2012年4月6日金曜日

2012 INDYCAR インサイド情報&ニュース:ジャン・アレンジのインディー500挑戦は、古豪ニューマン・ハース・レーシングから

ジャン・アレンジのインディー500挑戦は、古豪ニューマン・ハース・レーシングから

 元F1スターのジャン・アレジが、47歳でインディー500に初挑戦を行うことは既報の通り。そのチーム体制がようやく明らかになった。現在出場中のチームのいずれかが1台増やす体制になるのかと思われていたが、そうではなく、ニューマン・ハース・レーシングからの出場になるという。

2012年4月5日木曜日

2012 IZOD INDYCARシリースレポート:4月5日 インディアナポリス・モータースピードウェイ合同テスト「急遽決まったインディーでのテストでマルコ・アンドレッティが最速タイムをマーク」

1チーム1台、総勢9台の参加ではあったが、
トップをマークしたマルコ・アンドレッティ
Photo:INDYCAR(Bret Kelley)
4月5日 インディアナポリス合同テスト
インディアナポリス・モーター・スピードウェイ


佐藤琢磨、DW12・ホンダで初のインディーテストに参加

 4月4日、佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は2012年型インディーカーでインディアナポリス・モータースピードウェイを初めて走った。インディーカーの合同テストが急遽開催されたのだ。
 各チームとも参加が認められるのは1台のみで、合計9台がテストを走った。その顔触れは以下の通り(記録されたタイム&スピード順 走行周回数)。ロータス勢は
参加しなかった(前のコラム参照)。


アンドレッティ・オートスポート(シボレー): マルコ・アンドレッティ  41秒1644  218.625mph  51周
KVレーシング・テクノロジー(シボレー)  :  トニー・カナーン          41秒 2014  218.439mph  68周
チップ・ガナッシ・レーシング(ホンダ):       スコット・ディクソン       41秒2666  218.094mph  56周
チーム・ペンスキー(シボレー):                   エリオ・カストロネベス  41秒5857  216.942mph  56周
パンサー・レーシング(シボレー):             JR・ヒルデブランド        41秒5434  216.641mph  45周
デイル・コイン・レーシング(ホンダ):         ジャスティン・ウィルソン 42秒1046  213.753mph  64周
AJ・フォイト・レーシング(ホンダ):             マイク・コンウェイ           42秒2997  212.767mph  65周
レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(ホンダ): 佐藤琢磨  42秒3384  212.573mph  57周
エド・カーペンター・レーシング(シボレー): エド・カーペンター        43秒3697  207.518mph  33周


佐藤琢磨コメント
「今年のマシンは本当に速い。去年までとは大きく違っています」

「インディアナポリス・モータースピードウェイに戻って来れたことをとてもうれしく感じています。長い冬を過ごし、ストリートコースとロードコースで1戦ずつを行い、今年初のオーバルでのインディーカーによる走行をインディアナポリス・モータースピードウェイで行うことは、非常にエキサイティングです。このコースは本当に特別な場所で、すぐさまスピードを感じます。本当に速い。マシンは去年までのものと大きく違っています。しかし、まだチームとしても1日の走行があっただけですから、これからどんどんとマシンについては学んで行くことになります。私たちの狙いは、データを収集することにありました。5月を戦うための基礎を作り上げる。そういうテストを行いました。走行セッション終盤、マシンのバランスを良いと感じることができていたので、収穫の多いテストにできたと感じています」。

今回使用したのはロングビーチ用のエンジン
本番ではハイパワーバージョン投入


トータル3番手、ホンダ勢トップはディクソン。上を行くシボレー勢との
タイム差はとても小さなものだった。
Photo:INDYCAR(Forrest Mellott)
 テストで1、2位を占めたのはアンドレッティとカナーンとシボレー勢だったが、3番手につけたホンダユーザーであるディクソンとの差は非常に小さい。インディアナポリス・モータースピードウェイはエンジンのピークパワーが重要なコースだが、今回使われたエンジンはおそらくインディー500本番時よりパワーが低いバージョンだったと考えられる。ロングビーチでも使うエンジンだけに、今回のテストでの使い具合も慎重にならざるを得なかった。エンジンに関しては、今回のパフォーマンスより、現時点からの性能アップをどれだけ果たせるかが勝負になる。また、エアロセッティングも5月のプラクティスでどこまで洗練させるか、そちらが重要だ。

2012 INDYCAR インサイド情報&ニュース:苦境に立つロータス。現状の体制のままインディー500でアレジを迎え、立て直しを図れるか??

バーバーで初のトップ10をゲットしたロータスだが……
 アラバマ州のバーバー・モータースポーツ・パークで開催されたシリーズ第2戦、ロータスはアレックス・タグリアーニ(ブライアン・ハータ・オートスポート)とオリオール・セルビア(ロータス・DRR)、2台のエンジン交換を決勝レース前に行った。正確に言えば、タグリアーニは予選後、セルビアはプラクティス2の後に。そして、今年からのルールにより、スケジュール外のエンジン交換(レース中のトラブルによるケースは除外)で、ペナルティとして彼らのスターティンググリッドは10個降格された。それでも、レースではセバスチャン・ブルデイ(ロータス・ドラゴン・レーシング)が大奮闘して、初のトップ10フィニッシュを飾っていた。
 そのロータスだけれど、レギュラーエントリーは5台しかない。シボレーが11台、ホンダが10台だから、ライバル2社の半分、もしくは半分以下ということ。しかし、彼らのエンジン供給はもうすでにギリギリアウトって事態になってる(*インディー500からホンダは11台に増える=レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのルカ・フィリッピがプラスされる。インディー500はスポット参戦組もいるのでホンダユーザーは14台になる予定。シボレーも同じく14台に。ロータスも1台だけだけれど増やす計画のはず)。


悲しいかなインディ合同テストをキャンセルの憂き目に
 そこへインディーカーが追い討ちをかけた。「4月4日にインディアナポリス・モータースピードウェイで合同テスト開催!」なんて突然の発表がなされた。チームに通達が行ったの、バーバーでのレースウィークエンドの金曜だって話だから。エンジンサプライヤーやチームの事情とか、まるでお構いなし。
 因みに、この合同テストで使用が許されるエンジンは、各チームに供給され、開幕戦から使われて来てるものを引き続き……だって。ストリート、ロードを1戦ずつ戦ったエンジンが、超高速オーバルへと投入されるという意味。各マニュファクチャラーともインディー500には第2世代スペックを投入してくる計画だと思うんだけど……。
 で、ロータスの話に戻るが、バーバーでの決勝に彼らはエンジンを間に合わせることができた。しかし、インディーでのテストでトラブルが出ちゃうとロングビーチ用のエンジンが足りなくなっちゃいかねないってんで、合同テスト不参加を決意、発表することに。ユーザーチームにとっちゃショッキングなことだ。超重要なレースの準備で遅れを取るってことだから。
 こんなダメ体制でジャン・アレジ、インディー500に初挑戦する意義、あんだろか? インディーカーのランディ・バーナード社長はアレジの参戦に大盛り上がりみたいだけど。彼って、レースの本質以外でのプロモーションに御執心が過ぎると思う。去年のインディー500決勝日にはインフィールドでクルマによる大ジャンプ=世界記録に挑戦! とかやってたし、別カテゴリーからの参戦でイキナリ優勝したら500万ドル出しますよ@ラス・ベガスなんてのもあった。で、その企画がアウトになったら、ダン・ウェルドン(故人)を最後尾スタートさせ、そこから勝ったら500万ドルをファンと山分け……とか。せっかく某ドライバーがNASCARへ移ってって、「今度のレースで勝つのは誰か?」とか、「競争の熾烈さ」って本来注目の集まるべきところに、今年のインディーカーって注目が集まるようになってるのに。

2012年4月3日火曜日

ジャック・アマノのインディーな1日:アメリカの高速バスも進化してる。快適装備が充実


フリーウェイで見つけたグレイハウンドのバス。
Photo:Masahiko Amano(Amano e Associati)

 セント・ピータースバーグのレースを終えてからはフロリダに残った。アラバマよりも暖かさが期待できるってんで。実際、移動するまでずーっと好天続きだった。

2012年4月2日月曜日

2012 INDYCAR 佐藤琢磨コメント10:R2 ホンダ・インディー・グランプリ・オブ・アラバマ Race Day 「2戦連続のトラブルによるリタイアは悔しいですが、ポジティブなことも数多くあったので、ロングビーチでは結果につなげられるようなレースをしたいです」

ホンダ・インディー・グランプリ・オブ・アラバマ
アラバマ州バーミングハム

バーバー・モータースポーツ・パーク
1周2.3マイル(=約3.700Km)×90周

結果:24位 52周リタイヤ(エンジントラブル)

「良い感じの展開でしたが、ブラックでのマシンバランスが悪かった」

Jack Amano(以下――):1回目のピットストップに少し早めに入る作戦でしたが、序盤はオーバーテイクも多く、良い感じで進んでいたようでしたね?

佐藤琢磨:そうですね、でも、もうちょっとスタート後はポジションを上げたいって考えてたんですよね。今年は結構、ダブルファイルでのスタートのぺースが速くて、去年はかなりのスピードでパックのまま1コーナーに行って、オーバーテイクを多くできたんですけど、そこが今年は少し難しくなってましたね。それでもレースが進む中で少しずつポジションを上げて行ってました。良い感じの展開に見えてたんですけど、ブラックタイヤに替えたらクルマのバランスがものすごく崩れてしまって、あのスティントは非常に苦労しました。だから、あのスティントをできるだけ早く終えたかった。結局、引っ張れるところまでは引っ張ったんですが、タイムロスも大きかったし、早めにもう一度タイヤを替えて……という作戦になりました。で、サードスティントはまたレッドを履いたら見違ええるようにマシンは良くなりました。そこからまた幾つかオーバーテイクして行けました。

――また調子を取り戻したように見えていました。

佐藤琢磨:それが、あの頃からちょっとパワーロスを感じるようになってて、何度かサイド・バイ・サイドでヘアピンを立ち上がっても負けちゃうって状態が続いてて、最終的にはいきなりパワーがなくなっちゃって、エンジンが止まっちゃった。

――最後はエンジントラブルでのコース上でのストップだったんですね。

佐藤琢磨:そうです。

「レッドが3セット欲しくなるような展開でした」

――今日のレース、結果的に3ストップで戦ったわけですが、レッドが断然有利でしたね。その点については、読んでいたんでしょうか?

佐藤琢磨:もちろん、みんなロングランをやってなかったんで本当のところはわかっていなかったかもしれないけど、決勝でのスティントをひとつ走ったことでレッド有利であることはすぐにわかりましたね。去年もここではレッドの方がレースでは全然良かったし。でも、今日はブラックでのバランスの変わりようにとても驚いた。それが僕らのレースだったと思いますね。まぁ、どういう風にトリートメントするかにもよるんですけど、ちょっと苦労しました。


――レッドの新品を2セット持って臨んだ決勝でしたが、もう1セット欲しいっていうレースになっていたんですね。ユーズドでもいいからレッドでもう1スティントを走りたいという……。

佐藤琢磨:はい。僕らも走り続けていたら、最後はユーズドのレッドで行っていたと思います。

――レッドを3セット投入するレースというのは、非常に珍しいと思いますが?

佐藤琢磨:そうですね。でも、それは今回が3ストップになっていたからというところもあると思いますよ。

――開幕戦に続いてトラブルでのリタイアになってしましました。

佐藤琢磨:はい。その点は非常に悔しいし、残念ですが、今日のレースを含め、今週末は多くのポジティブなこともありました。だから次のロング・ビーチで、またコンペティティブさを見せて、良い結果を得られるようレースを戦いたいと思います。

2012 INDYCAR レポート:R2 ホンダ・インディー・グランプリ・オブ・アラバマ Race Day 「予選9位からウィル・パワーが今季初優勝。ディクソンはピットミスが響いて2位。佐藤琢磨はエンジントラブルでリタイヤ」

ホンダ・インディー・グランプリ・オブ・アラバマ
アラバマ州バーミングハム

4月1日 Race Day
天候:快晴
気温:28~29℃

ピット戦略的中のパワー、ディクソンを逆転してシボレー開幕2連勝

 バーバー・モータースポーツ・パークはオーバーテイクが難しいコースだ。しかし、勝ったのは予選9位スタートのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)だった。
 ポイントのひとつはピットタイミングにあった。1回目のストップは21周を終えたところ。プライマリータイヤでスタートしていたので、その周回数を短くするつもりもなかったようだが、遅いマシンにスタックしてタイムロスをしない点を最も重要視した作戦だった。ピット作業を終えたパワーは、コースの空いたところでレースへと復帰できた。
 1回目のピットストップを早めに行ったパワーは、2回目のピットもおのずと早めになったが、全員が2回のピットを終えた段階で2位につけていた。チームの作戦が見事で、パワーが持てる力を100パーセント発揮したからこそ成し得た7つのポジションアップだった。
 第2スティントからトップを走ったスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)は速く、彼はパワーとの差を一定に保つこともできていた。しかし、最後のピットストップで右リヤタイヤの交換に時間がかかり、順位を逆転された。
 75周をかけて、パワーはトップに立った。
 そして、残り16周で切られたリスタートでディクソンを封じ込めると、そこからはリードを広げ、3秒以上の差をつけて今季初優勝のゴールへと飛び込んだ。

 「最高のレースになった。ピットのティム・シンドリックが常にベストのポジションを走らせてくれた。自分たちのスピードを活かして戦えた。最後のリスタートはスリリングだった。ディクソンが速いのはわかっていた。彼は2ラップほど思い切り攻めて来たが、何とかトップを守りきれた。シボレーエンジンでの優勝は本当に嬉しい。今日の勝利で忘れてならないのはピットクルーの仕事ぶりだ。それなしに勝つことはできなかった」とパワーは喜びを語った。パワーはここバーバー・モータースポーツ・パークで2年連続のウィナーとなった。
 パワーは今季初勝利を2レース目で挙げ、チーム・ペンスキーとシボレーは開幕から2連勝を記録した。


ホンダは2戦連続2位。琢磨は開幕戦に引き続きトラブル発生

 ディクソンは開幕戦に続き、トップを走りながら終盤にパスされて2位フィニッシュと、悔しいレースが続いている。
 ホンダは開幕から2戦連続の2位。
 佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、エンジン・トラブルでリタイア。2戦続けてマシンにトラブルが出てしまった。レッドでのマシンは非常に良く、多くのオーバーテイクを実現した。そのあたりは琢磨らしいレースだったが、「ブラックでのマシンバランスは悪かった。レッドとブラックで差が大きかった」と、まだまだマシン・セッティングには改良の余地があることを琢磨は話していた。
 3位はカストロネベスで、4位はカストロネベスを攻め落とせなかったグレアム・レイホール(チップ・ガナッシ・レーシング)。ルーキーのシモン・パジェノー(シュミット・ハミルトン・モータースポーツ)が自己ベストとなる5位フィニッシュを果たし、6位は予選2位だったジェイムス・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)のものとなった。7位は予選4位だったマイク・コンウェイ(AJ・フォイト・レーシング)。
 そして、ルーベンス・バリケロ(KVレーシング・テクノロジー)が2戦目にして8位という結果を残し、セバスチャン・ブルデイ(ロータス・ドラゴン・レーシング)はロータス・エンジンにとっての初トップ10フィニッシュとなる9位。ダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)は、ハード・ファイトを戦い抜いて10位を得た。

INDYCARインサイド情報&ニュース:2012INDYCARシリーズR2スタート前各車装着タイヤ

第2戦ホンダ・インディグランプリ・オブ・アラバマ
2012 IZOD INDYCAR SERIES Round 2 Honda Indy Grand Prix of Alabama

バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミンガム
コースタイプ:ロード
全長:2.38マイル(=約3.83km)×90周

 注目のスターティングタイヤが発表に。オルタネート(レッド)が15台、プライマリー(ブラック)11台と通常よりチョイスの二分が明確だ。それだけタイヤに対する評価や、考えているレース展開、作戦がチームによって異なっているということだろう。

2012 IZOD インディーカー・シリーズ レポートR2 ホンダ・インディグランプリ・オフ・アラバマ:決勝前ウォームアップで佐藤琢磨が3番手。パワーがブラックタイヤで2番手タイム

第2戦ホンダ・インディグランプリ・オブ・アラバマ
2012 IZOD INDYCAR SERIES Round 2 Honda Indy Grand Prix of Alabama

バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミンガム
コースタイプ:ロード
全長:2.38マイル(=約3.83km)×90周

4月1日(日) ウォームアップ
天候:快晴
気温:19℃

Photo:Masahiko Amano(Amano e Associati)

 決勝を間近に控えたウォームアップ、路面は完全ドライコンディションだった。朝の8時40分スタートだったため、気温は19℃、路面も同23℃とまだ低かったが……。

2012年4月1日日曜日

ジャック・アマノのインディーな1日:資産家が情熱で造り上げた超ド級サーキット。バーバー・モータースポーツ・パークってこんなところ


Photo:Masahiko Amano(Amano e Associati)

 今日は朝から天気がいいので、ヘリを飛ばしてコースの撮影をしてみた……ってのはもちろんウソで、プレスルームに飾ってあった空撮写真を撮った。

2012 INDYCAR シリーズ 佐藤琢磨コメント9:R2 ホンダ・インディグランプリ・オフ・アラバマ予選「ドライでの実質2回目のセッション。クルマのバランスはちょっと良くなかったが、一番の問題はトラフィックにひっかかったこと」

第2戦ホンダ・インディグランプリ・オブ・アラバマ
2012 IZOD INDYCAR SERIES Round 2 Honda Indy Grand Prix of Alabama

バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミンガム
コースタイプ:ロード
全長:2.38マイル(=約3.83km)×90周

3月31日(土) 予選
天候::曇りときどき晴れ
気温:20〜23℃

Photo:Masahiko Amano(Amano e Associati)

2012 INDYCAR インサイド情報&ニュース:R2 ホンダ・インディグランプリ・オブ・アラバマ:決勝重視、予選は6番手で十分。トニー・カナーン&KVRTの作戦

予選を6位で終えたトニー・カナーンは、「明日のウォームアップはみんな大変だよ。どんなマシンでレースを戦うのか、それを決めるセッションとなるんだからね。僕らは予選のファスト6でブラックタイヤを使い、決勝に向けたセットアップ探しに取り掛かった。みんなに先んじるためにね」と語っていた。

2012 IZOD インディーカー・シリーズ レポートR2 ホンダ・インディグランプリ・オフ・アラバマ予選:非常に短い走行時間で予選に突入。カストロネベスがPP、強豪パワー、フランキッティが苦戦。琢磨もトラフィックにひっかかり予選16位

第2戦ホンダ・インディグランプリ・オブ・アラバマ
2012 IZOD INDYCAR SERIES Round 2 Honda Indy Grand Prix of Alabama

バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミンガム
コースタイプ:ロード
全長:2.38マイル(=約3.83km)×90周

3月31日(土) 予選
天候::曇りときどき晴れ
気温:20〜23℃

 予選を6位で終えたトニー・カナーン(KVレーシングテクノロジー)が記者会見で言った。「トップカテゴリーとしての扱いをしてもらいたいもんだね」。インディーカーのプラクティス3がキャンセルされ、昨日からほとんど走っていない状態で予選を戦わされたことに対しての抗議のコメントだ。

2012 IZOD インディーカー・シリーズ レポートR2 ホンダ・インディグランプリ・オフ・アラバマDay2:プラクティス3はキャンセル

第2戦ホンダ・インディグランプリ・オブ・アラバマ
2012 IZOD INDYCAR SERIES Round 2 Honda Indy Grand Prix of Alabama

バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミンガム
コースタイプ:ロード
全長:2.38マイル(=約3.83km)×90周

3月31日(土) プラクティス3
天候:曇り
気温:17℃

 走行2日目、バーバー・モータースポーツ・パークでのプラクティス3は通常より短い20分が予定されていた。午後にはスポーツカーによる2時間45分のレースと、ツーリングカーの2時間半のレースがあるため、スケジュールが非常にタイトなのだ。