2015年4月25日土曜日

2015 INDYCAR 佐藤琢磨にQ R4 バーバー・モータースポーツ・パーク編:「コースは路面がスムーズで、スピードは全体的に高い。これらの理由から空力がより大事になっています。バーバーは空力効率の良いマシンが速く走れるタイプのコースです」

AJ・フォイト・エンタープライゼスのプレス・リリースより
インディーカーの中で最もフィジカル的に厳しいバーバー
――バーバー・モータースポーツ・パークのドライビングの肉体的な大変さについて
佐藤琢磨:バーバーはインディーカーのカレンダーの中で最もフィジカル的に厳しいコースのひとつです。単純にハイ・スピードのコースであり、長いGフォースが大きくかかるコーナーが他に比べてたくさんあります。体力面への要求度の高いレースになるでしょう。

2015年4月23日木曜日

2015 INDYCAR レポート R3 トヨタ・グランプリ・オブ・ロングビーチ:やっぱり消えたカルロス・ウェルタス!第4戦からはロドルフォ・ゴンザレスを起用

土曜朝、ホンダのホスピタリティで朝食をとっているときにドライブをオファーされたデイリー。ドラコーネを上回るパフォーマンスを発揮したが、レギュラーシート獲得はならず。Photo:INDYCAR (Richard Dowdy)
レースウィークに入ってから2度!のドライバー変更
 インディーカー参戦2シーズン目を迎えていたカルロス・ウェルタス、デビュー・イヤーにコイン・マジックとでも言うべき作戦によってキャリア初優勝をヒューストンで飾ったコロンビアン、今年もレギュラーとして頑張ってくんだろうなぁ……という雰囲気を開幕2戦で漂わせていた23歳、が第3戦ロング・ビーチに突然出場しないことになった。


2015 ジャック・アマノのインディーな一日 R3 ロング・ビーチ編:ハワイアンBBQが浸透して来てる?

創始者は小野サン? 

 もう5年ぐらい前だったか、ソノマでのレースのためにサーキットの東のヴァレホって町に滞在中、サーキットとの間にあるナパで偶然見つけたのが「Hilo Hawaiian BBQ(ハイローって発音するんだと思う)」て店だった。ファストフード系で、家庭料理的なハワイのローカル料理を出す店。ロコモコもメニューに入ってた。
 

 今回、LA郊外のガーデナって町で見つけたのは、「L&L Hawaiian BBQ」。こちらはアメリカ本土のアチコチに店を出してるって話。ガーデナの店はソコソコ古いらしい。今までずっと気づかずに来てたけど。
今回見つけたL&Lハワイアン・バーベキュー。ガーデナにはよく泊まるのに、なぜかこれまで気づきませんでした Photo:Masahiko Amano

2015 INDYCAR フォトレポート R3 ホンダ・グランプリ・オブ・ロング・ビーチ 

ポラリスのeBikeシリーズのテレーンのカスタム。フロントフォークとステアリングステム、ホイール、タイヤなど技術のペンスキーならではの魔改造。抜け目なく製品化しそうで怖い。Photo:Masahiko Amano
エリオの足、カスタム電動自転車

エリオの電動アシスト付き自転車。スポンサード by ヒタチ(今回の彼のマシンはAAAがメイン・スポンサーだけど)。タイヤが太過ぎ。重いだろうし、抵抗にもなると思うけど?

2015年4月21日火曜日

2015 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R3トヨタ・グランプリ・オブ・ロング・ビーチ決勝:「ファイナル・プラクティスでつかんだ良い手応えをレースでもうまく出して行きたいと考えてたんですが、いろんな事のタイミングなどもあって、うまく順位を上げて行くことに繋がりませんでした」

周囲と同じようなピットシークエンスになってしまい、思うように順位を上げられず Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
「レッドタイヤで追い上げを図ったんですが
イエローが出ず、難しいレースになってしまいました」

Jack Amano(以下――):20番手からのスタートでしたが、序盤のマシン、そしてレースはどんな状況でしたか?
佐藤琢磨:もうちょっとうまく順位を上げたかったですね。特に最初にイエローを使って上げたかったんですけど、あの時にウィル・パワーとルカ・フィリッピがエンストして、後ろが全員玉突きみたいになっちゃったんですが、あそこでうまく前に出たかったんですけど、それがうまくできなかった。

2015年4月20日月曜日

2015 INDYCARレポート R3 トヨタ・グランプリ・オブ・ロング・ビーチ 決勝:スコット・ディクソンが今シーズン初優勝=ロング・ビーチでも初勝利! 佐藤琢磨は15位……と思ったら、最終ラップで18位へ

ディクソン、今季初勝利、ロング・ビーチ初勝利! Photo:INDYCAR (Chiris Jones) クリックして拡大
1回目のピットストップに勝負の分かれ目が……
 
 第41回トヨタ・グランプリ・オブ・ロングビーチは、ポールポジションからスタートしたエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)がレース序盤からトップを守り続けた。

ディクソン、スタート後の1コーナーでモントーヤをパスして2位に浮上 
Photo:INDYCAR (Richard Dowdy) クリックして拡大




 予選3位からスタート、最初のターン1へのアプローチでアウトからファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)をパスしたスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)は、序盤はカストロネヴェスに差を広げられていたが、1回目のピット・ストップでまんまとポジションを入れ替えることに成功した。

ジャック・アマノのINDYCARレポート メールマガジン・プレミアム:ロング・ビーチのマシン・カラーリング

Photo:INDYCAR (Richard Dowdy)
3 AAA=American Automobile Association。日本のJAF的存在。通称トリプル・エー……いや、今はもうトリプル・エーが正式名称かも。速そうに見えないけどポール・ポジション。

2015 INDYCAR レポート R3トヨタ・グランプリ・」オブ・ロンング・ビーチ Race Day スタート・タイヤ 改訂版

ディクソンは左リヤのみフレッシュ・レッドを装着
 Photo:Masahiko Amano

3    カストロネヴェス オルタネート フレッシュ
2     モントーヤ オルタネート フレッシュ
9    ディクソン オルタネート ユーズド(左リヤのみフレッシュ)
28    ハンター-レイ オルタネート ユーズド
22    パジェノー オルタネート フレッシュ
67    ニューガーデン オルタネート フレッシュ
10    カナーン オルタネート ユーズド
15    レイホール オルタネート ユーズド
11    ブルデイ オルタネート ユーズド
27    アンドレッティ オルタネート
フレッシュ
8    サーヴェドラ プライマリー ユーズド
26    ムニョス プライマリー フレッシュ
5    ヒンチクリフ プライマリー フレッシュ
20    フィリッピ プライマリー フレッシュ
83    キンボール プライマリー フレッシュ
41    ホウクスワース プライマリー フレッシュ
98    シャヴェス プライマリー フレッシュ
1    パワー プライマリー フレッシュ
7    ジェイクス プライマリー フレッシュ
14    佐藤 プライマリー フレッシュ
18    デイリー プライマリー フレッシュ
19    ドラコーネ プライマリー ユーズド
4    コレッティ プライマリー フレッシュ

2015 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R3トヨタ・グランプリ・」オブ・ロンング・ビーチ Race Day ファイナル・プラクティス:「今はウィル・パワーと変わらないラップ・タイムが出せていたし、ライアン・ハンター-レイともコンマ1秒以下の差。だから、今の僕らのマシンは状態が悪くないと思います」

Photo:Masahiko Amano
「ようやくここにきてひとつひとつがうまくバランスしてきました」

Jack Amano(以下――):やっとクルマが良くなったのですね? 
佐藤琢磨:そうですね。ちょっとトンネルが長かったけど、ようやく光明が見えたというか……。これまでとセッティングのフィロソフィーは大きく変えてないんですよ。でも、エアロ・キットを装着したマシンはものすごくセンシティブで、ちょっとオイシイ部分から外れると途端にラップ・タイムが出なくなるし、バランスも難しくなる。結構ナイフ・エッジなクルマだから、あるダウンフォースをどうやって活かして、なおかつラクになり過ぎてスピードが出なくなっても意味がないので、そこらへんのバランスがホントに難しかったです。ようやくここに来て、ひとつひとつがうまくバランスして来ましたね。

2015 INDYCAR レポート R3トヨタ・グランプリ・」オブ・ロンング・ビーチ Race Day ファイナル・プラクティス:ジョセフ・ニューガーデンがトップ・タイム

Photo:INDYCAR (Richard Dowdy)
このセッション、トップ5がシェビー・ユーザー

 30分間のファイナル・プラクティスは昨日のプラクティス3とほぼ同じ、涼し目のコンディション下で行なわれた。気温は走行開始から終了まで18°Cが保たれていた。
 このセッションでベスト・ラップ=1分7秒8940をマークしたのはジョセフ・ニューガーデン(CFHレーシング)だった。19周を走ったうちの13周目でこれをマーク。装着タイヤはブラックだった。


2015 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R3 トヨタ・グランプリ・オブ・ロングビーチ Day2 予選:「走れていたらチームにとって良いデータになったと思うんです。それができなかったのは本当に残念」

Photo:INDYCAR (John Cote)
「レッドで出て行ってすぐ、1周目に赤旗になりました」
Jack Amano(以下――):ステファノ・コレッティのアクシデントで不完全燃焼の予選になってしまいましたね。
佐藤琢磨:全然アタックせずに終っちゃいましたね。

――ブラック・タイヤで走って、レッド・タイヤにスイッチしてコースに戻った……というところで赤旗でした。
佐藤琢磨:ホント、そうでした。ブラックでクルマ全体のウォーミング・アップをして、路面状況を確認しました。自分たちはプラクティス3から予選に向けてマシンのセッティングを変えたので、その確認もありました。あとはレッド・タイヤを履いていつも通りにアタックをしたかったんだけど、レッドで出て行ってすぐ、1周目に赤旗になりました。

2015年4月19日日曜日

2015 INDYCARレポート R3 トヨタ・グランプリ・オブ・ロング・ビーチ Day2 予選:ポールポジションはエリオ・カストロネヴェス



カストロネヴェスのPPは昨年の最終戦フォンタナ以来3戦ぶり Photo:INDYCAR (Chris Jones)
天候:快晴
気温:20〜2℃

カストロネヴェス、今季初のPPはインディーカー歴代4位となる42回

 第41回トヨタ・グランプリ・オブ・ロング・ビーチのポール・ポジションはエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)のものとなった。予選の第1、第2セグメントをともに無難に3番手でクリアしてファイナル・ステージに進んだブラジル出身のベテランは、トップ6の戦いで1分6秒6294をマーク。自身にとってロング・ビーチでの二度目(一度目は2001年)、昨年の最終戦フォンタナ以来となるポール・ポジションを獲得した。彼にとって今シーズン最初のPPは、キャリア42個目のもので、インディーカーの歴代4位にランクされることとなった。

2015 INDYCARレポート R3 トヨタ・グランプリ・オブ・ロング・ビーチ Day2:ロッキー・モランJr.のインディーカー・デビューは1日だけで終了

急遽土曜からの参戦が決まったコナー・デイリー。2013年のインディー500では琢磨のチームメイトだった Photo:INDYCAR (Chris Jones)
初日のクラッシュで左手の親指を骨折!代役はコナー・デイリー

 哀れロッキー・モランJr.待望のインディーカー・デビューは、僅か1日で終了となってしまった。昨日のプラクティス2で自身の不注意からカルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)にぶつかってしまったモランJr.は、左手の親指を骨折してしまったのだ。

2015 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R3 トヨタ・グランプリ・オブ・ロング・ビーチ Day2 プラクティス3:「昨日2台で同じことをトライして、ちょっと良くなかったんで、今日は思いっきりシフトさせてみました。ラップ・タイムはもうちょっと縮まると思ってました」

Photo:INDYCAR (Chris Owens)
「予選はレッドタイヤにどれだけ合わせたセッティングにできるかが勝負」
Jack Amano(以下――):何かが得られたプラクティスになりましたか?

佐藤琢磨:そうですね、少しポジティブな側面が見えて来てました。昨日から結構大きくセットアップを変えてみた結果、フィーリングが大きく変わりました。しかし、タイム的にはゲインが考えていたよりも大きくはならなかった。そこはもう一度データを見直さないといけないですね。

2015 INDYCARレポート R3 トヨタ・グランプリ・オブ・ロング・ビーチ Day2 プラクティス3:シモン・ パジェノーがトップタイムをマーク

パジェノーとカストロネヴェスが突出したタイムをマーク Photo:INDYCAR (John Cote)
昨日のセッション2に引き続きペンスキー勢がトップ3を独占

 予選を前にしたプラクティス3ではシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)が最後の最後でトップの座をさらい、今週末初めてセッション最速となった。彼によってセッション終了間際に2番手に蹴落とされたのはエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)。3番手は昨日の総合トップだったウィル・パワー(チーム・ペンスキー)と、2セッション連続でペンスキー勢がトップ3を独占した。残る1人のペンスキー・ドライバー、ポイント・リーダーのファン・パブロ・モントーヤはパジェノーに0.9秒以上も離された15番手だった。

2015 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R3 トヨタ・グランプリ・オブ・ロング・ビーチ Day1 プラクティス2:「ちょっと苦労してますけど、2台のデータをよくみてみたいな、というところです」

「全体的に自分たちも進歩しているけれど、総体的にみると下がってしまいました」
Jack Amano(以下――):2回目のプラクティスは21番手でした。

佐藤琢磨:いやぁ、苦戦中です。

――プラクティス1回目からマシンの進歩はありましたか?
佐藤琢磨:うーん、全体的に自分たちも進歩をしたんだけれど、周りのパフォーマンスが上がっているので相対的に見ると後ろに下がってしまいました。

――路面コンディションは今回の方が良くなっていたようですが?
佐藤琢磨:はい。今回の方が路面は明らかに良かったです。それが全員のスピード・アップに繋がりましたけど、僕らはセッションを通して終始バランスとグリップに苦労をしていました。