2021年7月3日土曜日

2021 INDYCARレポート R10ホンダ・インディー200 アット・ミッド・オハイオ Day1 プラクティス1:今週こそ勝てるか? ジョセフ・ニューガーデンが最速

Photo:INDYCAR(Joe Skibinski)クリックして拡大

 ニューガーデン、2位以下を大きく引き離す!

 2021年NTTインディーカー・シリーズ第10戦ホンダ・インディー200アット・ミッド・オハイオ・プレゼンテッド・バイ・HPDリッジラインのプラクティス1回目が7月2日の金曜日、午後2時30分からミッド・オハイオ・スポーツ・カー・コースで行われた。曇り空の下、たまに小雨のパラつくコンディションで、気温は19℃とこの時期にしてはかなり低く、風もあり、路面も31~35℃と低かった。45分間のセッションで最速ラップをマークしたのは2017年にこのコースで優勝しているジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)だった。ニューガーデンは17周をこなし、その内の13周目に最速ラップとなる1分07秒2524をマークした。
 「マシンが本当に良かった。とても良いプラクティス・セッションになった。明日の予選でレッド・タイヤを使う時、マシン・バランスを今と同じように良いものにするのは少し難しいかもしれないが、自分たちのマシンの方向性は非常に良いと感じている」とニューガーデンは語った。

2021 INDYCAR プレビュー R10ホンダ・インディー200・アット・ミッド・オハイオ:ミッド・オハイオには26台がエントリー


今シーズン、インディー500以外で最多の26台が出走

 2021年のNTTインディーカー・シリーズは、アラバマ州バーミンガムのバーバー・モータースポーツ・パークで24台のエントリーを集めて開幕した。第2戦のセイント・ピーターズバーグ、第3、4戦テキサスのダブルヘダーも同じく24台だった。
 第5戦インディアナポリス/ロードコースは、マックス・チルトン(カーリン)が母国イギリスに帰国していたら足止めを食ってしまって出場できなくなったが、インディー500との連続出場を目指すファン・パブロ・モントーヤ(アロウ・マクラーレンSP)とチャーリー・キンボール(AJ・フォイト・エンタープライゼス)がエントリーしたので25台と1台増。第105回インディアナポリス500はグリッド数より2台多い35台がエントリーした。
 第7、8戦デトロイト=ダブルヘダーにはサンティーノ・フェルッチ(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング=RLL)がインディーに続くスポット出場を行なったので25台。第9戦ロード・アメリカではコーディ・ウェアー(デイル・コイン・レーシング・ウィズRWR)がインディーカー・デビューを果たしたので、やはり開幕時より1台多い25台がレースを戦った。
 今回、ミッド・オハイオでの第10戦には今シーズンのロード/ストリート・コースでは最多となる26台がエントリーしている。「アメリカの景気は徐々に上向いているのだなぁ……」と感じさせられる。