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2014年8月30日土曜日

2014 INDYCAR レポート 第18戦フォンタナ Day1 プラクティス1:最速はポイント・リーダーのウィル・パワー!2番手はポイント2位のエリオ・カストロネヴェス!! 佐藤琢磨は18番手

Photo:INDYCAR (Chris Owens)
天候:快晴
気温:31℃

タイトル争いを演じる2人が断トツのタイムをマーク

 水曜日にたっぷりテストをしている全チーム、今日のプラクティス1では予選用のセットアップがメイン・テーマのひとつとされていた。1時間15分と普段より長いセッションで最速ラップをマークしたのは、ポイント・リーダーのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)だった。32.5220秒=平均時速221.389マイル!。

2014年7月3日木曜日

2014 INDYCAR レポート 第9・10戦ヒューストン Race2 レビュー その2 佐藤琢磨のコメントを織り交ぜつつ

Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
佐藤琢磨、6番手に浮上した後、マルコと接触しクルマの動きが悪化

 レース2の後半戦、佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)、一度落とした順位を挽回し、上位フィニッシュを目指していた。

 「エリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)のクラッシュとかがあって6番手まで上がった。そこまでは良かった。でもその後、再スタートでマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)がターン4でインに飛び込んで来て、こっちとしては2台で曲がれるよう十分にスペースを与えて行ったんだけど、この間のデトロイトと同じで、内側から当たって来て、僕は外に押しやられた。それでまた3台ぐらいにまた抜かれた。その頃からクルマの動きが少しおかしくなったから、大事を見てピットに入って、タイヤ交換をしてコースに戻った。接触があったせいで、タイヤがまたパンクしたのかと思ったのでね。そうしたら、この時には燃料がちゃんと入らなくて15秒とか20秒とかの長いストップになってしまった。おかげでもうほとんどラップダウン状態に陥ってしまった。またそこからもう一度追い上げようとして、頑張って色々とやってたんだけど、結局最後は縁石に大きく乗り過ぎちゃって、そのまま空中に飛んでおしまいになった」(琢磨)。

2014年7月2日水曜日

2014 INDYCAR レポート 第9・10戦ヒューストン Race2 レビュー その1 佐藤琢磨のコメントを織り交ぜつつ

Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
ラップ1でムニョスをパスしていたのだが

 レース2はローリング・スタート。予選グループ1で5位=10番グリッドだった佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は、ラップ1を終えると9位に上がっていた。琢磨がパスしたのは予選9位だったルーキーのカルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)。そのムニョスはさらに予選11位だったスコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)、予選14位からジャンプ・アップしていたファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)、予選12位だったルカ・フィリッピ(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)にも抜かれ、13位まで落ちた。
 琢磨はこの後カナーンもパスしたが、その後にレース・コントロールらら「ムニョスの後ろまで下がれ」との指示が出された。「スタート直後のシケインをショート・カットしたペナルティ」ということで。これが急激なポジション・ダウンに繋がった。

2014年6月12日木曜日

2014 INDYCARレースアナリシス 第8戦テキサス:リードラップ6人の最後のフルコース・コーション

Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
トップのカーペンターはステイアウト
しかし、2位以下の3人もステイアウトを選択

 ゴール前7周で出されたフルコース・コーション。ここでリードラップ6人の作戦がふたつに分かれた。そして、勝利はトップからリスタートを切ったエド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)のものとなった。
 先頭を走るエドは完全なるレイム・ダックだったが、2番手以下の3人が彼と同じ作戦を選んだことで救われた。あそこで2番手以下が全員、「エドがピットに入ったらステイ・アウトで、エドがステイ・アウトを選ぶのならタイヤを新品に交換」との決意を固めていたら、結果はどうなっていたか……。


2014年6月4日水曜日

2014 INDYCAR レースアナリシス 第6・7戦デトロイト レース#2:ウィル・パワーのドライビングはこれでよいのか?

荒々しい走りと荒い走り…その違いをパワーはどう考えているのか? Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
 生粋のファイターらしさを取り戻した今年のパワーだが……
 開幕戦のセント・ピーターズバーグで優勝したウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は、「負けたっていい。勝つためにハードにレースを戦う。そうあるべきなんだと自分に言い聞かせている。かつての僕は慎重になり過ぎていた年もあったけれど、今はただレースを戦うだけだ。思い切りレースをする。それだけ。僕がしたいのはレースで、持てる力を出し切って戦いたい。そして勝ちたい。今はそう考え、ポイントのことは頭の中にない。チャンピオンになりたいが、レースで勝つのも僕は好きだ。今シーズンは両方を一緒に実現できたらうれしい」と語っていた。

2014年6月3日火曜日

2014 INDYCARレポート 第6・7戦デトロイト:インディーカー・レースコントロールまたしてもお手盛り! インディーカーのミニマム2周ルールを検証

ユーズド・レッドを装着してスタートしたパワーだったが……。Photo:INDYCAR (Chris Jones)
2周目のピット・ストップで何が起こったのか?
 デトロイトでのレース2、インディーカーの出したオフィシャル・ボックス・スコア(=正式結果)を見ると、下段右側のコーション・フラッグの欄に

 番号 期間  周回数 コーションの理由
 1  1~3  3   接触:15、19、67号車 ターン3にて
 

とある。

 次にインディカーが公表しているラップ・チャートや、ピット・ストップ・サマリーを見ると、
ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)
マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)
スコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)
ミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)
トニー・カナーン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)
ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)
ジャスティン・ウィルソン(デイル・コイン・レーシング)
チャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング)
グレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)
の9人が2ラップ目にピットに入っている。そして、今度はファイアストンの資料を見ると、彼らはここで装着タイヤをレッドからブラックに換えていた。ジョセフ・ニューガーデン(サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング)は1ラップ・ダウンでピット。同じくタイヤをレッドからブラックに交換した。

2014年4月18日金曜日

2014 INDYCAR レースアナリシス 第2戦ロング・ビーチ:2014年ペナルティ考

Photo*INDYCAR (John Cote)
インディーカーの新しいポリシーとは?
 

 ロング・ビーチでのシリーズ第2戦は、少々腑に落ちない部分が皆さんあったのでは? ペナルティに関しての話だ。
 インディーカーの競技長であるボー・バーフィールドはこの件に関して、「今年のインディーカー・シリーズは、レース・コントロールがいちいち指図をするんじゃなくて、レーシング・ドライバーたちが自ら取り仕切るものとする」との新ポリシーを掲げ、それがロング・ビーチでのペナルティの少なさに現れたんだと述べている。彼は開幕前からドライバーやチームに対し、彼、もしくはインディーカーの新しい方針を伝えて来ているんだそうだ。開幕戦セント・ピーターズバーグでもドライビングに関するペペナルティがほとんどなかったのは、同じ理由からだという。
 ペナルティが乱発されれば、笛の鳴り過ぎて中断ばっかりのサッカーの試合と同じで、おもしろさが削がれてしまう。しかし、「ドライバーに委ねる」というバーフィールドとインディーカーの新ポリシーもどうなんだろう。

2014年4月9日水曜日

2014 INDYCAR レースアナリシス 第1戦セント・ピーターズバーグ その2:新採用のシングル・ファイル・リスタート初戦でのマルチクラッシュ、その意外な要因

83周目のリスタートでアクシデントは発生。ホウクスワースとアンドレッティがフェンスに激突。ムニョスもウォールにヒット Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大

安全なはずのシングル・ファイルなのにアクシデントは起こった
 今年からストリート&ロード・レースでのリスタートはシングル・ファイルで切られることになった。ダブル・ファイルは確かにエキサイティングだが、リスタート前までのそれぞれの順位に対して十分な敬意が払われていない。
 シングル・ファイルでだって、うまくやれば目の前を行く1台ならパスできる。しかし、ダブル・ファイルなら一気にごぼう抜き! なんてシーンも有り得る。エンターテインメント重視なら、間違いなくダブル・ファイルだ。
 問題は、“一攫千金”を夢見る中団以降で起こる。グリーンのタイミングにヤマを張って加速を始める面々が多重アクシデントを引き起こすケースは少なくないのだ。
 スポーツとしてのフェアさも考慮して、インディーカーはシングル・ファイルにスタート方式を戻した。そして皮肉なことに、シングル・ファイル復活の最初のレースで多重クラッシュは起こった。

2014年4月4日金曜日

2014 INDYCAR レースアナリシス 第1戦セント・ピーターズバーグ:2014年開幕戦のタイヤ戦略


ブラックタイヤのパフォーマンスに泣いた開幕戦の琢磨 Photo:INDYCAR (Bret Kelley)
 プライマリータイヤでのスタートはマルコ・アンドレッティのみ
 決勝日のウォーム・アップが終わった後、インディーカーは各チームのスタートタイヤを発表した。22台のうちでオルタネートタイヤ=ソフト・コンパウンドのレッドタイヤを選んだのが15人と完全に主流派で、プライマリータイヤ=ハード・コンパウンドは7人だけだった。
 フロントロウ外側のトニー・カナーン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)がブラックか……と驚いていたら、これは時間内申請をしなかったためのペナルティと欄外に記述アリ。ウォーム・アップ終了後30分以内の届け出をミスったのだな。
 もう一人、上位でプライマリー発進を選んだのはマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)。Q2をブラックで走ったので、彼より上位グリッドの5人よりレッドが1セット多くある。それを活かす作戦ということらしい……が、これはレースがレッドが有利のコンディションになった場合。去年のレースではブラックの方がスティントを通しての安定感があり、戦闘力は高かった。