2020年9月14日月曜日

2020 INDYCARレポート 第11戦 ホンダ・インディー200 アット・ミッド・オハイオ Race2 決勝:ミッド・オハイオ2レース目ではコルトン・ハータが優勝

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レース2もポール・トゥ・フィニッシュ
アンドレッティ・オートスポート、1-2-3達成

 ミッド・オハイオでのダブルヘダーはどちらもポール・トゥ・フィニッシュとなった。しかし、レース1とレース2では表彰台の顔ぶれが大きく違っていた。
 土曜日のレース1はウィル・パワー、ジョセフ・ニューガーデンの順でチーム・ペンスキ&シヴォレーによる1-2フィニッシュで、3位がアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)だった。
 それが日曜のレース2は、コルトン・ハータ(アンドレッティ・ハーディング・スタインブレナー・オートスポート)が優勝。2位は唯一2日連続表彰台のロッシで、3位はライアン・ハンター-レイとアンドレッティ軍団が表彰台を独占したのだった。
 2005年のホンダ・グラン・プリ・オヴ・セイント・ピーターズバーグで、アンドレッティ・グリーン・レーシングが1-2-3-4フィニッシュを飾った。1チームによる1-2-3は他にもそこそこあるが、1-2-3-4はこの2005年以外には記録されていない。4台を走らせるチームなどほとんどないし、その全員を上位でフィニッシュさせるのは至難なのだ。あの年のレースは、ダン・ウェルドンが終盤にトニー・カナーンをパスして優勝し、3位がダリオ・フランキッティ。コルトンの父ブライアンが4位で、一緒に喜びつつも少し照れている感じだったが、今日はコルトンが主役の1−2−3となった。そして、ホンダ・インディー200での1-2-3フィニッシュともなった。4位はグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)で、5位はマーカス・エリクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)。シヴォレーの1-2フィニッシュの翌日、ホンダは1-2-3-4-5を達成し、おおいに溜飲を下げたのだった。

2020 INDYCARレポート ホンダ・インディー200 アッと・ミッド・オハイオ Race2 予選:PPはコルトン・ハータ

ハータ、今シーズン初のポール・ポジション獲得 Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
 予選はハーフ・ウエット・コンディションでの戦いに

 オハイオ州の真ん中は朝から雨。予選開始は午前10時15分の予定だったが、その1時間ぐらい前から強く降り出し、路面は完全ウェットに。
 しかし、少し開始を遅らせたことで、予選はハーフ・ウェット・コンディションでの戦いになった。


グループ1はフェルッチがトップタイム
佐藤琢磨、グリップ不足に苦しみグループ11位


 グループ1ではサンティーノ・フェルッチ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)がセンセーショナルなドライヴィングを披露してトップ。2番手にはチームメイトのアレックス・パロウ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・チーム・ゴー)がつけた。
 ウェットなら……と注目を集めた佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)だったが、グリップを得られないマシンに苦しみ、12人中の11番手。しかも、12番手は赤旗の原因を作ってタイムなしのチャーリー・キンボール(AJ・フォイト・エンタープライゼス)だったから、実質は最下位だった。

2020年9月13日日曜日

2020 INDYCARレポート 第10戦 ホンダ・インディー200 アット・ミッド・オハイオ Race1 決勝:ウィル・パワーの完全勝利

ついに勝った! Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
ついに勝った! Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大

パワー、キャリア通算60回目のPPから通算38勝目 

シーズン初、ミッド・オハイオ初の勝利

 ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が見事なる勝利を飾った。ポールポジションからスタートダッシュして2番手以下に差をつけると、その差を10秒近くにまで広げて余裕の走行。イエローなしの75周となったこともあって、まったく危なげなくゴールまで走り切った。今季初勝利とは思えない圧倒的パフォーマンスだった。
 

ポール・ポジションのパワーは、オープニングラップから後続を引き離していく Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大

 「スタートからゴールまでプッシュし続けるレースなんて、10年ぶりぐらいじゃないだろうか? 燃費をセーヴしたり、作戦を何かトライしたり、いろいろやってきたけれど、“今日は思い切り行こう!”ってチームの中で言っていたんだ。イエローに捕まりたくもないし、とにかく自分たちのベストのペースで走り切り、結果がどうなるか……とレースに臨んだ。それが勝利に繋がった」と、速さを見せつけての勝利にパワーは気分をよくしていた。

パワーのクルーも10戦目にしてのシーズン初勝利に安堵! Photo:INDYCAR (Chris Jones)クリックして拡大

 もうシーズンが残り5戦となっていたため、勝利なしで終わる心配もされていたパワーだったが、1勝を挙げてほっとしていたようだ。「ミッド・オハイオを未勝利リストから外すこともできた。それも非常に嬉しい。これまでに5回表彰台に上って、勝てていなかったからね」とも彼は語った。通算60回目のPPからの通算38勝目。今日の調子だと、明日も連勝で2勝目……という可能性も見えて来た。

2020 INDYCARレポート 第10戦 ホンダ・インディー200 :アット・ミッド・オハイオ Race1 予選:ミッド・オハイオ・ポール・ポジションはウィル・パワー



今季未勝利、ミッド・オハイオ未勝利のパワーがポール・ポジション獲得! Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
パワー、キャリア通算59回目のPP獲得
「今回こそPPを勝利につなげたい」

 
 ミッド・オハイオ・スポーツ・カー・コース(全長2.258マイル)での予選、気温は26〜27℃まで、路面温度は37〜38℃まで上がった。トップ・タイムを出したのはグループ1で走ったウィル・パワー(チーム・ペンスキー)だ。彼の最速ラップは1分06秒3343だった。先に走ったグループ1の方が速いのは珍しいケースだ。
 これでパワーのキャリアPP獲得回数は59回となった。




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 「コースのコンディションがどんどん良くなってたので、自分がPPを獲れるとは思っていなかった。かなり良いラップだったのは確か。マシンが路面に張り付いていた。PPは嬉しい。このコースでは大きいから。今回こそPPを勝利へとつなげたい。そうすべくずっと頑張って来てるんだからね」とパワーは話した。

2020 INDYCARレポート 第10戦 ホンダ・インディ200 アット・ミッド‐オハイオ Race1 プラクティス :最速はライアン・ハンター-レイ


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開催時期が遅くなり、涼しいミッド・オハイオ

 ミッド・オハイオ・スポーツ・カー・コースでのレース、ギリギリになったがオハイオ州から開催許可が出て、今日からの2デイ・イヴェント。朝から涼し目のコンディションで、走り出してから空が快晴となって、気温は20℃プラスと、およそミッド・オハイオらしくない清々しさだった。いつもよりレース開催時期が遅くなっているので、こういうい天候になっている。例年だと真夏の開催で、蒸し暑さに辟易するのに。この涼しさならダブルへダーでもドライヴァーやクルーにかかる不安、少しは軽減するはず。来年からは開催時期を遅らせるってのも有りでは?

2020年9月2日水曜日

2020 INDYCARレポート 第9戦 ボマリート・オートモーティブ・グループ500 Race2:トニー・カナーン、383レースで一段落

20年のインディーカー・キャリアにひとまず終止符

 “TKのラスト・ラップ・ツアー”がゲイトウェイでのレース2で終わった。ブラジル出身スター・ドライヴァー=トニー・カナーンの20年に渡るインディーカー・キャリアにひとまず終止符が打たれた。フル・シーズン出場は昨年までで、今シーズンの彼はオーヴァル・レースだけの出場とした。元々はフル・シーズンの予定だったが、チームの事情でオーヴァルだけになった=残念だけれど、このところの彼はロード&ストリートで本来の切れ味がなくなっちゃってたので。しかし、ファイナル・イヴェントとなったゲイトウェイ・ダブルへダーの1戦目、彼は今シーズンのチーム・ベストとなる9位フィニッシュをしてみせた。まだまだオーヴァルでの競争力は十分に高いことを証明したのだ。

2020年8月31日月曜日

2020 INDYCARレポート 第9戦 ボマリート・オートモーティブ・グループ500 Race2 決勝:ジョセフ・ニューガーデンがシーズン2勝目

ポール・ポジションの佐藤琢磨を先頭に序盤のレースは展開する Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大

シヴォレー、1位から4位をスウィープ

 ゲイトウェイでのレース2は暑さの中での戦いになり、予選4位からスタートしたジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が優勝した。2位は予選3位だったパト・オーワード(アロウ・マクラーレンSP)のものとなり、3位は予選2位だったウィル・パワー(チーム・ペンスキー)だった。4位でフィニッシュしたのはルーキーのリナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング)。インディー500からのホンダの2連勝の次は、シヴォレーの1−2−3−4による勝利が記録された。ホンダ最上位はスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)の5位。ポイント・リーダーは今日も速く、手堅くポイントを重ねた。

2020年8月30日日曜日

2020 INDYCARレポート 第8戦 ボマリート・オートモーティブ・グループ Race1 決勝:ゲイトウェイでスコット・ディクソンが今季5勝目

ディクソンは今回の勝利で記念すべきインディーカー通算50勝を達成 Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
ディクソン、インディー500に続く佐藤琢磨との一騎討ちを制す

 先週の第104回インディアナポリス500マイルと同じで、今日のレースでも終盤の一番大事なところで最速だったドライヴァーは佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)だった。しかし、先週2位に敗れたスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)が、ゲイトウェイでは勝利を収めた。

2020 INDYCARレポート 第8戦 ボマリート・オートモーティブ・グループ Day2 予選:佐藤琢磨がレース2のポールポジション獲得 レース1はパワーがPP


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佐藤琢磨、0.003秒差で通算10回目のポール・ポジション獲得
 先週の第104回インディアナポリス500マイルで優勝したばかりの佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)が、今日ゲイトウェイ・スピードウェイで行われたシリーズ第8、第9戦用の予選で、第9戦のポールポジションを獲得した。今日決勝の行われる第8戦のPPはウィル・パワー(チーム・ペンスキー)のものとなった。

2020年8月29日土曜日

2020 INDYCARレポート 第8戦 ボマリート・オートモーティブ・グループ Race1 Day1 プラクティス1:ゲイトウェイのプラクティス最速はパト・オーワード

インディー500での勝利からわずか5日後、再びサーキットに現れた佐藤琢磨のマシンには、2度のインディー500優勝者を示すデカールが追加されていた Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
 イニシャルセッティングが問われる
ダブルヘダー、予選前1回だけのプラクティス

 
 ウェスト・コーストでの2レースがキャンセルになってダブルへダー化されたワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイ・アット・ゲイトウェイ(以下=ゲイトウェイ)は、インディー・プロ2000、ARCAとNASCARトラックとの共催となったことで、金曜に確保されたプラクティスは1時間半だけ。しかも、最初の30分間はルーキーとファースト・タイマーによる占有とされた。この中で決勝用セッティングを進め、予選用のセッティングとシミュレーションまで行わないといけないのだから、最初にコース・インする時のマシン・セッティングが極めて重要だった。

2020年8月24日月曜日

2020 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第104回インディー500 決勝:「すべて最後の戦いに向けての準備をしてました。残り3周の時点から僕としてはベストパワーで走れるだけ燃料をずっと蓄えてましたから」

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「中盤まではリスタートが不安といえば不安でした」
――レース前半、そんなにガッついてなかったですよね?

佐藤琢磨:珍しく落ち着いてたでしょ(笑)。

――でも、リスタートで前にあまり出て来れてなかったので、今日はちょっとレーシーじゃないのかな? と心配したところもあったんですが?

2020 INDYCARレポート 第104回 インディー500 決勝:佐藤琢磨の見事過ぎる勝利

 
おめでとう、佐藤琢磨!史上20人目のインディー500複数回優勝! Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大

レース終盤の勝負どころで最速だったのは佐藤琢磨!

 レース後に、「スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)のレースだったが……」と言った人がいたが、それは間違っていると思う。彼は200周のうちの111周をリードしたが、レース終盤の勝負どころで最も速かったのは佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)の方だった。また、琢磨は5度のタイトル獲得歴を誇るディクソンよりも燃費セーヴで高いスキルを持っていることを今日の戦いで示した。

 
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 その結果、世界中のドライバーたちが勝ちたいと考えるインディ500での2勝目を琢磨は手繰り寄せ、ディクソンは2008年以来となる2勝目ではなく、3回目の2位フィニッシュを記録することになった。

2020 INDYCAR レポート 第104回インディー500:速報 佐藤琢磨優勝! 2017年に続きインディー500 2勝目

佐藤琢磨2勝目のフィニッシュシーン Photo:INDYCAR (John Cote)

 第104回インディーアナポリス500で、レイホール・レターマン・ラニガンレーシングの佐藤琢磨が優勝した。佐藤琢磨は2017年にアジア人ドライバーとして史上初めてインディー500ウィナーとなり、今回は3年ぶり2度目の勝利。

 予選3位となり、フロント・ロウからスタートした佐藤琢磨は、安定して上位を走行。レースは、予選2番手だったスコット・ディクソンが終始リードする展開となるが、佐藤琢磨も多少の順位の変動はありながらも安定して好位置につける。迎えたラストスティントでは、ディクソンとの一騎打ちの様相となるが、ストレートスピ―ドに勝る佐藤琢磨は早々とディクソンをパスしてこのレースはじめてトップに立った。

 ディクソンはその後、佐藤の背後に迫る局面もあったが、並びかけるまでには至らず、レースはラスト勝負の展開に。
 ところが残り5周となったところで、4ターン立ち上がりで後方を走行していたスペンサー・ピゴットが単独で激しくクラッシュ。すぐさまフルコースコーションが出され、そのままアンダーイエローでフィニッシュした。

 インディー500に2回以上優勝したドライバーは、過去19人。佐藤琢磨はインディー500に複数回優勝した20番目のドライバーとなった。また、今回の勝利はインディーカー・シリーズでの通算6勝目。そのうち2勝がインディー500というのは驚異的だ。

編集部

2020年8月23日日曜日

2020 INDYCARレポート 第104回インディー500:佐藤琢磨、優勝した2017年と同じピットから2勝目を狙う

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予選上位から決勝のピットを選択
 
 インディー500で各チームが決勝で使うピットは、予選上位から順番に選んで行くルールになっている。
 今年もセオリー通りにポール・シッターはターン1に一番近いピットを選んだ。レースでのマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・ハータ・オートスポート・ウィズ・マルコ・アンドレッティ・アンド・カーブ・アガジェニアン)は、前に誰もいない1番ピットからまっすぐステアリングを大きく切らずにコースへ戻って行ける。これは間違いなく、ひとつのアドヴァンテージだ。
 予選2位だったスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)は、マルコのすぐ後ろの2番ピットを選んだ。レースで上位を走っている限り、ピットは前の方が有利と考えられている。後ろの方のピットだと、作業を終えたタイミングで遅いマシン群がピットに雪崩れ込んでくる場合があり、接触などのトラブルが起こり易い。

2020年8月22日土曜日

2020 INDYCARレポート 第104回インディー500 Day6 ファイナル・プラクティス:最速はパト・オーワード! 佐藤琢磨は4番手!!

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涼しい気温の中で迎えたカーブ・デイ

 今日はファイナル・プラクティス。走行開始は午前11時で、2時間のセッションだった。気温は涼しいとさえ感ずる24℃しかなく、最高は27℃だった。今年のレースは午後2時30分と例年より遅いスタートとなる予定で、今のところ快晴で最高気温は31℃という予報になっている。レース時のコンディションは、少なくとも今日より暑くなる可能性が考えられるわけだ。パンデミックのせいで3ヵ月遅れの8月開催となっているインディー500は、好天続きで進んできている。プラクティス開始から雨で走行に影響が出たことはなく、雨が本格的に降ったのは予選終了後の火曜日だけだ。しかも、8月であるわりに、気温はずっと高くない。走行のあった日で記録された最高気温は32℃だが、30℃以下の時間の方が長かった。

2020年8月19日水曜日

2020 INDYCAR佐藤琢磨コメント 第104回インディー500 Day5 プラクティス5:決勝セッティングにも手応え!「予選前よりもだいぶレベルアップすることができました」

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「トラフィックの中でのマシンの動きは
だいぶ手応えが掴める状態になりました」


――予選後のプラクティスは、予選前のプラクティスと基本的に同じセッティングだったんですか?

佐藤琢磨:いや、予選前よりも大分レベルアップしてます。予選を走ることでメカニカルグリップを活かすセッティングが見つかるので、木曜日のプラクティスに比べたら二段ぐらいクルマのレベルは上がっていると思います。もちろん、集団の中でのスピードは26番手で、優勝した2017年のように、走ればトップ5みたいな感じではないですけど。純粋なスピードがもうちょっと欲しい。ただ、トラフィックの中でのマシンの動きは大分手応えを掴める状態になりました。

2020年8月17日月曜日

2020 INDYCARレ第104回インディー500 Day5 予選ファスト9:マルコ・アンドレッティがポール・ポジション! 佐藤琢磨は3番手でフロントロウ・スタートに

マルコ・アンドレッティ、ファスト9を制す! Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
予選初日、マルコ・アンドレッティ、15回目の挑戦で初の暫定PP

 インディー500の予選は、他のレースと異なる。今年も予選は2日間に渡って行なわれる。以前は2週末、4日間だった。
 予選1日目の昨日、エントリー33台が1台ずつ、4周連続のアタックを行い、最速9人が選ばれた。
 時間内なら何度アタックしてもよいルール。暑い1日で、複数回アタックで順位を上げた者は少なかったが、午後4時50分まで激戦は続けられた。今年はグリッド数33と同じ数だけしかエントリーがないので、インディー名物の”バンプ・アウト合戦”はない。

2020 INDYCAR佐藤琢磨コメント 第104回インディー500 Day4 予選1回目:チームのみんなが本当に頑張ってくれています。大事なのは明日のファスト9。僕は第一走者なので、「よーし!」って感じでいます

佐藤琢磨は予選1日目に9番手タイムをマークしてファスト9入りに成功。その後更に2回のアタックを行った。

「コンディションに助けられて残っただけなので
何とかしないといけないなと感じていました」


――最終的に3回アタックしましたが、1回走ったら、もう走らない予定だったんじゃないんですか?

佐藤琢磨:そんなことはなかったですよ。

――2回目以降は暑くてスピード・アップが望めないコンディションになるだろうと……。
佐藤琢磨:それはもちろんあったんですけど、でも、他の選手のスピードを見て、ちょっと僕らも何とかしないといけないなって思って。僕らはコンディションに助けられて残っただけであって、純粋なスピードでトップ9に入っていないんですよ。だから、これは何とかいないといけないなっていうのは感じてました。ただ、どんどん暑くなって行ってたので、そこら辺はチームもどうするかっていうのは随分悩んでいましたよね。周りが速いから自分たちも行ってみようって言って、すぐに速くなるものでもないので。どこをどうしたら……というの考え、ある程度のリスクも背負って行かなきゃいけなかったですから。なので、セカンド・アテンプトは(セッティングの)フィロソフィーを見たんですけど、ダウンフォースはつけて行きました。安全を見て。そして、3回目が許されるなら行きたいなってことでした。

2020年8月16日日曜日

2020 INDYCARレポート 第104回インディー500 Day4 予選初日:4ラップ最速はアンドレッティ、1ラップ最速はディクソン


天候:快晴
気温:26〜31℃

気温が高く、開所直後が絶対的優位な中、予選開始
第1アタッカーレイホール、2番手佐藤琢磨が好タイムをマーク

 

 走行開始の水曜から好天続き。今日、予選1日目も快晴に恵まれた。
 予選は午前11時開始で、午後4時50分終了。開始直後が気温も路面温度も低く絶対的に有利と言われる。予選終了間際になっても気温や路面温度が下がることは期待ができないからだ。曇り空に覆われるほどの天気の変化がない限り……。

 最初のアタッカー、グレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)が4週連続アタックの平均速度230.822mphをマークし、次の佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)も230.792mphを記録。彼らは最終的に8、9番手でファスト9に残った。コンディションの優位を見事に活かした形だ。

2020 INDYCAR佐藤琢磨コメント 第104回インディー500 Day4 予選:「コクピットサイドでできることはやり切った」

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快晴の予選1日目、佐藤琢磨は2番目のアタッカーとしてコース・インし、4ラップ平均230.792mphを記録した。1回目のアテンプトの後にインタビュー

「グレアムが4周きっちりタイムが落ちずに行けたので
自分たちも行けるだろうと思いました」


――2番目というくじ運は良かったと思いますが、その感想から聞かせてください。

佐藤琢磨:すごい好条件でした。レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの3台が1、2、7番目のアタックになりました。なかなかこんなくじ運てないと思うんですけど、そのコンディションの良さを活かして、今のところトップ9に残ってますけど、この後がどうなるかはわからないですね。

――グレアム・レイホールが先に走った。それはコクピットの中で見たと思いますが、どう見てましたか?

佐藤琢磨:ほぼ予想していた通り。もうちょっとスピードが伸びて欲しいなっていう希望はあったけども、実際はこんなものなのかな、と感じていました。4周をきっちり、タイムが落ちずに行けるかとどうかというのに注目していたので、そこができたので、自分たちも行けるだろうって思いました。

2020年8月15日土曜日

2020 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第104回インディー500 Day3 :「目標はファスト9」

 
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「タイヤが4周持たない」

――予選用ブーストで、今日は何回シミュレーションできたんでしょうか?

佐藤琢磨:7回やったと思うんだけど、1回はちょっとトラブルがあったんですよね?

――メカニカルな?

佐藤琢磨:そうです。7回のアタックも全部が全部走れたわけじゃなかった。4周しっかり走り切れたのって2本しかなかったんじゃないかな?

――前に誰か入っちゃったり……とか?

佐藤琢磨:それもあったし、曲がり切れないとかで止めちゃった、とか。タイヤが4周持たない。

――え? タイヤが持たないんですか? 3周目から一気にグリップが下がるとか?

佐藤琢磨:そうそう。毎周のコーナーごとにグリップは変わって行くんだけど、2周目まではなんとかペースとフラット(スロットル全開)を保てたとしても、3周目からはもうスロットルを戻さなければいけなくて、4周目はフロント・エンドがなくなるか、リヤがなくなるか……で、リヤがなくなる場合はもうすぐピット・インですね、危ないから。とても難しかったですね、バランスを取るのが。

2020 INDYCARレポート 第104回インディー500 Day3 予選アタック順決定:佐藤琢磨は2番目のアタッカーと決定

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キャリア初のインディー500PPを狙うマルコ
明日のアタックは33台中28番手に
 予選だけターボのブースト圧を上げ、50〜75馬力アップしたエンジンとなったことで、マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・ハータ・オートスポート・ウィズ・マルコ・アンドレッティ・アンド・カーブ・アガジェニアン)は今日、インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(=全長2.5マイル)で233.491mph平均の1ラップを完成させ、予選前日の最速ランナーとなった。

2020 INDYCARレポート 第104回インディー500 Day3 プラクティス3:ファスト・フライデイでマルコ・アンドレッティが最速

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ノー・トウではハンター‐レイがトップタイム!
アンドレッティ・オートスポート好調!


 2日間の予選直前の金曜日はファスト・フライデイと呼ばれている。ターボのブースト圧が上げられる近頃のルールでは、明確なスピード・アップが見られる。昨日のプラクティスでの最速は226.102mphだったが、今日は223.491mphにまで上がった。朝から太陽が照り続け、最高気温が31℃と昨日より暑いコンディションになっていたにも関わらずだ。
 べストラップをマークしたのは、インディアナポリスを得意とするマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・ハータ・オートスポート・ウィズ・マルコ・アンドレッティ・アンド・カーブ・アガジェニアン)だった。少しのトウがあったため、ドラフティングなしでのラップだと彼は4番手にランクされたが、今年の彼はポール・ポジション候補だ。
 

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 トウなしの、純粋なスピードでトップだったのは、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)の232.124mphだった。3日間の走行で2回目のノー・トウ・トップ。彼もPPの有力候補だ。彼らのチームメイトたち、アレクサンダー・ロッシやジェイムズ・ヒンチクリフも速い。

2020 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第104回インディー500 Day2 プラクティス2: 「相当緊張感を高めて車を作っていっています。自分たちの中ではよい方向に行っている手ごたえはあります」

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「トップタイムに行けてるという過程が大事」

――ほぼ1日トップでしたね。それだけのスピードが出たのは、マシンの仕上がりが良いってことですか?

佐藤琢磨:トップ・タイムに大きな意味はないかもしれないけど、そこに行けてるっていう過程が大事で、クルマが悪ければ、当然スリップを使って相手のクルマに近づいてタイムを出すことはできないので、そういう意味では、昨日から僕らは着実に前進したと思います。

2020年8月14日金曜日

2020 INDYCARレポート 第104回インディー500 Day2 プラクティス2:フェルナンド・アロンソがクラッシュ! 最速はスコット・ディクソン

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暑い中、レース用セッティング出しに各車集中

 プラクティス2日目は、昨日より蒸し暑いコンディション。走行開始の午前11時の気温は26℃だったが、日中には30℃にまで上がった。明日はターボのブースト・アップがなされ、土曜、日曜の2日間に渡る予選に備えたセッティングを行う日。今日の走行、6時間半はレース用セッティングを向上させるために非常に重要な意味を持つ。


アロンソ、ターン4で単独クラッシュ!
マシンは大破するも本人は無事
 

レッカーされるアロンソのマシン Photo:INDYCAR (Matt Fraver) クリックして拡大
 走行初日はアクシデントがなかったが、今日の夕方4時41分に2020年インディー500プラクティスでの最初のアクシデントが発生した。ターン4で単独クラッシュしたのはフェルナンド・アロンソ(アロウ・マクラーレンSP)だった。精力的に、そして快調に120周以上もこなしてきていた彼は、6番手のスピードもマークしていたが、自身の127周目、ターン4でのライン採りを僅かに乱してしまった。白線を超えるラインは誰もが走っているが、このラップのアロンソはインに寄せすぎたと感じたのかアクセルを僅かに緩めた。しかし、縁石的な部分に左前輪が乗った直後にバランスを崩し、外側のウォールまで滑って行った。壁とマシン側面が並行に近い状態でヒットしたため、サイド・ポッドと右フロント・サスペンションは大破。それでもマシン左側とリヤ・ウィングにはダメージなし。フロント・ノーズはピット・ロードに滑り込んだ後にイン側の壁にぶつかって壊した。アロンソに怪我はなく、メディカル・センターで検査を受け、ドライヴ続行の許可が降りた。

好走中のクラッシュを悔やむアロンソ
「エンジンが無事であるといいんだが……」


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 「残念なことに、またミスを冒してしまった。このコースではマシンのコントロールを失うとすぐに壁が近づいてくる」とアロンソ。去年に続いてのアクシデントをF1チャンピオンは悔やんでいた。同じことを二度やらないようにしないと。明日また再スタートだ。バックアップ・カーに変える必要があるかは、まだわからない。エンジンが無事であるといいんだが」ともアロンソはコメントした。

佐藤琢磨、セッション大半でトップタイムをキープ
ディクソン、夕方になってクルマがよくなり逆転

 

初日、2日目とディクソンは順調にプラクティスを進めている Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
 今日の最速ラップはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)の226.102mphだった。走行時間が残り30分を切ってから彼がトップに躍り出た。「今日はとにかくマシンのバランス採りに終始した。日中一度、あまり良くない感じになったこともあったが、夕方になって良い状態になった。明日はブースト・アップでスピードも大きく上がるはずだから、エキサイティングな1日になる。楽しみだ」とディクソンは話していた。

「まだ前を行くマシンを思うように抜けない」と語る佐藤琢磨
「決勝用セッティングの完成度は90パーセントぐらい」
 
セッションの大半で首位をキープしていた佐藤琢磨。まだ決勝用セッティングは100%ではないというが、順調にプログラムをこなしている Photo:INDYCAR (Matt Fraver) クリックして拡大

  午後1時半頃から225.693mphでずっとトップにいたのは佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)だった。しかし、彼はディクソンに抜かれて今日の2番手となった。122周の走り込みを行ない、マシンの仕上がり具合は上々の様子だった。

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 「スピードが出せたとおり、マシンは良くなっている。でも、まだ前を行くマシンを抜くことが思うようにできなかった。相手がミスするとかじゃないとパスはほとんどできなかった。タイヤの持ちが良いのは、コース表面のトリートメントによるものかもしれない。タイヤのグリップが周回を重ねても落ち込まないので、ニュー・タイヤで出て行ってもなかなか抜けない。まだ決勝用セッティングは100パーセントじゃない。でも、90パーセントぐらいは行っていると思う。明日は予選用のセッティングを行う日。今年のマシンで空力をどれだけトリムできるかはわからないが、メカニカル・グリップを高める必要があるから、そのセッティングを試す中で決勝用セッティングに応用できるヒントを何か掴めたらいいと思う」と語っていた。

走行初日からホンダ勢が2日連続でトップ4独占
ペンスキーはトラフィックの中での動きは良い……

 
 3番手はコナー・デイリー(エド・カーペンター・レーシング)の225.106mphで、4番手にはルーキーのアレックス・パロウ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・チーム・ゴー)が224.947mphで食い込んだ。
 走行初日にトップ4を独占したホンダは、走行2日目も1-2だった。今年はパワーで優位にあるのか?
 琢磨は、「2012年からシヴォレーは予選日直前まで力をすべて見せない戦い方をして来ているので、今年も明日になってみないと本当のところはわからない」と語っている。


Photo:INDYCAR (Karl Zemlin)クリックして拡大
 シヴォレーのトップ・チームはもちろんチーム・ペンスキーだが、今日の彼らはエリオ・カストロネヴェスの16番手=223.633mphが最上位で、ジョセフ・ニューガーデンは223.617mphで18番手。ウィル・パワーは222.978mphで23番手で、昨年度ウィナーのシモン・パジェノーは222.216mphのベストで27番手だった。
 
Photo:INDYCAR (James Black) クリックして拡大

  彼らのマシンはトラフィックの中での動きが良く、前のマシンにも近づいて走れている様子だったが、トップ・スピードは遅い。ダウンフォースの多いセッティングになっているようで、それが今年のレースでは有利に繋がると彼らは読んでいるようだ。決勝日のコンディションが暑くなることも想定してのことだろうか。

ノー・トウでの最速はハーヴィー
アンドレッティ・オートスポーツ陣営が1-2-3

 

Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
 ドラフティングの助けを借りない”ノー・トウ”での周回スピードでは、ジャック・ハーヴィー(メイヤー・シャンク・レーシング)が今日のトップだった。2番手はコルトン・ハータ((アンドレッティ・ハーディング・スタインブレナー・オートスポート)、3番手はライアン・ハンター-レイだった。ハーヴィーはアンドレッティ・オートスポートと技術提携しているチームからのエントリーだから、アンドレッティ・オートスポート勢の1−2−3ということ。昨日のノー・トウ・スピードでも、トップがアレクサンダー・ロッシ、2番手がハンター-レイ、3番手がジェイムズ・ヒンチクリフで、4番手はハータ、5番手はハーヴィーとアンドレッティ・オートスポート勢がトップ5独占。予選での彼らは速そうだ。
 しかし、レース用セッティングは今ひとつなのか、マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・ハータ・オートスポート・ウィズ・マルコ・アンドレッティ・アンド・カーブ・アガジェニアン)が225.249mphで3番手につけ、ハータが6番手につけたものの、その他のドライヴァーたちはトップ10に入って来ていない。
以上

2020年8月13日木曜日

2020 INDYCARレポート 第104回インディー500 Day1 プラクティス1:プラクティス初日、最速はジェイムズ・ヒンチクリフ

無観客のインディー500がいよいよ始まった。観客席の「THE RACING CAPITAL OF THE WORLD」の巨大な横断幕の下をインディー500にスポット参戦のカストロネヴェスが疾走する Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大 
曇り空の下、無観客でのインディー500がスタート
 パンデミック下で無観客での開催となる第104回インディー500のプラクティスが今日始まった。
 走行開始の午前11時は曇りがちの空。気温24℃。グリーン・フラッグが振り下ろされるや、ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が一番手でコースに飛び出して行った。ファンはスタンドにいなくとも、インディ500にかける思いは皆非常に強く、テレビでその勇姿を見てもらいたいと考えている。


今年のペースカー、コーヴェット・スティングレーがお披露目された Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
 無観客なのでメディアも大幅縮小。走行開始時にメディア・センター4階にいたレポーターは11人だけだった。10人は座れる席に2人ずつ。テレビ、ラジオはお客さんが入らないことで空いている場所にスタジオなどを設定している。

2020年8月5日水曜日

2020 INDYCAR ニュース 8月4日:インディー500も無観客と決定

ついに、世界最大のスポーツイベントも観客を入れての開始を断念
 8月4日、インディアナポリス・モーター・スピードウェイが発表した。それは、「大変残念だが、第104回インディアナポリス500は8月23日に無観客で開催することを発表する。慎重に検討し、州や市の指導者との広範な協議を経て下された厳しい決断だ」というショッキングなものだった。


2020年8月4日火曜日

2020 INDYCARレポート IMSA R4 IMSA スポーツカー・ウィークエンド:逆転につぐ逆転で優勝はアキュラの手に

 
イエローチェッカーでアキュラが参戦4年目にして初優勝 Photo:Masahiko Amano クリックして拡大


アキュラ2台がレースをリード、マツダが追う展開に

 快晴下で始まったロード・アメリカでのレースは、フロント・ロウ・スタートだった2台のアキュラARX-05がリードし、マツダRT24-Pが追う展開になった。4台と台数は一番多いキャディラックDPi-V.Rだが、今回は優勝を狙えるペースを実現できていなかった。

2020年8月2日日曜日

2020 ジャック・アマノのINDYCARレポート IMSA 第4戦 IMSA スポーツカー・ウィークエンド:アキュラがロード・アメリカ予選で1−2

ポールポジションを獲得したテイラー/カストロネヴェス組のアキュラDPi Photo:Masahiko Amano クリックして拡大
アキュラ・ペンスキー、2年連続のポール・ポジション

 7月17日、18日のインディーカー・ダブルへダー/ロード・アメリカでは、スコット・ディクソンとフェリックス・ローセンクビスト(ともにチップ・ガナッシ・レーシング/ホンダ)が1勝ずつを挙げた。その約半月後の今日、スポーツ・プロトタイプ・マシンによる予選がロード・アメリカで開催され、リッキー・テイラー(チーム・ペンスキー/アキュラDPi)の乗ったカー・ナンバー7がポール・ポジションを獲得し、予選2位は彼のチームメイトのデイン・キャメロン(カー・ナンバー6)が獲得した。アキュラ・ペンスキーによる2年連続のロード・アメリカ/フロント・ロウ独占が達成されたのだ。去年のPPはキャメロンだった。

2020 INDYCAR ニュース8月1日:ミッド・オハイオが延期!

オハイオ州のパンデミックの状況を考慮し急遽延期に

 今日は8月1日の土曜日。来週末の金曜のプラクティスから始まる予定だったNTTインディーカー・シリーズ第7、8戦ホンダ・インディー200アット・ミッド・オハイオが突如延期された。代替日程は現在のところ未定だが、ダブルへダーのまま9月か10月の開催になるようだ。
 今回の急な決定は、イヴェント・プロモーターであるサーキット側が地元の自治体と話し合い、パンデミックの状況を考慮して下されたという。

2020年7月31日金曜日

2020 INDYCAR ニュース 7月30日:インディーカーがまたもカレンダー変更

カリフォルニアの感染者数拡大止まらず
9月の西海岸イベント3戦がキャンセルに


 NTTインディーカー・シリーズは、またしても2020年のスケジュールを変更した。これが最後の変更になるといいのだが……。

 今後のミッド・オハイオ・スポーツ・カー・コース、ワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイ、インディアナポリス・モーター・スピードウェイ・ロードコースでの3イヴェントがダブルへダー化されるのだ。それは、9月に予定していた西海岸のポートランド・インターナショナル・レースウェイ(オレゴン州)、ウェザーテック・レースウェイ・ラグナセカ(カリフォルニア州)でのダブルヘダー=合計3レースがCOVID-19パンデミックの影響でキャンセルを余儀なくされたためだ。カリフォルニア州は感染者数がニュー・ヨーク州を超えてアメリカ・トップとなった後も感染拡大が止まらず、ポートランドは州の定めた大型集会禁条例が9月中は有効な上、ダウンタウンでの大型デモが続いている問題もある。

2020年7月22日水曜日

2020 INDYCAR ニュース 7月21日:25パーセントの観客でインディー500開催

6月末発表の観客数50%の決定を破棄し、さらにその半分に厳格化

 2020年7月21日、インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)が新たな発表を行なった。それによると、5月24日から8月23日に決勝の日程が移された第104回インディアナポリス500マイルは、観客数をスピードウェイのキャパシティのおよそ25パーセントに抑え、入場者のマスクなどのフェイス・カヴァリングの着用を義務付ける条件下で開催されることになるという。
 また、チケット販売は7月24日(金)以降は禁止される=23日までとなるため、世界最大の屋外スポーツ施設で毎年開催されてきているこのイヴェントは、参加できる人々の数がさらに制限されることになりそうだ。
 およそ1ヶ月前の6月26日、IMSはキャパの50パーセントで開催したい旨を明らかにしていたが、今回、その半分にまで縮小することになった。

2020年7月19日日曜日

2020 INDYCARレポート R6 アイオワ・インディーカー250 RACE 2 決勝:アイオワのレース2ウィナーはジョセフ・ニューガーデン

レース1の悔しさを晴らす完全な勝利でニューガーデンが今季初優勝を遂げた Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
天候:快晴
気温:2830

レースを完全に支配したニューガーデン


「この勝利が不運を断ち切るスタートラインになればいい」



 昨晩とは違い、レース2は作戦や展開が結果に大きな影響を与える戦いにはならなかった。
 思っていたより涼しいコンディションとなったレースは、ポールポジションからジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー/シヴォレー)がゴールまでの戦いを完全に支配下に置いた。250周のレースで214周をリード。これで彼はアイオワは3勝目だ。

2020 INDYCARレポート R6アイオワ インディーカー250 RACE2 プラクティス:レース2向けプラクティスではジョセフ・ニューガーデンがトップ

プラクティスのトップタイムはニューガーデン。レース1は戦略が思うようにはまらなかったが果たしてレース2は?? Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
前日より高い気温の中でレース2プラクティスがスタート

 アイオワ・スピードウェイでの2日目、土曜日。気温は正午ですでに30℃に達していた。
 プラクティスが始まった午後2時半の気温は32℃で、日中の最高気温は夕方に34℃に達するとの予報が出されていた。スタートは昨日より30分間だけだが早い745分。それがどう影響するか。

2020年7月18日土曜日

2020 INDYCARレポート R5 アイオワ インディーカー 250 RACE1 決勝:シモン・パジェノーが最後尾23番グリッドから今季初勝利



トラブルで予選走行出来ず、最後尾スタートからの優勝を遂げ、パジェノーはポディウムで喜びを爆発させるPhoto:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
喜ぶパジェノー「どうやってトップまで上り詰めることができたのか
自分でも完全に理解してはいない」

 シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー/シヴォレー)がしぶといドライヴァーなのは、インディーカーの世界では誰もが知っている。シュミット・ピーターソン・モータースポーツで走っていた頃から、粘りに粘るレースを何度も見せてきている。フランス出身だがオーヴァルの走りにも長けており、2周遅れからリード・ラップに復活する走りを見せたこともあった。そんなパジェノーだが、まさか最後尾の23番手グリッドから優勝を飾るとは!

2020 INDYCARレポートR5 アイオワ インディカー250 予選 :レース1はコナー・デイリー、レース2はジョセフ・ニューガーデンがポール・ポジション

レース1デイリー、レース2ニューガーデン、二人のポール・シッター Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
ダブルヘダー2デイレースの予選は変則方式

計測2周で1周目がレース1、2周目がレース2の予選タイムに

 ダブルへダーのアイオワ、予選は計測2周で、1周目のラップ・タイムでレース1のスターティング・グリッドが争われ、2周目がレース2用とされた。快晴は続き、予選時の気温は31℃まで上がっていた。

2020 INDYCARレポート R5 アイオワ インディカー250 プラクティス:ダブルヘダーのプラクティス 最速はコルトン・ハータ




プラクティスでトップタイムをマーク。ハータはイニシャルセッティング良好なところを見せつけた Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
あわただしい2デイダブルヘダーがスタート


 ダブルへダーでも2デイ・イヴェント。走行セッションの数も、走行時間も少ない状況では、コースに持ち込むセッティングが極めて重要だ。

 今年のアイオワは、もしかしたら雨なしの週末になるかも。
 今日は朝から快晴で、走行開始時の気温は28℃。風が吹いているので、過酷なコンディションと呼ぶほどではなかった。

2020年7月13日月曜日

2020 INDYCARレポート R4 REV グループ・グランプリ RACE2 決勝:若手大活躍のレース2、ウィナーはフェリックス・ローゼンクヴィスト

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グリッド前方を固める若手vs後方に控えるヴェテラン
予想に反しレース2の主導権は完全に若手に


 ポール・ポジションがパト・オーワード(アロウ・マクラーレンSP)、予選2位がコルトン・ハータ(アンドレッティ・ハーディング・スタインブレナー・オートスポート)、予選3位がアレックス・パロウ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・チーム・ゴー)。若手が前方グリッドを占拠したのは素晴らしいが、予選4位以下に並んだヴェテラン勢はレースで手強いだろう。若いトップ3はどこまで上位を守れるのか……などと考えていたが、ロード・アメリカでのレース2は、完全に若手が主役となった。

2020 INDYCARレポート R4 REV グループ・グランプリ RACE2 予選:パト・オーワードが初ポールポジション獲得

パト・オーワードが参戦2シーズン目、新チーム3戦目でポールポジション Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
昨日と同じグループ分けで予選はスタート



 ロード・アメリカのレース2用予選。グループ分けは昨日と同じまま、グループ1とグループ2が入れ替わる。
 グループ1にチャンピオンが5人いて、12人のうちの8人に優勝経験があるのに対して、グループ211人の中には優勝経験者が3人と少なく、その3人の優勝数の合計は9と少なく、この2年以上勝利から遠かっている。チャンピオンはゼロ。ここまで不公平なグループ分けとなるのは珍しい。

2020年7月12日日曜日

2020 INDYCARレポート R3 REVグランプリRACE1 決勝:3連勝なる! スコット・ディクソン&チップ・ガナッシ・レーシング&ホンダが見事過ぎる開幕ダッシュ


ディクソン、開幕3連勝を達成! Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして
ニューガーデン、独走態勢を築くものの

2回目のピットストップで痛恨のエンジンストール



 素晴らしい快晴、気温が27℃と暑過ぎない最高のコンディション下、大勢のファンをコースサイドに迎えての今シーズン最初のレースはスタート。サーキット全体に大きな高揚感が満ちる中、23台がロード・アメリカのメイン・ストレートを一斉に加速して行った。
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 ポール・ポジションから危なげなくトップを守ったジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー/シヴォレー)は、2番手以下を突き放し、2回目のピット・ストップを迎える前には10秒近い差をつけたこともあった。しかし、28周目のピットでニューガーデンはエンジンをストールさせ、再始動に時間がかかって12番手まで後退。トップ争いへの復活を果たすことは、とうとう最後までできなかった。

2020 INDYCARレポート R3 REV グループ・グランプリ Race1 決勝:アレックス・パロウ、ロード・アメリカで初表彰台


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 (デイル・コイン・レーシング・ウィズ・チーム・ゴーのプレス・リリースより)

Dale Coyne Racing with Team Goh
<2020 NTT INDYCAR SERIES レースレポート>

3 REV GROUP GRAND PRIX (55)
開催地:Road America / ロードコース / 4.014 マイル
予選: 2020711 予選結果:14
決勝: 2020711 決勝結果:3

デイル・コイン・レーシング with チームゴウのアレックス・パロウ、 精彩を放つキレのある走りでシリーズ初の3位表彰台へ

 デイル・コイン・レーシング with チームゴウのルーキー、アレックス・パロウは711日(土)のREV Group Grand Prix
presented by AMR、ダブルヘッダーの第1レースで、スターティンググリッド7列目14番手から精彩を放つキレのある走りで3位に食い込みNTTインディカー・シリーズ初の表彰台を獲得しました。