2014年5月17日土曜日

2014 INDYCAR 佐藤琢磨コメント26 第98回インディー500 5月16日 ファスト・フライデー:「あっという間に227mph行っちゃいました!こんなスピード出したことないから、予選が本当に楽しみです」

微妙な天候のなか、午後2時50分から走行はスタート Photo:INDYCAR (Chris Owens)

第98回インディー500 5月16日
ファスト・フライデー(プラクティス6)
15位 39秒5186  227.741mph(=約 366.435km/h) 5周走行

「今日、ちゃんと予選用エンジンで走れたのは大きかった」
Jack Amano(以下――):せっかく路面が乾いたのに、走り出したらアッという間に終わりになっちゃいましたね?

佐藤琢磨:ホント、残念ですけど。

――エンジンは昨日換えたそうですね?
 

佐藤琢磨:はい、換えました。エンジン・マニュファクチャラーがペナルティを受けることになってしまうのですが……。

――でも、その方が格段に安心して今日走れますものね? プラクティス中に慌ててエンジン交換というのでは大変です。

佐藤琢磨:そうなんです。そして、もし換えてなかったら大変なことになってましたね。今日、ちゃんと予選用エンジンで走れたのは大きかった。1周のインスタレーション・ラップをして、その後すぐ走って、3周計測しておしまいでした。

――もうちょっと欲しかった。あと1分か2分あれば4周連続周回もできたのに。
 

佐藤琢磨:まぁねぇ、そうなんですが……。

2014_INDYCAR レポート 第98回インディー500 5月16日ファスト・フライデイ:最速は230mph台でエド・カーペンター!佐藤琢磨も227mphをマーク

Photo:INDYCAR (Jim Haines)
走行開始直後、なんとヒンチクリフが最速をマーク

 今日も朝は雨。インディー500のプラクティスは正午にではなく、午後2時50分に開始された。多くのマシンが一斉にコース・インしたのは、今日から予選ブーストで走るため、そのチェックをバッチリ行なっておきたいからだ。
 走行開始間もなく、今年最速の228mph台が出た。なんと、それはジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)によってだった。しかし、そのスピードがトップにいた時間は短かった。シモン・パジェノー(シュミット・ピーターソン・ハミルトン・モータースポーツ)がそれをすぐさま上回り、さらにもう1周、228mph台で走った。


 パジェノーの天下も長くはなかった。ファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)が今年初めての229mph台に載る229.082mphを出し、次のラップは229.205mphとさらに速かった。まだ走行開始から9分しか経っていなかった。
 次にトップに立ったのは、エリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)だった。コース・インして2周目に229.798mphをマークし、次の周には229.772mphとほぼ変わらないスピードを出し、ピットに向った。

エド・カーペンター、2003年以来11年ぶりとなる230mph!

 午後3時8分、エド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)がトップに躍り出た。230.522mphで。ついに230mphが出た。次の周も彼は229mph台で走った。そしてこの直後、スピードウェイはまたしても雨に見舞われ、イエロー・フラッグが出された。見る間に雨は強くなり、コースは水浸しに。プラクティスはとうとう再開されることなく、午後4時21分に今日の走行終了が宣言された。長い時間をかけてコースを乾燥させる努力があったというのに、ファスト・フライデイのプラクティスは僅か18分間で終わってしまい、走れたのは26台だけ。7台が走行ナシだった。
 インディーカーが230mphを越す平均速度を記録するのは、実に2003年以来11年ぶりとなる。2013年は多くのドライバーが230mph台を記録しており、ポール・デイのプラクティスではロビー・ゴードンやスコット・ディクソンが223mph台をマークしており、ポール・ポジションはカストロネヴェスによる231.725mphだった。スピードの上がり過ぎを心配したインディー・レーシング・リーグ(当時のシリーズ主催団体)は、スピードを下げるためのレギュレーション変更を次のシーズンに向けて行なった。


2014 INDYCAR 佐藤琢磨コメント25 第98回インディー500 5月15日プラクティス5:「今日これだけ走って色々勉強できたのは大きかった。あと、マーティンもスピードを上げて来て、2人で一緒に走れるようになってるから、それはすごい大きいですね。

プラウマンとともに走行できるようになりセットアップも加速してきた Photo:INDYCAR (Dan Boyd) クリックして拡大
第98回インディー500 5月15日 プラクティス5
19位 40秒.2157  223.793mph(=360.083㎞/h) 150周走行

「車高をちょっとづつちょっとづつ落としていきました」
Jack Amano(以下――):150周も走れました。
佐藤琢磨:良かった、ホントに雨があがって。ようやく100周越え。今まで燻ってた分、これでもかってぐらいタイヤを使ってバンバン走った。何にもクルマを変えてないような気もするけど、ちょっとずつ良くなってましたね。

――今日も寒いコンディションでしたが、150周も1日で走って、やっとインディー500っぽくなって来ましたね。

佐藤琢磨:そうですね。ようやく感覚的にも乗り易い領域に入って来ました。今日は確かに大きなクルマの変更はしなかったんですけど、一昨日から昨日で結構色々変えた、その部分の確認がようやくできて、昨日は荒削りの中で約60周して、それを今日はさらにチューニングして合わせ込んで行く感じでした。だから、毎回ニュー・タイヤを入れて30周のロングランをやるんだけど、車高をちょっとずつ、ちょっとずつ、ちょっとずづ落として行きました。実際のデータの車高と、メカニックたちがマシンの下をチェックして路面を擦り始めるところを念入りに合わせ込んで行きました。これはとてもおもしろいんですよ。車高って落として行くと、路面に当たる前にラバーを拾ってくんですよ。そんぐらい細かいところでやってる。まだマシンは路面に当たっていない。だけど、路面のラバーを拾ってくんですよね。それがサイン。しかも、マシンの右と左で、それが違ってくる。コーナリングでGがかかるため、マシンをチルトさせて(傾けて)セッティングしているので。それで、左が擦ってるとか、右が擦ってるとか、そういうのを微調整してました。おもしろいでしょ? 当然、これって気温が変わると空気密度が変わって、また車高が変わって来る。だから、そのために念入りにマップを作るんですよね。その作業を今日は随分できたので、例えば気温が急にバンッて上がりましたとなっても対応できると思うんです。昨日はできなかったけど。

2014年5月16日金曜日

2014 INDYCAR ニュース 第98回インディー500 5月15日:ジェイムズ・ヒンチクリフの復帰にゴー・サイン

記者会見に臨んだヒンチクリフ。走行はプラクティス6からになる模様 Photo:INDYCAR (Chris Jones)
 「ヴィソにも深く感謝している
早くコースに出てスピードを出せるようになりたい」
 ジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)は今日もインディーカーのドクター、マイケル・オリンジャーによる診察を受けた。脳震盪後のインパクト(ImPACT)テストと呼ばれるものを無事にパスしたヒンチに、インディーカーはドライブする許可を与えた。

ジャック・アマノのINDYCARレポート メールマガジン・プレミアム:インディー500 プラクティス5日目:寒い一日、シボレー勢がトップ4独占!佐藤琢磨、エンジンの規定マイレッジを消化し自己ベスト更新!!

プラクティス5でカストロネベスが227mph台に突入 Photo:INDYCAR (Chris Jones)
第98回インディー500 5月15日 プラクティス5
天候:曇り
気温:10~12℃

33台がすべて走行!今年もフルグリッドが埋まることに

 昨晩から今朝にかけての雨により、プラクティス・スタートは正午ではなく、午後12時45分になった。しかし、その後は雨による中断が一切なく、夕方4時過ぎには晴れ間も少し覗くコンディションでインディーカー群による走行が重ねられた。

2014 INDYCAR ニュース 第98回インディー500 5月15日:佐藤琢磨、今年のインディー500用スペシャル・ヘルメットをお披露目

Photo:Masahiko Amano クリックして拡大
デザインモチーフは「4つの星」

 今年、佐藤琢磨はインディカー・シリーズ参戦5年目を迎えている。そして、今年のインディー500に向けては、特別なデザインのヘルメットを用意した。今日(5月15日)そのデザインが発表されたヘルメットを被り、琢磨は予選と決勝を戦うという。
 このスペシャル・ヘルメットのデザインは、インディアナポリスを表すブリック(レンガ)模様、カーナンバーの「14」、日本の国旗、琢磨所属 チームオーナーであるAJフォイトがインディ500で4勝したことを示す「4つの星」を入れ込んだ、琢磨とチームにとり、とても意味深いデザインとなっている。


頭頂部に4つの星 Photo:AJ Foyt Racing クリックして拡大

インディー500終了後にオークション出品!

 そして、このスペシャル・ヘルメットは、インディー500のレース終了24時間以内に、E-Bay のオークションに出品される予定だという。収益は「With you Japan」を通じて復興地の子供たちの支援に役立てられる。インディー500の決勝は、日本時間5月26日(月)深夜01時からスタート。
 琢磨は、「スペシャル・デザインのヘルメットで挑むことになった今年のインディー500をとても楽しみにしています。このヘルメットのデザインは、いつもTSオフィシャル・グッズのデザインを担当してくれているデザイナーと試行錯誤を重ね、いろんな想いを込めてデザインしました。今年はファンの皆さんには日本人初のインディー500での「初星」を、そしてAJとチームに新たな「星」をプレゼントできるように全力で頑張りますので、応援よろしくお願いします! また、このスペシャル・ヘルメットはオークションに出品する予定ですので、是非ご協力ください!」とコメントした。
以上

2014年5月15日木曜日

2014 INDYCAR 佐藤琢磨コメント24 第98回インディー500 5月14日 プラクティス4:「マシンの動きは昨日より良くなっていました。セッティングでの前進ができたと思います」

5月14日 プラクティス4
40秒2993  223.329mph(=約377.426km/h) 59周走行 

天候:雨 のち 曇り のち 雨
気温:14~16℃


ベストは223.329mphで、22番手!決勝用セッティングでロング・ランをこなす

Jack Amano(以下――):59周走れました。他と比べても周回数の多い1日とできましたが、マシンのセッティング、そしてプログラムのこなせ具合はいかがでしたか?
佐藤琢磨:たくさん走れましたね。今日はニュー・タイヤをどんどん投入してロングランを2回やりました。雨でプラクティスが終わっちゃいましたが、今日走れたこと、そしてその成果は良いものがあったと思います。今日はまた時間がないセッションになることがわかっていたので、細かいセッティングをあまりやっても……という状況でした。気温もすごく低かったし。昨日から方向性を変えたセッティングをあらかじめ作っておいて、それで様子を見ました。最初は単独走行で、その後に軽いトラフィックで走ってみようという考えで、実際にちょっとした集団の中で走りました。マシンの動きは昨日より良くなっていました。セッティングでの前進ができたと思います。

2014 INDYCARニュース 第98回インディー500 5月14日:ジェイムズ・ヒンチクリフへの走行許可は未だ降りず

ヒンチクリフの代役のEJ.ヴィソは、現在224mph台に乗せて、プラクティス4回のトータルで12番手を順調に仕上がっている。果たして、いつ、ヒンチクリフにシートを明け渡すのだろうか? Photo:INDYCAR (Jim Haines)
診察検査の結果、いまだ軽い運動だけが許される状態

 先週末のグラン・プリ・オブ・インディアナポリスでアクシデントで飛び散った他車の破片がヘルメットに当たり、脳震盪を起こしたジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)。彼にはまだインディーカーのドクターによる走行開始許可が出ていない。
 火曜日に診察を受けたヒンチクリフ。その結果が今日、水曜日に出たのだが、許可が降りたのは軽い運動に対してだけだった。明日、木曜日にもう一度診察が行われる。

2014 INDYCAR レポート 第98回インディー500 5月14日プラクティス4:雨のため夕方の5時走行開始、走行時間は1時間延長、最速は226mph台、初アクシデント、琢磨ロング・ラン……

マーシャルカーを走らせて路面を乾かし、午後5時から走行開始に Photo:INDYCAR(Leigh Spager)
第98回インディー500 5月14日 プラクティス4
天候:曇り
気温:14~16℃

走行開始早々、ドラフティングでラップタイムがぐんぐん上昇

朝から雨が降ったり止んだりだったインディアナポリスだったが、午後になってようやく雨雲は北東へと抜けた。路面の乾燥作業が開始され、今日は特別に走行時間終了を1時間遅らせ、午後7時まで走って良いことなった。
夕方の5時ちょうど、ついにコース・オープンとなった。グリーン・フラッグと同時に10台以上のマシンがコースへと飛び出して行った。
ただし、今日は朝から気温がずっと低かった。雨が止んでも気温は上がらず、走行開始時の気温は16度。これが時間とともに下がって行くコンディションだった。
代役のEJ・ビソ(アンドレッティ・オートスポート)が今日も好調で、走り出すやすぐさま222.975mphをマークしてトップに躍り出た。
佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は、走行開始から5分後にチームメイトのマーティン・プラウマンとともにコース・イン。4周目に早くも220.262mphを出した。

2014 INDYCAR フォトレポート 第98回インディー500 5月13日プラクティス3:見慣れぬカラーチングのマシンがコースに

昨日、チームメイトの傍らで、手持無沙汰な表情を見せていたサヴェードラ。インディー500、3日目にしてついにマシンの修復なってコースイン! カラーリングはまだ間に合っていない状態でとりあえず7周を走行。Photo:INDYCAR (Dan Boyd) クリックして拡大

2014 INDYCAR 佐藤琢磨コメント24 第98回インディー500 5月13日 プラクティス3:「たった3回の走行もできませんでした」

Photo:INDYCAR (Dan Boyd) クリックして拡大
5月13日 プラクティス3
40秒4525    222.483mph(=約 357.975km/h) 10位 20周走行

コンバインド 40秒4525 222.483mph(=約 357.975km/h) 99周走行

「クルマはいま、どっちにいっちゃうんだろうというところ」
Jack Amano(以下――):雨で1時間ちょっとでプラクティスが終わってしまいました。
佐藤琢磨:ホント、全然走れてないですよね。

――20周走って、ベストはトラフィックの中での20周目でしたね?
佐藤琢磨:昨日言っていた3回の走行すらできなかった。今日は雨が降るっていうので、本当はユーズド・タイヤでもうちょっとチェック・ランをしてからニュー・タイヤに履き替えてってやりたかったけれど、それもできなかった。ちゃんとしたバック・トゥ・バックのテストができなかった。メニューもちょっと中途半端になっちゃってましたね。クルマはちょっと今、どっちに行っちゃうんだろう……ってところにまだ来ちゃいました。だから、昨日の続きとしては、昨日のところのレベルは保ってるんだけど、もう一段上がりたかったのが、なんだか半歩でコケちゃったような感じで、もう1、2回走って色々周りを固めないと、本当に今の方向が合っているのかどうかもわからない状態ですね、今。それを20周では判断するところまで行かなかった。

――コース閉鎖の判断も早目で、今はもう晴天になってます。
佐藤琢磨:ねぇ、もう今は雲もないし、これからずっと晴れですよ。もったいない。

――夕方に1時間ぐらいは走れたっぽい感じですよね。
佐藤琢磨:全然走れるよ。今なら、太陽が出たらすぐに乾くでしょ。ジェットドライヤーも使って。

2014年5月14日水曜日

2014 INDYCARレポート 第98回インディー500 5月13日プラクティス3:雨でDAY3は短い1日に!佐藤琢磨は10番手タイムをマーク

ヒンチの代役ヴィソが快走! AAの好調を支える。Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
3日目最速はヒンチクリフの代役のE.J.ヴィソ
2位はカート・ブッシュでこの日もAAとホンダがワンツー

 今日も走行は正午に始まったが、午後1時32分に雨が降り始め、一端止んだ時もあったが、また激しく、かなりの量の雨が降り、午後2時47分、コース閉鎖、今日の走行は終了となった。

2014 INDYCAR 佐藤琢磨コメント23 第98回インディー500 5月12日プラクティス2:「今日は確実に、ものすごい進化を遂げることができました。明日に向けていろいろプランを練ることができます」

Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
第98回インディー500 5月12日 プラクティス2
40秒7441    220.891mph(=約355.416㎞/h) 66周走行


「こなしたプログラムに対する満足度は半分ぐらいですが
クルマの進歩に対する満足度は7、8割。車はかなりよくなりました」

Jack Amano(以下――):今日は66周。予定していたプログラムのこなせた度、そして、マシンの進歩に関しての満足度はいかがですか?

佐藤琢磨:こなしたプログラムの満足度で言うと半分ぐらいなんですけど、クルマの進歩に対する満足度だと7割、8割ぐらいでした。今日、マシンはかなり良くなりましたよ。でも、スタートが悪過ぎたっていうところもありました。去年のセットアップをベースにしたものをマーティン・プラウマンのマシンに入れて、彼がルーキー・オリエンテーション・プログラムを走りました。彼もそのセッティングがあまり好みではなかったんだけれど、僕の方としても自分で乗ってみなければわからない。だから乗ったんですけど、そうしたら、それが酷かったんですね。

2014年5月13日火曜日

2014 INDYCAR フォトレポート 第98回インディー500 5月12日プラクティス2:インディー500ペースカーに興味津々

今年のインディー500のペースカー、2014年型カマロSSをプラクティスの合間に食い入るようにチェックするカナーン。先日のフォトレポートで、今年のペースカーがカマロSSコンバーチブルとお伝えしましたが、この車はコンバーチブルじゃないので、ペースカーは通常のクーペでフェスティバルカーがコンバーチブルということのよう。とすると、ペースカーの方はスペックも違うかも? ということで、今後調査してみます。Photo:INDYCAR (Jim Haines) クリックして拡大

2014 INDYCAR フォトレポート 第98回インディー500 5月12日プラクティス2:パドックで存在感が際立つ元ウイナー

今年のインディーのパドックで存在感が際立つダリオ・フランキッティ。ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシングのアドバイザーの傍ら、引退後初のインディ―500を相当楽しんでる御様子。Photo:INDYCAR (Jim Hanes) クリックして拡大

2014 INDYCAR フォトレポート 第98回インディー500 5月12日プラクティス2:KVレーシングといえば……

KVレーシングのタイミングテントの前で待機するセバスチャン・ブルデイ。その傍らには、まだグランプリ・オブ・インディアナポリスのクラッシュからマシンを修復できず走れないサーヴェドラ。3日目から天気が崩れる予報もあり、気が気ではない表情? Photo:INDYCAR (Jim Haines) クリックして拡大

2014 INDYCAR フォトレポート 第98回インディー500 5月12日プラクティス2:マシンカラーリングあれこれ その2:インディーにも痛車!?

インディー500にもついに痛車が登場か!と目を疑ったのは、タウンゼント・ベルの駆るロベルト・グラハムKVレーシング・テクノロジーの6号車。ロベルト・グラハムはメンズアパレルのメーカーなので、このような花柄?デザインに。ちなみに、エンジンカバーの「ロイヤル・パープル」はレーシングモーターオイルメーカー。Photo:INDYCAR (Jim Haines) クリックして拡大

2014 INDYCAR フォトレポート 第98回インディー500 5月12日プラクティス2:マシンカラーリングあれこれ 

今年なぜか多い黄色いマシン。さっそくジャック・ヴィルヌーブとセイジ・カラムがストレート並走。Photo:INDYCAR (Mike Young) 
昨日、Tカーを走らせていたチップ・ガナッシはプラクティス2でプライマリーカーを投入。ターゲット・チップ・ガナッシがジョイントしてレース参戦を開始してから25周年を記念する特別カラーリングだ。Photo:INDYCAR (Jim Haines) クリックして拡大
同じくスペシャルカラーリングをまとったカナーンのプライマリーカ―。メタリックシルバーのベースはディクソン車と一緒だが、ウイング周りにレッドを用いて差別化している。 Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大

INDYCARレポート 第98回インディー500 5月12日 プラクティス2:ハンター‐レイが2日目のトップタイム! スピードも225mph台に突入。佐藤琢磨は58周走行して22位 

プラクティス2でトップタイムをマークしたハンター‐レイ。アンドレッティ・オートスポーツは5台体制を生かして序盤から好調だ。 Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
5月12日 プラクティス2
天候:晴れ  気温:24~26℃

アンドレッティ・オートスポートがワンツー
 今日はインディー500のプラクティス2日目で、走行時間は昨日と同じく正午から夕方6時。小雨による短い中断こそあったが、湿度が高く、風も吹くコンディション下で長時間に渡るプラクティスが行われ、30台のマシンが出走した。
 多くのマシンが精力的に周回を重ね、夕方になって気温が下がって来たころ、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)が平均時速225.025mphの最速ラップをマークした。もちろんトウ利用でのスピードだが、昨日のウィル・パワー(チーム・ペンスキー)によるベスト=223mph台から一気にスピードは225mph台に上がった。今日の彼は113周も走った。

2014年5月12日月曜日

2014 INDYCAR フォトレポート 第98回インディー500 5月11日 オープニングデイ その3 :今年流行のカラーリング?

それにしても気になるのが、黄色いカラーリングのマシンの多さ。左上はレギュラーのハンター‐レイ。右上がヴィルヌーブ、右下はカストロネヴェス、そして左下はルーキーのセイジ・カラム。同じ黄色でもよく見ると色は違いますが、前方から見ると識別が難しい。今から慣れておかないと! Photo:INDYCAR

2014 INDYCAR フォトレポート 第98回インディー500 5月11日 オープニングデイ その3 :元インディ500ウイナー

御存じ1995ウイナーノジャック・ビルヌーブも初日から精力的に70周走行。タイムも14位と衰えなど感じさせない走りで順調なスタートを切った。インタビューにもご機嫌で対応。Photo:INDYCAR (Mark Reed)
こちらは、現役最多のインディー500 3勝のカストロネヴェス。ペンスキーで1991ウイナーとなったリック・メアーズとともに。しかし気になるのは……? Photo:INDYCAR (Chris Owens)

2014 INDYCAR フォトレポート 第98回インディー500 5月11日 オープニングデイ その2 今年のペースカーは2014年型シボレー・カマロSS

今年のインディー500・フェスティバルカーのシボレー・カマロSS・コンバーチブルの前でポーズのダリオ・フランキッティとIMS社長のダグ・ボール、デレック・ウォーカー。スモールブロックV8エンジンを搭載。なんと400ps! 決勝日には33台がデモ走行する予定だ。クリックして拡大

2014 INDYCAR フォトレポート 第98回インディー500 5月11日 オープニングデイ

アンドレッティ・オートスポートからインディー500に参戦するカート・ブッシュとハンター‐レイ。ブッシュは初日から31周を走行して20番手につけた。 Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
きれいに晴れ渡ったインディー初日。青空にモントーヤのマシンが映える。 Photo:INDYCAR (Mike Harding) クリックして拡大

2014 INDYCAR 佐藤琢磨コメント22 第98回インディー500 5月11日オープニングデイ:「久しぶりのオーバルはやっぱり速い!独特のヘルメットの揺れを久々に体験しました。明日はどんどんノンストップでやって、クルマの目途をある程度つけたいと思います」

プラウマンにアドバイスを送る琢磨 Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
第98回インディー500
5月11日 オープニングデイ プラクティス1 
217.840mph(=約350.505km/h) 41秒3147 20位 13周走行



「今日シェイクダウンして
最初のフィーリングを感じ取ることができたてよかったです」
Jack Amano(以下――):今日は夕方に走り出しました。やっぱり昨日まで第4戦が行われていて、ハード・スケジュールだからですか?

佐藤琢磨:それはあると思います。クルマが間に合わなかったところもありますが。僕らが今年走らせるのはまったくの新車なので、今日シェイク・ダウンができて良かったです。

――良い天気の1日になっていました。

佐藤琢磨:雨が降るっていう人もいましたけどね。まぁ、一時期とても黒い雲が接近していた時もありました。でも、それがいなくなってくれて走ることができました。良かったと思います。もしかしたら今日は走れないかも……とも思っていたので。

――今日走れたのは、自分たちとしてはプラスであったと。
佐藤琢磨:そうですね。2回の走りだけでしたけど、シェイクダウンをして、クルマの最初のフィーリングを感じ取れたのは良かった。

「明後日から天気が悪そうなので、悠長なことは言ってられない
マーティンと手分けをして二人でどんどんやっていきたい」

――新車で走るのは完全に初めてですよね?
佐藤琢磨:そうです。

――去年までと違う仕様の部分もあると思いますが?

佐藤琢磨:多少そういうところはありますね、細かいレベルで言えば。基本的なパーツ構成は一緒。ただ、重量配分が変わっています。

――その面でのフィーリングは?
佐藤琢磨:まだよくわからない。とりあえず、今のダウンフォースとニュー・タイヤって組み合わせだと何も起こらない。まぁ、何か起きたら大問題なワケだけど。そういう状態なので、まだアンダーステアとかオーヴァーステアっていうのは出て来てないです。だからライアン・ブリスコーの後ろについて走ってもみました。そうやってクルマに当たる空気を薄くして走ったら、やっぱり少し左右に振られるような動きが出て来てね、それが今後、どんどん失くして行くべきものですよね。そして、今日より更に近づいて走れるようなクルマにして行かなきゃいけない。それは明日以降のことです。まだ車高出しも完全には終わっていないし、ウィング・スキャンも、スウィープもやっていないし、そういう基本的なところは明日始めます。でも、天気が悪そうだからね、明後日からは。あんまり悠長なことを言ってられないかもしれない。アッという間に予選が来ちゃうんで。その辺りは、マーティンも今日走ってすぐにスピードも乗って来たので、2人で手分けしてやって行きたいかな。

――1週間のプラクティスも、天候によっちゃ全然走れなくなってしまいますよね?

佐藤琢磨:ホント、まったくなくなっちゃう。2日間天候が理由で走れなくなると思う。そしたら、アッという間にファスト・フライデイ。そうなっちゃったら、全然ないですね、走れる時間が。明日を含めて3日間しかないかも。全然1週間じゃないですよ。

――日程的には日曜に始まって、日曜が予選ですから、1週間あるはずなんですけどね。それと、今年からは予選後の月曜日が1日走行可能になりました。

佐藤琢磨:結局、土曜も日曜も今年は予選になっちゃって、決勝用のクルマのセットアップができなくなったから。去年までだったら、上位のドライバーたちは日曜にレース・モードでの走りをやってたけど、今年はそれができないので、月曜にそういうことをやる時間が設けられたんですね。それは良いアイディアだと思います。そして、その後、最後にカーブ・デイがあって、ファイナル・チェックをそこで行う。

――月曜がプラスされたのは少しは救いであるわけですよね?

佐藤琢磨:はい。でも、月曜はハッキリ言ってあんまり大きくクルマを変えたくはないですよね。そこでは、もうコレでレースに行くよっていうのがあって、それで大集団で走るっていう風でないと。あそこでは細かい動きとかは見ることができない。予選前にそこはやってなきゃいけない。そこに行くまでにセットアップは完成させていたくて、あとはウィング・レベルを上げたり下げたり……ぐらいにしたい。月曜日にロール・センターを変えるとか、アンチ・ロール・バーの大きさを変えるとか、そういう去年、一昨年にやったようなコトは避けたいですね。

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2014 INDYCARレポート 第98回インディー500 5月11日オープニングデイ:初日の最速はウィル・パワー!佐藤琢磨は新車のシェイクダウンで13周走行

ペンゾイルカラーでインディー500に臨むカストロネヴェス Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
カストロネヴェスが昨年に続いてコース一番乗り!

 グラン・プリ・オヴ・インディアナポリスの決勝が終わった翌日、インディー500に向けたプラクティスが始まった。このスケジュールって本当に良いものなのかどうか……。正午にコースはオープンになると、最初にピットから飛び出して行ったのはエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)だった。今年のインディー用スペシャル・カラーリング、ペンゾイルの黄色いマシンをコースに初お目見えさせたのだ。チーム・ペンスキーのマシンがコース一番乗りを果たすのは、これで5年連続。エリオにとっては昨年に続く2年連続となった。地元テレビが夜のニュースでバッチリ放映するし、そこそこの宣伝効果が得られるといったところだろう。そして、その後に走り出したのは、昨日のレースに出場していない面々ばかりだった。ルーキー・オリエンテーションン・プログラムをまだ終えていないセイジ・カラム(ドレイヤー&レインボールド-キングダム・レーシング)とか、久々にインディー500に挑戦するジャック・ヴィルヌーヴ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)など。
ペンスキー勢が初日のラップタイムトップ3を独占

 心配された雨も降らず、午後6時まで走行は続けられ、今日の最速スピード=平均時速223.057mphはウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が記録した。
 2番手はファン・パブロ・モントーヤで、3番手はエリオ。ペンスキーがイキナリノ1-2-3だった。モントーヤとエリオは222マイル台だった。
 4番手はインディーにスポット参戦するJR・ヒルデブランド(エド・カーペンター・レーシング)で、5番目がホンダ勢最速となるライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)の222.134mphだった。
 昨日のレース中に脳震盪を起こしたジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)は、今日はまだドライビングの許可が降りていない(予選までに降りるかさえも不明=通常は、脳震盪の後は1週間走れないルールだからだ)。このマシンにEJ・ヴィソが搭乗し、初日にしてハンター-レイに次ぐ6番手につけた。
 結局、今日走ったのは23台、22人のドライバー。エド・カーペンターは自分のマシンだけでなく、ヒルデブランドのマシンにも5周だけだが搭乗した。


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2014 INDYCAR 佐藤琢磨コメント21 第4戦グランプリ・オブ・インディアナポリス Race Day 決勝ロングインタビュー:「レースとしては力強く戦えたと思います。ただ根本的なラップタイム、スピードには問題がありトップ・グループにはまだ追いついていません。そこは、この後また頑張って、差を縮めて行きたいと思います」

Photo:INDYCAR (Walter Kurn)
「うまくリードラップに戻ることができたし
いい戦いができたと思います」
Jack Amano(以下――):大変なレースになりましたが、9位でゴール。頑張った感のあるレースになっていたのでは?
佐藤琢磨:そうですね。最初のスタートでは、クラッチに問題があって、まったくグリッドから離れられない状態でした。それで最後尾まで落ちてしまって、その後にはスロー・パンクチャーでタイヤ交換をしてラップダウンになっちゃいました。それを考えれば、うまくリードラップに戻ることもできたし、いい戦いができたと思います。ただ、最後のストラテジーはちょっと……。見てる側としてはエキサイティングだったと思うんですけど、上位陣がピットに入るグループと、入らないグループとに別れましたよね。僕らの計算では、ものすごい燃費セーブをしないとゴールまで走り切るのは無理だっていうことになっていました。それで、最後に給油をもう一度する作戦で “5位、あるいは6位まで行けるのかな?” と思ってたんですが、実際にはそこまでは上がれませんでしたね。

「アクシデントの破片を一生懸命避けましたが
ノーズに当たって、その時点でテレメトリーが飛んじゃいました」

――スタートで大きなアクシデントがありました。琢磨選手のマシンもノーズ部分に何かが引っかかっていましたが、どういう状況だったんですか? かなり危険なスタートとなっていたのでしょうか?
佐藤琢磨:僕自身はスタートで出遅れたことによって、真後ろからアクシデントを見ることができたので、アクシデントのど真ん中を避けることはできました。でも、スタート直後っていうのは、前に多くのクルマがいて、僕らの視線はすごい低いところにあります。その上、その視界がリヤウィングで遮られてしまうので、4ワイドとかになっていると、もう前方は何も見えないですね。で、ホコリもすごいので、破片がパアッて空に上がるまでわからないんです。破片が舞い上がった直後、もうチェーン・リアクションが起こって、バババッてみんなブレーキを踏む。だから、僕の場合でも何とかアクシデントを避けることができたって感じでした。破片を一生懸命に右に、左にと避けましたが、破片が空から降って来て、それをノーズ部分がキャッチしちゃったんです。その時にアンテナが飛んじゃって、テレメトリーもその時点で飛んじゃいましたね。僕らはだから、ブラインド状態で走ることになりました。

2014 INDYCAR 佐藤琢磨コメント20 第4戦グランプリ・オブ・インディアナポリス Race Day 決勝:厳しいレースではありましたが、結果は良いものになったと思います。素晴らしい働きを見せてくれたABCサプライ・チームのクルーたちには心から感謝しています

Photo:INDYCAR (Daniel Incandela)
「本当に色々なことの起こったレースでした。昨日からクラッチに小さなトラブルが出ており、最初のスタンディング・スタートはうまく行きませんでした。クラッチは昨晩のうちに詳しく調べ、問題解決を目指していですが、実際にはまだ完璧にトラブルが解消されている状態ではなく、スタートで大きく順位を落としてしまいました。
 しかし、このとき遅れたことにより、スタート直後の事故を回避できたのかもしれません。ただ、飛んで来た破片がアンテナを壊し、テレメトリーが使えなくなりました。ノーズに誰かのボディ・パーツが刺さるなど、他にもダメージはありました」

「2回目のスタートでは、黒いものが自分に向って飛んでくるのが見えました。ところが、いいダッシュが出来てイン側にラインを採った結果、左隣りには別のマシンが並走していて、右側はピットとストレートを隔てる壁という状況でした。どこにも避けることができなくなっていたんです。何かわからない黒い物体を、頭を横に動かして避けたんですが、少しヘルメットに当たって、ヘッド・レストに大きな穴を開けました。危ないところでしたが、幸運にもこの破片を避けることができました。それでも、右側のミラーがなくなり、ヘッド・プロテクターにもダメージがありました」

「その後にはタイヤのパンクが心配されました。しかし、テレメトリーが使えなくなっていたために、空気圧が低下しているかどうかを確認することができませんでした。そこでピット・インをすることに決定。タイアを交換しましたが、それによって順位を大きく下げてしてしまいました。その先はずっとプッシュを続け、リスタートで幾つかポジションを上げました。今日は僕の目の前で多くのアクシデントが発生しましたが、どうにか避けることができました。そして、周回遅れを取り戻すことにも成功しました。最後は、トップ10に入って、9位でゴール。厳しいレースではありましたが、結果は良いものになったと思います。素晴らしい働きを見せてくれたABCサプライ・チームのクルーたちには心から感謝しています」



以上

2014 INDYCARレポート 第4戦 グランプリ・オブ・インディアナポリス Race Day 決勝::初代ウィナーはシモン・パジェノー!佐藤琢磨は16番手スタートから9位でフィニッシュ

Photo:INDYCAR (Chris Owens)
初開催ロードコースイベント、そのスタートで大クラッシュ発生!
 インディアナポリス・モーター・スピードウェイは、インディー500だけを行う、1年に一度しか使われないコースだった。それがストックカーのブリックヤード400の開催を1994年に始め、ロードコースをインフィールドに設けて2000年から2007年にはF1、2008年からはモトGPを招聘。昨年からはアメリカのスポーツカー・レースにまでコースを提供するに至っている。
 そして今年、ロードコースを大幅改修してインディーカーのロードレース開催を始めることとなった。しかも、それを5月恒例のインディー500の直前に行うというアイデアが採用された。

 インディアナポリス・モーター・スピードウェイでのレースは、新しいグランプリ・オブ・インディアナポリスも、インディー500もABCがアメリカ全土に向けてライブ放映を行う。シリーズ最大のイベントに向け、情報を提供し、雰囲気を盛り上げる効果がそこには期待されているのだ。


Photo:INDYCAR (Daniel Incandela) クリックして拡大

 インディアナポリスでの初開催イベントということもあってか、グランプリ・オブ・インディアナポリスの決勝日には多くのファンがスピードウェイに集まっていた。メインストレートのグランドスタンドにではなく、ツィスティなコーナー部分のマウンドやスタンドで観戦するファンが多かった。
 初開催のロードレースは、そのスタートで大クラッシュが発生してしまった。スタンディングスタート用のグリッドに1台ずつマシンが滑り込んで行くシーンはエキサイティングだったが、見事なパフォーマンスで初ポールポジションを獲得したセバスチャン・サーヴェドラ(KV/AFSレーシング)がエンジンをストールさせ、そこにカルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)とミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)が次々と突っ込んでしまった。彼ら3人に大きな怪我がなかったのは驚きというぐらいにすさまじいアクシデントだった。飛び散ったボディ・カウルの破片やパーツはコースの広いエリアに散らばった。ピット・ロードでセレモニー的にグリーン・フラッグを振っていたインディアナポリス市長にも破片のひとつはぶつかった。
 「スタートの手順にミスはなかった。クラッチをリリースした途端、エンジン回転数が11,000rpmから0rpmに落ちたんだ。本当にガッカリで、悲しくすらある。レースでも予選と同じく好パフォーマンスを発揮できると楽しみにしていたのに……」とサーヴェドラは語った。

2014年5月11日日曜日

2014 INDYCARレポート 第4戦グランプリ・オブ・インディアナポリス Race Day 決勝スタートタイヤ:19人がオルターネート選択! 暑さの中のレッドの持ちは??

きれいに晴れた決勝朝のインディアナポリス。パゴダの裏でマッスルカーの展示が Photo:INDYCAR (Mike Young) クリックして拡大
佐藤琢磨はプライマリーを選択

 今回のタイヤチョイスは、プライマリーがたったの6人だけ。20人がソフトコンパウンドのオルタネートを選択した。
 現在、スタート前1時間少々。気温は24℃。まだ走行初日の木曜に比べれ若干涼しいが……。暑さの中でのレッド・タイヤの持ちはどうだろうか?


1  サーヴェドラ オルタネート
2  ホウクスワース オルタネート
3  ハンター-レイ オルタネート
4  パジェノー オルタネート
5  パワー オルタネート
6  ディクソン オルタネート
7  ブルデイ オルタネート
8  モントーヤ オルタネート
9  カナーン オルタネート

 10 カストロネヴェス プライマリー
11 ヒンチクリフ オルタネート
12 レイホール オルタネート
13 アンドレッティ オルタネート
14 ブリスコー オルタネート
15 ニューガーデン オルタネート

16 佐藤琢磨 プライマリー
17 ウェルタス プライマリー
18 ウィルソン プライマリー
19 ムニョス オルタネート
20 プラウマン オルタネート
21 モンタニー オルタネート
22 セルヴィア オルタネート

23 キンボール プライマリー
24 コンウェイ オルタネート
 25 アレシン プライマリー

2014 INDYCAR 佐藤琢磨コメント19 第4戦グランプリ・オブ・インディアナポリス Day2予選:「そんなに後ろからスタートというわけではないですが、やはりQ1ぐらいは突破したかったですね」



Photo:INDYCAR (Jim Haines) クリックして拡大
「予選に関しては昨日からやりたいと考えていたことを
やってみましたがあまり変わらなかったです」


Jack Amano(以下――):ウェットになる可能性もある状況でしたが、結局、Q1だけはドライコンディションで争われました。ドライの予選はどうでしたか?

佐藤琢磨:朝に雨が降っちゃったので、昨日の夜に考えて、今日試したいと思ってたことができなかったですね。やっぱり、ドライと雨ではセッティングが違うので。そこは残念でした。朝のウェットでのプラクティスでもまったくグリップ感がなかった僕らは、ドライでの予選でもマシンは乗りづらくてタイムもまったく出ませんでした。ただ、ウェットであまり良くなかった部分の幾つかで改善できそうなポイントが見えました。昨日のドライと一緒なんですけど、悪い部分は見えているので、そこを治していけば次に関しては良いだろうっていうのがあるんです。予選に関しては、昨日から今日やりたいと考えていたことをとりあえずやってみました。でも、あんまり変わらなかったですね。全体的な勢力図の中での自分たちのポジションというのは。グループ2で8番手、総合で16番手という予選結果になりました。ちょっと良くなったぐらいでしたね、クルマは。予選でのタイヤは、新品のブラックで行く予定だったのに、なぜだかユーズドになっちゃってて、凄いドタバタして、結局ユーズドで行くことになったり……となんだか何かが噛み合ってない感じがありますね。クルマもそうだし、ピットも……。今ひとつ、カチッとした感じになってません。

「根本的にグリップ感がない」

――ブラックで予選を走り始め、レッドにスイッチしましたね?

佐藤琢磨:はい。それはみんなもやっていたことだと思います。朝がウェットだったので、とりあえずはコンディションを見たいということと、クルマのウォーム・アップですよね。で、レッド・タイヤに換えてからなんですが、2周しかグリップが持たなかった。3周目にはもうタイムが落ちちゃった。でも、(グループのトップに)コンマ28秒ぐらい足りなかったでしょ? このコースでその差は大きいですよ。だから、僕らのマシンは何かが根本的に足りてないんですよね。ちょっとセッティングを変えて……とか、バランスがどうのこうの……というレベルじゃないですね。根本的なグリップ感がないから。

――メインストレートのスピードとかは、ライバルと比べてどうなんでしょう?

佐藤琢磨:あんまり速くないです、それも。

――ウィングを寝かせ過ぎているって話でもない。

佐藤琢磨:ないですね。

――コーナーでのグリップが低い。

佐藤琢磨:結局はそれがコーナーからの脱出スピードに繋がって……。でも、ストレートのスピードは本当ならもうちょっとあってもいいと思うんですけどね。ストレートだけでも、例えばモントーヤとの比較だと、メイン・ストレートでコンマ1.5秒ぐらい遅れて、バック・ストレートでコンマ2秒ぐらい遅れて、それだけでコンマ3秒とか遅れちゃってるんだよね。だからもうどうしようもないですよね。もしも彼らが軽いウィングで走ってるとして、その軽いウィングで僕らと同じスピードでコーナリングしてっちゃってってコトですよね。

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