜ぶハンター-レイ Photo:LAT Images クリックして拡大 
マツダDPiは最終戦で2-3位フィニッシュ!
プロトタイプ・クラス王者はキャディラックDPiに


 ジョージア州アトランタ郊外にあるロード・アトランタ(全長2.54マイル)で開催された10時間耐久レースのプチ・ル・マンで、現役インディーカー・ドライバーのライアン・ハンター-レイが乗ったキャディラックDPiが総合優勝した。彼のパートナーはウェイン・テイラー・レーシングのレギュラー2人=ジョーダン・テイラーとレンガー・ヴァン・ダー・ザンデ。2位に入ったマツダDPiとの差は僅かに5秒306だった。マツダ勢はもう1台が3位に入賞と、最終戦で今シーズン中のレベル・アップの大きさを印象付けた。
 このレースの結果、2018年のプロトタイプ・クラス・チャンピオンにはアクション・エクスプレス・レーシングのキャディラックDPiに乗るエリック・キュランとフェリペ・ナサルの二人が輝いた。

2018年10月15日月曜日

2018 INDYCARレポート 10月14日:3人の元インディーカー・ドライバーがIMSA GTDにアキュラNSX GT3で出場!

来シーズン、IMSAを戦うNSXのカラースキームを披露するジャッキー・ヘインリッチャー(左)とキャサリン・レッグ Photo:LAT Images クリックして拡大
女性インディーカー・ドライバーが集結

 キャサリン・レッグ、シモーナ・デ・シルヴェストロ、アナ・ベアトリス……インディーカーで走ったキャリアを持つ女性ドライバー3人が2019年にタッグを組み、IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップにエントリーする。アキュラのプロトタイプで戦い、2017年からNSX GT3でGTデイトナ(GTD)クラスに参戦して来たメイヤー・シャンク・レーシングが、女性ドライバーのジャッキー・ヘインリッチャー主宰のチームとジョイント、メイン・スポンサーにキャタピラーを迎えて女性ドライバーだけによるチームを結成し、フル・エントリーを行うのだ。

2018年10月8日月曜日

2018 INDYCARレポート 10月6日:2019年インディーカー・シリーズのドライバー・ライン・アップ現状

トップ3は2019シーズンもエントリー体制に変動なし

 チップ・ガナッシ・レーシングは2018年にキャリア5回目のタイトルを獲得したスコット・ディクソンの2019年シーズンのチームメイトとしてフェリックス・ローゼンクヴィストという26歳のスウェーデン出身ルーキーを起用すると決めた。2019年も彼らは2カー体制だ。アンドレッティ・オートスポートは今年と同じドライバー・ライン・アップ=アレクサンダー・ロッシ、ライアン・ハンター-レイ、マルコ・アンドレッティ、ザック・ヴィーチの4カー体制を維持する計画。チーム・ペンスキーも体制を変えず、ウィル・パワー、ジョセフ・ニューガーデン、シモン・パジェノーを走らせる。

2018年10月3日水曜日

2018 INDYCAR ニュース 10月2日:レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングがベテラン・エンジニアのアレン・マクドナルドを採用

アンドレッティ・グリーン・レーシング時代のアレン・マクドナルド。2019年のレイホール・レターマン・レーシングはチームのエンジニアリング面でさらなる飛躍を目指す Photo:INDYCAR (Shawn Payne) クリックして拡大 
インディー500優勝2回、PP3回の実績!

 レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングは、ベテラン・エンジニアのアレン・マクドナルドをシニア・ディベロップメント・エンジニアとして複数年契約で採用した。
 マクドナルドはレース・エンジニア、あるいはチームのテクニカル・ディレクターとして2回インディーカー・チャンピオンの栄冠を獲得し、インディー500での優勝を2回、インディー500でのポール・ポジション獲得を3回果たして来ている。最も最近では、2018年のインディー500ポール・ポジションを、エド・カーペンター・レーシングのエド・カーペンター担当レース・エンジニアとして獲得した。

2018年9月30日日曜日

2018 INDYCARレポート 9月30日:アル・ホルバート没後30年

アル・ホルバート 1946年11月11日 - 1988年9月30日 Photo:TB Communications クリックして拡大
9月30日、それはモータースポーツ界が1人の偉大な人物を失った日

 今から30年前、モータースポーツ界は一人の伝説的な人物=アル・ホルバートを無くした。IMSAGT/GTPで当時の最多となる49勝を挙げ、5度もチャンピオンとなった才能あるドライバーは、チーム・オーナーとしても辣腕を振るい、その後にはポルシェのインディーカー・プロジェクトをリードしたが、1988年9月30日、自ら操縦する飛行機での事故によりオハイオ州コロンバスで命を落とした。41歳という若さだった。
 ホルバートはル・マン24時間レースで3勝し、デイトナ24時間レースで2勝、そしてセブリング12時間でも2勝という輝かしい成績の持ち主。Can-Amやインディーカー、さらにはストック・カー最高峰のNASCARウィンストン・カップにも出場した。

2018 INDYCARレポート 9月29日:チップ・ガナッシ・レーシングの2019年ドライバーにフェリックス・ローゼンクヴィスト

チップ・ガナッシの10号車をドライブすることになったローゼンクヴィスト。「まさに夢がかなった! ドライバーなら誰もが一員となりたいチームであり、走らせたいマシンだ」とインディーカーデビューに意欲を燃やす Photo:INDYCAR
昨年のスーパー・フォーミュラでランキング3位
2016年はインディー・ライツで3勝!


 2018年にスコット・ディクソンとともにシリーズ・チャンピオンとなったチップ・ガナッシ・レーシングが、2019年にはルーキーのフェリックス・ローゼンクヴィスト(スウェーデン出身/26歳)を10号車のドライバーとして起用することを発表した。

2018年9月23日日曜日

2018 INDYCAR ニュース 9月21日:ハーディング・レーシングと提携するのはアンドレッティ・オートスポートではなく、スタインブレナー・レーシング……というトリック

9月19日、ヤンキースタジアムで開催されたヤンキース-レッドソックスの試合で、始球式用のユニフォームを贈呈されたハータとオーワード。左からハーディング夫妻、ジョージ・スターンブレナー四世、チームのエグゼクティブ・コンサルタントを務めるアル・アンサーJr. Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
ハーディング・スタインブレナー・レーシングが誕生!
エンジンはシボレー、ドライバーはオーワードとハータ


 シーズンを終えた後の水曜日(編集部注:9月19日)、ハーディング・レーシングとスタインブレナー・レーシングのパートナーシップ締結がニュー・ヨーク州のヤンキー・スタジアムで発表された。彼らはハーディング・スタインブレナー・レーシングとエントリー名を変え、2019年のインディーカー・シリーズに2カー体制でフル・エントリーを行う。使用エンジンは今年と同じくシボレーだ。
 起用ドライバーは先週の最終戦ソノマをハーディング・レーシングで走ったルーキー2人、パトリシオ(パト)・オーワードとコルトン・ハータだ。2018年インディー・ライツ・チャンピオンのメキシカン=オーワードは、デビュー戦の予選でファイナルに進み、5位。決勝も9位とイキナリのトップ10フィニッシュ達成した。2017年インディー・ライツ・ランキング3位、2019年はランキング2位だったハータ二世(アメリカ、カリフォルニア出身)は予選19位、決勝20位とルーキーらしい結果だったが……。

2018年9月20日木曜日

2018 INDYCAR ニュース 9月20日:インディー500の歴史本が日本語で刊行されます


 最終戦ソノマから帰国すると、インディー500の記録本、それも大変豪華な装丁かつ読み応えのありそうなものが日本語で刊行されるとの情報が届きました。私の敬愛するモータースポーツ・ヒストリアンであり、ライターである林信次さんの手になるものです。

2018年9月18日火曜日

2018 INDYCAR レポート R17 インディーカー・グランプリ・オブ・ソノマ:最終戦から情報、ウワサあれこれ

最終戦ソノマでカナーンはインディーカー通算300戦出走を果たした Photo:INDYCAR (Stephen King)
今週トニー・カナーンが300戦連続出場
佐藤琢磨はゲイトウェイが150戦目でした

 「自分が大好きなレースをこれだけ長く続けられていることを幸運と思う。それは毎日感じている。多くの友達を失い、多くの友達は怪我でリタイアせざるを得なくなった。しかし、僕はまだ続けることができている。そして、僕は今でもレースを楽しんでいる。”来年の最終戦に出場できていたら、自分のボス(AJ・フォイト)を上回って最多出場ドライバーになれる”と誰かに言われた。ボスは56歳まで走った。そこまでは無理だと思う。僕は今年の末に44歳になるが、まだ2~3年はやれると感じている。
 2013年、ずっと追い求めていたインディー500での優勝を果たした。あの勝ち方は本当に特別だった。レースの翌朝、さぁ次は何だ? と思った。新たなチャレンジが必要になった。チップ・ガナッシ・レーシングの10号車で走ること、その次はAJのチームを再び強くすること。今年のインディー500、僕らはかなり良い戦いができた。来年こそ! と思う」。

エド・カーペンター・レーシング、スペンサー・ピゴットの継続起用を発表


今シーズン、いい走りを見せたピゴットは来シーズンもECRで参戦 Photo:INDYCAR (Joe Skibinski)
  あんまり明るくないキャラクターのピゴット。カーペンターとキャラが似ているかも。アメリカンなのに静か。でも、ピゴットの走りにはカーペンターのような豪胆さはない。
 ロードレース要員のジョーダン・キングを来年はオーバルでも走らせる……というECRからの発表はない。キングはそうしたい意向なのに。となると、キングは他に移る可能性も検討中で、発表がなされないのかも。ではどこに??
 ロード&ストリートではかなり速い逸材と思うが。ということで、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの3台目の候補にどうか。交渉中かは確認できていない。
 

デイル・コイン・レーシング
ジミー・ヴァッサーとジェイムズ・サリヴァンとのジョイント体制で
来シーズンもセバスチャン・ブルデイを走らせることに

Photo:INDYCAR (Shawn Gritzmacher)
 今や優勝をかなり計算できるチームとなったデイル・コイン・レーシング。来年の彼らは2カーのままで行くのか、3カーに拡大するのか……。サンティーノ・フェルッチ、ピエトロ・フィッティパルディ、どちらも捨て難い。ザカリー・クラマン・デ・メロも元気があった。もうインディー500でピッパ・マンを走らせるのは、弱小チームに任せた方が良い。
 

チップ・ガナッシ・レーシングの10号車は?

 チップ・ガナッシ・レーシングはエド・ジョーンズを放出し、日本のスーパー・フォーミュラを走ったこともあるフェリックス・ローゼンクヴィストを起用する……という噂は本当か? ジョーンズはその場合どこへ? コナー・デイリー、ギャビー・シャヴェス同様にシートの確保は難しそうだ。スコット・ディクソンのマネージャーはステファン・ヨハンソン。ローゼンクヴィストのマネージメントもヨハンソン。

シュミット・ピーターソン・モータースポーツの6号車の行方


ウィッケンズの代役として終盤2戦で6号車をドライブしたムニョス。ポートランド12位、ソノマ18位のリザルトを残したが、来シーズンもウィッケンズが帰ってくるまでインディーカーに参戦できるのだろうか? Photo:INDYCAR (Chris Jones)
「ロバート・ウィッケンズが回復したらまた乗せる」と宣言しているシュミット・ピーターソン・モータースポーツ。彼が戻って来るまで6号車に乗るのは? 今シーズン終盤の2戦で走ったカルロス・ムニョスにチャンスはあるのだろうか?
 インディー500でのパフォーマンス期待なら、ムニョスは完璧合格と思うが……。
 

フンコス・レーシングの2019年は?
 1カーでフルシーズン……のはずが資金不足で途中からオーバルに参戦しなくなったフンコス・レーシング。しかし、”来年は2カー体制でフルシーズン”なんて花火を打ち上げている。ラテンならではのポジティブ・シンキングか。実現は遠い気がする。


ポートランド戦で、セリスJrと話をするリカルド・フンコス。来年の動向が気になる Photo:INDYCAR (Chris Jones)
 そんな彼らが、インディーカーをやりながらIMSAのスポーツカー・シリーズにもキャディラックのカスタマー・チームとして参戦する。ステップ・アップ・カテゴリーでは強豪だが、インディーカーではまだ何もできていない。その状態でIMSAに広げることにどんな意味がある?
 シボレーのファクトリー・チームとして資金の供給を受けるというワケでもないのに。GMとの関係が多少強化されるかもしれないが。
 

ハーディングとアンドレッティの提携

 シボレー・ユーザーのハーディングと、ホンダを使うアンドレッティ・オートスポート、彼らはライバルのはずなのに今回のソノマを前に提携。もはやハーディング・レーシングは完全にアンドレッティ・オートスポートの傘下……という話も出ている。ハーディングは個人的なトラブルもあって資金難……という噂もある。
 エンジン・サプライヤー2社から供給を受ける2チーム、シボレー・ユーザーとホンダ・ユーザーの2チームを所有……なんて離れ業は許されるのだろうか?
 シボレーとホンダとすれば、機密が漏れる環境は好ましくない。このオフには政治バトルが繰り広げられることとなりそう。
 

アンドレッティ・ハータ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアンの行方

ハーディング・レーシングでインディーカー・デビューを果たしたコルトン・ハータ(左)とパト・オーワード。ハーディング・レーシングの動向とともにこの二人の若手の来シーズンのシートも注目される Photo:INDYCAR (Stephen King)
  ブライアン・ハータはホンダ・ユーザーのアンドレッティ・ハータ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアンの共同オーナー。息子のコルトンは最終戦ソノマにハーディング・レーシングから出場。親子が違うチームで戦っていた。これを一緒にしちゃおう……というウワサあり。するとマルコ・アンドレッティという、アンドレッティ・オートスポートのオーナーの御子息が父親と違うチームで走る事態になる。
 ハーディングが名前ばかりでアンドレッティの完全コントロール下となった場合、ブライアン・バーンハートやラリー・カリー、アル・アンサーJr.などの高給取りと思われるスタッフは継続起用をしてもらえるんだろうか? それともお引き取り頂くよう通達されるのか? その辺りも興味深い。
 

ハーディング接収(?)はフェルナンド・アロンソをエントリーさせるためか
 アンドレッティ・オートスポートがハーディングを支配下に置こうと考えたのは、ホンダ・エンジンでは走れないという噂のフェルナンド・アロンソのエントリー先を確保するためか。アロンソは来年はシボレー・ドライバーということ? マクラーレンからのエントリーとなるのか。その辺りがどう決着するのかも楽しみだ。
 マクラーレンの参戦は実現しないかも……という声も聞こえる。アロンソを満足させるギャラの確保はほぼ無理。インディー500だけの参戦になる可能性も捨て切れない。

*来年のオープン・テストはCOTA、ラグナ・セカ、インディーのスーパースピードウェイの3回かも

 まだ正式発表はないが、インディーカーの2019年プレ・シーズン・テストは2月13、14日に新規開催コースのサーキット・オヴ・アメリカス(テキサス州ヒューストン)で開催される模様。日程もまだ噂の範囲内。2月でもテキサスならそんなに寒くはないはず。暑くもないだろうが。
 そして、シーズンが始まってから、2007年以来のアメリカン・トップ・オープンホイール・レース開催となるラグナ・セカ・レースウェイでもオープン・テストを行う予定。アラバマの前? それとも、ロングビーチの後ろ? 1日間のみの走行でははるばる遠征するチームも大変だが、2日間という可能性は低いようにも思える。
 オープン・テスト3つ目はインディアナポリス・モーター・スピードウェイ。これは間違いなく1日だけでだろう。4月の末の開催となると見られる。
以上

2018年9月17日月曜日

2018 INDYCAR レポート R17 インディーカー・グランプリ・オブ・ソノマ Race Day 決勝:ウィナーはハンター-レイ、チャンピオンはディクソン

ディクソン、2位でフィニッシュし5回目の戴冠! Photo:INDYCAR (Shawn Gritzmacher)
ハンター-レイ、ポールtoフィニッシュ
タイトル狙いのディクソン、堅実に2位でチェッカー


 空は抜けるような快晴。暑くなり切らない23℃という気温。それが最終戦ソノマの決勝コンディションだった。午後3時頃のスタートとあって、レース序盤は暑め、中盤過ぎは日陰だとかなり寒い……という状況だった。

レースを通じて安定した速さをキープしたハンター-レイ。ディクソンに付け入る隙を与えることはなかったPhoto:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大

 レースはポール・シッターだったライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)が完勝。優勝よりタイトル獲得が重要なスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)が2位を走ることで、ほとんどトップの座を脅かされることなくゴールまで突っ走った。

2018 INDYCARレポート R17 インディーカー・グランプリ・オブ・ソノマ Race Day :超有望新人パト・オーワード

1週間前にインディーカーを初ドライブ。堂々予選ファスト6進出を果たしたパト・オーワード。衝撃のインディーカーデビュー Photo:INDYCAR (Stephen King) クリックして拡大
ソノマの走りはじめは最下位

 ソノマの公式プラクティスが始まると、1回目はトップから1.6秒遅れの最下位24位だったパト。しかし、2回目はレッド・タイヤ装着でトップと0.9秒差の3番手につけた。テストでも、この週末でもコース・オフを何度か経験して来たパトだが、インディーカーのパワー、ハイ・グリップのファイアストン・タイヤを急速にマスターして行っている。「レッドで初めて走った時、ブラックより断然気に入った。いいタイムも出せた。だから今週末を迎えるまではファスト6に自分が進めるなんて思ってなかったけれど、”トップ10を争えるかも!”と考えることができた」と彼は振り返った。

2018年9月16日日曜日

2018 INDYCARレポートR17 インディーカー・グランプリ・オブ・ソノマ day2 予選:最終戦ポールポジションはライアン・ハンター-レイ チャンピオン候補は予選2、3、6、7位


ディクソンを抑えてハンター-レイが最終戦のポール・ポジションを獲得。アンドレッティ・オートスポート勢のPP獲得が、明日の決勝レースのタイトル争いにどんな影響を及ぼすのだろうか?Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
ハンター-レイ、最後の最後でディクソンを逆転

 朝のプラクティス3でトップタイムをマークしたスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)。ポイントリーダーの彼は予選もトントン拍子でファイナルまで進み、ユーズド・ソフトでのアタックでトップに立つ1分17秒7599でトップに立った。彼のボーナス・ポイント獲得がなるかと思われたが、最後の最後でライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)が1分17秒6277を出して最終戦PPをさらって行った。2014年ロング・ビーチ以来、7回目のPP。そのまでの初PPをハンター-レイは喜んでいた。

2018 INDYCARレポートR17 インディーカー・グランプリ・オブ・ソノマ :予選前のプラクティス3最速はスコット・ディクソン

Photo:INDYCAR (Stephen King) クリックして拡大
ディクソン、今週末初のトップタイム
 ポイント・リーダーのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)が土曜日午前中のプラクティス3で最速ラップとなる1分17秒9697をマークした。気温が18~19℃、路面は31~35℃という低温気味のコンディション。昨日より強めの風がメイン・ストレートで左斜め前方から吹き付けたこともあってか、昨日のプラクティス1にライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)の記録した1分17秒5742には届かなかった。
 ランキング 2番手につけるアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)に29ポイント、3番手タイに並ぶウィル・パワーとジョセフ・ニューガーデンのチーム・ペンスキー・コンビに87点差をつけているディクソンは、昨日の2セッションではともに2番手。そして今日はトップと快調だ。今日の午後の予選で彼はPP獲得による1ポイント加算を果たせるだろうか?

2018 INDYCARレポート R17 インディーカー・グランプリ・オブ・ソノマ:プラクティス2はジョセフ・ニューガーデンが最速

プラクティス1をキャンセルしたニューガーデンだったが、プラクティス2でトップタイム Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
体調不良だったニューガーデン、いきなりトップタイム

 体調不良は三味線……ではなかったようだが、朝のプラクティス1を走らずタイヤのセット数に余裕のあったジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)は、午後のプラクティス2でブラック、レッドの双方を使って22周。最速ラップをマークした。もちろんタイヤはレッド。タイムが1分17秒8156とプラクティス1のライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)によるベスト=1分17秒5742を下回ったのは気温が24℃まで、路面温度は43℃にまで上がっていたため。


2018年9月15日土曜日

2018 INDYCARレポート R17 インディーカー・グランプリ・オブ・ソノマ Day1 プラクティス1:プラクティス1最速はライアン・ハンター-レイ

 
バックストレッチを快走するハンター-レイ。アンドレッティ・オートスポート勢が最速で最終戦がスタート Photo:INDYCAR(Stephen King)クリックして拡大
ハンター-レイ、2位ディクソンを引き離してトップタイム
 快晴。風ほぼなし。気温=17℃で始まった2018年インディーカー・シリーズ最終戦ソノマのプラクティス1ではエントリーしている25台のうちの24台が走行、45分間のセッションで最速ラップを記録したのはライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)だった。そのラップ・タイムは1分17秒5742で、2番手につけたスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)に0.2526秒の差をつける速さだった。昨日プライベーイト・テストを行っていることもあり、ハンター-レイはこのセッションで7周を走ったのみ。ディクソンも同様で9周の走行で1分17秒8268のベストを出した。
 走らなかったのはジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)。燃料系トラブルもあったようだが、ドライバー自身の体調不良も影響してのことだったようだ。

2018年9月13日木曜日

2018 INDYCAR フォト・リポート 9月12日:チャンピオン・コンテンダー・トロリー・ツアー

インディーカーのバナーの貼られたスペシャル・ケーブル・カー。1980年にレールの上を走ってるヤツに乗って以来(!)のケーブル・カー体験、させて頂きました Photo:Masahiko Amano クリックして拡大

2018 INDYCARレポート R17 インディーカー・グランプリ・オブ・ソノマ 9月12日:チャンピオン候補4人とサン・フランシスコ巡り

ゴールデン・ブリッジに4人のチャンピオンが現れ、アスター・カップを中央に記念撮影 Photo:Masahiko Amano クリックして拡大
チャンピオン・コンテンダー・トロリー・ツアーに同行
 今日は水曜日。ソノマでのインディーカー・シリーズ最終戦に向けたメディア・イベントがサン・フランシスコのダウンタウンで行われた。ジラデリ・スクエアをケーブルカーで出発。チャンピオン候補4人とゴールデン・ゲイト・ブリッジで合流(レールなしのバス型ケーブル・カーなのでそこまで遠征可能)。ピア39に行って4人は似顔絵を描いてもらい、フィッシャーマンズ・ワーフではカニのさばき方を教わって、その後にランチ。

2018年9月12日水曜日

2018 INDYCAR ニュース 9月11日:最終戦を前にニュースあれこれ

インディーカー・ドライバーの多くが開催を歓迎するCOTAだが、残念ながらF1とのタイム比較はできない模様 Photo:Circuit of The Americas
COTAはF1とは異なるレイアウトに

 インディーカー・シリーズは2019年にサーキット・オヴ・ジ・アメリカス(COTA)でレースを行なうことになったが、F1とインディーカーの直接ラップ・タイム=パフォーマンス比較はどうやらできないこととなりそうだ。COTAはコースのレイアウトをF1の時と変える意思をすでに固めているようだからだ。
 ただし、レイアウトを変える理由は2カテゴリーの比較が行われるのを避けるためではなく、インディーカーのレースがよりエキサイティングになるように、と考えてのものだというから、どんなモディファイがなされるのか楽しみだ。

2018年9月10日月曜日

2018 INDYCARレポート IMSA コンチネンタルタイヤ・モンレテー・グランプリ 決勝:ラグナ・セカでのIMSAレースは大逆転でニッサンDPiが優勝! マツダ、他車との接触で初優勝のチャンスを逃す

総合終了を飾ったのは予選4位からスタートしたカーナンバー22、ピポ・デナリ/ヨハネス・バン・オーバービーク組のテキーラ・パトロンESM ニッサンDPiだった Photo:LAT Images クリックして拡大
アキュラ、1-2フォーメーションでレースをリード!

 ラグナ・セカならではの快晴=しかし、気温は結構低め=というコンディション。来年のインディーカーの時は防寒対策を忘れないようにしないと。
 で、IMSAのレースだけれど、スタートで2台のアキュラARX-05がポールシッターだったキャディラックDPi.V.R.(ウェイン・テイラー・レーシング=WTR)をパス。1-2でレースをリードしたのには少々驚きました。「何やってんだ、テイラー弟!」と。
 3番手に落ちたWTRキャディー。駆動系トラブルであっさりリタイア。まるでいいところナシのレースとなって、ちょっと哀れ。しかし、アキュラの楽勝とはならなかった。IMSAシリーズもなかなかに層が厚い。

2018 INDYCARレポート :IMSAプロトタイプのポール・ポジションはジョーダン・テイラー/WTRキャディラックDPi

コニカミノルタキャディラック DPi-V.Rの10号車がポール・ポジション。ジョーダン・テイラーはキャリア10回目のPPだ Photo:LAT Images クリックして拡大
プロトタイプクラスの予選はわずか15分!?

 ラグナ・セカの土曜日は午前中にフリー・プラクティス3、午後に予選が行われ、プロトタイプ・クラスはジョーダン・テイラー駆るキャディラックDPi.V.R/ウェイン・テイラー・レーシング=WTRがポール・ポジションを獲得した。予選はプロトタイプ・クラスだけ15分間の走行という短か過ぎる戦い(もう少し長くしてもいいのでは?)。J・テイラーはコニカ・ミノルタ・ソルーションズ/キャディラックで今週のダントツでの最速となる1分16秒181というラップ・タイムをマークした。

2018年9月8日土曜日

2018 INDYCARレポート IMSA コンチネンタルタイヤ・モンテレー・グランプリ Day1 プラクティス2:最速はファン・パブロ・モントーヤの相棒デイン・キャメロンの乗ったアキュラ P2もアキュラ=エリオ・カストロネヴェスがドライブ


初日トップタイムをマークしたアキュラDPiの6号車 Photo:LAT Images クリックして拡大
モントーヤの相方、午前のキャディラックのタイムを更新
 快晴だが気温は21℃までと低いままだったラグナ・セカの午後のプラクティス2、最速ラップはファン・パブロ・モントーヤとコンビを組むデイン・キャメロン(アキュラARX-05)の出した1分16秒865で、プラクティス1最速だったレンガー・ヴァン・ダー・ザンデ(ウェイン・テイラー・レーシング=WTR/キャディラックDPi.V.R)の1分16秒882を僅かだが上回って今日の最速となった。
 午後のP2にはキャメロンのチームメイト、エリオ・カストロネヴェスのアキュラが来た。こちらのベストは1分16秒980で、WTRキャディラックの朝のベストを下回っていた。

2018 INDYCARレポート 9月7日:モンテレーのIMSAシリーズ取材

今週末ラグナ・セカで開催されるコンチネンタルタイヤ・モンレテー・グランプリ。プラクティス1で2番手となったモントーヤのアキュラ6号車。写真はロードアメリカのもの Photo:LAT Imges クリックして拡大
ソノマのテスト取材後、モンテレーへと南下

 ポートランドとソノマの間の週末はIMSA(インターナショナル・モーター・スポーツ・アソシエイション)のスポーツ・カー・レースがウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカで行われるので、インディーカーのプライベート・テストをソノマで取材した後、モンテレー近くまで南下した。

2018年9月7日金曜日

2018 INDYCARレポート 9月7日:フェルナンド・アロンソ/マクラーレンはシボレーか !?


アンドレッティ・オートスポートのマシンでバーバーテストを行ったアロンソだったが…… Photo:INDYCAR (Chiris Owens)
アンドレッティ、すでにハーディング・レーシングを傘下に??

 先日アンドレッティ・オートスポートのホンダ・エンジン搭載インディーカーでロードコース初テストを行なったフェルナンド・アロンソだが、来年のインディーカー・フル参戦はシボレー・エンジン使用チームになる見込みが強くなって来た。

2018 INDYCARレポート R17 インディーカー・グランプリ・オブ・ゾノマ:9月6日 ソノマで3チームがプライベート・テスト

ペンスキー、RLLはレギュラー・ドライバーが参加
ハーディング・レーシングはパト・オーワードを起用!


 9月6日にソノマ・レースウェイでインディーカーの3チームがプライベート・テストを行った。
 チーム・ペンスキーがジョセフ・ニューガーデン、ウィル・パワー、シモン・パジェノーの3人、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングがグレアム・レイホールと佐藤琢磨の2人と共にシーズン・レギュラーを起用したのに対し、今年からフル・シーズン・エントリーしているハーディング・レーシングは、これまでに起用して来たギャビー・シャヴェスでもコナー・デイリーでもなく、先週のポートランドでインディーライツ・チャンピオンになったばかりのメキシコ人ドライバー、パト・オーワードを起用した。彼にとっては初のインディーカー走行だ。

2018 INDYCARレポート R17 インディーカー・グランプリ・オブ・ソノマ:パトリシオ・オーワードとコルトン・ハータ、ハーディング・レーシングから揃ってインディーカー・デビュー

最終戦ソノマでインディーカーデビューが決まったパト・オーワード 来シーズンの参戦体制も注目だ Photo:INDYCAR クリックして拡大
ウワサは本当だった! 

 9月6日、ソノマでのプライベート・テスト。参加しているのはチーム・ペンスキー=3人全員、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング=2人とも、そしてハーディング・レーシング。
 ハーディングはなんと先週インディー・ライツ・チャンピオンになったばかりのメキシカン/19歳=パト・オーワードをドライブさせている。
 そしてなんと、パトと彼のインディー・ライツでのチームメイトでインディー・ライツ・ランキング2位となったコルトン・ハータと、二人が揃って来週の最終戦ソノマに出場するという。

2018 INDYCARレポート R17 インディーカー・グランプリ・オブ・ソノマ:ハーディングがオーワードとハータのインディー・ライツ1-2コンビを来年起用だとすると……

ハーディング・レーシング、2カー体制に移行か!?

 今年からフル・シーズン・エントリーをしているハーディング・レーシング。インディアナポリスのビジネスマンが興したチームは、スポット参戦だった昨年からドライバーにはギャビー・シャヴェスを起用して来たが、今シーズン途中のトロントから3レースでコナー・デイリーをトライ。ゲートウェイ、ポートランドではシャヴェスをまた乗せていた。最終戦は誰になるのか?

2018 INDYCARニュース 9月5日:フェルナンド・アロンソがロードコース・テスト


Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
  9月5日、フェルナンド・アロンソがアンドレッティ・オートスポートのダラーラ/ホンダをアラバマ州のバーバー・モータースポーツ・パークでテストした。チームは昨年のインディー500と同じカー・ナンバー「29」をつけたマシンを用意した。ただし、カラーリングはマクラーレンのオレンジではなく、ブルーとグリーンで、アンドレッティの統一デザインとされていた。
 

Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
 以下はチームがリリースしたアロンソのQ&A。

2018年9月6日木曜日

2018 INDYCARレポート :2018年インディー・ライツ・チャンピオンはパトリシオ・オーワード

Photo:INDYCAR

シーズン9勝目を挙げタイトルに花
 

 ポートランドでのダブルヘダーで今シーズンのインディー・ライツは閉幕。その1レース目でパトリシオ(パト)・オーワード=アンドレッティ・オートスポートからのエントリー=が優勝した。シーズン8勝目で獲得ポイントを460点に伸ばした彼は、初のインディー・ライツ・タイトル獲得を決めた。パトはレース#2の予選でアクシデントを起こしてグリッドは7番手だったが、おかげでスタート直後のアクシデントに巻き込まれることなく、まんまと潜り抜け、先行するベラルディ・オート・レーシングの2台を18周目までにパスしてトップに立ち、シーズン9勝目で有終の美を飾った。ちょっと出来過ぎの週末になっていたとも言えるが、2レースとも彼の相手をできるライバルはいなかったと評することもできる。

2018年9月5日水曜日

2018 INDYCAR ニュース 9月4日:2019年インディーカー・シリーズ日程発表

新たにインディーカーのカレンダーに加わったテキサス州オースチンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ、通称”COTA"。アップダウンの大きい全長5.5㎞、20のコーナーを持つコースだ Photo:INDYCAR クリックして拡大
サーキット・オブ・ザ・アメリカスでインディーカー初開催
最終戦はソノマにかわってラグナ・セカに

 インディーカーの2019年のカレンダーが発表された。

1) 3月10日    セント・ピーターズバーグ(ストリート)
2) 3月24日    オースチン(常設ロードコース)
3) 4月 7日    バーバー(常設ロードコース)
4) 4月14日    ロング・ビーチ(ストリート)
5) 5月11日    インディアナポリス(常設ロードコース)
6) 5月26日    インディアナポリス500(スーパー・スピードウェイ)
7) 6月1日    デトロイト1(ストリート)
8) 6月2日    デトロイト2(ストリート)
9) 6月8日    テキサス(1.5マイル・オーバル)
10) 6月23日    ロード・アメリカ(常設ロードコース)
11) 7月14日    トロント(ストリート)
12) 7月20日    アイオワ(8分の7マイル・オーバル)
13) 7月28日    ミッド・オハイオ(常設ロードコース)
14) 8月18日    ポコノ(スーパー・スピードウェイ)
15) 8月24日    ゲイトウェイ(1.2マイル・オーバル)
16) 9月1日    ポートランド(常設ロードコース)*オレゴン州
17) 9月22日    ラグナ・セカ(常設ロードコース)

2018年9月3日月曜日

2018 INDYCARレポート R16 グランプリ・オブ・ポートランド Race Day 決勝:佐藤琢磨が今季初優勝!

Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
佐藤琢磨、チームに"2ストップ作戦”を提案

20番グリッドからの優勝は、佐藤琢磨のチームへの提案で実現された。“2ストップ作戦をトライするクレイジーなチームが現れるかも”とエンジン・サプライヤーのホンダ陣営は話していたが、その作戦に賭け、成功させたのが今回の琢磨&レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングだった。


ヒンチクリフがスピン、アンドレッティのマシンが舞い上がり横転したところに、レイホール、ジョーンズ、ディクソンが巻き込まれる。幸い大事には至らなかったが、レイホール、ジョーンズは0周リタイアに Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
  マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・ハータ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)が裏返った1周目のアクシデントの後、オープンになったピットロードに滑り込んで琢磨はトップ・オプ(少し減った燃料を満タンにする)。厳密に言えば3回ピットしているのだが、作戦としては”2ストップ”と呼ばるものでの勝利となった。

2018 INDYCARレポート R16 グランプリ・オブ・ポートランド Race Day 決勝(速報版):佐藤琢磨が優勝!

Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大

スターティンググリッド10列目からの劇的勝利
がっちりかみ合った高レベルの走りと「2ストップ」戦略!

 インディーカーシリーズ第16戦ポートランドで、佐藤琢磨選手が優勝した。佐藤選手の優勝は、昨年のインディー500以来で、インディーカーキャリア通算151戦目での3回目の勝利となる。

2018年9月2日日曜日

2018 INDYCARレポート R16 グランプリ・オブ・ポートランド Day2 予選:パワーがPP、ロッシは3位、ディクソンは11位

逆転タイトルへの意気込みをまずは今シーズン4回目のPPという結果につなげたパワー Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
パワー、今シーズン4回目、通算54回目のPP
ニューガーデンが続いてペンスキーがフロントロウ独占


予選は快晴下、気温23℃/路面40℃のコンディションで行なわれ、ファイナルの6人にはウィル・パワー(チーム・ペンスキー)、アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)、セバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)、ザック・ビーチ(アンドレッティ・オートスポート)、そして、ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が残った。 
そして、パワーが今シーズン4回目、キャリア54回目のポール・ポジションを獲得。予選2位はジョセフ・ニューガーデンで、チーム・ペンスキーとシボレーによるポートランド・フロント・ロウ独占がなった。



タイトルコンテンダー明暗!ロッシは手堅く予選3番手
一方、ディクソンはQ2敗退で予選11位に

 ポイント・スタンディング2番手のアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)は予選3位。その一方でスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)はQ2での敗退を喫し、レースは11番手グリッドからスタートすることと決まった。

佐藤琢磨、グループ分け不均衡に泣きQ1敗退

佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は予選20位。Q1のグループ分けが極めて不公平なものになっていた。グループ1では琢磨のチームメイトのグレアム・レイホールが57秒7349で5番手だったが、琢磨はグループ2でほぼ同じ57秒7848をマークしたが、グループ2だと10番手。Q2進出は果たせなかった。
レイホールはQ2でも57秒7772のベストしか出せなかったが、予選結果は10位と琢磨より10番手も前方だった。

以上



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2018 INDYCARレポート R16 グランプリ・オブ・ポートランド Day2 プラクティス3:セバスチャン・ブルデイがまたも最速

プラクティス3で前日のポジションを大幅に更新。レイホールも3位とRLLのマシンの仕上がりの良さがきわだった Photo:INDYCAR (Stephen King) クリックして拡大
佐藤琢磨は5番手にジャンプアップ

 セバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)が予選を目前に控えたプラクティス3でもベスト・ラップを記録した。タイムは57秒4707で、昨日のプラクティス1で彼自身が記録した昨日のファステスト・ラップには及ばなかった。
ブルデイはこのタイムを記録した次のラップにコース・オフし、クラッシュ。セッション終了1分前のアクシデントで、そのままプラクティスは終了となった。

2018年9月1日土曜日

2018 INDYCARレポート R16 グランプリ・オブ・ポートランド Day1:プラクティス2はウィル・パワーが最速

Photo:INDYCAR (James Black) クリックして拡大
気温が上がる中でプラクティス2がスタート
午前中のブルデイのタイムは更新されず


 インディーカーのプラクティス2が午後2時半過ぎに始まると、ポートランド・インターナショナル・レースウェイ上空から雲が消え、陽が照りつけ始めた。気温は24℃とそれほど上がらなかったが、路面温度は朝の26℃から大きく上がり、40℃に達した。

 午前中のプラクティス1でセバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)が記録した57秒3975は、このセッションでとうとう破られなかった。

2018 INDYCARレポート R16 グランプリ・オブ・ポートランド Day1 :ポートランドのプラクティス1最速はセバスチャン・ブルデイ

ブルデイ、前日のディクソンの最速タイムを更新
 全長1.964マイルのポートランド・インターナショナル・レースウェイで行なわれた公式プラクティス1回目、最速ランナーはセバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)だった。このセッションを走ったのは24台。昨日のオープン・テストを走った25台の中からピエトロ・フィッティパルディ(デイル・コイン・レーシング)がブレーキ・トラブルのために走行できなかった。

2018 INDYCARレポート R16 グランプリ・オブ・ポートランド:チャンピオン争いの歴史

過去10年、シーズン残り2戦の状態で
ポイントリーダーが逃げ切れる確率は??

 チャンピオン争いの歴史を少々。この10年、残り2レースとなった時点でのランキング・トップとランキング2番手のポイント差とタイトル争いの結果を見ると……。

2018 INDYCARレポート R16 グランプリ・オブ・ポートランド Day1 :2007年以来となるポートランド 公式日程スタート

ウイッケンズ、インディアナポリスの病院に転院
ポートランド戦の6号車をムニョスがドライブ

 まずはグッド・ニュースから。8月19日にポコノでの大アクシデントで負傷したロバート・ウィッケンズ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)がペンシルヴェニア州アレンタウンの病院からインディアナ州インディアナポリスのインディアナ大学ヘルス・メソジスト病院へと移動した。今日、金曜日にチームが発表。彼はインディアナポリスで更なる下肢の手術を受ける予定という。

 ゲートウェイでの第15戦を欠場したシュミット・ピーターソン・モータースポーツの6号車だが、ポートランドから復帰。コクピットに収まるのはカルロス・ムニョス(コロンビア出身26歳/キャリア1勝)で、最終戦ソノマも出場予定。2戦で20万ドルとも噂されていた資金を持ち込んだのだろうか?

2018年8月27日月曜日

2018 INDYCAR レポート R15 ボンマリート・オートモーティブ・グループ 500 Race Day 決勝:ウィル・パワーが3勝目でタイトル争いに残る

シーズン3勝目を挙げたパワー。今回の勝利でポイントランキング3位に浮上、逆転タイトルも射程圏内に Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
ロッシ、燃料セーブ作戦でディクソンを抑える
 ポイント4番手のウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が今シーズン3勝目を挙げてチャンピオン争いに踏み止まった。レース前に81点あったスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)との差が68点に縮まった。
ポイント2番手のアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)は、ゴールを前に作戦を燃費セーブに切り替え、ポジションを落として行った。しかし、前方を走るマシンが次々ピットに向かって順位を挽回し、トップに躍り出た。燃料補給したパワーにはパスされたが、ディクソンは封じ込めて2位でゴール。ポイント・リーダーとの差は29点から26点に縮まった。

2018年8月25日土曜日

2018 INDYCAR レポート R15 ボンマリート・オートモーティブ・グループ 500 Day1 プラクティス2:プラクティス2も最速はアレクサンダー・ロッシ

好調ぶりを維持するロッシ。このセッションもトップタイム Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
ロッシ、さらに勢いを増しそうな予感
対するディクソンもセッション終了間際に肉薄


 予選を行わないこととしたことでプラクティス・ファイナルは最初の予定の1時間より30分長く行われた。出場チームにレース・セッティングを進めさせることでレースは安全になり、競争が内容の濃いものになる。
 気温が22~23℃と涼しいコンディション。路面も気温とほぼ変わらない温度の低さとなっていたのは、コンスタントに風が吹き続けていたのも影響していただろう。風向きはプラクティス1とほぼ同じで、メイン・ストレートで向かい風になっていた。
 7人のドライバーが100周以上をこなし、最速はセッション終盤に183.060mph平均のラップを出したアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)だった。2連勝中の彼が今日の両セッションで最速。更に勢いを増しそうだが、セッション終了間際にポイント・リーダーのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)がロッシに0.0051秒差に迫る183.022mphをマークした。

2018 INDYCAR レポート R15 ボンマリート・オートモーティブ・グループ 500 Day1 プラクティス1:3時間遅れでプラクティス1開催

雨でスケジュールが押したプラクティス1、ロッシがトップタイム Photo:INDYCAR (Forrest Mellow)
ロッシとディクソンがこのセッション1-2

午前中は大雨。午後12時15分からとスケジュールされていたプラクティス1(60分間)は、午後3時30分過ぎにようやく始まった。すぐに雨が降るとの予報もあったが、幸いにも雨雲はコースの南側を通過。コースサイドからピット・イン/ピット・アウトに使うレーンに水が出てイエロー・フラッグが出され、セッション終了の8分前に雨が降り出してチェッカード・フラッグとなった。
最速はアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)の24秒4003=平均時速184.424mph。2番手はスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)の24秒6207=同182.773mphだった。

2018年8月22日水曜日

2018 INDYCAR レポート R14 ABC サプライ500:メールマガジン:アレクサンダー・ロッシはチャンピオンになれるか?


Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
ロッシ、2連勝でタイトルに向けて猛チャージ

 第13戦ミッドオハイオでポール・ポジションから優勝したアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)は、第14戦ポコノでは予選3位からスタートしてすぐにトップを奪い、200周のレースの180周をリードしてチェッカード・フラッグを受けた。2レース連続でライバルたちを圧倒しての勝利。シーズン3勝目を挙げた彼は初タイトルに向けて更なる勢いをつかんだ。
ロッシは最早スーパースピードウェイでも、ショート・オーバルでも、ロードでもストリートでも速い。26歳の若さでここまでオール・ラウンダーになれているケースは稀だ。接触を厭わないドライビングと、それを全く悪びれないコメントでヒール的キャラクターが定着しつつあったが、予選でもレースでもミスを恐れず常に全力でプッシュし、どれだけのリードを築き上げてもライバルを更に突き放そうと走るスタイルがファンの心を掴み始めている。

2018年8月20日月曜日

2018 INDYCARレポート R14 ABCサプライ 500 Race Day 決勝:アレクサンダー・ロッシ圧勝

前戦のミッド・オハイオから2連勝。シーズン大詰めに向けてロッシの勢いが止まらない Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
ロッシ、1スティントで8秒をリードする速さ
リードラップは実に180周!

 第13戦ミッドオハイオで圧勝したアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)が第14戦ポコノでも予選3位から優勝した。スタートでジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)をパスし、フルコースコーション明けのリスタートでは予選1位だったウィル・パワー(チーム・ペンスキー)を抜き去ってロッシはトップに躍り出た。
 予選ではパワーが圧倒的な速さを見せていたが、レースではロッシが最速だった。1スティントで8秒の差をパワーにつけ、レースを完全にコントロール下に置いて、200周のうちの180周をリードしてチェッカーフラッグを受けた。今季3勝目はミッドオハイオからの2連勝。キャリア5勝目はオーバルでの2勝目となった。

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