2022年5月23日月曜日

2022 INDYCARレポート R6 第106回インディー500 Quarification Day2:速報! ポール・ポジションはスコット・ディクソン

ディクソン、通算5回目となるインディー500ポールポジション獲得! Photo:Penske Entertainment クリックして拡大

 午後4時に12台によるタイム・アタック「ファスト12」
そこから6人がファスト6に進出する新方式予選

 新ルールによって今年のインディアナポリス500では12人のドライヴァーたちによってポール・ポジション争いが展開された。土曜日の予選1日目に各エントラントに対してタイム・アタックのチャンスが最低1回は与えられる点は従来通りだが、翌日曜日の予選2日目目にポール・ポジションを争うドライヴァーの数は昨年までの9人から12人に増やされた。日曜日の夕方4時、ファスト12と呼ばれる12人はタイム・アタックを1回ずつ行い、そこで速かった6人がポール・ポジションをかけたアタックを1回ずつ行う方式となった。

2022 INDYCARレポート R6 第106回インディー500 予選2日目 Qualifications Day2 プラクティス7:ファスト12のプラクティスでスコット・ディクソンが234mphをマーク

 昨日と打って変わった寒いコンディションと風向きに

 第106回インディアナポリス500のポール・ポジションが決まる日がやって来た。
 昨日の予選1日目に行われたタイム・トライアルでトップ12の成績を残したエントラントたちのみによるプラクティスがインディアナポリス・モーター・スピードウェイで午後12時30分に始まった。
 今日のインディアナポリスは朝から非常に寒く、予選開始時でも気温は17℃しかなかった。昨日の風は西から北西か、西から東に吹いていたが、今日は北から南向きに風向きが変わっていた。90分間を通して気温はほとんど変わらなかったが、路面の温度は31℃で始まって、終了時点では36℃になっていた。

2022年5月22日日曜日

2022 INDYCARレポート R6 106回インディー500 Day5 Qualifications Day1:リナス・ヴィーケイが最速

 予選1回目は雷と雨で60分短縮に

 予選1日目、インディアナポリスには予報のとおりに午後になって雨が降り、夕方5時50分まで行われるはずだった予選は午後4時に雷によって中断され、その後に雨も降り出して4時46分に終了がアナウンスされた。
 明日の予選に進めるのは今日の最速12人。そのトップは4ラップ平均233.655マイルを記録したリナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシングだった。


 ファスト12として明日の予選でポールポジションを争うのは以下の12エントリーだ。

1 リナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング) 233.655mph
2 パト・オーワード(アロウ・マクラーレンSP) 223.037mph
3 フェリックス・ローゼンクヴィスト(アロウ・マクラーレンSP) 232.775mph
4 アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング) 232.774mph
5 トニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング) 232.625
6 ジミー・ジョンソン(チップ・ガナッシ・レーシング) 232.398mph
7 エド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング) 232.397mph
8 マーカス・エリクソン(チップ・ガナッシ・レーシング) 232.275mph
9 ロマイン・グロジャン(アンドレッティ・オートスポート) 232.201mph
10 スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング) 232.151mph
11 ウィル・パワー(チーム・ペンスキー) 231.842mph
12 佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング・ウィズRWR) 231.708mph

2022 INDYCARレポート R6 第106回インディー500 Qualifications Day1 プラクティス6:予選直前のプラクティス6はエド・カーペンターがトップ

 ECR勢、ファスト6を狙える仕上がり

 第106回インディアナポリス500マイルの予選1日目、朝8時半から1時間のプラクティスが行われた。昨日のくじ引きで早い順番を引いた組、遅い順番の組の2グループが30分ずつの走行し、後半に走った中からエド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)がセッション最速となる234.410mphを記録した。過去3回インディー500のポール・ポジションを獲得しているヴェテランが予選を前に今年最速ランナーのとなった。彼のチームメイトたちは、リナス・ヴィーケイがノー・トウ・ランキング3番手の233.206mphをマークし、これはトウありとの総合だと8番手だった。コナー・デイリーは232.683mphでノー・トウの5番手、セッションの12番手につけた。彼らもファスト12に入る可能性十分、ファスト6も狙える仕上がり具合にあると見ていい。
 午前中に雨が降るとの予報もあったが、雨雲はコースの北側を通過したようだった。プラクティス中に短時間晴れ間が広がることもあった。しかし、基本的に空はずっと曇ったままで、セッション終了後もコースの西側は灰色の雲が広がっており、いつ雨が降り出してもおかしくない天候となっている。

2022年5月21日土曜日

2022 INDYCARレポート R6 第106回インディー500 Day4(ファスト・フライデー) プラクティス5:佐藤琢磨が3日連続で最速

1日を通して強風にみまわれたファスト・フライデー
クラッシュの危険性もあり、十分な走行ができず

 予選用ブーストで走る金曜日=ファスト・フライデーも最速ランナーは佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング・ウィズRWR)だった。今日も走行時間は6時間あったが、1日を通して強風が吹き荒れ続けたため、多くの走行が行われることはなかった。空は快晴なのに、走るマシンは少ない。ちょっと残念な1日となってしまった。せっかく多くのファンがスピードウェイに集まっていたというのに……。
 プラクティス開始から1時間ほどで231.883マイルのラップを記録したアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)は、その後に走行を重ねることはなく、マシンをガレージに仕舞い込んでしまった。それは果たして彼自身の意向だったのか、アクシデントを恐れたチームの判断だったのか……。他のチーム、ドライバーたちも彼と似たような状況だった。風が弱まれば走りたい……と考えるチーム及びドライバーは多かったが、夕方になってもコンディションに大きな変化は訪れなかった。

2022年5月20日金曜日

2022 INDYCARレポート R6 第106回インディー500 Day3 プラクティス4:佐藤琢磨が走行2日目も最速

初日の午後のセッション、そして雨での1日のインターバルを経てのこの日のセッションで佐藤琢磨はトップタイムをキープ。マシンのレース用セッティングは順調なようだ Photo:Penske Entertainment クリックして拡大

脈々と息づくDCR、インディー500の実績
佐藤琢磨トップタイム、そしてルーキー、マルーカス3番手!!

 2017年にはセバスチャン・ブルデイが予選アタック2周目までの平均が231.5mphに達していた。その日の最速4ラップはエド・カーペンターによる230.468mphだったから、ブルデイの方が1mph以上も速かった。彼は2018、2019年にも予選で5位、7位になっている。2020年にはオーバル経験がほとんどないアレックス・パロウが同じマシンで予選7位に食い込んだ。デイル・コイン・レーシングはインディー500の予選で速い。レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングからの移籍が決まった後の琢磨は、「DCRのマシンで走るインディが楽しみ」と話していた。
 4月に行われたインディでの合同テスト2日間で琢磨はジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)に続く2番手につけるスピードをマークした。そして一昨日、第106回インディー500の公式練習1日目には最速ラップを叩き出し、今日、走行2日目にまたしても最速の存在となってみせた。今年もDCRのインディー500予選仕様のマシンが速いことが実証された。

2022年5月19日木曜日

2022 INDYCARレポート R6 第106回インディー500 Day2 :プラクティス2日目は雨で走行なし

12:00に走行開始となるはずだったこの日のプラクティスは雨でスタートが延期され結局キャンセルに Photo:Penske Entertainment (Joe Skibinski) クリックして拡大


 2016年以来6年ぶりの雨によるプラクティス中止に


 インディー500に向けたプラクティス2日目、インディアナポリスは朝から曇り空が広がっていた。
 走行予定は正午から午後6時まで。6時間もの長いプラクティスが行われる予定だったが、正午を目前にして小雨が降り始め、しばらくするとコースを濡らすのに十分な量の雨が降った。
 雨はその後も強くは降らないが止むこともなく、午後3時を回ったところでインディーカーから「今日は走行なし」との発表があった。インディ500プラクティスの雨天による中止は2016年の5月17日以来という。

2022年5月18日水曜日

2022 INDYCARレポート R6 第106回インディー500 Day1 プラクティス2:プラクティス2は佐藤琢磨がトップ

プラクティス初日の午後のセッションで佐藤琢磨が228mphでトップタイム! インディー500での3勝目にフォーカスする佐藤琢磨にとって幸先のいいスタートとなった Photo:Penske Entertainment (Chris Owens)クリックして拡大

マルコ・アンドレッティがセッション序盤に222mphをマーク
マクロクリン、エリクソンが223mphで逆転!

 プラクティス2は午後3時からの3時間。プラクティス1以上に各チームとも積極的にトラフィック・テストを行った。
 気温はプラクティス1終了時より4度アップの27℃、路面は18℃アップの53℃でセッションはスタートした。しかし、午後になって風が幾分強まり、最高気温はセッション開始時の27℃。雲が広がることもあり、路面温度は基本的に徐々に下がって行く方向だった。
 まずはマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・ハータ・オートスポート・ウィズ・マルコ&カーブ・アガジェニアン)が222マイル台のトップスピードをマーク。これをスコット・マクロクリン(チーム・ペンスキー)、マーカス・エリクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)が続けて223マイル台を出して上回った。

2022 INDYCARレポート R6 第106回インディー500 Day1 プラクティス1:インディー500、いよいよプラクティスがスタート!

 涼しめのコンディションの下、全33台中32台が走行

 5月17日(火)の午前9時15分、第106回インディアナポリス500マイルに向けた最初の公式プラクティスがスタートした。セッションは快晴の下、気温が18℃、路面温度24℃と涼し目のコンディションで始まり、チェッカーフラッグの出された2時間後には半袖で十分過ごせる気温23℃、路面35℃になっていた。

 2時間のセッションをエントリー33台中の32台が走行。ただ1台走らなかったのはステファン・ウィルソン(ドラゴンスピード/キューシック・モータースポーツ)。スポット参戦を行う彼らはこの4月にスピードウェイで行われた合同テストに参加しなかった。ドライバーのウィルソンはインディーカーを走らせるのが昨年のインディー500決勝以来のため、今日の午後に用意されているリフレッシャー用プラクティス・セッションを待たねばならなかったのだ。

2022年5月15日日曜日

2022 INDYCARレポート R5 GMR グランプリ Race Day 決勝:ウェット、ドライ、ウェットとコンディションの変化したレースでコルトン・ハータ&ホンダが今季初優勝

レースタクティクスの的中、そしてすべてのコンディションで圧倒的なマシンコントロールを見せたハータがホンダに今シーズン初優勝をもたらした Photo:Penske Entertainment クリックして拡大

ウエットレース宣言の下、全車レインでスタート

 「夕方に雷雨の可能性があるので」とスタート時刻を予定より40分ほど早めると発表したインディーカーだったが、そのスタート時刻よりも前に雨雲が到来。ほぼ元通りの時刻に2022年シーズン第5戦GMRグラン・プリは始まった。全車がウェット・タイヤを装着してグリッドに着いた。”ウェット・レース”の宣言がなされ、規定の85周かスタートから2時間か、先に来た方でチェッカー・フラッグの出される戦いが始まった。

Photo:Penske Entertainment (Walt Kurn)クリックして拡大

 雨はスタート前に止み、短時間で路面が乾いて行くであろうことは明白だった。いつウェット・タイヤに見切りをつけるか。そこが重要なポイントとなった。

2022 INDYCAR 佐藤琢磨コメント動画 R5 GMR グランプリ RACE DAY 決勝

2022 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R5 GMR グランプリ Race Day ファイナル・プラクティス:マーカス・エリクソンがトップ・タイム

Photo:Penske Entertainment

 午後、暑くなりそうな気候の中、全車レッド・タイヤを温存


 今回は決勝日の朝にスケジュールされたウォーム・アップ・セッション=30分間は、気温が25〜27℃。路面温度は37〜41℃だった。予選時より温度が明確に低いコンディション。今日も午後は暑くなりそうな気配だ。
 レッド・タイヤは全員が温存。このセッションでは誰も使用しなかった。暑くなってもレッドが使うべきタイヤなのか? ブラック優位のレースになる可能性も考えられる。
 このセッションでは、最後の最後にマーカス・エリクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)が最速ラップとなる1分11秒0839を記録した。それまでトップに立っていたのはルーキーのカルーム・アイロット(フンコス・ホリンジャー・レーシング)だった。彼は1分11秒1970を出していた。

2022 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R5 GMR グランプリ Day1 予選:「新しいセッティングで、じゃじゃ馬感が強い走りになっていました」

Photo:Penske Entertainment

  「今日は方向性が見えていたので
行けるかなと思っていました」


ジャック・アマノ(以下――):プラクティス1、プラクティス2、予選とマシンのセッティングがスムーズに進歩してきているのでしょうか?

佐藤琢磨:やっぱり去年このコースで良かった、ベースがこのチームにはあると思います。今回は元々持ってきたクルマのレヴェルがそこそこあった。もちろん、環境は毎年変わってしまうわけですから、それに対してマシンを合わせ込まなきゃいけないワケだけど、走り出しのプラクティス1から、ピットに入る度にマシンの感触を良くして行くことができています。あとは好タイムを出すことのできるクルマ作り。今日は少し方向性も見えていたので、予選に向けてはもちろんいつも上位を狙っているんだけど、今日は”行けるかな?”って思っていました。

――今シーズンでは一番良い感じになっているんですね?

佐藤琢磨:はい。手応えとしては一番のものを感じてました。

2022年5月14日土曜日

2022 INDYCAR ニュース R5 GMR グランプリ 5月13日:エリオ・カストロネヴェスとチーム・オーナーたちにベイビー・ボーグが授与される

Photo:Masahiko Amano

 カストロネヴェス、4個目のベイビー・ボーグ


 GMR GPの予選終了後、インディアナポリス北側のパブ・レストランでボーグウォーナー主催のパーティが催され、昨年の第105回インディー500で優勝したエリオ・カストロネヴェス、彼を走らせたチームの共同オーナー2人=マイケル・シャンクとジム・メイヤーにボーグウォーナー・トロフィーのミニチュア版である”ベイビー・ボーグ”が授与された。
 ウィニング・ドライヴァー用のトロフィーは、本物のボーグウォーナー・トロフィーに取り付けられるのと同じ顔の彫刻がマウントされている。

2022 INDYCARレポート R5 GMR グランプリ Day1 予選:ポール・ポジションはウィル・パワーの手に

Photo:Penske Entertainment (Aaron Skillman)

  パワー、今シーズン5人目、自己通算64回目のPP獲得


 気温は31℃まで上がり、路面も54℃となった午後4時からの予選、暑さの中での戦いで見事ポール・ポジションを獲得したのはヴェテラン代表のウィル・パワー(チーム・ペンスキー)だった。彼にとって通算64回目、インディーのロードコースでは6回目となるPPだ。今シーズンは5戦で5人目のポール・ウィナー誕生ともなっている。

2022 INDYCARレポート R5 GMR グランプリ Day1 プラクティス2:プラクティス2のトップはパト・オーワード

前戦バーバーで鮮やかな勝利を遂げたオーワードがプラクティス2でトップタイム! Photo:Penske Entertainment
気温、路面温度ともに急上昇したプラクティス2
まずブラックタイヤではハータがトップタイム


 午後12時45分に始まったGMRグラン・プリのプラクティス2は蒸し暑いコンディションとなった。気温はプラクティス1終了時より4度上がった28℃。路面温度は12℃も高い48℃になっていた。セッション中にの最高気温は29℃。路面は51℃になった。
 ブラック・タイヤでのベストはコルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)による1分10秒7720。セッションが後半に入ってからレッド・タイヤでこれを上回る者が出始めた。その最初がインディーのロードコースを大の得意としているジャック・ハーヴィー(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)の1分10秒0971。
 その後、フェリックス・ローゼンクヴィスト(アロウ・マクラーレンSP)が1分10秒0545でトップに躍り出、リナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング)が1分09秒9265で上回った。

2022 INDYCARレポート R5 GMR グランプリ Day1 プラクティス1:インディのロードコース、プラクティス1最速はアレックス・パロウ

 パロウ、セッション終盤2セット目のタイヤを投入

 インディアナポリス・モーター・スピードウェイのロードコース(全長2.439マイル)でのシリーズ第5戦、GMRグランプリのプラクティス1が快晴下で45分間行われ、昨年のシリーズ・チャンピオン、アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)が1分10秒4555の最速ラップをマークした。彼はこのセッションで18周を走ったが、ベストはその最終ラップに記録されていた。2セット目のタイヤを投入した……ということのようだ。

2022年5月12日木曜日

2022 INDYCARレポート 5月12日:今年のインディー500は33台のエントリーで予選落ちはなし

 

インディー500のヴィーケイ車のカラースキームが発表に Photo:Ed Carpenter Racing

インディー500のエントリー全容が確定
かろうじて33台フルグリッドを実現

 今週末にGMRグラン・プリがあるけれど、もう気持ちは“インディー500”って人、少なくないかもしれません。アメリカはそんな人ばっかりです。今年の出場チームとメンバーは以下の通り。アメリカン・ブランドに敬意を表してシヴォレー陣営から紹介します。
 (W=ウィナー、その後ろの数字は優勝回数。R=ルーキー)

2022 INDYCAR ニュース 5月11日:AJ ・フォイトのインディー500 JR・ヒルデブランドのマシンが公開に!

2022年のインディー500にAJ・フォイト・レーシングから出場するJR・ヒルデブランドのマシンのスポンサーとカラースキームが発表となった。

スポンサーの「ホーム・アワー・トゥループス」は重傷を負った9/11後の退役軍人のための注文住宅を全国に建設して寄付する組織という。作り込まれたチームの動画をご覧ください。

2022年5月6日金曜日

2022 INDYCARレポート 5月5日:4戦を終えてディフェンディング・チャンピオンのアレックス・パロウがポイント・リーダーに

まだ今シーズン勝利こそないものの、4戦を終えてポイントランキングトップに立っているパロウ。ホンダ陣営が劣勢となっている状況だけに、その実力と安定度は際立っている Photo:Penske Entertainment

開幕4戦、全コースヴァラエティをひと回りして
現在トップに立っていたのはパロウ!

 2022年NTTインディーカー・シリーズの開幕からの4戦はストリート×2レース、ハイ・バンクの1.5マイル・オーヴァルで1レース、常設ロードコース1戦だった。これで一応すべてのコース・ヴァラエティが1戦以上消化され、チャンピオンシップ・ポイント・リーダーは誰か……と見るとアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)がその座に就いていた。昨年、インディーカー・デビュー2年目、24歳にしてチャンピオンとなった彼は1勝も挙げていないというのにしっかりとポイント・トップに立っているのだ。

2022年5月2日月曜日

2022 2022 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ Race Day 決勝

 

2022 INDYCARレポート R4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ Race Day 決勝:一撃必殺! パト・オーワードが見事な今季初優勝

ファスト6ではヴィーケイに逆転されてPPを逃したオーワードだったが、決勝ではアウトラップでヴィーケイに挑み逆転に成功! 手応えある勝利にポディウムで喜びをはじけさせる Photo:Penske Entertainment  (Matt Fraver)クリックして拡大

心配された雨も上がり、決勝は完全ドライに

 心配された雨は午前中で降り止み、インディーカーのレースは完全ドライ・コンディションで行われた。気温は24℃まで上昇。朝からの激しい雨でチケットは完売でもお客さんが来ないかも……と心配されたが、晴れ上がった空の下、コースサイドは埋め尽くされていた。10年以上をかけて新南部のアラバマ州バーミンガム界隈にもインディーカーのレース・イヴェントは定着してきた感がある。バーバー・モータースポーツ・パークには二輪と四輪、両方を大量に所蔵する素晴らしいミュージアムもある。

2022 INDYCAR レポートR4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ:リカルド・フンコスにインタヴュー

 

14歳の時、レーシングカートでレースキャリアをスタートし、フォーミュラ・ルノーへとステップアップしたリカルド・フンコス。資金難のためドライバーとしての活動が難しくなった後、さまざまなレーシングチームで働き、チームオーナーとして2017年からインディーカーに挑戦する。アイロットは彼のチームで走った6人目のインディーカードライヴァ―となる Photo:Gustavo Rosso クリックして拡大

インディーカーに挑戦開始から5年目
アイロットとともにシングルカー体制で挑む

 アルゼンチンからアメリカへ2002年に渡ってきたリカルド・フンコスは、カート・チームでメカニックとして働き、自らのカート・チームを興して数々のタイトルを獲得すると、2009年からジュニア・フォーミュラへとチームをステップ・アップ。これまでにインディー・ライツで2回、インディー・プロ2000で5回のタイトルを獲得して来ている(コナー・デイリー、リナス・ヴィーケイらをチャンピオンの座につけた)。
 2017年、ついにリカルドのチームはインディーカーへとステップ・アップ。インディー500に2台をエントリーさせた。しかし、フル・シーズン・エントリーをし続けることは難しかった。
 2019年、インディー500に前年度インディー・ライツ・チャンピオンのカイル・カイザーをエントリーさせた彼らは、フェルナンド・アロンソをグリッドからバンプ・アウトして決勝へと進出した。
 2021年、チームは新パートナーのブラッド・ホリンジャーを迎えてフンコス・ホリンジャー・レーシングとなった彼らは、最終3レースにカルーム・アイロットを参戦させ、今シーズンはフル・シーズン出場を行う。

2022 INDYCAR レポート R4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ :カルーム・アイロットにインタヴュー

昨年のスポット参戦開始からインディーカー7レース目となる今回のアラバマでついにウォームアップのトップタイムをマーク! シングルカー・エントリーのハンデを感じさせない走りとマシンづくりについてアイロットが真摯に語ってくれた Photo:Gustavo Rosso クリックして拡大

 フェラーリのテスト・ドライヴァーを務めていたカルーム・アイロットが、昨シーズンの最終3レースでインディーカー・シリーズにチャレンジ。今年はフル・シーズン出場を行う。イギリス出身の23歳は今週末のバーバー・モータースポーツ・パークで目覚ましい活躍ぶりを見せている。プラクティスでトップ10に入り、予選は熾烈なQ1をクリアして11位に食い込み、ファイナル・プラクティスで最速ラップを記録した。

「新しいコンパウンドのタイヤで走って
グリップのヒントが得られたことがこの結果につながっています」

ジャック・アマノ(以下――):去年3レースを経験したが、今年はまたタイヤが違うコンパウンドにされました。色々条件が変わる中でマシンに慣れ、走ったことのないコースで戦うのは非常に難しいでしょうが、バーバー・モータースポーツ・パークでは素晴らしいパフォーマンスを見せていますね?

カルーム・アイロット:タイヤが変わると、その対応は結構難しいですね。タイヤからグリップを引き出すためにあれこれとマシンに変更を施し、ドライビングも変えています。まだシーズン序盤ですが、新しいコンパウンドのタイヤを使って見て、グリップのヒントを掴んだので、良いパフォーマンスを発揮できています。問題は、1ラップを速く走ることと、レース・モードでコンスタントに速さを発揮させること、その両立は難しいというところです。

2022年5月1日日曜日

2022 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ Day2 ファイナル・プラクティス

 

2022 INDYCARレポート R4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ Day2 予選:リナス・ヴィーケイ、PP獲得コメント

Photo:Penske Entertainment (Joe Skibinski) クリックして拡大

 素晴らしい走りができたから結果には少し驚いているぐらいだ」


「PPを獲得できる力が今週末の自分たちにはあると感じていた。そして実際にPPという大きな成果を手に入れた。チーム全体が力をフルに発揮し、タイヤの使い方、セッティングがうまく行った」
「正直なところ、目標はファスト6入りに置いていた。それが非常に楽しい予選になった。素晴らしい走りができたから。結果には少々驚いているぐらいだ。自分にとって初めてのファスト6を戦ってのPP獲得がなったことも喜んでいる」

2022 INDYCARレポート R4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ Day2 ファイナル・プラクティス:カルーム・アイロットが最速ラップ

シングルカー・エントリーながら奮戦するルーキー、アイロットがウォームアップセッションで最速ラップ Photo:Penske Entertainment (Joe Skibinski)クリックして拡大

 ルーキー、アイロット、堂々のトップタイム!

 シリーズ唯一のシングル・カー・チーム=フンコス・ホリンジャー・レーシングから出場するルーキー、カルーム・アイロットがバーバー・モータースポーツ・パークでのファイナル・プラクティスで最速ラップをマークした。決勝日の午前中ではなく、予選日の夕方に行われたウォーム・アップ・セッション=ファイナル・プラクティスで23歳のイギリス出身ドライヴァーはレッド・タイヤ装着で1分07秒0906をマークした。それは2番手となった昨年のバーバー・ウィナー、アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)に0.1010秒の差をつける堂々たるファスト・ラップだった。明日は予選11番手からスタートするアイロットの戦いぶりにも注目したい。

2022 INDYCARレポート R4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ Day2 予選:リナス・ヴィーケイがPP獲得

ファスト6でトップに立ったヴィーケイはオーワードにセッション終盤に逆転されるもラストラップで逆転し手応えあるポールポジション獲得となった Photo:Penske Entertainment (Joe Skibinski)クリックして拡大

ヴィーケイ、プラクティス2の勢いそのままに
ファスト6を制して今季初のPP獲得

 今朝のプラクティス2で最速だったリナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング)が予選でも着実に駒を進め、6人によるファイナルを制してキャリア2回目のポール・ポジション獲得を果たした。
 気温は昨日のプラクティス1と同じ26℃まで上がり、路面温度も昨日に近い43℃まで上昇。第4戦ホンダ・インディー・グラン・プリ・オヴ・アラバマの予選は日差しの照りつけるコンディション下での戦いになった。

2022 INDYCARレポート R4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ Day2 プラクティス2:リナス・ヴィーケイ、久々のトップ・タイム

しばらく鳴りを潜めていた感のあるヴィーケイだが、プラクティス2で本領発揮! Photo:Penske Entertainment クリックして拡大

 前日より低温のコンディションのなかで走行スタート
セッション前半にロッシがクラッシュして赤旗に

 天気が崩れる心配もされたバーバー・モータースポーツ・パークでのプラクティス2だったが、雨雲はセッション開始前にコース脇を通り過ぎ、走行は昨日に続いて快晴下で行われた。昨日のプラクティス1は気温が26〜27℃あったが、今朝はそれよりも低温の20〜22℃というコンディションだった。

 セッション前半にアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)が最終コーナーでクラッシュして最初の赤旗が出された。彼のマシンはリヤ・ウィング、ギヤボックスなどに大きなダメージを受け、予選までにマシンを修復できるか……という状況に陥った。クラッシュしたロッシのマシンから飛び散った破片がエリオ・カストロネヴェス(メイヤー・シャンク・レーシング)の右フロントにヒットした。06号車はタイヤなどにダメージを受けたが、レッカーでピットに戻ってマシンのチェックを受けた後、プラクティスに戻ることができた。

2022年4月30日土曜日

2022 INDYCARレポート R4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ Day1 プラクティス1:バーバー・モータースポーツ・パークでのプラクティス1、トップ・タイムはコルトン・ハータ

Photo:Penske Entertainment(Chris Jones) クリックして拡大

 ハータ、計測5周目にトップタイムをマーク


 NTTインディーカー・シリーズ第4戦ホンダ・インディー・グラン・プリ・オヴ・アラバマは今シーズン最初のロードコース・イヴェントだ。今日、金曜日は午後3時からプラクティス1が45分間行われ、全長2.3マイルのツィスティーなロードコースでコルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)がトップ・タイムをマークした。15周を走った彼は5周目にベストとなる1分06秒5149を記録した。

2022年4月11日月曜日

2022 INDYCARレポート R3 アキュラ・グランプリ・オヴ・ロング・ビーチ Race Day 決勝:強か! ジョセフ・ニューガーデンがロング・ビーチを制す

ペンスキーのエースの堂々たる勝利! ニューガーデンはポイントリーダーに浮上 Photo:Penske Entertainment (Chris Jones)クリックして拡大

  PPスタートのハータ、予想どおりスタートから独走態勢に


 気温18℃、路面温度44℃。コンディションは昨日の予選とほぼ同じになった。やや風はあるが日差しは強く、スタート後も徐々に路面は温まって行く可能性があった。
 昨日の予選で圧倒的な速さを見せたコルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)は、涼しかったウォームアップセッションでも最速。スタートで”チェック・アウト”して一気にゴールまで突っ走ってしまうのでは?
とさえ考えられた。

Photo:Penske Entertainment (Chris Jones)クリックして拡大

  予定の12時45分にグリーン・フラッグが振られると、PPからトップを守ったハータが1周目の前半にして明確なリードを築き上げた。その後も彼のペースは頭抜けており、予選2位から2番手を守ったジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)に5周で2.3秒以上の差をつけてみせた。
 6周目に出たイエローでその差は消えたものの、リスタート後もアタックのチャンスを与えないだけの距離を保ってトップを快走した。

2022 INDYCARレポート R3 アキュラ・グランプリ・オヴ・ロング・ビーチ Race Day ファイナル・プラクティス:ウォーム・アップもコルトン・ハータが最速

Photo:Penske Entertainment(Joe Skibinski)

 ハータ、ユーズド・レッドで予選3位相当のタイム!

 「セッティングで苦しんでいた」という金曜日のプラクティス1でさえ6番手という”悪くない”ポジションだったコルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)は、土曜日午前中のプラクティス2、予選の全3ステージでトップ・タイムをマーク。トラック・レコードを樹立してポール・ポジションを獲得した。そして今日、決勝を前にしたウォーム・アップ・セッションでも終盤にユーズド・レッド・タイヤを装着すると、涼しいコンディションであったとはいえ、最速ラップとなる1分05秒8645を叩き出した。これは昨日の予選で3位に食い込めるラップ・タイムで、2番手につけたスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)に0.3278秒の差をつけるものだった。第47回グラン・プリ・オヴ・ロング・ビーチは地元カリフォルニアのハータがポール・ポジションから2年連続優勝へ悠々と逃げ切る可能性が高くなっている。

2022年4月10日日曜日

2022 INDYCARレポート R3 アキュラ・グランプリ・オヴ・ロング・ビーチ Day2 予選:コルトン・ハータとホンダが地元でポール・ポジション

2017年にカストロネヴェスが樹立した1分1分06秒2254を大幅に上回る
1分05秒3095をマーク! ハータが自身キャリア8回目のPPを決めたPhoto:Penske Entertainment (Chris Jones) クリックして拡大

ハータ、ホンダに今シーズン初のPPをもたらす

 開幕から2戦続けてシヴォレー勢がポール・ポジションを獲得してきたが、3戦目でホンダがシーズン初のポール・ポジションを、アキュラ・グラン・プリ・オヴ・ロング・ビーチで手に入れた。その殊勲を立てたのはコルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)だった。ハータが生まれたのはロング・ビーチの北60マイルほどのヴァレンシアという町。そして、ホンダのアメリカ本社はロング・ビーチから15マイル以下という近さのトーランス。地元でのシーズン初PP獲得を彼らは共に祝うこととなった。

2022 INDYCARレポート R3 アキュラ・グランプリ・オヴ・ロング・ビーチ Day2 プラクティス2:ロマイン・グロジャンがトップ・タイム

グロジャンが2日目午前のセッションではトップタイム。アンドレッティ勢が好調だ Photo:Penske Enterteinment(Chris Owens) クリックして拡大

プラクティス1から気温、路面温度ともに大きく低下
コンディションでラップタイムが急伸長!

 今日もカリフォルニア州ロング・ビーチは朝から快晴。プラクティス2は午前8時45分開始と早く、走行開始時の気温は19℃しかなかった。昨日のプラクティス1開始時は34℃だった。路面温度の開きはもっと大きかった。今朝が25℃だったのに対し、昨日のプラクティス1開始時は56℃もあった。
 低温コンディションはラップ・タイムに好影響。昨年度チャンピオンのアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)が走り出して3周目には1分08秒代に突入。アレクサンダー・ロッシとロマイン・グロジャン(ともにアンドレッティ・オートスポート)、マーカス・エリクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)らが次々とトップに立ち、シヴォレー勢ではスコット・マクロクリン(チーム・ペンスキー)とフェリックス・ローゼンクヴィスト(アロウ・マクラーレンSP)がコンスタントに好いタイムをマークしていた。

2022年4月9日土曜日

2022 INDYCARレポート R3 アキュラ・グランプリ・オヴ・ロング・ビーチ Day1 プラクティス1:ロング・ビーチのプラクティス1最速はシモン・パジェノー

プラクティス1でひとり抜けたタイムをマークしたパジェノー Photo:Penske Entertainment( Chris Owens)クリックして拡大

 昨シーズン採取戦から半年、本来の季節のロングビーチが復活

 恒例の4月開催にアキュラ・グランプリ・オヴ・ロング・ビーチは戻った。伝統あるストリート・レースはパンデミックのために昨シーズンは最終戦として9月末に開催されたので、通常の1年ではなく、半年のインターヴァルでレース開催を迎えた。

2022 INDYCARレポート R3 アキュラ・グランプリ・オヴ・ロング・ビーチ Day1:ロング・ビーチGPでグリッド・ペナルティ

 デフランチェスコが決勝6グリッド降格に

 アキュラ・グランプリ・オヴ・ロング・ビーチ初日。午後2時半の天候は快晴。気温が36℃。とても日差しの強い1日となっている。
 最初のプラクティス・セッションが始まる前に、インディーカーはテキサスでの第2戦のレース中に“避けることが可能だった接触を起こした” デヴリン・デフランチェスコ(アンドレッティ・スタインブレナー・オートスポート)に決勝でのグリッドを6つ降格するペナルティを発表した。ぶつかられてリタイアを余儀なくされた佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング・ウィズRWR)、グレアム・レイホール(グレアム・レイホール)、エリオ・カストロネヴェス(メイヤー・シャンク・レーシング)には何の救いにもならないが、ルーキーが再び同じミスをすることがないよう戒めにはなることと期待される。
以上

2022年4月4日月曜日

2022 INDYCAR ニュース 4月3日:3日間に及んだ次世代エンジンのテストが無事終了

3日間の全日程ホンダのテストを行ったディクソン Photo:Honda Performance Development, Inc. クリックして拡大

 ホンダは3日間の全日程ディクソンがドライブ
シヴォレーは初日ニューガーデン、2日目以降はパワーが担当


 3月28日から30日までインディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースで2023年から2024年へとデビューが1シーズン先送りされたNTTインディーカー・シリーズの新エンジン=2.4リッターV6ツインターボのテストが行われた。5月にレースが行われるコースであるため、参加者が有利になりにくいようにインディーカーが使って来ているものとは異なる“F1レイアウト”でテストは実施された。(既報:初日のレポート)
 ホンダとシヴォレーの2メーカーが参加し、気温の低いコンディション下で周回を重ねた。シヴォレーはチーム・ペンスキー、ホンダはチップ・ガナッシ・レーシングがテストを担当。ホンダはスコット・ディクソンで、シヴォレーはジョセフ・ニューガーデンが月曜日、ウィル・パワーが火曜日と水曜日と2人がドライヴァーを務めた。

2022年3月30日水曜日

2022 INDYCAR ニュース 3月29日:IMSで次世代エンジンの初テスト

ディクソンのドライブでインディアナポリスのロードコースを疾走するホンダニューエンジンのテストマシン Photo:Honda Performance Development, Inc. クリックして拡大

ホンダ、シヴォレーのV6ツインターボ2.4Lエンジン登場
ただし、ハイブリッドシステムは未搭載

 3月28日(月)、2024年のNTTインディーカー・シリーズに登場予定の2.4リッターV6ツインターボ・エンジン(現行エンジンの排気量は2.2リッター)のテストがインディアナポリス・モーター・スピードウェイのロードコースで行われた。ホンダとシヴォレー、参戦2メーカーが参加した。次世代エンジンはエネルギー回生システムと組み合わされることとなっているが、今回はエンジンのみのテストだった。ハイブリッド・システムはコロナ禍で一部パーツの生産が予定通りに進んでいないのだ。ハイブリッド仕様での初テストは6月に行われる予定という。

2022 INDYCAR ニュース 3月28日:アメリカン・ホンダの新しい風洞が完成

幅の広いムービングベルトを備え、最高レベルの空力データー収集が可能だ Photo:©2022 American Honda Motor Co., Inc クリックして拡大

 1億2400万ドルを投じた新施設!
ホンダ・オートモーティブ・ラボラトリー・オブ・オハイオ誕生


 アメリカン・ホンダはオハイオ州イースト・リバティに最新式の風洞施設(HALO=Honda Automotive Laboratories of Ohio)を完成させた。
 1億2400万ドルを投じて作られた風洞は、時速190マイルまでの風を作り出すことができる世界でも非常にハイ・レヴェルにランクされる性能を備えている。

2022 INDYCAR ジャック・アマノのインディーな1日:アドリアン・フェルナンデス訪問

フェルナンデスのオフィス兼サロンの中のミュージアムフロアで記念のツーショット! それにしてもすごい展示だ Photo:Masahiko Amano クリックして拡大

 マイアミでフェルナンデスと久々の再会

  開幕戦セイント・ピーターズバーグで超久しぶりにアドリアン・フェルナンデス=インディーカーで11勝したメキシコ出身ドライヴァーに会った。
 アドリアンといえば1992年、初オーヴァル・レースだったフェニックスの1マイルでいきなり優勝するセンセーショナ・デビューをインディー・ライツで果たしたメキシカンだ。
 彼を1993年にインディーカーへとステップ・アップさせたのは、その前年にオリジナル・シャシーでインディー500を制したばかりのギャレス・レーシング。しかし、強豪はそこから急速に戦闘力を失ったため、3シーズン在籍したがアドリアンは勝つところまで行けなかった。

2022年3月23日水曜日

2022 INDYCAR レースレビューR2 XPEL375 :ジョセフ・ニューガーデンの見せた意地

最終ラップ、0.0669秒差でマクロクリンを逆転! ニューガーデンはペンスキーのエースらしい存在感を見せつけた Photo:Penske entertainment クリックして拡大

 開幕戦に続き、テキサスでも手遅れ気味だったニューガーデン
若いマクロクリンの台頭が大きな刺激に


 ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)のテキサスでの予選順位は7位。チームメイト二人はスコット・マクロクリンが2位、ウィル・パワーが4位だったから、やや出遅れ気味だった。
 開幕戦セイント・ピーターズバーグではマクロクリンがポール・トゥ・ウィン。パワーも予選2位、決勝3位と良いシーズン・スタートを切った。それに対してニューガーデンは予選がファイナルに進めずの9位で、決勝は早目のピット・インという作戦が展開にマッチせず16位に沈んだ。
 ニューガーデンは表情こそいつもにこやかだが、内に秘めた闘志はかなりのものがある。まだインディー500での優勝はないが、タイトル獲得2回は歴代チーム・ペンスキー・ドライヴァーたちの中でも誇れる成績。若いマクロクリンの台頭はニューガーデンには良い刺激となっているはずだ。”チームを引っ張って行くのは自分”というプライドも彼にはあるだろう。

2022年3月21日月曜日

2022 INDYCARレポート R2 XPEL375 Race Day 決勝:テキサスで佐藤琢磨、無念のリタイア

十分に優勝を狙えるパフォーマンスを発揮した佐藤琢磨だったが、トップ走行後62周目のピットイン時にマルーカスに進路をふさがれるトラブルで23位に後退。このチームのミスからレースの巡り合わせが一気に悪化してしまった Photo:Penske entertainment クリックして拡大

 デフランチェスコの未熟な走行が招いたアクシデント

 サイド・ポッド下にターニング・ヴェインを装着してダウンフォースを増やすインディーカーによるレギュレーション変更は正解だった。しかし、インディーカー・デビューを急ぎ過ぎた1人のルーキー、デヴリン・デフランチェスコ(アンドレッティ・スタインブレナー・オートスポート)にはダウンフォースがまだまだ不足していたようだ。

98周目に佐藤琢磨を弾き飛ばした後、このレース3回目のリスタートが切られた128周目に、ツーワイドとなっていたカストロネヴェスとレイホールに、デフランチェスコはインからホワイトラインカットしつつ押し上げるように割り込んでクラッシュ Photo:Penske entertainment クリックして拡大

 彼が初めての高速オーヴァル・レースでマシンを制御下に保てなかったために、強力なコンペティターが3人も犠牲になった。その最初が佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング・ウィズRWR)。イン側低くにマシンを止め続けることができなかったデフランチェスコはパスを仕掛けて来た琢磨の方へ滑り上がって接触。その後にはリスタートで無理な3ワイドを作り出し、グレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)にヒット。スピンしたレイホールはエリオ・カストロネヴェス(メイヤー・シャンク・レーシング)を道連れにハード・クラッシュを演じた。この時にデフランチェスコもクラッシュし、リタイアとなった。

2022年3月20日日曜日

2022 INDYCARレポート R2 XPEL375 Day1ファイナル・プラクティス:ファイナル・プラクティスではジョセフ・ニューガーデンが最速

ファイナル・プラクティスはニューガーデンがトップタイム。プラクティス~予選~ファイナル・プラクティスとシヴォレーがすべてのセッションでトップタイムに Photo:Penske entertainment クリックして拡大

 セカンド・レーンを作るための
30分間のセッションを特設


 予選の後には2回のプラクティスがあった。4時からの30分間は参加が任意のセカンド・レーンを作るための特設セッションだった。ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)、佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング・ウィズRWR)、グレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、パト・オーワード(アロウ・マクラーレンSP)、フェリックス・ローゼンクヴィスト(アロウ・マクラーレンSP)、エド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)が出走した。これらのドライヴァーには1セットのタイヤがこのセッションのためだけに提供され、セカンド・レーンが生まれるよう慎重にボトムより少し上のラインを走るよう心がけていた。

2022 INDYCARレポート R2 XPEL375 Day1 予選:テキサスのポール・ポジションはフェリックス・ローゼンクヴィストの手に

 

プラクティスから好調のローゼンクヴィストがポールポジション獲得! 開幕戦の不振を挽回する第2戦の予選結果にマクラーレンチームの士気も上がる Photo:Penske entertainment クリックして拡大

ローゼンクヴィスト、予選前半終了時点でトップ!

 雲ひとつない青空の下、2022年NTTインディーカー・シリーズ第2戦の予選がテキサス・モーター・スピードウェイで開催された。気温は朝のプラクティス1終了時点と同じ21℃だったが、照りつける日差しによって路面温度はプラクティス終了時の18℃から34℃にまで跳ね上がっていた。
 27台がランキングの逆の順番で2周ずつのアタックを敢行した。エントリーの半分を越す14人が走った時点でトップはフェリックス・ローゼンクヴィスト(アロウ・マクラーレンSP)の221.110mphだった。インディー500で4勝のエリオ・カストロネヴェス(メイヤー・シャンク・レーシング)が220.489mphで2番手。ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)は220.758mphで3番手につけいたが、最終的順位は7位となった。朝のプラクティス1で最速だったシモン・パジェノー(メイヤー・シャンク・レーシング)は220.338mphでP5(最終的には15位)だった。

2022 INDYCARレポート R2 XPEL375 Day1 プラクティス1:テキサスのプラクティス1はシモン・パジェノーが最速

パジェノーがプラクティス1のトップタイムをマーク Photo:Penske entertainment クリックして拡大

 強めの風が吹く中、予選前1時間のプラクティスがスタート

 この時期、テキサス州ダラス、フォート・ワースのエリアの天候は安定しないのが普通らしい。朝8時の気温が7℃だった時には“このまま1日寒いんだろうか?”と心配になったが、2時間後にプラクティス1が始まった時、気温は14℃まで上がっていた。ピットに行くと、もうクルーたちの中には半袖の人も結構いた。アメリカには寒さに強い人が多い。
 空は快晴だが、強めの風がターン1からターン4の方向に吹いている中でプラクティス1にグリーン・フラッグが振り下ろされた。予選前に走れるのはこの1時間だけだ。

2022年3月19日土曜日

2022 INDYCAR3月ニュース 3月19日:第34回モータースポーツ殿堂セレモニー その2

                         

今年のインダクティとすでに殿堂入りしている出席者ほぼ全員が壇上に Photo:Masahiko Amano クリックして拡大

バイクウィーク真っ最中のデイトナで
第34回MSHF殿堂入会者セレモニー開催

 フロリダ州オーランドウの少し北の町レイク・メアリーに滞在中。3月7日の朝、ガソリンの値段が前日より1USガロンあたり20セントも高くなっていた。

この日のガソリン価格。レギュラーが4ドル20セントでハイ・オクタンのスーパーは4ドル90。軽油は5ドル   OMG! Photo:Masahiko Amano  
 そんな中、第34回目を迎えたモータースポーツ・ホール・オヴ・フェイム・オヴ・アメリカの殿堂入会者セレモニーが開催された。バイク・ウィークスの真っ只中のデイトナ・ビーチで。全米から集まるバイクで道路が混雑、混乱してやしないかと恐れていたが、意外にそんなことはなかった。排気音大きめのバイクの数が普段より明らかに多いだけで。

2022年3月9日水曜日

2022 INDYCARレポート 3月7日:エリオ・カストロネヴェスがモータースポーツ殿堂入り

こちらが今回披露されたカストロネヴェスの盾 Photo:Masahiko Amano クリックして拡大

第34回年次モータースポーツ殿堂入り記念式典

 モータースポーツ・ホール・オヴ・フェイム・オヴ・アメリカ(MSHF)が今年の殿堂入りメンバーを讃えるイヴェントをフロリダ州デイトナ・ビーチで2日間に渡って開催している。1日目はデイトナ・バイク・ウィークスの真っ只中である3月7日、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイの敷地内にあるMSHFで、殿堂入りする人々の盾の除幕式などが行われた。

2022年3月7日月曜日

2022 INDYCARニュース 3月6日:2〜3月のニュース


ハイブリッドシステムの搭載は2024年まで延期となった。現行の2.2リッターV6ツインターボエンジンは来シーズンいっぱいとなり、2024年からはエンジンも2.4リッターV6ターボとなる。ただ、新規定エンジンはともかく汎用ハイブリッドシステム搭載がインディーカーの発展にどう寄与するのかは不透明だ Photo:Penske entertainment

インディーカーのハイブリッド・パワートレイン使用は

1シーズン遅らせて2024年から

 3月3日、インディーカーは世界で続いているサプライ・チェーンの停滞を踏まえ、NTTインディーカー・シリーズへのハイブリッド・パワートレイン導入を1年遅らせ、2024年からにすることを発表した。ハイブリッド化関連部品の一部に必要なだけ調達が難しいものがあると判明したのだ。
 現在ホンダとシヴォレーが開発中の900馬力以上の大パワーを発生させる2.4リッター・ツインターボV6エンジンのデビューも2024年になり、現在使われている2.2リッター・ツインターボV6エンジンでの戦いが2023年シーズン終了まで続けられる。
 すでにホンダとシヴォレーはエンジンの開発を終了させており、3月30、
31日にインディーカーはそれらのエンジンとハイブリッド・システムと組み合わせてコース実走テストを開催する。場所はセブリング・インターナショナル・レースウェイ。

2022年3月6日日曜日

2022 INDYCAR レースアナリシス R1 ファイアストン・グランプリ・オヴ・セイント・ピーターズバーグ :2022年開幕戦にルーキーは6人が出場

 

予選12位、決勝18位といずれもルーキー最上位をマークしたカークウッド Photo:Penske entertainment クリックして拡大

開幕戦のル―キー6人のパフォーマンスを診断!

 今年のNTTインディーカー・シリーズにが始まりました。
 今年は参戦するルーキーは6人。女性ドライヴァーのタティアナ・カルデロン(AJ・フォイト・エンタープライゼス)はストリート&ロードコースのみにエントリーする。
 開幕戦ファイアストン・グラン・プリ・オヴ・セイント・ピーターズバーグでの彼らのパフォーマンスを振り返って行こう。

2022年2月28日月曜日

ジャック・アマノのINDYCARレポート メールマガジン:スコット・マクロクリンがポール・トゥ・ウィン!

マクロクリン、ポールtoフィニッシュで初優勝! 昨年大苦戦を強いられたチーム・ペンスキーにとっても、大きな開幕戦勝利となった Photo:Penske entertainment  クリックして拡大

完璧な戦いぶりでつかんだインディーカー初勝利

 「スタート直後のターンで飛び出してしまうような馬鹿な真似だけはしたくない」と言っていたスコット・マクロクリン(チーム・ペンスキー)が、ほぼ完璧な戦いぶりでインディーカー・シリーズでの初勝利を飾った。自分を追い込み、プレッシャーをかけるスタイルのマクロクリンだが、今日は自分のペースで優勝を目指す戦いぶりが実現できていたようだ。全長1.8マイル、コーナー数14のストリート・コースを100周して争われるレースでは、ピット・タイミングをずらして優位を得ようとするチームが幾つも出現。その中には百戦錬磨のスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)もおり、マクロクリンは常にトップを走り続けるレースを戦えたわけではなかった。

2022 INDYCARレポート R1 ファイアストン・グランプリ・オヴ・セイント・ピーターズバーグ Race Day ウォームアップ:ウォームアップで10番手につけた佐藤琢磨

 決勝直前になってベストなセッティングにたどり着く!

 決勝日の朝、ウォーム・アップで佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング・ウィズRWR))は21周をこなし、16周目に1分01秒3595のベストをマークした。これは同セッションで10番手にランクされるスピード。しかも、彼より上位につけたジョセフ・ニューガーデン、スコット・マクロクリン(チーム・ペンスキー)、カイル・カークウッド(AJ・フォイト・エンタープライゼス)はベストをレッドで記録していた。ベースとなるブラック装着時のセッティング、琢磨陣営は決勝直前になって良いものを見つけたということだ。
 マシンを降りてエンジニアのドン・ブリッカー、チーム・オーナーのデイル・コインらと話す琢磨の表情は、昨日までよりもずっと明るかった。

2022 INDYCARレポート R1 ファイアストン・グランプリ・オヴ・セイント・ピーターズバーグ Race Day ウォームアップ:決勝日ウォーム・アップでの最速はコルトン・ハータ

涼しいコンディションのなか、ハータがブラックでトップタイム

 昨年のセイント・ピーターズバーグ・ウィナー、コルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)が決勝前のウォーム・アップ・セッションでの最速ドライヴァーとなった。21〜21°Cという涼しさ、路面温度も25〜27°Cと、暑くなる決勝に比べるとかなり低温のコンディション下、ハータはセッション終盤にブラック・タイヤ装着で1分00秒3283をマークした。

2022年2月27日日曜日

2022 INDYCARレポート R1 ファイアストン・グランプリ・オヴ・セイント・ピーターズバーグ Day2 予選:スコット・マクロクリンがキャリア初ポール・ポジション

Photo:Penske entertainment クリックして拡大

マクロクリン、予選ベストリザルトを大きく更新してPP獲得!

 2022年のNTTインディーカー・シリーズ開幕戦のポール・ポジションはスコット・マクロクリン(チーム・ペンスキー)のものとなった。昨年チーム・ペンスキーからの出場でルーキー・オヴ・ザ・イヤーに輝いたニュージーランド出身ドライヴァーは、予選でのキャリア・ベストは5位(インディアナポリス・モーター・スピードウェイ/ロードコースでのGMRグランプリ)だったが、それを大きく上回るPPという好結果を2シーズン目最初のレースで手に入れた。

2022 INDYCARレポート R1 ファイアストン・グランプリ・オヴ・セイント・ピーターズバーグ Day2 プラクティス2:プラクティス2最速はスコット・マクロクリン

マクロクリンがトップタイム! Photo:Penske entertainment クリックして拡大

ハーヴィーがクラッシュして赤旗、走行16分中断                                                                                   
 セイント・ピーターズでの2日目、朝9時に昨日の夕方よりずっと涼しい気温23°Cで始まったプラクティス2では、レッド・タイヤ装着でスコット・マクロクリン(チーム・ペンスキー)がセッション・ベストのタイム=59秒7342をマークした。
 全員が十分にレッド・タイヤでのアタックを行えたわけではなかった。45分間しかないプラクティスで、レッド・タイヤのチェックもする必要があるというのに赤旗が16分以上も出されたためだ。最初にクラッシュしたのはジャック・ハーヴィー(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)。ターン9インサイドの壁にタッチしてバランスを崩し、コーナー出口の壁に激突した。去年ここでキャリア・ベストの予選2位という好結果を出している彼は、新チームでいいところを見せようと少々頑張り過ぎてしまったか?

2022年2月26日土曜日

2022 INDYCARレポートR1 ファイアストン・グランプリ・オヴ・セイント・ピーターズバーグ Day1 プラクティス1:移籍は成功? ロマイン・グロジャンが初セッションで最速ラップ

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 好天の中始まった今シーズン最初ンセッション
グロジャンが移籍早々トップタイム!

 インディーカー2年目のロマイン・グロジャンが今年最初のセッションで最速ラップをマークした。デイル・コイン・レーシング・ウィズRWRからアンドレッティ・オートスポートへと移籍した35歳のフランス人ドライヴァーが新チームでの最初のセッションでいきなり好パフォーマンスを見せた。
 朝からずっと晴天で、プラクティス時の気温は28℃まで上がっていた。路面は1日を通してドライ・コンディション。セッション序盤は1セット多いタイヤを供給されるルーキーたちが周回を重ね、15分ほど経過してからヴェテラン勢が走行を開始した。トップ・タイムを争ったのはグロジャンと彼のチームメイトのコルトン・ハータだった。グロジャンのベストが1分01秒0525で、昨年のセイント・ピーターズバーグ・ウィナー=ハータのベストは1分01秒1567。その差は0秒1042だった。

2022 INDYCARレポート R1 ファイアストン・グランプリ・オヴ・セイント・ピーターズバーグ 2月26日:開幕直前 ディフェディング・チャンピオン・インタヴュー

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  今日の午後3時40分、2022年NTTインディーカー・シリーズ最初のプラクティスが45分間に渡って行われる。
 昨シーズンのチャンピオンはデビュー2年目、チップ・ガナッシ・レーシング入り初年度のアレックス・パロウ。24歳のスペイン出身ドライヴァーは3勝を挙げ、二度のタイトル獲得歴を持つジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)に38点差をつけて初タイトルを掴んだ。
 今日、シーズン最初のプラクティスを前にディフェンディング・チャンピオンとしての初シーズンを迎えるパロウにインタヴューする機会を得た。


「開幕を迎えるにあたって準備万端とは言えないが
新たなシーズンの始まりにエキサイトしている」


ジャック・アマノ(以下――):いいシーズン・オフを過ごせた?

アレックス・パロウ(以下パロウ):はい。とても良いオフ・シーズンとできた。クリスマスを含め、スペインで1ヶ月か1ヶ月半ぐらい過ごせた。島のビーチでのヴァケーショも短いものだけれど楽しんだ。残りの時間はアメリカで過ごした。

――その間にテストは1日だけ。開幕への準備は万端?

パロウ:いや、準備万端とは言えない。でも、みんな条件は同じ。1日しか走らないで開幕戦を迎えるっていうのは理想的ではないけれど、自分たちのチームは大丈夫と思う。

――ナーヴァスになってはいない?

パロウ:いや、新たなインディーカー・シーズンを迎えられることに私はエキサイトしている。

2022年2月25日金曜日

2022 INDYCARレポート R1 ファイアストン・グランプリ・オヴセイント・ピーターズバーグ:セイント・ピーターズバーグ入り

新しいクレデンシャル。史上もっとm速い開幕です Photo:Masahiko Amano

いよいよ、2022シーズン開幕!

 明日、2022年NTTインディーカー・シリーズの最初の公式プラクティスが行われる。
 2月14、15日に全エントラントが集まったセブリングでのテストを取材した後、私はオーランドウ界隈の田舎町に蟄居していたが、この間に天候がぐんぐん良くなってきて、春を飛び越えて夏になってしまった感アリ。今朝方セイント・ピーターズバーグへ移動して来たが、日中の気温は28℃に達した。

2022年2月21日月曜日

2022 INDYCARレポート 2月18日:2022年シーズン開幕まであと少し

 

Photo:Penske Entertainment
史上最も早い?インディーカー2月末開幕

 今年もはいつもより早く始まりますね、NTTインディーカー・シリーズ。2月末の開幕って、おそらく史上最も早いのでは?
 で、今週のアタマにセブリング・インターナショナル・レースウェイで開幕直前テストがありました(既報)。インディーカー主催じゃなく、完全なるプライヴェイト・テストだったのに14日には17台、15日には14台が走行。データ解析をして、ショップでマシンに最後の入念な準備を施して……って考えると、ここがベストのタイミングだったんでしょう、今シーズンにエントリーする全車がガンガン走ってました。
 佐藤琢磨は移籍先のデイル・コイン・レーシング・ウィズRWRでの初テスト。このテストだけで開幕を迎えるってんで、取材に出かけました。

2022年2月17日木曜日

2022 INDYCARレポート 2月15日:デイル・コイン・レーシング・ウィズRWRとの初テストを終えた佐藤琢磨

Photo:Penske Entertainment (Chris Owens) クリックして拡大

 佐藤琢磨、走行時間20分を残してテスト終了

 佐藤琢磨はデイル・コイン・レーシング・ウィズRWRに移籍してから初となるテストを2月15日にセブリングで行った。
 寒さの中、朝9時前にインスタレーション・ラップを行い、夕方の5時40分過ぎにマシンを降りた。6時まで20分ほどを残していたが、翌日にシミュレーターでのテストがスケジュールされているため、早仕舞いとしたのだ。
 大急ぎで身支度をして琢磨がサーキットを離れた後、シモン・パジェノーはこの日の最速となるラップを記録した。走行コンディションは良くなっていたということだ。