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2014年7月25日金曜日

2014 INDYCAR ニュース 7月24日:火曜ではなく、木曜に発表されたトロントのペナルティ

レース2のスタートを待つフィリッピ車。レース1の予選終了後に最低重量違反が発覚していた! Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) 
フィリッピ車のウェイトと琢磨車のウイング出口高に違反が
 トロントの後は1週末レースがないからノンビリしてたのか、インディーカーは恒例なことが問題視されているレース後の火曜日のペナルティ発表、今回は2日も更に遅らせて木曜日に行った。違反件数も少ないし、違反内容も2日余計に必要だったとは思えないものだった。そもそも、何日かかるとかインディーカーは一切気にしてないってことのようだ。

2014年7月24日木曜日

2014 INDYCAR レポート 第13戦・14戦トロント:レース1延期は正しい判断だったのか? レース1延期の顛末

Photo:INDYCAR (Chris Owens)
不可解な最初の赤旗。新しいアスファルト部分の水を心配したというが……

 トロントの雨は、本当にレース1がスタートできないほどのものだったのか?
 最初のスタートは、ウォーム・アップ2周の後に赤旗が出されてレースは始まらず。「水溜まりもあるし、雨が弱まるか止む期待を持って10~15分待つ」とインディカーは理由を説明したが、ポール・トレイシーがテレビで、「天気は今のまま3~4時間は変わらなさそうなのに」と誰もが感じていた疑問を呈していた。案の定、雨は弱まらず、スタートを待ったことでコース・コンディションは悪くなってしまっていた。


2014 INDYCAR フォトレポート:第13戦・14戦トロント:チームグリーンの二人が再会! 

Photo:Masahiko Amano クリックして拡大
トロント、レース1、ウェットレース開始直前のレッドフラッグ……情けない話です。

「水たまりもないし、なんで赤旗なの? ウェット・タイヤを履いてるのに」byタウンゼント・ベル。
「この先3時間とか4時間、天気変わらなそうだし、なんで待つ必要あるのか。水しぶきひどかったら前車との間隔開ければいい」byポール・トレイシー。まったくもって、どちらも正論です。そして、実に人ごとと取れないこともありませんが、それでいいんです。
 現役時代にそういうレースをPTが行えたかどうかは甚だ疑問ですが。

 そのトレイシーと、今回久々にインディーカーレースに来ているフランキッティが一緒に朝ご飯を今日食べていたので、写真撮影!
 私だけのエクスクルーシブです(笑)。
 PTはテレビの解説者、ダリオはガナッシのアドバイザーという仕事でトロント入りしています。
 このシーンはホンダのホスピタリティでのもの。ダリオはシボレーのロゴを隠して入って来ました。
 今回レースを訪れているHPD初代社長のトム・エリオットらが大歓迎をしていました。
以上

2014年7月20日日曜日

2014 INDYCAR 佐藤琢磨コメント51 第13戦トロント Day2 レース1:「明日は1日2レース、合計130ラップ。雨のレース2回ウエルカムです」

「確かに滑り易かったけど、やると宣言したのだから
雨でレースをやった方が良かったと思います」

Jack Amano(以下――):赤旗が3回出されたんですが、琢磨選手としては状況をドライバーの立場からどう見ていましたか?

佐藤琢磨:確かにバック・ストレートは水しぶきが凄くて、視界はほとんどゼロだったし、至る所にトロントのコンクリート・パッチがあって、その上はものすごい滑り易かったんですけども、僕らはそれらのパッチを避けるようにしてウォーム・アップ・ランというか、アンダー・イエローっていうかね、走っていて、レースは十分にできると思ってました。ただ、コーション中にドライバーがスピン・オフしてクラッシュしたりだとか、スタートの時に先頭のドライバーが失敗したりと、確かにものすごい滑り易いコンディションでしたけど、雨の量自体はそんなに激しくはなかったので、僕は赤旗になっても再開ができると思ってました。話が前後しちゃうけど、最初の赤旗の理由は、コーション・ライトの追加だったんですよね。スタンディング・スタートをやるのに、すべてのグリッドの間隔にコーション・ライトがないのは危ないって最初から言ってたんで、あの時にはそれを追加するために赤旗にしたんですよ(インディーカーから、この事情説明は一切なし)。それでスタンディング・スタートにする予定だったんだけれども、イエロー中にスタンディング・スタートをやめてローリング・スタートになった。そして、その後の2回の赤旗は意味がわからなかったですよね。確かに滑り易かったけど、せっかくウェット・タイヤがあるんだし、“雨でレースをやるよ” って言ったんだから、雨でレースをやった方が良かったと思います。

――オフィシャルからフィードバックを求められたりはしましたか?

佐藤琢磨:いや、僕個人にはないですね。何人のドライバーたちは抗議というか、止めた方が良いって言ってたみたいですけど。

――それはドライバーからチームに話が行って、それがオフィシャルに伝えられるパターンですか?

佐藤琢磨:はい、そうです。

――琢磨選手としては、走行してピットに伝えたとか、話したことって何かありましたか?

佐藤琢磨:バック・ストレートは見えないって言うのは言いました。だから、”ターン3で何かあったら教えて”とは言いましたね。一度スタートしたら、アクセルを緩めるワケにも行かないんですよ。みんなで移動しないと。前が見えないからってアクセル・オフするのも怖いですよ、後ろからも来てますからね。でも、"確かにコレ、スタートしたらとんでもないことになるかも”という予感もしてました。狭いしね。ただ、これまでも何度かそういうシーンはやって来たし、レースは進んで来ていたので、大丈夫だと思ってました。水溜まりはなかったのでね。

「雨の時は歯科医がある状態で始まるので
スタンディングスタートの方が適している」

――イエローででもスタートを切って、何周かすればラインも乾いて来て、そこでシングル・ファイルのローリング・スタートっていうのは安全面からもかなり妥当な線と思ったのですが?

佐藤琢磨:すごい残念でしたね、ローリング・スタート、それもシングル・ファイルだって聞かされた時には。

――でも、それが一番の選択肢だったのでは?


佐藤琢磨:はい、100歩譲って。ヒューストンの時なんて、もっと雨が降ってたのにレースはスタートしたし、事故にもならなかったよね? 雨の場合はスタンディング・スタートの方が適しているとも思いますしね。

――最初のスピードが遅いという面で。

佐藤琢磨:はい。視界がある状態で始まりますからね。

――ライトが装備されていなかったのがインディカーの最初の問題であったと。
佐藤琢磨:そうですね。追加作業が終ったので“よし、スタンディング・スタートだ”って思ってたら、ローリング・スタートに変更になった。それはちょっと残念でしたね。特にシングル・ファイルのローリングとなると、抜けないですからね、最初に。でも、"仕方ないから1台ずつ行くか”と。15番手から1台ずつ行って、80ラップもあるし、サバイバル・レースになるとも思ってましたけど、何とか最後まで生き残って前まで行きたいと思っていました。

――赤旗中に“10分間マシンをいじってもヨシ”という話が何度かありましたが、14号車陣営は何か変更をしましたか?
佐藤琢磨:僕も最初のスタート前に少し大きめのガーニー・フラップにしてたんですが、2回目の赤旗の時にさらに大きいものにしました。

「雨は歓迎でした。僕が一番走りたかったドライバーだったはず」
――色々チームも頑張っていたかれど、結局スタートしなかったのは本当に残念でしたね。

佐藤琢磨:ホント、今日レースをやりたかったですね。

――雨のレースは、”ヨシッ”と思ってましたか?

佐藤琢磨:もちろん。雨は歓迎です。グリッドで多分、僕が一番スタートしたがってたドライバーでしたね。

――今、雨ならインディカーで一番速いでしょ? かなり自信を持っていいんじゃないですか?
佐藤琢磨:僕が一番速いかどうかは皆さんが決めてください。確かに自信は持っていますが、それは1レースを除いて、ですね。バーバーは酷かったので。クルマも、タイヤの内圧も大きく外すと、ああいう風になっちゃう。でも、ストリートでソコソコちゃんとドライで走れるクルマになっていれば、ウェットタイヤ着けたら問題ないと思います。

――雨でチャンスは増えたと考えてたワケですよね?

佐藤琢磨:そうでした。特に今日は予選15番手だったから、雨になれば前に上がれると信じてました。

「雨のレースを2回やりましょう! 雨が僕らには必要です」
――65ラップを2レースというスケジュールに明日はなりましたが、その決定についてはどう思いますか?

佐藤琢磨:スプリントとロング・レースになるのかとも思ってましたけどね。

――1レース目が10時半スタートで、2レース目は午後4時15分スタートです。かなりドライバーにとってはタフですよね?
佐藤琢磨:合計130ラップ。それはちょっと……笑えないですね。

――インターバルをなるべく長く取ろうとした印象ですが?
佐藤琢磨:でも、1日に2レースってないもんね。

――週末2レースも大変なんですよね?

佐藤琢磨:予選レースをやって決勝もってコトはあったかもしれないけど、レース、その後にまたレースっていうのはかつてないですよね。

――予選は当然キャンセルになりましたが。

佐藤琢磨:でも、そのおかげでレース2のスターティング・グリッドはチャンピオンシップ・ポイント順なんでしょ? それじゃ僕らは最後尾だから……。

――後ろはルカ・フィリッピだけではないでしょうか。
佐藤琢磨:雨が必要ですよ。2回やりましょう、雨のレース。僕はそれをウェルカム。全然問題ない。

――では、明日は大変ですが、頑張ってください!
佐藤琢磨:はい、ありがとうございます。頑張ります。
以上

2014 INDYCARレポート 第13戦トロント Day2 レース1:ドタバタの末明日に延期に ドタバタの末に明日に延期

Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
ローリングスタート、シングルファイルに変更!

 実についてない。午後になってから小雨が降り出して、インディカーのスタートが近づいた頃に雨脚が強くなった。
 それでも23台のマシンはコースへと出て行った。ウェットタイヤを全員が装着。85周か2時間、どちらか先に来た方でゴール……というルールでレースは戦われるはずだった。
 しかし、インディカーは「危険過ぎる」と赤旗を出した。「バック・ストレッチで上がる水しぶきが酷い」とのフィードバックがドライバーたちからあったという。


2014 INDYCAR レポート 第13戦トロント Day2 予選1:セバスチャン・ブルデイがポールポジション! 佐藤琢磨、全体のトップ10入りするタイムをマークするもQ2進出を逃す

第13戦 ホンダ・トロント・インディー 
7月19日 予選
天候:曇り
気温:18℃

ブルデイ、幸運にも恵まれ7年ぶりのPP獲得
 土曜日の天気は曇り。予選開始時の気温は18℃と低かった。しかし、昨日は風があって寒さを感じたほどだったのに対し、今日は涼し目のコンディションとなっていた。
 今日の予選ではセバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)がインディーカーで初めてのポールポジションを獲得した。チャンプカーではPPを31回も記録しているので、すべてが合算されることになっている現在のルールだと、キャリア32個めのPPということになる。

2014年7月19日土曜日

2014 INDYCAR 佐藤琢磨コメント50 第13・14戦 トロント Day1 プラクティス2:「最後ニュー・タイヤでウォーム・アップで1周して、“さぁ行くぞ”って1コーナーに向ったところでイエローが出たから残念でした」

Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
「1個2個のセットアップの確認はできましたけど
完全な比較テストとはなりませんでした」


Jack Amano(以下――):セッションの最後、走ろうとすると赤旗……フラストレーションの溜まる終り方になってました。

佐藤琢磨:そうでしたね。赤旗が出ちゃって確認ができなかった。最初、セッションが始まった時はまずブレーキをベッドインさせたのでニュー・タイヤのおいしいところっていうのは使えなかったと思いますけども、それでもソコソコのタイムが出ていたので、まぁ最後、いろいろテストした後にニュー・タイヤにしてタイムアップを図ろうとしてたんですが、それができなかったです。

2014 INDYCARレポート 第13・14戦 トロント Day1 プラクティス2:午後のプラクティスではシモン・パジェノーが最速! 佐藤琢磨は12番手

Photo:INDYCAR (Eric Anderson) クリックして拡大
第13・14戦 ホンダ・インディー・トロント
Day1 プラクティス2
天候:快晴
気温:22~23℃

パジェノー、59秒台目前のタイムでトップに
 午後も快晴のトロント。気温も少し上昇した。
 サポート・レースのプラクティスも重ねられ、路面コンディションも良くなっていたようで、午後2時前にプラクティス2が始まると、すぐさま1分00秒台に突入した。そして、セッション半ば、もう59秒台にも入ろうかという1分00秒0084をシモン・パジェノーが走行11周目にマークし、これが午後のトップ、そして今日のトップ・タイムとなった。午前中に6番手だったパジェノーが午後にはトップ。一番最近のストリート・レース、ヒューストンのレース#2で優勝しているフレンチ・ドライバーがとても順調な滑り出しを見せたということだ。

2014 INDYCAR 佐藤琢磨コメント49 第13・14戦 トロント Day1 プラクティス1:「ニュー・タイヤを入れない状況ではトップ10前後。プログラムどおりに進められたセッションでした」

Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
第13・14戦 ホンダ・インディー・トロント
Day1 プラクティス1


「比較テストを優先したのでニュー・タイヤを入れませんでした」

Jack Amano(以下――):20周ほどを行なったプラクティス1、中盤までは順調に見えていましたが、終盤にタイムの伸びがなかったことで21番手でした。もちろん、速かったドライバーたちはニュー・タイヤを投入していたのかもしれませんが。
佐藤琢磨:大半のチームがニュー・タイヤを入れていたみたいですね。我々はちょっとやることがいっぱいあったのでニュー・タイヤを最後に入れませんでした。比較テストを幾つかやりたかったので、そちらをこなしていました。

2014 INDYCARレポート 第13・14戦 トロント Day1 プラクティス1:ジョセフ・ニューガーデンが最速!佐藤琢磨は21番手だったが……

Photo:INDYCAR (Chris Owens)
第13・14戦 ホンダ・インディー・トロント
Day1 プラクティス1
天候:快晴
気温:18~21℃

路面コンディションとニュ―タイヤ投入のタイミングがポイントに
 トロントでのダブルヘダー、最初のプラクティスは45分間で、最速はジョセフ・ニューガーデン(サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング)だった。
24周を走ったうちの24周目、つまりは路面がセッション内のベストの状態にあり、そこでフレッシュ・タイヤを投入した結果が、1分00秒2385というタイムだった。チェッカード・フラッグの振り下ろされた時点でトップに立っていたのはウィル・パワー(チーム・ペンスキー)だった。彼は20周中の20周目に1分00秒4497をマークしていたのだ。しかし、彼のトップはほんの短時間で終った。ニューガーデンがトップの座を彼から奪い取ったからだ。


2014年7月16日水曜日

2014 INDYCARレポート 佐藤琢磨にQ 第13・14戦 トロント編:「今年のトロントには何か良い感触を得ています。とても忙しいダブルヘダーですし、僕らは戦闘力があると思うので、トラブルなしの週末としたいですね。もう不運な目には遭わないようにしないと!」

AJ・フォイト・エンタープライゼスのプレス・リリースより

「速く走る鍵はメカニカルグリップを高めつつ
ドライバビリティを向上させること」


――トロントはどんなサーキットですか?

佐藤琢磨:とても難しいコースです。大変バンピーで、ひとつのコーナーが幾つかの異なる素材で構成されているので滑り易い。コーナーに入って行くと、まずマシンは滑り易い部分に到着してフロント部がグリップを失います。それがアンダーステアを起こします。その後には後輪もその滑り易い場所に乗り、4輪がスライド。さらにその後、前輪がアスファルトに乗って突然グリップが復活。ところが後輪はまだ滑り易い路面上にいるのでオーバーステアになります。マシンのバランスが変わりまくるコースなんです。速く走る鍵は最高のメカニカル・グリップを目指しつつ、ドライバビリティを良くすることです。