2016年4月23日土曜日

2016 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ Day1 プラクティス2 共同記者会見から:「明日の予選では、トップ6入りを目指します。フロント・ローが獲れたら最高ですが、それができなくても、バーバーで久しぶりにファイアストン・ファスト6で戦いたいですね」

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「2カーチームが機能していますね」

 「プラクティス1での悪かった点も、プラクティス2で良くすることとができました。2カー・チームが機能しています。去年はそこがまだ100パーセントではなかったんですが……。

2016 INDYCARレポート R4 ホンダ・インディー・グランンプリ・オヴ・アラバマ Day1 プラクティス2:佐藤琢磨がトップに躍進! ジャック・ホウクスワースが続いてフォイトの1-2!

ターン16にアプローチする佐藤琢磨 Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
プラクティス1終了後、バーバーは一時激しい雨に

  抜けたと思った雨雲の端っこが引っかかったのか、インディーカーのプラクティス1とプラクティス2の間の午後2時頃、短時間だったが雷を伴った激しい雨が降った。これで路面は完全ウェットになった。しかし、インディーカーの前にスケジュールされていたプロ・マツダ・プレゼンテッド・バイ・クーパー・タイヤズの予選が始まる前に空は快晴に変わった。そして、20分遅れの3時20分にインディーカーのプラクティス2が始まると、もうコースはほとんどドライ・コンディションに戻っていた。

2016 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ Day1 プラクティス1:「クルマのフィーリングは悪くなかったです。今日の上位のポジションを明日も明後日も津透けていかないといけないですね」

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「これからのタイヤの使い方を考えなければなりませんね」

Jack Amano(以下――):1時間15分と長いセッションでしたが、走行は19周、5番手でした。なんだか静かな、落ち着いた印象のセッションになっていましたが?

佐藤琢磨:タイヤのルールがまた変更になって、最初の20分間で5周を走ったヤツが2日目にキャリー・オーバーできるようになった。でも、キャリー・オーバーできるのはそのタイヤ・セットだけ。今までは、それじゃなくても、他のセットでもよかった。後に走ったタイヤでも良かったんだけど、新ルールでは最初の20分間に走ったヤツだけで、しかも今日はもうそのタイヤは使えないルール。供給されるタイヤのセット数から言って、今日は3セット以上使えない。だから、その最初に走ったタイヤを明日に温存するとなると、最初に5周を走って、その後を2セットで賄わなくちゃいけないってこと。1時間15分あるのに、なんかもったいないですよね。

2016 INDYCAR レポート R4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ Day1 プラクティス1:最速はセバスチャン・ブルデイ! 佐藤琢磨は5位スタート

このセッション、23周走行したブルデイがトップ・タイムをマーク Photo:INDYCAR (Bret Kelley) クリックして拡大
タイヤのルール変更で各車ラップ数を抑えるプラクティス1回目に

  大きな雷雲はどうやらサーキットの南から東へと抜けて行ったようで、今朝まで心配されていた雨がバーバー・モータースポーツ・パークに落ちて来ることはなかった。午前11時過ぎにプラクティス1回目はスタート。空の大半は雲に覆われていたが、セッション後半には少し陽も射し、コースはずっとドライ・コンディションだった。
  イエロー・フラッグの出ない、平和で何やらまったりとしたセッションとなった。カルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)とコナー・デイリー(デイル・コイン・レーシング)の27周が最多と、各エントラントとも積極的に走り込むことをせず、周回数を抑えていた。「タイヤのルールが、最初の20分間で5周走ったタイヤだけを翌日にキャリー・オーバー可能と、また変更になったので」と琢磨はラップ数が少なくなっていた背景を説明。今日の2回のプラクティスではタイヤを2セットしか使わないのが賢明というワケだ。これではセッションを1時間15分と長く設定してもあまり意味がない。トニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)は6周しかしなかった。

2016 INDYCAR レポート R4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ:第4戦カラーリング

コカ・コーラ・カラーをまとったディクソン車 Photo:Masahiko Amano クリックして拡大
ディクソン、昨年同様のコカ・コーラ・カラーに

 早いもので、ヴェライゾン・インディーカー・シリーズはもう今シーズンの4戦目を迎えている。エントリーは先週のロング・ビーチ同様に21台だ。

  2015年シリーズ・チャンピオンのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)が今回はコカ・コーラがメイン・スポンサーのスペシャル・カラーリングで登場。去年も……やってたな、この企画。コカ・コーラの本拠地は、ここからそんなに遠くないジョージア州アトランタだからか。


サイドポッドにEUROPAのロゴが入ったブルデイ車 Photo:Masahiko Amano クリックして拡大 
セバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)は、チーム・ユーロパというエントリー名になっている。スポーツ・プロダクツとロゴにあるけれど、栄養補給及びスポーツ・サプリメントの販売会社。

2016 INDYCAR レポート 4月22日:インディー500ペース・カー=シボレー・カマロSS、ドライバーはロジャー・ペンスキー!

ロジャー・ペンスキー本人がペースカーをドライブ!
 第100回インディー500、ペンスキー50周年、カマロも50周年

  2017年型のシボレー・カマロSS・50周年記念エディションが今年の第100回インディー500でペース・カーを務める。そして、そのドライバーにはアメリカ・モータースポーツ界の重鎮ロジャー・ペンスキーが選ばれた。今年でペンスキーはチーム設立50周年を迎えている。彼のチームはインディー500で史上最多の16回もの優勝を記録してきている。

2016年4月20日水曜日

2016 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R3 トヨタ・グランプリ・オヴ・ロングビーチ Race Day 決勝 その2:「今回、試行錯誤の末に、非常にロジカルな手法で良いセッティングを見つけることができた。これが今の僕らのチームのエンジニアリングの強さだと思います」

「タイヤストラテジーにミスはなかった
最後のニュー・レッド投入で、狙い通りにトップに追いつくことができた」

Jack Amano(以下ーー):今日はペンスキー勢、フレッシュ・レッドでスタートして行きました。琢磨選手はユーズド・レッドでスタート、中盤をブラックで走って、終盤に“とっておきの”フレッシュ・レッドを投入していましたが、自分たちのタイヤ・ストラテジーをどう評価しますか?

佐藤琢磨:自分たちの作戦は良かったと思います。最初のレッドは防御、プロテクションのために使ったんです、ホントはブラックでスタートしたかったんだけどね。僕としてはそれが得意技だったから。でも、それで順位を落としちゃったら元も子もないので、安全にということで、ユーズドの方だけどレッドで行きました。何て言うんだろう……キープ・ポジションが狙いだったって言うか……。それは最低でもできていましたよね。そして、それは必要でした。

2016 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R3 トヨタ・グランプリ・オヴ・ロングビーチ Race Day 決勝 : 「チームも本当に素晴らしい仕事をしてくれました。予選とレースで自分たちの持っているパフォーマンスをすべて引き出すような戦いができていました」



「イエローが出ないことも想定はしていましたが」
とにかく燃料をセーブして、ストレッチしていきました」

Jack Amano(以下ーー):5位フィニッシュ、いいレースでしたね?

佐藤琢磨:ありがとうございます!

ーーまさかのイエローなし。体力面も含めて大変だったと思います。

佐藤琢磨:まぁ、想定はもちろんしてましたけど、実際にイエローなしだと、かなりの勢いで燃料もセーブしないといけないので、ホントに2周目の途中、3周目に入るところから、もうミクスチャーを薄くして、コースティングして燃料のセーブをし始めてました。周りも同じような状況だったと思います。もちろん、チャンスがあれば抜きますけど、とにかくストレッチ、ストレッチさせて行かないと……。2ストップでフィニッシュできないことはわかってたので。

2016年4月18日月曜日

2016 INDYCARレポート R3 トヨタ・グランプリ・オヴ・ロングビーチ Race day 決勝::シモン・パジェノーがロング・ビーチを制す! 佐藤琢磨、ホンダ勢最上位の5位!!

Photo:INDYCAR (Richard Dowdy) クリックして拡大
ペンスキー2シーズン目でついに移籍後初優勝

 第3戦トヨタ・グラン・プリ・オヴ・ロング・ビーチをポイント・リーダーとして迎えたシモン・パジェノー (チーム・ペンスキー)は、予選3位からトップでチェッカード・フラッグを潜り、念願のチーム・ペンスキーでの初勝利を飾った。移籍2年目の今回の優勝は、彼にとってのキャリア5勝目となった。 
きれいに切られたスタート。結局レースはフルコース・コーションが一度もないままに終了した Photo:INDYCAR (Richard Dowdy) クリックして拡大 
 イエロー・フラッグが一切出なかったことで2ストップのガチンコ・レースとなった今回、スピードにプラスして燃費セーブも勝つためには重要なファクターとなっていた。そして、それらを最も高い次元で両立させたのがパジェノーだった。第2スティントを長くし、前に誰もいなくなったところで全力疾走。イン&アウト・ラップも攻めたパジェノーはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)のギリギリ前にピット・アウトした。そして、コールド・タイヤでもロング・ビーチの昨年度ウィナーを封じ込め、0.3032秒というロング・ビーチでのレコードとなる僅差で勝利のゴール・ラインを横切った。

2016 INDYCAR レポート R3 トヨタ・グランプリ・オヴ・ロングビーチ スタート・タイヤ・フロム・グリッド :ヒンチクリフ、左リヤだけニュー・レッド装着

Photo:Masahiko Amano
ヒンチ、左リヤ1本だけニュー・レッド。その理由とは!?

グリッドからのタイヤチェック。ヒンチクリフが左リヤだけ新品のオルタネートを装着していた。これはルールを利用してパフォーマンス追求しているのではなく、左リヤを予選で壁に擦ったから。ルールが本来許す状況=安全確保のためだ。

1 カストロネヴェス NEWオルタネート
2 ディクソン USEDオルタネート
3 パジェノー NEWオルタネート
4 カナーン NEWオルタネート
5 モントーヤ NEWオルタネート
6 パワー NEWオルタネート

7 ヒンチクリフ USEDオルタネートx3 左リヤのみNEWオルタネート 
8 佐藤琢磨 USEDオルタネート 
9 ニューガーデン NEWプライマリー
10 ムニョス NEWプライマリー
 

11 ハンター-レイ USEDオルタネート
12 フィリッピ NEWプライマリー
13 デイリー(R) NEWプライマリー
14 ブルデイ NEWプライマリー
15 キンボール NEWプライマリー
16 ロッシ(R) NEWプライマリー
 

17 レイホール NEWオルタネート
18 アレシン NEWプライマリー
19 チルトン NEWプライマリー
20 ホウクスワース NEWプライマリー
 

21 アンドレッティ NEWオルタネート

2016 INDYCAR レポート R3 トヨタ・グランプリ・オヴ・ロングビーチ スタート・タイヤ

1 エリオ・カストロネヴェス オルタネート
 2 スコット・ディクソン オルタネート
 3 シモン・パジェノー オルタネート
 4 トニー・カナーン オルタネート
 5 ファン・パブロ・モントーヤ オルタネート
 6 ウィル・パワー オルタネート
 7 ジェイムズ・ヒンチクリフ オルタネート
 8 佐藤琢磨 オルタネート

 9 ジョセフ・ニューガーデン プライマリー
 10 カルロス・ムニョス プライマリー
 11 ライアン・ハンター-レイ オルタネート
 12 ルカ・フィリッピ プライマリー
 13 コナー・デイリー(R) プライマリー
 14 セバスチャン・ブルデイ プライマリー
 15 チャーリー・キンボール プライマリー
 16 アレクサンダー・ロッシ(R) プライマリー
 17 グレアム・レイホール オルタネート
 18 ミカイル・アレシン プライマリー
 19 マックス・チルトン プライマリー
 20 ジャック・ホウクスワース プライマリー
 21 マルコ・アンドレッティ オルタネート

2016 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R3 トヨタ・グランプリ・オヴ・ロングビーチ Race Day ファイナル プラクティス:「クルマは安定してきたし、手応えあるセッションとなりました」


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「コンディションが悪い時にコンペティティブなタイムが出せました」

Jack Amano(以下――):30分間で21周、ブラック・タイヤで走り込みました。感触はどうでしたか?
佐藤琢磨:いいと思いますね。クルマはすごく安定して来たし、コンディションが悪い時にコンペティティブなラップ・タイムを出せてました。セッションの最後の方での自分は、フューエル・マイレッジを稼ぐ走りなどをトライしていて、他のクルマがスピード・アップしたことで最終的に11番手になりましたけど、非常に手応えのあるセッションになっていました。

2016 INDYCARレポート R3 トヨタ・グランプリ・オヴ・ロングビーチ Race Day ファイナル・プラクティス:最速はグレアム・レイホール

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今週末最も低い路面温度のなかでスタート

 決勝日も朝から快晴のロング・ビーチ。プラクティス・ファイナル=ウォーム・アップ・セッションは朝の9時スタート。気温は23℃と早目に上がってきている印象。路面温度は今週の走行で一番低い27℃で始まった。

2016年4月17日日曜日

2016 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R3 トヨタ・グランプリ・オヴ・ロングビーチ Day2 予選:「トップ6まででもコンマ2秒の差になっていたんですから、いいところまで行けたと思います。エンジニアもクルーも本当によく頑張ってくれました」

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「予選に向けて良くなるだろうという前提で
考え方の違うセッティングをトライしました」


 Jack Amano(以下――):朝のプラクティスから予選に向けてセッティングを結構おおきく変えた……と聞きましたが?

佐藤琢磨:はい、変えました。
 
――少々ギャンブル気味に?

佐藤琢磨:ギャンブルというか、もう変えざるを得ない状況でした。プラクティスまでではリヤのスタビリティが確保できず、ローテーションというクルマの方向転換をうまくできないでいたので、いろいろ試したんですけど、プラクティスの最後にはドライブ・トレインが壊れちゃったこともあって、試せないものがあったまま終わってしまった……というところがありました。だから、ある意味で、もうギャンブルじゃないけど、何かをせざるを得なかった。予選に向けては、良くなるだろうという前提で、色々と違う考え方のセッティングを施しました。 

2016 INDYCARレポート R3 トヨタ・グランプリ・オヴ・ロングビーチ Day2 予選:ロング・ビーチのポール・ポジションはエリオ・カストロネヴェスが獲得!佐藤琢磨は予選8位にジャンプ・アップ!!

カストロネヴェスはロング・ビーチでの2年連続3回目のPP Photo:INDYCAR (Chris Jones)  クリックして拡大
自身47回目、今シーズン2回目のポール・ポジション

  第42回トヨタ・グラン・プリ・オヴ・ロング・ビーチの予選が快晴下で行われ、エリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)がファイナル・セグメントに1分7秒1246をマークしてポール・ポジションを獲得した。昨年カストロネヴェス自身が記録した1分6秒6294のコース・レコードは上回れなかったが、第2戦フェニックスからの2戦連続PPはキャリア47回目(単独・歴代4位)、今季2回目、ロング・ビーチでの2年連続、そして、ロング・ビーチでの通算3回目のPP獲得となった。

2016 INDYCAR佐藤琢磨コメント R3 トヨタ・グランプリ・オヴ・ロングビーチ Day2  プラクティス3:「トライしたことが基本的にはひとつも結果につながらないセッションでした」

1ターンに飛び込む佐藤琢磨 予選での挽回に期待だ Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
「セッションをコンプリートできていても
真ん中ぐらいまでしか行けなかったと思います」


Jack Amano(以下――):昨日より暑いコンディションでしたが?

 佐藤琢磨:このセッションの自分たちはあまり良くなかったですね。相対的に落ちてしまいました。

 ――どんなことをトライしたんでしょう?

 佐藤琢磨:少しでも速く走ろうと色々トライしたことが、基本的にはひとつも結果に繋がってないという状況ですね。

2016 INDYCARレポート R3 トヨタ・グランプリ・オヴ・ロングビーチ Day2 プラクティス3:予選前のプラクティス3でペンスキーが1-2-3-4

一人驚異の6秒台に入れたパワー Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
開幕戦セント・ピーターズ・バーグの予選と
並びも同じペンスキーのトップ4スウィープ


  朝から昨日以上の快晴が広がり、気温も少々高めのコンディションとなった土曜日、トップはウィル・パワーで2番手がシモン・パジェノー。3番手がエリオ・カストロネヴェスで、4番手はファン・パブロ・モントーヤというのが、トヨタ・グラン・プリ・オヴ・ロング・ビーチの3回目のプラクティスでの順位だった。偶然なのか(?)、開幕戦セント・ピータースバーグでの予選と同じ並びとなった。
  パワーのベストは1分6秒8892。ひとり異次元の世界に突入し、2番手=パジェノーの1分7秒1162に0.2770票の差をつけた。昨日の彼も2番手のジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)を0.2231秒突き放していたが……。
  カストロネヴェスはトップから0.3743秒差の3位。4番手のモントーヤはトップと0.4265秒差だった。

2016 INDYCARレポート R3 トヨタ・グランプリ・オヴ・ロングビーチ:今週のエントリーは21台

レイホール・レターマン・ラニガンレーシングが
セオドール・レーシングとジョイント


  トヨタ・グラン・プリ・オヴ・ロング・ビーチへのエントリーは21台。開幕戦セント・ピータースバーグと第2戦フェニックスは22台だったから、1台少ない。
  レース開催間近になって発表されたのは、ロング・ビーチとインディーでの2戦でレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングが、F1にも出場していたセオドール・レーシング(後にマカオGPのF3で大活躍=アイルトン・セナ、ミカ・ハッキネンなどと)とジョイントするという話。チームを作ったインドネシア出身のテディ・イップはすでに他界しているが、その息子のテディJr. が現在のチーム・オーナー。70年代にインディーカーを戦っていた彼らが、第100回インディー500を契機としてアメリカン・トップ・オープンホイールに帰ってくるというワケだ。今後もずっとRLLRとのジョイントで行くのか、独自のチームを持つことになるのか……は不明。