2020年2月8日土曜日

2020 INDYCAR ニュース2月7日:さぁ、2月。来週はいよいよ合同テスト


今シーズンがインディーカーキャリアのファイナルシーズンになることを表明したカナーン Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
TKのファイナルイヤー

 ブラジル出身インディーカー・ドライバーのトニー・カナーンが今年限りでインディーカーから引退することを発表した。もう45歳になるのだから、それも仕方がないのかもしれない。2004年のインディーカー・チャンピオンは、2013年にはインディー500でも優勝。TKと呼ばれ、アメリカのファンの間でも彼が高い人気を博して来たのは、ファイティング・スピリットに溢れる走り、377戦という膨大な数のレースに出場したタフネスぶり、飾らず親しみ易く、ストレートに自分の意見を言うキャラクターからだ。

2020年2月2日日曜日

2020 INDYCARレポート 1月27日:デイトナ24時間でスコット・ディクソンが優勝


Photo:LAT images クリックして拡大
ウェイン・テイラー・レーシングの

コニカ・ミノルタキャディラックDPi V.Rが優勝

 今年のロレックス24アット・デイトナ(=デイトナ24時間レース)で、ウェイン・テイラー・レーシングのコニカ・ミノルタキャディラックDPi V.Rが優勝した。伝統あるイベントは今年が58回目の開催。ストックカー用のハイ・バンク・オーバルとインフィールドを繋げた全長3.56マイルのコースでのバトルは、833周を走り切った小林可夢偉ランガー・ヴァン・ダー・ザンデライアン・ブリスコースコット・ディクソン組がウィナーとなった。チップ・ガナッシ・レーシングのフォード・ワークスとしてのGTLMクラス参戦が去年で終了し、乗るもののなくなったディクソンとブリスコーをWTRが起用、昨年優勝したクルー2人とマシンをシェアさせ、見事優勝を飾った。5度のインディーカー・タイトル獲得を誇るディクソンは、ロレックス24アット・デイトナも今回が3勝目となった。初優勝は2006年、チップ・ガナッシ・レーシングのライリーレクサスに乗ってのもので、2回目は2015年=ライリーフォード(チップ・ガナッシ・レーシング)でだった。幸先の良いシーズン・スタートを切ったディクシーは、6度目のインディーカー王座と、インディー500での2勝目を目指す。