2014年10月31日金曜日

2014 INDYCAR レポート :2015年AJ・フォイト・レーシング 2カー体制は成績向上への大きなステップ

Photo:AJ Foyt Racing
大きな可能性を秘めた琢磨とホウクスワースのコンビネーション

 AJ・フォイト・レーシングが2015年からは2カー体制に拡大される。彼らのチームのメイン・スポンサーを10年間も努めて来ているABCサプライが、2015年にはそのスケールを2台を走らせるに充分なものにしてくれることになったのだ。近年のフォイト・チームはインディー500でのみ、あるいはインディアナポリスでのロードレースで2カー体制による参戦を行うことはあったが、シーズンを通して2台を走らせるのは2002年以来。なお、2015年はシーズンを通して2台を走らせるので、インディー500でプラス1台を走らることはないという


2014 INDYCAR ニュース 10月30日::2015年スケジュール発表

全17戦、常設ロードコースは6戦に増
 
 インディーカーがようやく来年度のカレンダーを10月30日に発表した。
 噂に上っていた中東への遠征は実現しなかった。
 しかし、ブラジル戦が復活。それもサン・パウロから主都ブラジリアへと舞台を移し、常設ロードコースで開催されることとなった。
 ブラジル以外には、ニュー・オリンズ(ルイジアナ州)が新たに加わった。
 新しいレースはどちらもパーマネント・コース。これにより2015年は常設ロードコース(6戦)でのレースの方が市街地などの仮設コースでのレースの数(5戦)を上回ることとなった。
 ダブルヘダーはデトロイトのみだ。そのために年間レース数は19戦から17戦に減る。ヒューストンはカレンダーから落ち、トロントは1戦のみの開催となった。
 フォンタナが最終戦ではなくなり、ポコノもシーズン終盤戦へと移動。ソノマがシーズン最後を飾るイベントとなった。その他にも小さく日程が動いているレースが幾つかある。
 オーバルは長短とりまぜての6戦。市街地コース系、常設ロードコース、オーバルがそれぞれ3分の1程度を占めることとなった。バランスが良い? それともオーバルが少ない印象?

2015年ヴェライゾン・インディーカー・シリーズ:
 

1 3月8日 ブラジリア(ブラジル)=常設ロードコース
2 3月29日 セント・ピーターズバーグ=市街地コース
3 4月12日 ニュー・オリンズ=常設ロードコース
4 4月19日 ロング・ビーチ=市街地コース
5 4月26日 バーミンガム=常設ロードコース
6 5月9日 GP・オブ・インディアナポリス=常設ロードコース
7 5月24日 インディー500=スーパー・スピードウェイ
8 5月30日 デトロイト1=市街地コース
9 5月31日 デトロイト2=市街地コース
10 6月6日 フォート・ワース=1.5マイル・オーバル
11 6月14日 トロント(カナダ)=市街地コース
12 6月27日 フォンタナ=スーパー・スピードウェイ
13 7月12日 ミルウォーキー=ショート・オーバル
14 7月18日 アイオワ=ショート・オーバル
15 8月2日 レキシントン=常設ロードコース
16 8月23日 ポコノ=スーパー・スピードウェイ
17 8月30日 ソノマ=常設ロードコース
以上

2014年10月30日木曜日

2014 INDYCAR ニュースレポート メールマガジン・プレミアム 10月29日:AJフォイト・エンタープライゼスは2カーで2015年シーズンに臨む

記念写真に納まるAJ・フォイトと琢磨、ホウクスワース、ラリー・フォイト Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
佐藤琢磨とホウクスワースの2台体制が確定
ABCサプライは2016年までこの体制をサポート


2014年10月29日、テキサス州ウォーラー発。AJフォイト・レーシングは2台体制で2015年インディーカー・シリーズに参戦します。ドライバーは、No.14カーにはチーム加入3年目となる佐藤琢磨を、そしてNo.41カーには昨年インディーカー・シリーズにデビューしたジャック・ホークスワースを起用します。

 エンジンはいずれもホンダ。スポンサーは2台ともにABCサプライが務めるとともに、チームはインディアナポリス・モーター・スピードウェイ近くに新たなレース・ショップ(ファクトリー)をオープンすることになりました。なお、2015年はABCサプライがAJフォイト・レーシングのメインスポンサーになってから10年目にあたります。ABCサプライは2台体制のAJフォイト・レーシングを2016年までサポートすることを決めています。

2014年10月29日水曜日

2014 INDYCAR :ニュース:CFHレーシングがバーバー・モータースポーツ・パークでテスト

CFHレーシングのバーバーテストに参加したヒルデブランド。右はエド・カーペンター Photo:INDYCAR (Chris Owens)
ドライバーはニューガーデンとヒルデブランド
コンウェイは今回のテストに不参加

 エド・カーペンター・レーシングとサラ・フィッシャー・ハートマン・レーシングが合併してできたCFHレーシングがアラバマ州の常設ロードコース、バーバー・モータースポーツ・パーク(全長2.38マイル)で1日間のテストを行った。新体制でのテストはインディアナポリス・モーター・スピードウェイのスーパー・スピードウェイ(全長2.5マイル)で9月26日から2日間に渡って行ったものに続く2回目で、今回の参加したドライバーはジョセフ・ニューガーデンとJR・ヒルデブランド。ふたりが2台のマシンを走らせた。

2014 INDYCARニュース 10月29日 :AJ・フォイト・レーシングが佐藤琢磨とジャック・ホウクスワースの2カー体制に?

インディアナポリスに第二のショップ開設も決定!
2015年シーズンに向けAJ・フォイトは体制拡充!

 アメリカのレース専門誌のスクープ。AJ・フォイト・エンタープライゼスは2015年シーズンを2カーで戦うという。1台目には佐藤琢磨が残留(=3シーズン目)し、2台目には2014年にルーキーながら素晴らしい走りを幾つものレースで見せたイギリス人ドライバー、ジャック・ホウクスワース(23歳)が起用されるという(……ブライアン・ハータのところはどうするんだろうか??)。
 インディーカーからのニュースだと、フォイト陣営は今日=水曜日、現地時間午後4時から電話を使った会見(コンフェレンス・コール)で体制発表を行なう。
 インディアナポリスに第二のショップを構えることも発表しているAJ ・フォイト・レーシング、2015年に懸ける意気込みの大きさが伺える。