2014年4月26日土曜日

2014 INDYCAR 佐藤琢磨コメント11 第3戦アラバマ Day1プラクティス2 :「ある程度周回でき良いデータも取れたので、シッカリと勉強して明日に備えます」

Photo;INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
第3戦 ホンダ・インディー・グランプリ・オフ・アラバマ
4月25日 Day1 プラクティス2
1分09秒479 13位(Day1 総合15位) 15周走行

タイヤのグリップに頼ったマシンになっていました
Jack Amano(以下――):プラクティス2回目、マシンは進歩を遂げましたか?

佐藤琢磨:結構厳しかったですね。最初のセッションで確認できたことがあまりにも少なかったこともあって……。

――走り出してすぐに好タイムが出ていましたが?
佐藤琢磨:はい、このセッションの走り始めは、そんなに悪くないと思ったんです。だけど実際はフレッシュタイヤのグリップに頼っていただけで、タイヤが摩耗して行くに従ってクルマの動きが芳しくないと感じるようになりました。非常に扱いにくいクルマに今はなってしまっています。

フルコメントはジャック・アマノのインディーカー・レポート メールマガジン・プレミアムをご購読ください。

2014 INDYCAR レポート 第3戦アラバマ Day1 プラクティス2:午後のセッションも最速はライアン・ハンター-レイ

ハンター-レイ、バーバー走行初日、午前午後をトップで終えるPhoto:INDYCAR (Chris Jones)
第3戦 ホンダ・インディー・グランプリ・オフ・アラバマ
4月25日 Day1 プラクティス2
天候:快晴
気温:23~24℃
路面温度:48~49℃
 
まだマシンは満足できるレベルにない、と語るハンター-レイ

 プラクティス2も晴天の下、ドライコンディションで行われた。今回は赤旗による中断も5分以下に収まり、各チームとも暑さの中で積極的に走り込んでいた。
 トップ・タイムを出したのは、午前中のプラクティス1に続いてライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)だった。ラップタイムは午前中の彼のベスト=1分8秒8470から1分8秒7836にまで縮められた。このセッションも45分間で、ハンター-レイは13周を行い、11周目にベストを記録。走行初日のトップに君臨した。
 「今年のバーバーは、これまでのバーバーでのレースよりも暑い。コースコンディションが違うし、その変化の度合いも大きかった。ここではテストも多く行っているけれど、いくら走り込んでも足りないのがバーバーだ。明日は今日より暑くなる予報で、路面もさらに高い温度になるので、それに合わせてセッティングを調整する必要がある。まだマシンは自分たちの目指すレベルには達していない」とハンター-レイは話していた。


フルレポートは、ジャック・アマノのインディーカー・レポート メールマガジン・プレミアムをご購読ください。

2014 INDYCAR 佐藤琢磨コメント10 第3戦アラバマ Day1プラクティス1:「マシンフィーリングは問題あり。今からもう一度データをよく見ます」

Photo;INDYCAR (Bret Kelley) クリックして拡大
第3戦 ホンダ・インディー・グランプリ・オフ・アラバマ
4月25日 Day1 プラクティス1
1分10秒1867 20位 10周走行


「計測できたのは3周だけ。タイヤが全然温まらなかったですね」
Jack Amano(以下――):金曜日最初のプラクティス、ここはテストをしているコースではありますが、10周は少なかったですね?

佐藤琢磨):はい。それに、10周といってもイン・アウト、イン・アウトが多かったので、計測できたのは3周だけだったかな? 最後もみんながタイミングを合わせよう、スペースを作ろうとしていて、タイヤが全然暖まらなくて、ちゃんとしたラップはできなかったですね。

――開幕前に二度テストをしていることで、こうした状況でも焦らずに済んでいますか?

佐藤琢磨:それはそうなんですけど、やっぱり、テストは冬でしたからね。今回は大きく気温が変わっていて、持って来ているクルマもテストの時とはちょっと変えて来ているので、それの確認がちゃんとできなかったっていうのは痛かったです。

フルコメントは、ジャック・アマノのインディーカー・レポート メールマガジン・プレミアムをご購読ください。

2014 INDYCAR レポート 第3戦アラバマ Day1 プラクティス1:最速はライアン・ハンター-レイ!佐藤琢磨はスロースタート

Photo:INDYCAR (Joe Skibinski)
第3戦 ホンダ・インディー・グランプリ・オフ・アラバマ
4月25日 Day1 プラクティス1
天候:快晴
気温:20~21℃


ラップタイムは開幕前のオープンテストに及ばず

 バーバー・モータースポーツ・パークでのシリーズ第3戦が始まり、晴天下で最初のプラクティス=45分間が行われた。レギュラー22台に今シーズン2度目のスポット参戦を果たすオリオール・セルビア(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)が加わり、エントリーは23台となっている。

 全面的にドライ・コンディションで行われたプラクティスではあったが、赤旗中断が22分間もあったため、どのエントラントも周回数は少なめだった。昨晩雨が降って路面のコンディデョンが悪くなっていたため、多くのチームがセッション開始と同時に走り出さなかった。


詳細なレポートは、現地よりリアルタイム配信のジャック・アマノのメールマガジン・プレミアムでお楽しみください

2014年4月25日金曜日

2014 INDYCAR ニュース 4月24日:アンドレッティ・オートスポート、GP・オブ・インディーに5台目をエントリー

スーパーアグリF1時代にインディアナポリスで予選アタックするモンタニー Photo:INDYCAR (Ron McQueeney)
モンタニー、再びインディーに

 アンドレッティ・オートスポートは4月23日、5月に初開催されるグランプリ・オブ・インディアナポリスに5台目のダラーラ・ホンダをエントリーさせると発表した。カー・ナンバー26のマシンに乗るのはフランス人のフランク・モンタニーだ。
2009年、インフィネオンを走るモンタニー Photo:INDYCAR

 彼は過去にアンドレッティ・オートスポートからインディーカー、及びアメリカン・ル・マン・シリーズのレースに出場したことがある。また、モンタニーはF1GPに7回の出場経験を持ち、ル・マン24時間レースは12回出場して4回も表彰台に上っている。26号車はモンタニーがドライブした後、NASCARドライバーのカート・ブッシュの手に委ねられ、インディー500に出場する。ブッシュはメモリアル・デイ・ウィークエンドにインディー500とNASCARのコカ・コーラ600、ふたつのレースを1日で戦うことに挑戦する。
以上

2014 INDYCAR レポート 佐藤琢磨 第3戦アラバマに向けて by AJ・フォイト・レーシング

Photo:INDYCAR (Chris Owens)
バーバー・モータースポーツ・パークについて

――F1で走ったコースで、バーバーを走ることで思い出すところは?

佐藤琢磨:バーバー・モータースポーツ・パークは素晴らしいコース。近ごろのF1のコースと似てはいないけれど、伝統的コースであるイモラ(サン・マリノ)のミニチュア版と感じたり、狭いコースのブランズ・ハッチ(イギリス)なども思い出しますね。高速コーナー、大きなアップ&ダウン、美しい緑……こうした挑戦のしがいのあるコースが私は大好きです。

2014年4月24日木曜日

2014 INDYCAR レースプレビュー :第3戦ホンダ・インディー・グランプリ・オブ・アラバマ 

昨年のウィナーはハンター‐レイ
ペンスキーの牙城を崩す


 シリーズ第2戦として開催された2013年のホンダ・グランプリ・オブ・アラバマではライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート/ダラーラ・シボレー)が優勝した。1ラップ勝負の予選を戦って見事にポール・ポジションを獲得した前年度シリーズ・チャンピオンは、予選2位だったウィル・パワー(チーム・ペンスキー)と予選6位だったエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)、ふたりの元バーバー・ウィナーとトップ争いを演じた。
 ハンター-レイは90周のレースの終盤76周目にカストロネベスをパスし、その後に背後へと迫ったスコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)からの攻撃を退け、シーズン初勝利を飾った。カストロネベスは3位で、4位はチャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング)。パワーが5位だった。


ディクソンは何と4年連続のランナーアップ
 バーバー・モータースポーツ・パークでの歴代ウィナーは、前述のとおりに初開催だった2010年がカストロネベスで、2011年と2012年がパワーと、最初の3年間はチーム・ペンスキーが3連勝していたが、昨年ハンター-レイ及びアンドレッティ・オートスポートが初めてその牙城を崩した。

 ディクソンは初開催だった2010年に2位フィニッシュして以来、このレースで4年連続して2位。つまりは4年続けて優勝し損ねるという悔しい記録を打ち立てている。

佐藤琢磨、オープンテストで好タイムをマーク

 なお、今年も開幕前に2日間のオープンテストがバーバー・モータースポーツ・パークでは行われ、2日ともパワーがトップタイムをマークした。今年は開幕戦で早くも1勝しているパワー。バーバーでも彼は優勝候補の筆頭に挙げられる。佐藤琢磨もテストで2日ともトップ5入りをする好タイムをマークしており、今年の彼らの常設ロードコース用セッティングは上々の仕上がりと見られる。ただし、テスト時は非常に寒く、今週末のレース本番では暖かく、あるいは暑くなると見られている。大きく異なる気象条件ではテストとは違った面々が上位に顔を出して来る可能性もある。

 因みに、琢磨の過去のバーバー・モータースポーツ・パークでの戦績は以下のとおり。
2010年 予選6位/決勝25位
2011年 予選11位/決勝16位
2012年 予選16位/ 決勝24位
2013年 予選12位/決勝14位
以上