2012年3月31日土曜日

2012 INDYCAR シリーズ 佐藤琢磨コメント8:R2 ホンダ・インディグランプリ・オフ・アラバマ Day1 3月30日 プラクティス「順調にプログラムをこなせています。相対的に僕らはよくなってきていると思います」


プラクティス1で3番手となり、インディーのラジオの取材を受ける。
Photo:Masahiko Amano/Amano e Associati
同時に走っているマシンの中でダントツに速いのは良かった
Jack Amano(以下――):ウェット・コンディションでのプラクティス2でトップタイムでした。
佐藤琢磨:自分がタイムを出したのは、コンディションもまだまだそんなにウェットになる前でしたから。まぁ、セント・ピータースバーグでもウェットタイヤを試して、感触も良かったんで、僕らはウェットでコンペティティブだと思う。でも、今日の2セッション目のタイムに関しては、あんまり気にしてないです。ただ、同じ時に走ってた中でダントツに速かったっていういのはすごく良かったですよね。コクピットでもバランスの良さを感じてましたから。ドライで、今日の朝やり残したことを試せなかったのはちょっと不安というか、残念でしたね。

――明日はプラクティス、そして予選ですが?
佐藤琢磨:明日の朝、今日の雨でどんだけ路面が乾いてくれるのか、どんなコンディションになるのかわからないですけど、トリッキーな予選になりますよね。
――今日のプラクティス2でのパフォーマンスの良さは、今シーズン、いつかウェットでのレースがあったら、そこで良い走りができるって考えられますよね?
佐藤琢磨:そうですね。今のところ、雨のセッションを2回走って、僕らはすごく良いのでね、雨が降っても問題ないでしょうね。
――明日の予選は多分ドライになると言われてますけど、またグリップは低くなる。で、決勝はまたグリップが上がるかもしれませんね?
佐藤琢磨:はい。でも、決勝日はすごく暑くなるって聞いてるんで、滑るかもしれない。予選と決勝でまたコンディションが極端に違う可能性もありますね。明日のプラクティスがドライで走れることになるのを祈ってます。もしダメだったとしても、1回目の走行から、今日の2回目でクルマはまた良くなっているはずなんで、それを信じて思い切り攻めてくしかないですね。
――みんながちゃんと走れる時間が少ないまま決勝を迎えるってことですね。そういう条件の下では、今までのところ良い印象なんじゃないですか?
佐藤琢磨:そうですね。順調にプログラムをこなせてる感じはあります。セント・ピータースバーグも、そういう意味では順調というか、僕らが考えていることに対してクルマがちゃんとレスポンスしてくれてました。
――セント・ピータースバーグの後には、バーバー・モータースポーツ・パークでの開幕前のテストはあまり良くなかったと言ってましたが、そこから結構変えたセットアップで今回来てるってことですか?
佐藤琢磨:そうですね。それですごく良くなってます。ラップタイムは全員がテスト時より1秒以上落ちてるんだけども、僕らはテストと同じラップタイムが出せてる。だから、相対的に僕らは良くなってるってところです。
――新型マシンはバーバー・モータースポーツ・パークのような常設サーキットと、セント・ピータースバーグのようなストリートと、どっちが向いているマシンと感じてますか?
佐藤琢磨:うーん……それはタイヤがすべてだから……。まぁ、バランスの良いタイヤであればロードコースもストリートもすごく良いと思いますね。去年のクルマよりは……何ていうのかな?
――レスポンスが良いとか?
佐藤琢磨:うん、もともとロードコースを走るようにデザインされて来たクルマなんでね。それより、オフの間のテストでオーバルで走るのは結構大変だったっていう結果を聞いてるので、そっちの方が心配かな?
――インディアナポリス・モータースピードウェイで4月4日にテストが開催されるって決まったんでしたね。参加しますか?
佐藤琢磨:行きますよ。日本に帰ることになってましたけど、予定変更しました。

2012 IZOD インディーカー・シリーズ レポート:R2 ホンダ・インディグランプリ・オフ・アラバマ 3月30日 プラクティス「金曜2度のプラクティスでパワーが最速。佐藤琢磨はウェット・コンディションのプラクティス2に最速タイムをマーク

第2戦ホンダ・インディグランプリ・オブ・アラバマ
バーバー・モータースポーツ・パーク 

3月30日(金) プラクティス
天候:曇り のち 晴れ
気温:21~23℃


佐藤琢磨、プラクティス1で3番手の好タイム
プラクティス1で3番手、プラクティス2でトップだった琢磨は
早速取材陣に取り囲まれる。

Photo:Masahiko Amano/Amano e Associati


ルーキーのニューガデン、バリケロを上回る走り
 ルーキーのジョセフ・ニューガデン(サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング)が4番手に来た。琢磨同様に彼も2セット目のタイヤでのベスト記録のはず。彼は開幕戦でもパフォーマンスが良かった。今後も注目して行きたい。初めて使うオルタネートタイヤ=レッドタイヤに手こずってか開幕戦の予選では目立たなかったけれど、レースでもいい走りをしていた。最終ラップにジャスティン・ウィルソン(デイル・コイン・レーシング)と接触、トップ10入りをギリギリ逃したけれど……。5番手はルーベンス・バリケロ(KVレーシング・テクノロジー)。元F1ドライバーの上を行ったんですよ、ニューガーデン、そしてサラ・フィッシャーのチームは。
 チップ・ガナッシ・レーシング勢は、ダリオ・フランキッティが9番手、スコット・ディクソンが13番手とスロースタート気味。まさか、今週はセント・ピータースバーグ以上の苦戦だったり……はしないよなぁ。


プラクティス2はニューシャシー初のウェットセッションに
ピットアウトするハンター-レイ。ピットレーンでもこれだけの水幕が上がるほどの
ハードウエットになった。
Photo:Masahiko Amano/Amano e Associati
 プラクティス1の終了間際にポツポツ小雨が降り出し、それが暫くして本格化。プラクティス2はウェットコンディションで始まった。明日、明後日のバーミングハムの天気予報は晴れだけれど、今日は多くのマシンがウェット・コンディションでも走った。使用マシンが今年からダラーラDW12に変わっているため、ウェットでのフィーリングもつかんでおこうと。走らなかったのはペンスキーの3人とシモン・パジェノー(シュミット・ハミルトン・モータースポーツ)、マイク・コンウェイ(AJ・フォイト・レーシング)、エド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)、プラクティス1でマシン火災に遭ったジャスティン・ウィルソン(デイル・コイン・レーシング)、JR・ヒルデブランド(パンサー・レーシング)の8人だった。

ダントツの早さを見せた琢磨
 プラクティス2のトップは琢磨。セッション序盤は雨が弱く、途中から降りが強くなってたので、走るタイミングも順位に大きく影響してた。ただし、同じ状況下で走っている中で琢磨がダントツに速かったのも事実だった。チーム・ペンスキーの3人はとうとう最後まで一切走らなかった。
 この結果、今日のトップ3はプラクティス1のパワー、カストロネベス、琢磨の3人となった。
 「プラクティス1でマシンの良さは確認済み。この雨でグリップが下がるから、そこにマシンを合わせる必要がある。今年から使われている新車はグリップが大きいので、路面のグリップが多少下がっても、去年までのマシンに比べて走り易い。セント・ピータースバーグでの開幕戦では、ライバル勢の力量、他メーカーのエンジンのパフォーマンスがどの程度かが不明だったけれど、今回はそこがわかっている。僕らは予選でも良いグリッドを得ることができそうだ」とパワーは語っていた。
  金曜日のプラクティス1は、ランキング・トップ10圏外(開幕戦の11位以下)とルーキーたちの17人が第1グループで、12時半から30分間走った。第2グループはエントラント全員で、走行時間は同じく30分間。今年も残ってるわけですよ、ランキング10位に線を引くビミョーなルールは。プラクティス2はプラクティス1終了から2時間しかインターバルがない3時半のスタートでで、出場全員同時走行が1時間だった。
 プラクティス1でトップタイムを出したのはウィル・パワー(チーム・ペンスキー)で、2番手がエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)、3番手が佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)だった。パワーとカストロネベスは30分間だけの走行。琢磨は60分間あって、タイヤも2セット目を投入してのベストラップ記録だった。
 パワーは去年のウィナーで、カストロネベスは一昨年のウィナー。ラップタイムはパワーが1分11秒2886で、カストロネベスが0.2124秒差の1分11秒5010だった。琢磨はパワーと0.2722秒差の1分11秒5608。

2012 INDYCAR インサイド情報&ニュース:R2 ホンダ・インディグランプリ・オブ・アラバマ エントリーは今回も26台。しかし、主要マシンのカラーリングに変化。

第2戦ホンダ・インディグランプリ・オブ・アラバマ
バーバー・モータースポーツ・パーク アラバマ州バーミングハム


開幕戦からカラーリングを一新したマシンが登場

ブリスコー車はどデカいHITACHのロゴをまとって登場
Photo/Masahiko Amano\Amano e Associati

 シーズン第2戦もエントリーは26台。開幕戦と同じ顔触れ。ただし、マシンのカラーリングやレーシングスーツが開幕戦と違うケースが幾つか……。それはイベント毎でスポンサーを変えるケースが近頃のトレンドだから。インディーカーのトップ2チームがそういうマーケティングストラテジーでやって来ている。今後、他チームでもその傾向は強くなっていくでしょう。NASCARでさえ、そういうチームは増えてるし。
 チーム・ペンスキーは去年から。どのレースだったか忘れたが、スポンサーとして登場した日立(正確には日立オートモーティブ・システムズ)が、バーバー・モータースポーツ・パークでライアン・ブリスコー車のサイドポッドにロゴをドドドーンッ! と来た。実は彼らってシボレー、そしてイルモア・エンジニアリングとインディーカー用エンジンのダイレクトインジェクション開発に加わっていたんだそう。日立はGMのハイブリッド車、そして電気自動車(って呼ぶべきか疑問だの)のシボレー・ボルトにも技術供与をしている。今後のレースに関しては、ロングビーチ、ブラジル、デトロイト、トロント、エドモントン、中国、ソノマで日立は2号車のメインスポンサーを勤め、その他のレースではサブスポンサーとして活動。さらに、エリオ・カストロネベスとウィル・パワーのマシンもシーズンを通して日立のロゴをまとって走るという。


エリオのマシンも今回はさわやかなAAAカラーに
Photo/Masahiko Amano\Amano e Assiciati
 チーム・ペンスキーではエリオ・カストロネベスのマシンも開幕戦とは変わっている。先週はシェルカラーだったのが、アラバマでの第二戦はAAAインシュアランスがメインになってブルー系にガラリとイメチェンして来た。

チップ・ガナッシも負けじとニューカラー投入

クロロックスカラーとなったダリオのマシン。このブルー、好きです。
Photo/Masahiko Amano/Amano e Assiciati
 チップ・ガナッシ・レーシングは、ダリオ・フランキッティ車がクロロックス(洗濯洗剤、漂白剤など)がメインスポンサーのスペシャル・カラーリングでバーバー・モータースポーツ・パークに登場した。こちらも去年からだったか、フランキッティ車でコロコロとスポンサーカラーを変える手法を使っている。スコット・ディクソン車はウィングなどが白いターゲット・カラーのまま(フランキッティがターゲットカラーで走る時には、ウィングも真っ赤)。 ロータス・DRRのマシンもカラーリングが開幕戦とは違っている。ロータス・ワークスっぽい
黒ベース(ロータス・ドラゴン・レーシングは黒/金だけど、DRRは黒に肌色だった)から、青&緑に大きく変わった。

2012年3月29日木曜日

INDYCARインサイド情報&ニュース:2013年からのエアロキット解禁に向け、早くもエアロバトル開戦の様相に

ホンダは早くもエアロキット開発が既定路線

 ダラーラの新車、どう思います? さすがに9年も見続けた前モデルに比べると速そうなルックスですよね。フロントウィングはいい。リヤはどデカいフラップがおっ立ち過ぎてる感アリだけど。……で、めちゃくちゃ気が早いけど、来年からのエアロキットの話を。
 インディーカーのエアロキットは1年遅れの2013年にデビューする。本当なら、新シャシー導入と一緒に今年からエアロバトルも始まる予定だったが、「チームオーナーたちの経済的負担が大きくなり過ぎ。新車導入で大金が要るのに、エアロキットまで買わされるのは……」という理由で1年先送りにされた。おかげで……なのか、セント・ピータースバーグでの開幕戦には26台ものエントリーが集まった。

2012年3月28日水曜日

ジャック・アマノのインディーな1日:サポートイベントにビッグネーム発見。ジャックのアメリカ取材のきっかけとなったファミリー

 クーパー・タイヤズUSF2000チャンピオンシップ・パワード・バイ・マツダって知ってますか? インディーライツのことも全然書いたことないのに、今日はさらに二段下のカテゴリーについて書きましょう。

Photo:USF2000.com

2012年3月26日月曜日

2012 IZODインディーカー・シリーズ 佐藤琢磨コメント7:2012インディーカーシリーズ第1戦決勝「ピットから出たら3速以上に上がらなくなった。メチャクチャ悔しいが、今日のパフォーマンスによって自分もクルーもモチベーションが高められた」

第1戦ホンダ グランプリ・オブ・セント・ピーターズバーグ
2012 IZOD INDYCAR SERIES Round 1 Honda Grand Prix Of St. Petersburg

コースタイプ:ストリート
全長:1.8マイル(=約2.897km)×100周

決勝:3月25日
天候:晴れ
気温:27〜28℃

Jack AMANO(以下——):トップを気持ちよく走ったレースでしたね。

2012INDYCARレポートR1:決勝・エンジンバトル初戦はシボレー、カストロネベスが制す。佐藤琢磨は11周をリードするもトラブルでリタイア22位

第1戦ホンダ グランプリ・オブ・セント・ピーターズバーグ
2012 IZOD INDYCAR SERIES Round 1 Honda Grand Prix Of St. Petersburg

コースタイプ:ストリート
全長:1.8マイル(=約2.897km)×100周

決勝:3月25日
天候:晴れ
気温:27〜28℃

 朝方の雨はウォームアップセッションの路面をハーフウェットとしたが、その後に再び雨が降ることはなく、レースはドライコンディションで開催された。
 ストリートレースだというのにマシン同士が絡み合うアクシデントはひとつも発生しなかった。それは新しいレースディレクターが就任したおかげだったのか。

INDYCARインサイド情報&ニュース:2012INDYCARシリーズR1スタート前各車装着タイヤ

第1戦ホンダ グランプリ・オブ・セント・ピーターズバーグ
2012 IZOD INDYCAR SERIES Round 1 Honda Grand Prix Of St. Petersburg

コースタイプ:ストリート
全長:1.8マイル(=約2.897km)×100周

各車スタート前装着タイヤ
1ウィル・パワーオルタネート
2ライアン・ブリスコーオルタネート
3ライアン・ハンター-レイオルタネート
4ジェイムス・ヒンチクリフオルタネート
5エリオ・カストロネベスオルタネート
6スコット・ディクソンオルタネート
7マルコ・アンドレッティオルタネート
8トニー・カナーンオルタネート
9ダリオ・フランキッティオルタネート
10グレアム・レイホールオルタネート
11マイク・コンウェイオルタネート
12EJ・ビソプライマリー
13ルーベンス・バリケロオルタネート
14佐藤琢磨オルタネート
15ジャスティン・ウィルソンオルタネート
16シモン・パジェノーオルタネート
17アレックス・タグリアーニプライマリー
18JR・ヒルデブランドオルタネート
19ジョセフ・ニューガデンオルタネート
20ジェイムス・ジェイクスオルタネート
21シモーナ・デ・シルベストロプライマリー
22チャーリー・キンボールオルタネート
23オリオール・セルビアプライマリー
24エド・カーペンターオルタネート
25キャサリン・レッグオルタネート
26セバスチャン・ブルデイプライマリー

2012 IZODインディーカー・シリーズ 佐藤琢磨コメント6:2012インディーカーシリーズ第1戦決勝前ウォームアップ「2番手タイムとなり、この週末で一番フィーリングがは良かった。フルドライの予選と照らし合わせて、どこが良くてどこが悪いのかを慎重に検討する」

第1戦ホンダ グランプリ・オブ・セント・ピーターズバーグ
2012 IZOD INDYCAR SERIES Round 1 Honda Grand Prix Of St. Petersburg

コースタイプ:ストリート
全長:1.8マイル(=約2.897km)×100周

ウォームアップ:3月25日
天候:晴れ
気温:24℃

 明け方に雨が降り、ウォームアップセッションが始まった時はまだ路面はハーフウェットコンディションだった。

2012年3月25日日曜日

2012 IZODインディーカー・シリーズ 佐藤琢磨コメント5:2012インディーカーシリーズ第1戦予選「曲がらないクルマを何とか曲げようとした結果、トラクションとかスタビリティなどでバランスとしては少し失うものもあった。全部見直し、データを照らし合わせて、明日のウォームアップを走る。生き残りのレースになると思うから、その中でベストを尽くしたい」

第1戦ホンダ グランプリ・オブ・セント・ピーターズバーグ
2012 IZOD INDYCAR SERIES Round 1 Honda Grand Prix Of St. Petersburg

コースタイプ:ストリート
全長:1.8マイル(=約2.897km)×100周

予選:3月24日
天候:快晴
気温:27℃

Jack AMANO(以下——):残念ながらQ1で終わったしまいましたが、どんなマシンになっていて、どんなコンディションで、どんな走りができていたんでしょうか?

2012 INDYCAR レースアナリシスR1part3:パジェノーがファイナルでブラックタイヤを使った理由

プライマリータイヤ=ブラックタイヤで予選ファイナルを走ったシモン・パジェノー(シュミット・ハミルトン・モータースポーツ)。彼は走行後に「予選ファイナルをレッドではなくブラックで走ったのは、ひとつのギャンブルだった。何か違う作戦を採る必要があったんだ。自分たちには昨日のエンジン交換に対するペナルティで10グリッド降格が課せられることがわかっていたのでね。今回のギャンブルは自分たちの期待通りの結果には結びつかなかったけれど、リスクを冒す価値はあったよ」とコメントした。

2012 INDYCAR レースアナリシスR1part2:チップ・ガナッシ・レーシングに何が起きたのか?

開幕前のオープンテストでトップタイムを記録したのがスコット・ディクソンで、2位はダリオ・フランキッティだった。テストは2グループに分かれて行われ、後に走ったグループの方が路面コンディションが良く、タイムを出し易い条件が揃っていたとはいえ、ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシングのドライバーふたりは、どちらも開幕戦のポールポジション候補に挙げられることとなった。去年のセント・ピータースバーグでの予選を振り返っても、フランキッティは2位、ディクソンは3位だった。そして、フランキッティはレースでのウイナーともなっている。

2012 INDYCAR レースアナリシスR1part1:予選用セットアップで優位に立っていたチーム・ペンスキー

チーム・ペンスキーのウィル・パワーとライアン・ブリスコーは、予選の第1ステージ=Q1でのマシンのセットアップがピッタリ決まっていた。Q1のグループ1ではエリオ・カストロネベスがトップタイムをマークし、ライアン・ブリスコーは3番手につけた。グループ2で走ったウィル・パワーも2番手で悠々とQ2進出を果たした。

2012INDYCARレポートR1:開幕戦予選・エンジンバトルはシボレーがトップ5スウィープで圧勝、パワーが3年連続ポール。琢磨は15位、ホンダ勢最上位はルーキー、パジェノーが6位。ロータスは苦しい立ち上がり

第1戦ホンダ グランプリ・オブ・セント・ピーターズバーグ
2012 IZOD INDYCAR SERIES Round 1 Honda Grand Prix Of St. Petersburg
フロリダ州セント・ピータースバーグ

コースタイプ:ストリート
全長:1.8マイル(=約2.897km)×100周

予選:3月24日
天候:快晴
気温:27℃

 新型ダラーラシャシー、ホンダ、シボレー、ロータスによる新型エンジンで争われるインディーカー・シリーズ、その最初の予選が開催された。

ジャック・アマノのインディーな1日:知ってました? セント・ピータースバーグと姉妹都市となっている日本の街はどこでしょう?


Photo:Masahiko Amano(Amano e Associati)

セント・ピータースバーグの街を歩いていると、ちょいとオリエンタルなバナー発見。
なんと、ここはニッポンの高松と姉妹都市だったんですねぇ。
しかも、それが今年、記念すべき50周年を迎えてる。
もうレースは今年が8回目だっていうのに、今日までまったく知らなかった。

インディーカーLIVEトラックマップR1セント・ピータースバーグ

■INDYCAR公式のトラックマップ配信を表示できるようにしました。右側の列にある皆さんのtwitterとあわせてお楽しみください。

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2012 IZODインディーカー・シリーズ 佐藤琢磨コメント4:2012インディーカーシリーズ第1戦Day2「純粋にグリップがないからアンダーステアもオーバーステアも出て落ち着かない感じ。今はQ1レベルだけど絶対Q2に上がりたい」

第1戦ホンダ グランプリ・オブ・セント・ピーターズバーグ
2012 IZOD INDYCAR SERIES Round 1 Honda Grand Prix Of St. Petersburg

コースタイプ:ストリート
全長:1.8マイル(=約2.897km)×100周

Day2:3月24日
天候:晴れ
気温:26℃

 予選を目前に控えたプラクティス3、天候は快晴、気温は26℃と、昨日とほぼ同じコンディション。ここでトップタイムをマークしたのはルーキーのシモン・パジェノー(シュミット・ハミルトン・モータースポーツ)だった。