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2013年6月6日木曜日

2013 INDYCAR レポート 6月6日 エアロキットとインディーカーの未来その2 幻のアイディアとなった2014年からの段階的エアロキット導入

会見で渋い表情を見せるデリック・ウォーカー Photo:INDYCAR(Chris Owens)
なぜ、エアロキット導入は発表直前になって頓挫したのか?
 「エアロキットは来年からスーパー・スピードウェイでの3戦だけで導入」って話があった。そして、それは発表直前で頓挫した。そこには以下に記す経緯があった。

2013年6月4日火曜日

2013 INDYCAR 佐藤琢磨コメント38 第7戦デトロイト Day3 レース2(第7戦):「残念ですね、悔しいっていうか……。あのスタートに至る彼の走りは非常に危険だったので、ブロック云々とかじゃなく、そういう意味でレース・コントロールと話をしました」

レース後、ヴォーティエとクラッシュに至る走りについて話し合う Photo:Amano e Associati (Masahiko Amano)クリックして拡大
シボレー・インディー・デュアル・イン・デトロイト
レースウェイ・アット・ベルアイル・パーク
6月2日 Day3 レース2(第7戦)
23位 24周目アクシデント  
 
「そもそもヴォーティエはあそこを走っているべきじゃなかった」

Jack Amano(以下――):悔しい結果になりましたね。

佐藤琢磨:残念ですね。悔しいっていうか……。

――序盤にして8番手まで上がっていました、21番手スタートながら。しかし、ターン3でタイヤウォールに突っ込んでリタイア……。あそこではトゥリスタン・ヴォーティエと接触があったんですか?

佐藤琢磨:はい。接触がありました。

――あそこは2台が並んで回れると思ってたんですが?

佐藤琢磨:ブレーキングでTK(トニー・カナーン)が前にいて、ヴォーティエはインサイドにいて、僕がアウトサイドからアプローチした。その時点で彼には僕が見えてなかったかもしれないけど、ブレーキングで2台が並んで、そこからターンインしてるわけだから、こっちが見えてるはずなんでえす。あそこは何回もサイドバイサイドで走れてた。あのアウト側のラインで行けないワケがないんですよ。しかも、ラインを相手に残さなきゃいけないって散々ドライバーズ・ブリーフィングでも話をしてたんだから、アレはないですよ。

2013 INDYCAR レポート 第7戦デトロイト Day3 レース2:荒れたレースを制したのはシモン・パジェノー=初勝利!白熱する今シーズンのインディーカー、7戦目にして6人目のウイナー誕生

Photo:INDYCAR(Chris Owens)クリックして拡大
シボレー・インディー・デュアル・イン・デトロイト
レースウェイ・アット・ベルアイル・パーク
6月2日 Day3 レース2(第7戦)
天候:晴れ
気温:21~23℃


6番手スタート、アクシデントをスレスレでかわしての初勝利

 昨日はマイク・コンウェイ(デイル・コイン・レーシング)が他を寄せつけないスピードで圧勝した。そして今日は、シモン・パジェノーとシュミット・ハミルトン・モータースポーツがドライバーとチームの総合力で同じく2位以下を突き放した勝利を飾った。
 6番手スタートからの優勝だった。レースは今日も70周で争われ、28周目のリスタートで10台が絡むアクシデントが起きた。セバスチャン・ブルデイ(ドラゴン・レーシング)がウィル・パワー(チーム・ペンスキー)に高速のターン1で追突、パワーのマシンが横を向いてスライド。後続が大混乱に陥った。このアクシデントを間一髪で回避したのがパジェノーだった。目の前へと滑って来たパワーのマシンを、ブレーキを踏み、左・右とステアリングを切ってかわしたのだ。

2013年6月3日月曜日

導入されずに来ているエアロキット、2015年に本当に導入されるのか?

記者会見するデリック・ウォーカー Photo:INDYCAR(Chris Owens)
2021年までの長期ビジョンを発表
エアロキットについては今日から2週間以内に提案

 デトロイトでの第6、第7戦のダブルヘッダー開催期間中に、インディーカーは2021年までのビジョンとプランを発表した。
 先週のインディー500終了と同時にエド・カーペンター・レーシングのジェネラル・マネジャー職を辞し、インディーカーのオペレーション&コンペティション担当社長に就任したデリック・ウォーカーが、「エアロキットは2015年からの導入を予定」という計画を発表した。
 ビッグチームでマネジャー職を務めて数々の優勝を飾り、自動車メーカーのインディーカー・チームを取り仕切る役目をこなし、零細チームのオーナーしてエントラントとしての苦労も味わい、それらを深く理解しているウォーカーは、「長期的なビジョンを持ち、長期に渡るプランを作成することはインディーカーにとって大切だが、それは参戦チームにとっても極めて重要だ」と強調した。
「チームが開発を行えるエリアを作るべき」、「現在は2メーカーだが、エンジン・メーカーは3社以上が必要。その発掘がインディーカーの達成すべき仕事のナンバー・ワン」など、彼がインディーカーをどこへ導いて行きたいのか、多くを語った。
 ウォーカーは、「参戦自動車メーカー2社ともミーティングを行い、今日発表した長期的プランに賛同をもらっている」と話したが、そのミーティングが行われたのは昨日で、プランの詳細、エアロ・キット・ルールの概略などは今日から2週間ほどの間に提案する……ということなので、まだメーカー側としては立場、態度を決めかねているというのが現状だ。

*この件、詳報、解説を後日行う予定です。


2013 INDYCAR 佐藤琢磨コメント37  第7戦デトロイト Day3 レース2 ウォームアップ:「スタビリティとトラクションがかなり今回は鍵になっています。昨日自分たちが遅かったセクターを含めて、そこでのダッシュ力を良くするために色々と試していました」

シボレー・インディー・・デュアル・イン・デトロイト
レースウェイ・アット・ベルアイル・パーク
6月3日 Day3 ウォームアップ 5位 1分18秒3757 16周走行


「昨日からの続き、復習、おさらいをしました」

Jack Amano(以下――):1分18秒台のいいタイムがセッションの終盤に出ましたね。ユーズドのブラックだったと思いますが?

佐藤琢磨:最初はフレッシュでしたよ。また見てなかったんですね??

――そうでしたか。でも、もう10周も走ったタイヤで、でしたよね、ベストが出たのは。どこが良くなったんでしょうか?

佐藤琢磨:昨日からの続き、復習、おさらいをしました。昨日ちょっと弱かった部分を良くするために幾つかのことをトライしました。最後はちょっとセットアップが行き過ぎちゃって、欲しいところからズレちゃったけど、それがわかったので、あとは戻ってくるだけ。ただ、どこに戻るかっていうのは難しいんだけど。これからデータを見て、どうするかを決めたいと思います。

――今、マシンに何を求めているんでしょうか?

佐藤琢磨:基本的にはフロントエンドが入っていかなきゃいけないんだけど、スタビリティとトラクションがかなり今回は鍵になっています。昨日自分たちが遅かったセクターを含めて、そこでのダッシュ力を良くするために色々と試していました。

――セッティングが行き過ぎちゃっていた状態で今朝のベストラップは出たんですね?

佐藤琢磨:そうですね。ラップとしてまとめ上げることはできていました。でも、あの時のマシンセッティングじゃ運転できないっていうか、結構ロックしていたし、1周しかいいタイムの出せないセッティングですね。

――今回はブラックだけで16周というセッションでした。

佐藤琢磨:レッドタイヤを試しませんでした。それは、だいたいどうなるかっていうのはわかっているからで、そこは心配していません。
以上

2013 INDYCARレポート 第7戦デトロイト Day3 レース2 ウォームアップ:レース2用ウォームアップでの最速はダリオ・フランキッティ!佐藤琢磨は5番手

ウォームアップでトップタイムをマークしたフランキッティだが、スターティンググリッドは16番手 Photo:John Cote)

シボレー・インディー・デュアル・イン・デトロイト
レースウェイ・アット・ベルアイル・パーク
6月2日 Day3 レース2(第7戦)

天候:曇り
気温:20℃

昨日のレース後に雨が降り、路面コンディションが変化 


 昨日の午前中、インディーカーはレース2用の予選を行っただけで、午後に開催されたレース1用のウォームアップ・セッションはなかった……が、今日行われるレース2用にはウォームアップ・セッションが設けられていた。時間はいつもと同じく30分間。
 昨日のインディーカーのレース70周の後に雨が降り、今朝はサポートレースのプラクティスが行われた。路面コンディションには多少の変化があったということ。インディーカー用のウォームアップは朝の9時半に気温は20℃と昨日までより寒い中でスタートした。風は相変わらず、結構な強さで吹き続けていた。
 このプラクティスで最速だったのはダリオ・フランキッティ(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)。タイムは1分17秒9486だった。昨日のレース中のファステストラップは、ウィナーとなったマイク・コンウェイ(デイル・コイン・レーシング)による1分17秒8447だった。
 フランキッティは今日のレースも16番グリッドと中団からのスタート。マシンが良くてもポジションアップは容易ではないだろう。

ポールスタートのコンウェイは3番手タイムで依然優位 


 今日の2番手はセバスチャン・ブルデイ(ドラゴン・レーシング)の1分18秒0896で、3番手は昨日のウィナー、マイク・コンウェイの1分18秒2028だった。
 ブルデイのスターティング・グリッドは22番手。フランキッティよりさらに状況は厳しい。そうやって見て行くと、今日もコンウェイはかなりの優位にある。今日の彼はポールスタートなのだ。
 昨日3位フィニッシュしたジャスティン・ウィルソン(デイル・コイン・レーシング)は1分18秒3546のベストで4番手につけた。そして、佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は1分18秒3757を出して5番手と、今週で最も良い走行セッションとしていた。
 今日のウィルソンは8番グリッドなので、昨日よりも上位に上がって行くのは楽そうだ。
 そして琢磨だが、彼はブルデイの前の21番スタート。マシンは速くなったので、あとは作戦次第、展開次第ということだ。
 ブルデイのチームメイト、セバスチャン・サーベドラ(ドラゴン・レーシング)が6番手に食い込む奮闘ぶりを見せ(1分18秒3773)、昨日2位フィニッシュしているライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)は1分18秒3846で7番手だった。
 今日のレースに2番グリッドから出走するジェイムズ・ジェイクス(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は1分18秒8874で13番手、3番グリッドのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は1分19秒3177で14番手だった。

以上

2013年6月2日日曜日

2013 INDYCARレポート 第6戦、第7戦デトロイト Day2 決勝レース1 マイク・コンウェイが完璧な勝利 ホンダが今季2勝目! 佐藤琢磨はガス欠で21位

3位のチームメイト、ウイルソンから祝福を受ける。デイル・コイン最良の一日だ Photo*INDYCAR (Chris Owens)
シボレー・インディー・デュアル・イン・デトロイト
レースウェイ・アット・ベルアイル・パーク
6月1日 Day2 レース1(第6戦)

天候:曇り ときどき 晴れ
気温:26~27℃

アンタッチャブルだった今日のコンウェイ
 

 インディカー第6戦、シボレー・インディー・デュアル・イン・デトロイト・プレゼンテッド・バイ・クィッケン・ローンズ#1で優勝したのはマイク・コンウェイ。デイル・コイン・レーシングからのスポット参戦が先週のインディ500後に急遽決まったドライバーが、見事な勝利を飾ったのだ。
 それにしても、シボレーのお膝元デトロイトで、シボレーがタイトルスポンサーのレースで勝ったのはホンダ・エンジンで走るコンウェイ……ということになった。シーズン開幕からの2戦、セント・ピーターズバーグとバーバー・モータースポーツでのレースはどちらもホンダ・グランプリだったが、勝ったのはシェビー・ドライバーたちだった。そのリベンジということでもないのだろうが……。

2013 INDYCAR 佐藤琢磨コメント36 第6戦、第7戦 デトロイト Day1予選2 「2周目、3周目はズルズルで全くグリップがなかったです」

シボレー・インディー・・デュアル・イン・デトロイト
レースウェイ・アット・ベルアイル・パーク
6月1日 Day2 予選2 21位 1分20秒1557 第2グループ11位


「レッドの持ちが悪かった。今日のレースではドライでのタイヤの持ちも見たいですね」

Jack Amano(以下――):ブラックでまず出ていって、ピットに戻ってレッドにスイッチしました。しかし、レッドでのタイムがなかなか上がっていかなかったですね?

佐藤琢磨:えーっと、1周目にはそこそこいいタイムが出てたんだけど、アウトラップのスコット・ディクソンに追いついたので、ラップをコンプリートすることはできたんだけど、チーム側からバック・オフした方がいいって無線が入って、まぁ2、3周目もあると思ったのでそこでアクセルを戻したんだけど、それ以降はまったくグリップがなかったですね。2周目、3周目はもうすでにコンマ5秒以上をインフィールドセクションで取り戻せなくなっていて、そこからはズルズルで、まったくグリップしなかった。

2013 INDYCAR レポート 第6戦、第7戦デトロイト Day2 予選2:ふたつめの予選、ポールポジションはマイク・コンウェイのものに!2位はジェイクスでホンダ勢がフロントロウ独占!! 佐藤琢磨は予選21位

初のチームながら驚異的な速さを見せたコンウェイ Photo:INDYCAR(Chris Jones)
シボレー・インディー・デュアル・イン・デトロイト
レースウェイ・アット・ベルアイル・パーク
6月1日 Day2 予選2

天候:曇り 気温:21℃

コンウェイ、デイル・コイン・レーシングに

参戦28年目の初のPPをもたらす
 

 今朝の予選で最速タイム=1分18秒0977を記録、ポールポジションを獲得したのはマイク・コンウェイ(デイル・コイン・レーシング)だった。この予選は明日、日曜日に開催されるシリーズ第7戦用だ。
 コンウェイはキャリア初ポールを獲得。そして、デイル・コイン・レーシングも初ポールだった。参戦28シーズン目にして!!
 コンウェイのスポット参戦での速さにはただただ驚くばかり。ロング・ビーチではレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングから出場し、予選ではレギュラー2人=グレアム・レイホールとジェイムズ・ジェイクス=より速かった。そして今度はデイル・コイン・レーシングで走り、ベテランのジャスティン・ウィルソンをさしおいてポール獲得を達成した。

2013年6月1日土曜日

2013 INDYCAR 佐藤琢磨コメント35 第6戦、第7戦 デトロイト Day1 予選「エリオがスピンした時点で僕らはファスト6に入ってた。あのまますぐに赤旗が出ていれば僕らはファイナルに進めてた。あるいは、ターン3のローカルイエローはそのままでコースはグリーンという状態を保ってくれてたら、そっちでもファスト6入りはできていましたね」


予選でユーズドブラックでのコースチェックを終え、レッドにチェンジするためピットに向かう Photo:INDYCAR (Chris Jones)クリックして拡大
シボレー・インディー・・デュアル・イン・デトロイト
レースウェイ・アット・ベルアイル・パーク
5月31日 Day1 予選1 8位 第2セグメント敗退 1分22秒7164


「最終ラップにすべてを賭けたんです。いい状態で走れていたんだけど……」

Jack Amano(以下――):予選直前になって雨が降りました。

佐藤琢磨:雨は良かったと思います。Q1に関していえば、両グループともウェット・タイヤでの奏功になっていました。雨量はそれぞれで違っていましたけど、ウェットでの走行というのはまったく問題なくて、実際Q2にトップで進めました。

――1回ピットしたのは?

佐藤琢磨:あれはフロントウィングをもっとつけてもらいました。十分に時間はあったし、コースに出てからすぐに1周でタイムが出せました。

――そして問題のQ2ですが……

佐藤琢磨:意味わからないよねアレ、本当に。

――どんな状況があったんですか?

2013 INDYCAR レポート 第6戦、第7戦デトロイト 5月31日予選 デトロイトのダブルヘッダー、レース1のポールポジションはダリオ・フランキッティ 佐藤琢磨は予選8位

今シーズン、いまいち走りに精彩を欠いていたフランキッティが、通算31回目のポールを獲得 Photo:INDYCAR(Chris Jones)クリックして拡大 

シボレー・インディー・デュアル・イン・デトロイト
レースウェイ・アット・ベルアイル・パーク
5月31日 Day1 予選
天候:雨 のち 曇り
気温:26~27℃
 

予選セグメント1開始直前に激しい雨
第1グループはフルウェットでコースイン


 新しい試み、ダブルヘッダー。予選も当然2回行われる。
 土曜決勝のシリーズ第6戦用の予選は、いつも通りの3段階方式で争われた。
 セグメント1開始直前に雨。コレが結構激しく、路面は完全なるウェットに。第1グループはフルウェットで走り出し、徐々に乾いて行く展開になった。


Photo:INDYCAR(John Cote)クリックして拡大
 ここで頑張ったのはプラクティスでもトップタイムを出していたアレックス・タグリアーニ(ブライアン・ハータ・オートスポート・ウィズ・カーブ-アガジェニアン)で、次がルーキーのトゥリスタン・ヴォーティエ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)、3番手がライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)で、4番手はシモン・パジェノー(シュミット・ハミルトン・モータースポーツ)。そして、朝のプラクティスでクラッシュ、ほとんど走れていないダリオ・フランキッティ(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)がギリギリ6位でセグメント2への切符を掴んだ。

2013INDYCAR佐藤琢磨コメント34 第6戦、第7戦デトロイト Day1 プラクティス1 「結構飛び跳ねてて、クルマが収まらないので、この後データを見て、もうちょっと良くしないとなりませんね」

ターン2を行く琢磨。今年、この先のストレートが長くされた Photo:INDYCAR(Chris Owens)クリックして拡大
シボレー・インディー・デュアル・イン・デトロイト
レースウェイ・アット・ベルアイル・パーク 2.346マイル(=約3.775㎞)
5月31日 プラクティス1 1分19秒1403 10位 25周走行


コースレイアウトが部分的に変更されたが
予選前のプラクティスはこの1回だけ
 

気温27℃、高い湿度、しかし吹き付ける風……というコンディションでデトロイトのプラクティス1回目が行われた。今年のコースはターン2の先のストレートが伸ばされたレイアウトに変わっている。CART時代の後半に使っていたレイアウトだ。部分的にだがコースも新しくなっているというのに、プラクティスは短時間で、すぐに予選に突入する。

「ほとんど走れなかったですね

持ってきたクルマが今いちで、もうちょっと煮詰めたい」 
Jack Amano(以下――):今日のプラクティスはいかがでしたか? この走行だけでもう予選という大変なスケジュールになってますが? 
佐藤琢磨:しかも、赤旗……何回? 4回か5回出たでしょ?
 

――6回でした。 
佐藤琢磨:ほとんど走れなかったですね。ちょっと、持ってきたクルマが今いちで、もうちょっと煮詰めたい。結構飛び跳ねてて、クルマが収まらないので、この後データを見て、もうちょっと良くしないとなりませんね。もうこの次が予選……結構トリッキーですね。
 

――セッションの最後の走行では、マシンが良い方向に行ってたんですか? 
佐藤琢磨:ウーン、ニュータイヤ装着でちょっとタイムが良くなってたけど、あまり良くはなっていなかったですね。根本的な改善が必要かもしれない。
 

――では、予選はガラリと違うセッティングということですか? 
佐藤琢磨:……ですね。
 

以上

2013 INDYCARレポート 第6戦、第7戦デトロイト 5月31日 プラクティス1:最速はアレックス・タグリアーニ 佐藤琢磨は10番手

タグリアーニがプラクティス1のトップタイムをマーク Photo:INDYCAR(John Cote)

シボレー・インディー・デュアル・イン・デトロイト
レースウェイ・アット・ベルアイル・パーク
5月31日 プラクティス1
天候:晴れ
気温:27〜28℃


プラクティス1回目は赤旗の連発に!


 IZODインディーカー・シリーズの新しい試み、1週末に2レースを開催するダブルヘダー。今年は3イベントで行われるが、その最初が今週末のデトロイト戦=シボレー・インディー・デュアル・イン・デトロイト。残りの2イベントはトロントとヒューストンだ。
 金曜からの3デイ・イベントで2レースを行うが、予選もそれぞれのレース用に……となるとプラクティスの時間はどうしても短くならざるを得ない。今日のスケジュールは1時間25分のプラクティスを行ったのちは、もう予選という慌ただしさだ。
 そのプラクティスが赤旗だらけだった。スピンやトラブルでコース上にマシンがストップしたケースが5回と、アヒルの親子連れがコース上を彷徨い始めたための1回、合計6回もセッションは中断された。これではセッティングがなかなか進めにくい。

2013 INDYCARレポート 第6戦、第7戦デトロイト 5月31日:佐藤琢磨、デトロイトに向けて 「グリップが高い路面だけどバンピー。チャンジングな高速コースが気に入っています」

AJ・フォイト・エンタープライゼスのプレスリリースより

「ベル・アイルはインディーカー・シリーズで最もフィジカルなコース
ダブルヘッダーはかなりチャレンジのしがいがあります」

――またストリートコースに戻ることについて

佐藤琢磨:ここ2週間ほどはオーバルだけだったので、ストリート・コースに戻るのはとてもリフレッシュされますね。でも、その後にはスピードウェイとバラエティの異なるショート・オーバルが続くので、この1ヵ月もまた忙しくなります。

――デトロイトでのダブルヘッダーについて

佐藤琢磨:イギリスF3時代にダブルヘッダーは経験しています。いつもどおり、体を鍛え、食事と睡眠もしっかり取って、体を休めないとなりません。デトロイトはインディーカー・シリーズでも最もフィジカルなストリートコースですから、そこでのダブルヘッダーというのはかなりチャレンジのしがいがあります。

――デトロイトで成功するための鍵は?

佐藤琢磨:良い舗装の部分を走ること! いや、今年は大丈夫でしょう。デトロイトのコースは、グリップが高い路面だけれどバンピーというトリッキーさがあります。去年、僕は初めてベル・アイルを訪れ、あまり良いレースを戦えませんでしたが、チャレンジングな高速コースが僕は気に入っています。

「今年のインディーは競争が格段に激しくなっていました」

――インディー500で学んだことは?

佐藤琢磨:いつもレースから学んでいます。去年のインディーでDW12でのオーバルレースを初めて経験しました。チームも僕も、今年は新しいセットアップを試したいと考えており、1ヵ月の間に大きな進歩を遂げることができました。パフォーマンスが向上するのを確認できたのは大きかったと思いますが、幾つかの新しいことを確認しなくてはなりませんでした。レース展開は去年と異なっていました。競争が格段に激しくなっていましたね。スティント毎にマシンのバランスチェンジが違った形で出ていました。
 今年もインディー500はすごいレースでした。僕らは幾つかの分野が自分たちの考えていた通りにコントロールし切れていませんでした。それでも、そうしたことを経験するのもチームにとってはプラスだったと思います。僕らが力をつけることに繋がります。レース結果は少々残念なものでしたが、インディー500は偉大なイベントであり、また来年戦えることが今から早くも待ち切れないほどにエキサイティングなレースです。

路面再舗装でドタバタした昨年はアクシデントで20位

 第5戦インディー500を終え、琢磨のポイント・スタンディングは2番手。トップのマルコ・アンドレッティとの間にある差は11点だ。
 佐藤は開幕から5戦連続完走中。セント・ピーターズバーグでのストリート・レースは8位、アラバマの常設ロードコースでは14位、ロング・ビーチのストリート・コースで優勝し、サン・パウロのストリートでは2位。そして、インディーのスーパー・スピードウェイでは13位だった。

 インディーカー・シリーズが最初にベル・アイルでレースを行ったのは2007年(CARTは1992~2000年まで開催)。AJ・フォイト・エンタープライゼスの14号車に乗るダレン・マニングは8番手スタートから4位でフィニッシュした。翌2008年、マニングは15番手スタートから12位となった。
 2009年から3年間はデトロイトでのレースはなし。去年カレンダーに復活し、14号車にはマイク・コンウェイが搭乗。彼は15番手スタートから9位でフィニッシュした。佐藤はレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングから参戦し11番手スタート。決勝ではアクシデントを起こし、リザルトは20位だった。
以上

2013年5月31日金曜日

2013 INDYCAR レポート 第6戦、第7戦デトロイト:第6戦はホンダ・ユーザー4人が10グリッド降格のペナルティ

ホンダ勢はロングビーチのヴォーティエに続き2度目
対するシボレー勢はいまだグリッド降格ペナルティなし

 今週末にデトロイトで開催される今シーズン第6戦では、4人のドライバーたちにグリッド降格のペナルティが課せられる。それらはダリオ・フランキッティ(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)、チャーリー・キンボール(ノヴォ・ノルディスク・チップ・ガナッシ・レーシング)、ジョセフ・ニューガーデン(サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング)、グレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)の4人だ。彼らはインディー500開催期間中に許可されていないエンジンの交換を行った=規定走行距離を終えずにエンジンを新しいものに換えること=ため、彼らはスターティング・グリッドを10個後退させられるペナルティを受けなくてはならない。この4人は全員ホンダ・ユーザー。ホンダはロング・ビーチでトゥリストン・ヴォーティエ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)が上記と同じペナルティの今年第一号となった。シボレーはグリッド降格のペナルティをまだ誰も今年は受けていない。