2019年6月13日木曜日

2019 ジャック・アマノのインディーな1日 6月12日 第5戦インディーGP~第9戦テキサス: 選べるレンタカー生活エンジョイ中 その2

実に堂々たるダッジ・ラム! こんなトラック乗ってる人は、やっぱりでっかいステーキを食べちゃうイメージ……って超ステレオタイプですかね。実は、泊まったホテルの真横にあったステーキハウスで、入ってビックリの高級店でした。美味しかったが、高かった! Photo:Masahiko Amano クリックして拡大
 デトロイトで借りたアメリカン・ピックアップ、ダッジ・ラム。モータースポーツでも活躍してきたクライスラーの誇る5.7リッターのHEMIエンジン搭載のフルサイズ・ピックアップです。普段なかなか借りることのない、最新のピックアップを紹介しましょう。

2019年6月12日水曜日

2019 ジャック・アマノのインディーな1日 6月12日 第5戦インディーGP~第9戦テキサス: 選べるレンタカー生活エンジョイ中

シカゴ・オヘア空港で借り出し、インディーGP、インディー500と今年の5月の大半を共に過ごしたフォルクスワーゲン・ジェッタ Photo:Masahiko Amano クリックして拡大
アメリカのレンタカー会社、どこを選んでいますか?

 ハーツ、エイヴィス、バジェット、ナショナル、アラモ、ダラー……スリフティ、エンタープライズ……アドヴァンテイジ、フォックス、ペイレス、シクスティー、ルーツ……とアメリカにはレンタカー会社、林立してます。
 私はハーツ派。”高い”ってイメージが世間にはあるようだけど、最大手は貸してるクルマがとても新しいし、バラエティ豊富だし、メンテナンスや掃除も行き届いてる。どの空港にでもハーツはあるし、ゴールド・メンバーに登録(年会費とかないと思う……確か)すれば、いちいち窓口で手続きしなく立って、知らせてある飛行機で到着したらクルマが用意されている。しかも、窓口での交渉がないから、アップグレードとか保険とかなんちゃらかんちゃらで予約してた時より値段が高くなる……って胡散臭さがない。
 しかし、アメリカって、どうしてあんなに窓口とかで時間がかかるんだろう。ホテルでも飛行機でもチェック・インは絶対に短時間じゃ済まない。ついでに書くと、飛行機の乗り降りも遅い。

2019年6月9日日曜日

2019 INDYCAR レポート 第9戦 DXC テクノロジー 600 Race Day 決勝:ジョセフ・ニューガーデンが今シーズン3勝目

二挺拳銃をぶっ放し、吠えるニューガーデン。ピット・シークエンスを変えるペンスキーのレース戦略の勝利だった Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
ニューガーデン、作戦が功を奏しての勝利

 チーム・ペンスキーが見事な作戦でジョセフ・ニューガーデンを優勝させた。しかし、なぜ、あのタイミングで同じ作戦を採ったチームは、マーカス・エリクソン(アロー・シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)とセバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)しかいなかったのか……。

2019 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第9戦 DXC テクノロジー 600 Day2 予選: 佐藤琢磨、テキサスのポールポジション獲得を語る

Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大

エディ(・ジョーンズ)が素晴らしいクルマにまとめてくれたので
自信を持ってリヤ・ウィングを寝かせて行こうと提案できました
――プラクティスから調子は上々だったようでしたが、ポールポジション(PP)を獲れる見込みというのは、どれぐらい感じてたんですか?
 

佐藤琢磨:グレアム(・レイホール)のスピードを見た時に、PPは難しいかな、と思いましたね。相当僕らの2台は共通しているので。ただ、彼の走りを実際に僕は見ていないので、どんなだったかはわからないんですけど、走行直前に僕のところに来て、トラック・コンディションや状況っていうのを教えてくれたので、それに合わせてイメージを作れたっていうことがひとつありました。それから、グレアムと僕とでは微妙にエアロ・セッティングが違っていて、僕の方がトリムしてたんですね。そこら辺は、自分たちがプラクティスでもワン・ステップ前でリードできていたからで、そこは大きかったと思います。とにかく、エディ(・ジョーンズ)が素晴らしいクルマにまとめてくれたので、僕も自信を持ってリヤ・ウィングを寝かせて行こうって提案できましたね。

2019 INDYCARレポート 2019 INDYCAR レポート 第9戦 DXC テクノロジー 600 Day2 予選:佐藤琢磨がテキサスでポールポジション獲得

佐藤琢磨、今シーズン2回目のポール・ポジション獲得 Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
ランキング逆順のアタック、ピゴット、ブルデイと
リーダーが変わる中で佐藤琢磨18番手でコースイン


 気温が31℃、路面温度が47℃まで上がったテキサス・モーター・スピードウェイでの予選、22人のドライバーたちは2周の連続アタックをランキングの逆の順番で行った。大ベテランのトニー・カナーン(AJ・フォイト・エンタープライゼス)がアタック1周目のターン2で壁にヒットし、途中で一瞬雨がパラついたが、短い中断で予選は続けられた。
 10番目にアタックしたスペンサー・ピゴット(エド・カーペンター・レーシング)が219.099mphを出してトップに立ち、セバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)が219.746mphでその座を奪った。

2019年6月8日土曜日

2019 INDYCAR レポート 第9戦 DXC テクノロジー 600 Day2 プラクティス2:コルトン・ハータがトップ! 佐藤琢磨は2セッション連続で2番手

金曜のプラクティス2でも2番手タイムと佐藤琢磨は好調。トラフィックでもセッティングは上々 Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大  
レース使用タイヤが決定!
チームには4セット以上のスカッフィングを推奨


 昨日最速だったスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)と、2番目に速かった佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)が雨で短縮されたセッション終了後に、「まだタイヤの評価にはもう少しの時間が必要」と口を揃えていたが、インディーカーとファイアストンは、今回持ち込んだ2種類のタイヤのうちで本命とされていた方のタイヤでレースを行うと決定したようだ。経験豊富なドライヴァーたちの意見はアッサリ退けられ、今日のプラクティスを30分早くスタートさせたものの、その増やされた30分間はピット・ストップ練習とレースに向けたタイヤのスカッフィング用と発表された。ファアストンはチームに4セット以上のスカッフを推奨。それらのタイヤが決勝のスタートから順次装着されるということだ。

2019 INDYCAR レポート 第9戦 DXC テクノロジー 600 :テキサスのマシン・カラーリング

サイド・ポンツーンに大きくアビーム・コンサルティングのロゴが入った佐藤拓磨のマシン Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
  今回、マシンのカラーリングが新しいところ、デトロイトと違うところが結構あります。

2019年6月7日金曜日

2019 INDYCAR レポート 第9戦 DXC テクノロジー 600 Day1 プラクティス1:木曜プラクティスでスコット・ディクソンが最速、佐藤琢磨が2番手

天候:晴れ のち 雨
気温:29℃

寝耳に水の3デイ・イベント!
タイヤ・テストがその目的か!?


 今年のテキサスは3デイ・イベントになった。インディカーはメディアにそれをずーっと知らせずに来た。隠す気が有ったのか……は不明。サーキットも世間に対する告知なし。どうなっているんだか。
 ファイアストンのエンジニアは、「木曜にプラクティスを行う話は、昨年の12月ぐらいには決まっていた」と今日ピットで話したが、それは本当なのか? 疑問と感ずる。ファイアストンの依頼で木曜のプラクティスは設定されたのでは? と考えたくなる。去年のレースで多くのエントラントがタイヤにブリスターができて苦戦したという事実があるからだ。しかし、タイヤメーカーが頼み込んでのプラクティス実現ではなかったとのことだ。

2019年6月4日火曜日

2019 INDYCARレポート 第8戦 シヴォレー・デトロイト・グランプリ・レース2 決勝:スコット・ディクソンが今年もデトロイトでシーズン初勝利

前日のレース1で、らしからぬドライビングミスを犯したディクソン、一夜明け完璧な走りで勝利! クルーと噴水に飛び込み今季初優勝の喜びを分かち合う Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
8戦終了で6人目のウィナーが誕生

 デトロイトのダブルへダーは2019年シーズンの第7、第8戦。今年もインディーカー・シリーズは全17戦だ。
 インディカーGPとインディー500をシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)で連勝して今年最初の複数勝利ドライヴァーとなり、開幕戦セント・ピーターズバーグ・ウィナーのジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)がデトロイトでのレース1で勝ち、シーズン2勝は二人になった。そして今日、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)が今年の初勝利をマーク。8戦で6人目のウィナーが誕生し、チャンピオン争いはますます混沌とすることになった。

2019年6月3日月曜日

2019 INDYCARレポート 第8戦 シヴォレー・デトロイト・グランプリ・レース2 予選:レース2の予選はジョセフ・ニューガーデンがPP

レース1予選と逆順でグループごとにアタック
ロッシが第1グループのトップタイム!

 レース1が短縮されて行われた土曜日、デトロイトは夜にまた強い雨が降った。レース2の予選、決勝が行われる日曜日、朝9時の気温は14℃しかなく、空には厚い雲が広がっていた。それが予選開始の10時間45分、空は一転、快晴になっていた。しかし、気温は17℃とさほど上がっていなかった。

 今日のグループ1は、昨日グループ2。グループのメンバーは変わらず、走る順番が昨日と今日で逆になっているということ。
 グループ1最速はアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)だった。ラップ・タイムは1分15秒1825。2番手は驚速ルーキーのコルトン・ハータ(ハーディング・スタインブレナー・レーシング)で、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)が3番手。そして、4番手はもう一人の俊足ルーキー=パト・オーワード(カーリン)だった。

2019 INDYCAR レース・アナリシス 第7戦 シヴォレー・デトロイト・グランプリ・レース1:佐藤琢磨の6ポジション・アップ検証

ポディウムで観客に応える佐藤琢磨。手ごたえある3位だ Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大

 予選9番手から3位でフィニッシュ。価値あるポイントを獲得した佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)。どんなレースを戦っていたのか、彼の言葉で振り返る。

スタート前に早くも1ポジション・アップ!
さらに1周目開始直後に7位に浮上

 
 スタート前のフォーメイション・ラップでザック・ヴィーチ(アンドレッティ・オートスポート)がスピン! それを避けた琢磨は難なく8位に上がった。
 「あれはラッキーだったね」。
 そしてグリーン・フラッグ。すぐさまルーキーのパト・オーワード(カーリン)の前に出る。ところが、直後のターン2で琢磨のマシンがスライド! 真横を向きかけた。
 「ハンドルが一回転しちゃったよ。でも、ぶつかってないよ。レース後にみんなにそれを聞かれたけど、彼を抜いて、あのコーナーのちょっと盛り上がったところを越えてパッとミラーを見たら、彼は後ろにいたので…………。ぶつかってたら彼は壁に行っちゃってたでしょ」
 琢磨のマシンがまっすぐターン3方向に向けたのは、オーワードにぶつかったおかげでのラッキーではなかった。
 「こっちは何も感じなかった。でも、ぶつかってたら、ゴメン」。
 1周目が始まった直後に琢磨の順位はすでに7番手に上がっていた。

2019年6月2日日曜日

2019 INDYCARレポート 第7戦 シヴォレー・デトロイト・グランプリ レース1 Race Day 決勝:ジョセフ・ニューガーデンがデトロイトのレース1で優勝

ロッシの激しい追撃を抑えきっての今シーズン開幕戦以来の2勝目に手ごたえを感じるニューガーデン。ポイントスタンディングもパジェノーに25ポイント差に Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
ニューガーデン、イエロー直線のピットインの大ラッキー!
コース上でのパス1台のみにもかかわらず優勝!!


 70周のはずが75分間とされ、結果的に43周に縮まったデトロイト・グランプリのレース1、予選2位だったジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)は、ウェットコンディションでは走りにキレがなく、6周目にフェリックス・ローゼンクヴィスト(チップ・ガナッシ・レーシング)にパスされた。ライバルチームのルーキーを12周目に抜き返しはしたが、結局彼がコース上でパスしたのは、この1台だけだった。それでも彼はウィナーとなった。
 17周目のピット・インは、彼が生まれ持った強運によるものなのか、それとも、自らのチームのドライバーに”ギャンブラー”と呼ばれたこともあるティム・シンドリック(ペンスキー・レーシング社長)の勝負勘が冴え渡った結果か。

2019 INDYCARレポート 第7戦 シヴォレー・デトロイト・グランプリ・レース1 :ファン・パブロ・モントーヤ組のアキュラARX-05がミッド・オハイオに続いてデトロイトでも優勝

ポール・トゥー・フィニッシュで2連勝飾ったアキュラ・チーム・ペンスキーの6号車、モントーヤ/キャメロン組の6号車。これでランキング首位のウィーレン・エンジニアリング・レーシングのキャディラックにチーム・ポイントスタンディングで5ポイント差、マニュファクチャラーズ・ポイントスタンディングではキャディラックに1ポイント差に迫った Photo:LAT Images クリックして拡大
アキュラDPi通算3勝目!

 IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップのトップ・カテゴリー=デイトナ・プロトタイプ・インターナショナル(DPi)に参戦を始めて2シーズン目のアキュラ・チーム・ペンスキーは、ミッド・オハイオ・スポーツカー・コースで行われた第4戦アキュラ・スポーツカー・チャレンジ・アット・ミッド・オハイオで勝利したファン・パブロ・モントーヤ/デイン・キャメロン組が、デトロイトのベル・アイルを舞台とした第5戦シヴォレー・デトロイト・グラン・プリ・プレゼンテッド・バイ・リアでも優勝を飾った。昨年のミッド・オハイオで初勝利を挙げた彼らにとって、今回はDPiでの3勝目だ。

2019 INDYCARレポート 第7戦 シヴォレー・デトロイト・グランプリ・レース1:インディカーと併催のIMSAシリーズはファン・パブロ・モントーヤがPP

会心の表情を見せるモントーヤ「デトロイトでポール・ポジションを獲得できたことに興奮している」
IMSAシリーズ第5戦
シヴォレーの本拠地でアキュラがPP


 デトロイト・グラン・プリはインディーカーのダブルへダーがメイン。そして、アメリカン・スポーツ・カーの最高峰IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップのシリーズ第5戦が併催だ。
 金曜日にはIMSAシリーズ予選が行われ、トップ・カテゴリーのデイトナ・プロトタイプ・インターナショナルで元インディカー・チャンピオンで二度のインディ500ウィナー、そして元F1GPウィナーでもあるファン・パブロ・モントーヤ駆るアキュラARX-05がポール・ポジションを獲得した。110分間で争われるレースは今日、土曜日の夕方にスケジュールされている。

2019年6月1日土曜日

2019 INDYCARレポート 第7戦 :シヴォレー・デトロイト・グランプリ・レース1 Day1 プラクティス2:プラクティス2はアレクサンダー・ロッシ、ウォーム・アップはライアン・ハンター-レイが最速

レッド・タイヤ装着でロッシがプラクティス2でトップタイムに Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
プラクティス2でパジェノーがクラッシュ!
ロッシはレッド・タイヤで最速タイムを記録

 
 午後2時50分スタートのプラクティス2は、引き続き快晴で、気温は26℃まで上がっていた。路面はドライで、温度は33℃。汗ばむコンディションとなった。このセッションも45分間。午後のプラクティスではインディ500チャンピオンのシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)が壁にヒットして赤旗を出し、そのままセッション終了となった。オプショナル・タイヤ=通称レッド・タイヤ(サイド・ウォールが赤い)も試して良いルールのため、ここではアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)が1分15秒1367でトップだった。プラクティス1でスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)がプライマリー・タイヤ=通称ブラック・タイヤで出したベストは1分16秒7418だったから、午後は温度が高い状況ながら1.6秒以上も速くなっていたということ。路面のグリップ、マシン・セッティングの向上にタイヤ自体のグリップ力の高さが加味されてのことだ。

2019 INDYCARレポート 第7戦 シヴォレー・デトロイト・グランプリ Day1 プラクティス1:デトロイトのプラクティス1はスコット・ディクソンが驚速

2位以下を大きく引き離すタイムをプラクティス1でマークしたディクソン。イニシャルセッティングは好調のようだ Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
ディクソン、プラクティス序盤に最速タイムを記録!
2位のパワー以下は僅差で続く

 最速ラップを記録したのは今シーズンまだ勝利のないスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)。2番手に来たウィル・パワー(チーム・ペンスキー)に0.3464秒も差をつけた。ディクソンのベスト=1分16秒7418は8周目だったが、パワーのそれは20周目。パワーは2セット目を使ったということのはずだ。
 3番手以下は、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)=1分17秒1060/6周目、ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)=1分17秒1981/16周目、グレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)=1分17秒2201/10周目、コルトン・ハータ(ハーディング・スタインブレナー・レーシング)=1分17秒2252/19周目。ハータはルーキーなので供給されるタイヤが1セット多く、そのアドヴァンテージを使ってトップ6入りした。ディクソンは飛び抜けているが、2番手のパワーから6番手のハータまではコンマ2秒以内という僅差の中にあった。

2019年5月28日火曜日

2019 INDYCARレポート 第103回インディアナポリス500 5月27日:シモン・パジェノーの獲得賞金はほぼ3億円!


Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
一夜明け、インディー500ウィナー・パジェノーは大忙し 
 スピードウェイのメインストレートで行われる恒例のウィナー撮影会は、午前9時から。「昨日はあの後も7時間メディアに出続け。睡眠は2時間だけで撮影会。でも、大丈夫。ウィナーだけの特別な体験だから。インディ500、インディカーシリーズの代表としてPR活動も頑張る」とパジェノーは笑顔だった。

2019年5月27日月曜日

2019 INDYCARレポート 第103回インディアナポリス500 Race Day 決勝:シモン・パジェノーがインディー500初勝利

Photo:INDYCAR (John Cote) クリックして拡大

 ピット・シークエンスがライバルより3~4周早かったパジェノー
燃費が苦しくなった終盤、レッドフラッグに

 雨の予報は吹き飛び、曇りがちの空の下で始まったレースは、終盤には青空の下で戦われることになった。
 ポール・ポジションからレースをリードし続けたシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)は、レースがもう終盤に入ってからチームメイトのジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)にパスされて2番手に下がったが、それは燃費をセーヴするための作戦だったはずだ。1回目のピット・ストップがライヴァル勢より3~4周も先だった彼は、しわ寄せで厳しい状況に追い込まれつつあった。その上、予選9位だったアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)がレース中にグイグイとスピードを上げて来て、177周目にパジェノーをパスした。
 その直後にセバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)とグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)の接触に端を発する多重クラッシュ発生。コース清掃のために赤旗が出され、レースは一日中断となった。

2019 INDYCAR レポート 第103回インディアナポリス500 決勝速報:佐藤琢磨「同一周回まで戻してくれたチームに感謝したい」

Photo:INDYCAR (Richard Dowdy) クリックして拡大
佐藤琢磨コメント 「最初のピットストップでトラブルが発生して、もう一度ピットインしなくてはならなくなりました。この状況で(2ラップ遅れ)から、同一周回まで戻してくれたチームに感謝したいです。

2019 INDYCAR レポート 第103回インディアナポリス500 決勝速報:パジェノー「クルマが本当に素晴らしくて、レースの上に乗っているように走れた」

Photo:INDYCAR (Karl Zemlin) クリックして拡大
パジェノー
「今日はほんとに今日はほんとにクルマが素晴らしくて、レールの上を乗ってるように走ることができた。とにかく今胸がいっぱいだ。こういう素晴らしいチームと一緒に、自分たちの仕事をしっかりやっていて、ここの場所にたどり着くことができた」

2019 INDYCAR レポート 第103回インディアナポリス500 決勝速報:シモン・パジェノーがポール・トゥ・ウイン! 佐藤琢磨は最後まで優勝を争い3位でフィニッシュ


Photo:INDYCAR (James Black) クリックして拡大
  第103回インディアナポリス500は、ポール・ポジションからスタートした、チーム・ペンスキーのシモン・パジェノーが優勝した。2位にはアレキサンダー・ロッシ。佐藤琢磨はパジェノー、ロッシと最後まで優勝を争い、3位でフィニッシュした。

2019 INDYCARニュース 第103回インディアナポリス500 Race Day:フンコス・レーシングに新スポンサー

 
CA リバー・プレートのロゴが新たに入ったカイザーのマシン。CAリバー・プレートは、ブエノスアイレスを本拠地とする1901年創立の名門チーム。チーム名はラプラタ川に由来する。2015年のクラブワールドカップでサポーターが大挙来日したことでも知られる Photo:Gustavo Rosso クリックして拡大

 インディー500開幕前にスポンサー喪失のフンコス&カイザー

0.019mphでアロンソをバンプ・アウトし一躍注目

 予選2日目、最後のアタッカーとしてコース・イン、F1チャンピオンとマクラーレン・レーシングを第103回インディアナポリス500のグリッドからバンプ・アウトして世界にその名を知らしめることになったのがカイル・カイザーとフンコス・レーシングだ。
 今年のインディー500が始まる前にスポンサーを失った彼らは、プラクティスでのマシンのセッティングも上々で予選通過確実なスピードが出ていた……が、そのマシンを予選を前にクラッシュさせてしまい、仕方なくバック・アップ・カーにスイッチ。ロードコース用に組まれていたマシンからのコンヴァージョンではインディー用に入念に作り上げたプライマリー・カーと同じレヴェルにまで仕上げることが難しく、予選1日目にはオーヴァーヒートなどのトラブルも出ていたため、予選通過は非常に難しい状況になっていた。
 しかし、カイザーはアロンソのスピードを0.019mph上回り、33番グリッドを獲得した。

2019年5月26日日曜日

2019 INDYCAR ニュース 第103回インディアナポリス500 5月24日:2020年からインディーカーはエアロスクリーン装備でより安全に

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 レッド・ブル・アドヴァンスド・テクノロジーズとのパートナーシップを締結
防弾ポリーカーボネード製でチタニウムフレームを備えモノコックに3点マウント

 第103回インディアナポリス500のファイナル・プラクティスが行われるカーブ・デイに、インディーカーが新しい安全装備についての発表を行なった。レッド・ブル・アドヴァンスド・テクノロジーズとのパートナーシップを新たに結んだインディーカーは、ドライヴァーの安全性向上のためのエアロスクリーンを共同でデザインし、これらを2020年から出場マシンに装着されることとなるという。
 

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 防弾ポリカーボネイト製で、反射防止コーティングが施され、曇り防止の機能も備えるエアロスクリーンは、上端にチタニウム製のフレームを備え、モノコック3箇所にマウントされる。また、ロール・フープにも繋がれるデザインとすることでF1ですでに採用されているHALOと同等のプロテクション性能が実現されるという。
 インディーカーは2016年からポリカーボネートなどのメーカーであるPPGなどと開発を行って来ていた。ここに来てレッド・ブルが開発に関わった経緯についての説明はなかった。

エアロスクリーン採用でAFPはお役御免に

 
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  スクリーンの汚れに対応すべく、テア・オフの開発も今後続けられるという。また、スクリーン装着でコクピット内が熱くなるため、ダラーラがクーリング・システムも開発がすでに始めている。
 インディ500の前のインディーカー・グラン・プリから全車に装着が義務付けられたAFP(アドヴァンスト・フロンタル・プロテクション)というデヴァイスは、スクリーンの登場で御役御免となるようだ。ただし、そのマウント部がスクリーン装着時にはシャシー・センター・ピラー用に使われることになるようだ。発表されたイラストではその辺りの詳細が分かりにくいのだが……。このデヴァイスは今年の夏の間に最終テストが行われ、秋にも全チームへのデリヴァリーが始まる予定だ。

レッドブルのクリスチャン・ホーナー
「エアロスクリーンのポテンシャルは大きい
今後数か月間で性能をさらに向上させ、完成させたい」
 

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  インディ500で1勝、インディーカー・シリーズでチャンピオンになること5回のスコット・ディクソンは、インディーカーに協力し、エアロスクリーンの開発に携わって来た。彼は、「インディーカーはドライヴァーの安全対策で常に先頭を走って来た。彼らは常に現状を評価し、次に何を行なうべきかを考えて来ている。自動車レースが始まった100年前から、時代が移り変われども、インディーカーはずっとそれを続けて来ている。エアロスクリーンは、その最新版だ」と語っている。
 
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  レッド・ブル・アドヴァンスト・テクノロジーズのCEOで、レッド・ブル・レーシング・チームの代表を務めるクリスチャン・ホーナーも、「マシンが前方から衝突する際、ドライヴァーを守る装備としてエアロスクリーンが持つポテンシャルは高い。それは以前から明らかになっていた。インディーカーとパートナーになることで、エアロスクリーンの持つ可能性を最大限に引き出したい。この装備によって、ドライヴァーたちの負傷を軽減し、アメリカ最高峰シングル・シーター・レースにおける死亡事故も防ぐことになるかもしれない。今後の数ヶ月間、私たちとインディーカー、そしてインディーカーのドライヴァーたちと密接に働き、エアロスクリーンの性能を更に向上させ、完成させたい」とコメントしている。
以上

2019 INDYCARレポート 第103回インディアナポリス500 5月25日:シモン・パジェノーは強力な優勝候補?

マシンの仕上がりに自信を見せるパジェノー。ペンスキーのインディー500での50周年を飾ることはできるのだろうか? Photo:Naoki Shigenobu クリックして拡大
ユニヴァーサル・エアロをついに克服
自信を取り戻したパジェノー

 インディー500での初ポール・ポジションを獲得したシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)。フランス出身で現在35歳の彼は、ザ・グレイテスト・スペクタクル・イン・レーシングへの出場は今年が9回目だ。
 2018年に導入されたユニヴァーサル・エアロ・キットをマスターするのに時間がかかったパジェノー。しかし、フェニックス、インディ、テキサスでは予選2位に入り、アイオワ、ポコノ、ゲイトウェイでも予選4、5、6位と、オーヴァルでの戦闘力は決して低くなかった。インディで6位、テキサスで2位など、レースにおいてもオーヴァルでは上位フィニッシュを記録していた。

 今シーズンは開幕からストリート/ロードコースでの5戦続くスケジュールだが、パジェノーは最初の4戦で3回トップ10フィニッシュ。そして、決勝が雨になった第5戦インディーカー・グラン・プリで2017年の最終戦以来となる優勝を飾った。まだ予選での速さは2、3年前のものに届いていないが、ウェット・コンディションで圧倒的な速さを発揮しての優勝でパジェノーは失っていた自信を取り戻した。

2019年5月25日土曜日

2019 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第103回インディアナポリス500 ファスト・フライデイ(ファイナル・プラクティス):「昨夜シミュレーターと実走行の情報をうまく組み合わせ、考えられるベストのパッケージにできたと思います」

ファイナルプラクティスっを終えてインタビューに応じる佐藤琢磨 Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
ホンダ勢2位となる3番手タイムをマーク!

  この日曜日に決勝レースの行われるインディー500。そのファイナル・プラクティスが今日行われ、佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は3番手となる225.468mphを記録した。トップはトニー・カナーン(AJ・フォイト・エンタープライゼス)の225.517mphで、2番手はサンティーノ・フェルッチ(デイル・コイン・レーシング)の225.486mphだった。

2019 INDYCARレポート 第103回インディアナポリス500:今年のインディー500はGAORA SPORTS と NHK BS1 で放送!

月曜日のNHK BS1にも注目!

 第103回インディアナポリス500マイルを日本ではふたつのテレビ局が放映します。
 ライヴはインディーカー・シリーズ全戦を放映して来ているGAORA SPORTS系。

2019年5月23日木曜日

2019 INDYCARレポート 第103回インディアナポリス500 予選:フェルナンド・アロンソとマクラーレンは、きっと2020年にまた帰って来る


予選落ち後、ジル・ド・フェランとともに会見に臨んだアロンソ。受け入れがたいであろう結果をいさぎよく認め、予選通過者を讃える態度は、まぎれなく1流のドライバーのそれであると同時に、インディー500への周年がなお些かも損なわれていないことを十分にうかがわせたのだった Photo:INDYCAR (James Black) クリックして拡大
全世界に衝撃が走ったアロンソの予選落ち
 フェルナンド・アロンソの予選落ちには世界がショックを受けた。長年インディー500を見て来ているアメリカ人も驚き、インディ500は独特、特別な世界なのだと改めて思い知らされた。2017年のアロンソによるインディ500初挑戦は衝撃的だった。F1チャンピオンは初挑戦で優勝争いに加わった。その彼が2年後に予選を通れないとは……。

2019年5月21日火曜日

2019 INDYCARレポート 第103回インディアナポリス500 Day7 プラクティス8:マンデー・プラクティスでもシモン・パジェノーが最速

ブーストが下がり、気温が低いコンディションになっても速さをみせたパジェノー。ニューガーデンが2番手につけたほか、カストロネヴェス7番手、パワー8番手とペンスキーは安定している Photo:INDYCAR (Mike Harding) クリックして拡大

チーム・ペンスキーが1-2!
ラスト・ロウ予選から出場権を得たヒンチクリフが3番手

 予選終了の翌日、正午に始まった2時間のプラクティスは、レースを想定しての集団走行が延々と続けられた。気温が16~17℃と低いコンディション下、トウを利用してのパスが繰り返され、各チームともトラフィックの中でのハンドリングのチェックを行っていた。
 最速ラップを記録したのはシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)。昨日の予選でインディー500における初ポール・ポジションを4ラップ平均229.992mphで獲得した彼は、今日のプラクティスではエンジンのターボ・ブーストが決勝用に下げられているものの228.441mphを記録した。

2019年5月20日月曜日

2019 INDYCARレポート 第103回インディアナポリス500 予選Day2:フェルナンド・アロンソ&マクラーレンがまさかの予選落ち!

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アロンソ、新しいセッティングに失敗!
ラスト・ロウ・シュートアウト前のプラクティスで6周しか走れず

 

 第103回インディアナポリス500の予選2日目は、朝から雨に見舞われたが、午前10時過ぎに”ラスト・ロウ”を争う6人のためのプラクティスが始まった。
 ここでフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)は6周しか走れず、220.009mphしか出せなかった。新しいセッティングをトライしたが、それが失敗に終わったのだ。2017年に彼が共に戦ったチーム、アンドレッティ・オートスポートから、インディカーで最も重要なパーツとも言えるダンパーの提供を受けたが、ライドハイトの設定を間違ってしまったようだ。インディ500へのスポット参戦をしているチームは、もはや完全に負のスパイラルに嵌ってしまっていたのだ。

2019 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第103回インディアナポリス500 予選:予選1日目終了=佐藤琢磨にインタヴュー

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去年よりは良いですが大満足の予選とはなりませんでした

――予選1日目が終わりましたが、今日のコンディション、自分のマシンはどうでしたか?
佐藤琢磨:そうですね、難しいコンディションだったと思います。どうだろう? 最初の7~8台はすごく良いコンディションの中で走れたと思うけど、10台目以降はもうどんどん、どんどん気温が上がっていって、風も今日は強かった。僕はクルマの中にいたからわからなかったけど、突風が吹いてたりもしてたから、やっぱり難しかったですね。自分のアタックでもクルマが風の煽りを受けて、ターン2でちょっとアクセルをリフトせざるを得なかったので、まぁ心残りと言えば心残り。だけど、チームが後で計算したら、あのリフトによるロスは、4周のトータルに対してコンマ1mphぐらいにしかなっていなかったので、リフトなしで行けてても順位は変わらずでしたね、結果的には。もうちょっとクルマのセット・アップをうまく持って行けてたらな、とは思いますけど、条件はみんな一緒ですから。去年よりは良いですけど、大満足の予選とはなりませんでした。

2019年5月19日日曜日

2019 INDYCARレポート 第103回インディアナポリス500 予選:インディー500の予選1目、最速はスペンサー・ピゴット。佐藤琢磨は14位。フェルナンド・アロンソは30位までに入れず!

予選1日目のトップタイムをマークしたピゴット。ECRは全車がファスト6進出を果たした Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
シヴォレー勢、暫定ながらフロント・ロウ独占!
ペンスキーは3台が2-3-4位でファスト9進出

 第103回インディアナポリス500の予選1日目が開催され、スペンサー・ピゴット(エド・カーペンター・レーシング)が4ラップ平均230.830mphのアタックを完成させ、暫定ポール・ポジションを獲得した。
 予選2番手はウィル・パワー(チーム・ペンスキー)=230.081mph。ピゴットとのスピード差は0.0023mphしかなかった。これはタイムにすると0.0011秒という僅差だった。2.5マイルのコースを4周しての差が、である。
 予選3番手はシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)の229.854mph。シヴォレーが暫定ながらフロント・ロウを独占。4番手もシヴォレー・ユーザーのジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)だった。ペンスキー勢はスポット参戦のエリオ・カストロネヴェスが12位でファスト9入りできなかったが、3人が2列目までに入り実力のほどを示した。

2019 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第103回インディアナポリス500 Day4:佐藤琢磨にインタヴュー#4 ファスト・フライデイを終えて

アタック順は早いほうがいい

――明日のアタック順は、やっぱり早い方がいいですか?

佐藤琢磨:いいでしょう。4番目ぐらいがいい。1番はちょっと路面がグリーン過ぎるけど、3人目ぐらいからいいんじゃない?  気温は、もう早い方が間違いなくいいでしょう。

――今日より暑く、湿度も高まるという予報です。

佐藤琢磨:マジですか? 寝苦しいじゃないですか。

――日曜が雨という予報もあり、そうなった場合は明日のアタックでグリッドが決まる可能性も……。

佐藤琢磨:そうか。じゃ、持てる力を余すことなく発揮してもらわないと、30号車に。

2019年5月18日土曜日

2019 INDYCARレポート 第103回インディアナポリス500 Day4 プラクティス4:ファスト・フライデイ最速はコナー・デイリー!

この日57周を走行したデイリーは、54周目に231.704mphをマークする Photo:INDYCAR (James Black) クリックして拡大
デイリーのタイムはトウありながら今年最速
アンドレッティ、佐藤琢磨が続き予選前日にホンダ1-2-3!

 予選を明日に控え、今日のプラクティスではターボのブースト圧が予選用のものにアップされる。マシンの空力は極限までトリムされ、各エントラントは予選シミュレーションを繰り返した。
 今日は誰もが単独走行を目指すが、トウが発生してしまった……というパターンで速いスピードは記録されていた。つまり、スピード・ランキングを云々してもあまり意味はない。ただし、今日のセッション終了間際、アンドレッティ・オートスポートからスポット参戦しているコナー・デイリーが231.704mphをマーク。それは今年の最速ラップなので、ここで触れておく。

2019 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第103回インディアナポリス500 Day3 :プラクティス3:佐藤琢磨にインタヴュー#3 翌日はファスト・フライデイ

「やっぱりタイヤを4周持たせるのは難しい」
――今日は最初から予選シミュレーションでしたね?

佐藤琢磨:はい。昨日の反省を元に、朝から精力的にトライしました。感触は良かったですね。

――1回目のシミュレーションから好いスピードが出てましたね?

佐藤琢磨:悪くなかった。でも、あの1回目のは少しトウがあったけどね。前に誰かいたね。4秒か5秒前方に。

――今年は新路面、新エアロ、新タイヤですが、4周連続でのスピードの上げ具合、下がらないようにする点などはどうですか?

佐藤琢磨:うーん、どうだろう? 昼にやったシミュレーションではクルマに問題が抱えちゃったので途中でヤメちゃったんだけど、やっぱりタイヤを4周持たせるっていうのは難しいですよね。チャレンジングです。磨耗というか、性能劣化が起こるので、とにかく速いバランスを維持したま4周するのは容易じゃないです。

2019年5月17日金曜日

2019 INDYCARレポート 第103回インディアナポリス500 Day3 プラクティス3:プラクティス3日目、最速はエド・ジョーンズ

3日目のプラクティスは天候悪化で1時間15分切り上げられることに Photo:INDYCAR (James Black) クリックして拡大
天候が崩れて午後5時前に走行は終了に

 プラクティス3日目もインディは好天。昨日より風がやや強かったが、走行開始時の気温は21℃、路面温度31℃だった。今日も過ごし易いコンディションでの走行が続いたが、午後2時頃から空は曇り始め、気温も路面温度もダウン。4時半を前に大きな雷雲が近づいて来てイエロー・フラッグが出され、午後4時45分には”今日の走行終了”とアナウンスが流れた。午後5時頃に雨は振り出し、5時半には強い風を伴う豪雨となった。

2019 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第103回インディアナポリス500 Day2:佐藤琢磨にインタヴュー/インディ-500プラクティス2日目を終えて

Photo:INDYCAR (Dana Garrett) クリックして拡大
午後の真ん中までクルマを作ってきて方向性が定まって
スピードも上がって行ったので非常にポジティヴに捉えてました

――120周を走りました。予定通りプログラムが進んでいる感じですか?

佐藤琢磨:タイヤの使用セット数が今日は3セットと決まってました。1セットで40周ぐらいしてましたね。1セットでは45周も走った。1スティントが30周ぐらいなのに。それが良いとは思わないけど、色々なことを勉強するために、それぐらいの周回が必要でした。4セット目は使いたくないっていうチームの方針があったので。明日は5セット、明後日は6セットを下ろすつもりだから。
 昨日のものをベースにしたセッティングは、今日のプラクティスで良くなっていたし、今日作り上げて行ったマシンは結構満足が行っていたんですよね。午後の真ん中ぐらいまでクルマを作って行って、やる方向性がすごく定まって来ていたので、自分としてもフィーリングも良かったし、それに合わせてスピードも上がって行ったから、非常にポジティヴに捉えてました。

2019年5月16日木曜日

2019 INDYCARレポート 第103回インディアナポリス500 Day2 プラクティス2:プラクティス2日目のトップはジョセフ・ニューガーデン



 今日もインディアナポリスは快晴。午前11時に始まるヴェテラン用プラクティス時間の前に、ルーキーのパト・オーワード(カーリン)に40分間もの走行時間が与えられ、彼はルーキー・オリエンテーションを完了させた。昨日、彼のマシンはギヤボックスにトラブルを発生、14周しか走れなかったため、特例措置が取られた。ベン・ハンリー(ドラゴンスピード)もルーキー・オリエンテーションをまだ2段階残しているが、彼にはなぜだか走行許可は出なかった。
 そして、今日からのプラクティスはもうヴェテランかルーキーかの区別がなくなり、午前11時から午後6時まで7間がフルに走行OKとなった。明日、明後日も同様のスケジュールとなる。

2019 INDYCARレポート 第103回インディアナポリス500 Day2 プラクティス2:フェルナンド・アロンソがクラッシュ!

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3ターンでアンダーがでてアウト側ウォールに!
アロンソは幸い無傷、すぐに走行許可


 第103回インディアナポリス500のプラクティス2日目、午前11時に始まったプラクティスでフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)がクラッシュした。ついに2度のF1ワールド・チャンピオンにもインディの壁の洗礼を受ける日が訪れた。


2019年5月15日水曜日

2019 INDYCARレポート 第103回インディアナポリス500 Day1 プラクティス1:プラクティス初日、昨年度ウィナーのウィル・パワーが最速


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パワー、初日で早くも昨年のPPスピードを更新
 第103回インディアナポリス500のプラクティスが今日スタート。気温が17~21℃で、路面温度は28~42℃と、寒かったインディーカーGPから一転、快適な1日となった。
 午前11時から2時間がヴェテラン勢、午後1~3時がルーキー、午後3~6時はオープン・プラクティスというスケジュールで、夕方のセッションでウィル・パワー(チーム・ペンスキー)の出した229.745mphが今日の最速ラップとなった。トウ利用だとはいえ、去年のポール・スピード(=229.618mph)を走行初日にして上回った。
 新しいタイヤ、新しい路面、新しいエアロが影響してのことなのだろう、今年のインディー500は去年よりハイ・スピードで争われることとなるようだ。ホンダとシヴォレー、両エンジンのパワー・アップも実現されているはずだ。去年の走行初日はシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)による225.787mphが最速だったから、その差は約4mphと大きい

2019 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第103回インディー 500:今年最初のインディー500向けプラクティスを走った佐藤琢磨が語る


テストがよかったので順調な滑り出しにできた
気になるところがハイライトされてきた
 
 「オープンテストが良かったことで、順調な滑り出しにできた。テストの時より全然今日は暖かく、タイヤも磨耗が早いし、バランスシフトも大きい。まだ30周もしていないのに、もうあのタイヤは使わない。この間のテストよりもタイヤのライフが短い。今日の天候によるコンディションで得られるダウンフォースも少ないので、気になるところちがハイライトされて来ているというか......。それを午後に修正したいと考えているところ」

2019年5月12日日曜日

2019 INDYCARレポート R5 インディーカー・グラン・プリ Race Day 決勝:シモン・パジェノーが残り2周でスコット・ディクソンをパスして今季初勝利

パジェノー、ラスト2周での大逆転勝利! 自身インディーカー・グラン・プリ3勝目、ペンスキーは今年もインディーカー・グランプリを制した Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
 レース終盤、ウェットタイヤを選んだディクソンがトップに

 曇天・低温というコンディションで始まったレースは、心配されたとおりにレース終盤が雨になった。路面が完全なウェットになる前の60周目、エリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)がスピンしてフルコース・コーション。ここでほぼ全車がピットしたが、ウェット・タイヤを選ぶのが結果的に正解だった。





59周目、4位でルーティンのピットインに入ったディクソンはレインタイヤに換装。同一周にピットインしたニューガーデン、オーワードらはこの時ブラックタイヤをチョイスして再度のピットインを余儀なくされ、ディクソンが独走状態に Photo:INDYCAR (Doug Mathews) クリックして拡大
 トップ・グループはここでスリックをチョイス。もう一度ピットする羽目に陥り、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)がまんまとトップの座を取り戻した。

2019 INDYCARレポート R5 インディーカー・グラン・プリ Race Day ウォーム・アップ:ウォーム・アップはコルトン・ハータがトップ

コルトン・ハータがウォームアップでトップタイムをマーク Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
 晴天の下でのウォームアップ
しかし今日の天気予報は雨!

 
 レースは雨になる予報が昨日から出ているが、今朝のインディアナポリスは、「本当にウェット・レースになるの?」というほどの快晴。朝8時頃の気温は7℃と冷え込んでいた。
 ウォーム・アップ・セッションが始まる11時過ぎ、気温は16度まで上昇。しかし、昨日より風が強く吹いており、朝に比べて空には雲が広がって来ていた。
 30分間のセッションで最速ラップをマークしたのはコルトン・ハータ(ハーディング・スタインブレナー・レーシング)。予選4位だったルーキーは1分9秒2003をセッション終盤に出した。
 2番手は予選2位だったスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)。タイムは1分9秒5805。
 そして、1分9秒6791を出した佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)が3番手だった。

2019年5月11日土曜日

2019 INDYCARレポート R5 インディーカー・グラン・プリ Day1 予選:フェリックス・ローゼンクヴィストがキャリア初ポールポジション

開幕戦で予選3位、第2戦では予選5位と、ここまで4戦中2戦でファスト6進出を果たしていたローゼンクヴィストがついにポールポジションを獲得! ルーキーのシーズン初勝利はハータに先を越されたが、ポール・ポジションでは一番乗りとなった Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
チームの先輩、ディクソンを抑え今季ルーキー初のPP!

 今日はインディーカー・グラン・プリの走行初日だが、2回のプラクティスの後に予選が行われ、ルーキーのフェリックス・ローゼンクヴィスト(チップ・ガナッシ・レーシング)がキャリア初となるポール・ポジションを獲得した。

 気温が12℃、路面も21~22℃と午後もコンディションは低温のままだった。Q1のグループ1で1分8秒3014をマークして3番手でQ2に進んだローゼンクヴィストは、Q2では1分8秒0188を出して2番手でQ3へと進出。ユーズド・レッドでの争いとなったQ3=ファイナルでは1分8秒2785を叩き出した。予選2位は彼の先輩チームメイトのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)。今回のファイナルに2人揃って進出できたのはチップ・ガナッシ・レーシングだけで、彼らは予選1-2を達成と、ライバル勢を一歩リードしている。ローゼンクヴィストは僅かに0.0194秒だけだがディクソンより速かった。ルーキーのPPも今シーズン初だ。

2019 INDYCARレポート R5 インディーカー・グラン・プリ Day1 プラクティス1:インディーカーGP最初のプラクティスではウィル・パワーが最速

いよいよインディーでの2連戦がスタート Photo:INDYCAR (Walter Kuhn) クリックして拡大
肌寒いコンディションの下、プラクティスがスタート
 
 去年は快晴の下でスタートしたインディーカー・グラン・プリだが、今年は曇天、低温で始まった。スケジュールは今年も2デイ・イベントで変わらず。金曜はプラクティス2回と予選が組まれているので、朝から忙しい。
 1年前は気温=20℃、路面温度27℃と快適なコンディションで週末がスタートしたが、今年は完全なる曇天。気温10℃、路面温度15.6℃という寒さでスタートした。夕方の予選時には幾分気温は上がると言われているが、太陽が顔をのぞかせることはなさそう。そして、明日は雨になる可能性も……。

2019 INDYCARレポート R5 インディーカー・グラン・プリ Day1 プラクティス2 :プラクティス2ではルーキーが1-2=コルトン・ハータがトップで、フェリックス・ローゼンクヴィストが2番手




 
バイオガスプラントを手掛けるエネルギー企業GESSのカラーリングとなったコルトン・ハータ、インディーのロードコースでも早さを見せつけ、ただ一人の1分8秒0台をマークPhoto:INDYCAR (Walter Kuhn) クリックして拡大
 ハータ、驚異的な1分08秒0393をマーク!
セッション2はルーキー&ホンダ1-2に


 今年のルーキーは本当にすごい。すでに1勝しているコルトン・ハータ(ハーディング・スタインブレナー・レーシング)がインディーカーGPのプラクティス2でトップ・タイムをマークし、フェリックス・ローゼンクヴィスト(チップ・ガナッシ・レーシング)が2番手につけた。ルーキーによる1-2が達成されたのだ。
 彼らが参戦体制に恵まれているのは事実だが、1セット多いタイヤを使っていいルールをキッチリとアドバンテージに変えられている点が過去のルーキーたちと違う。ブラック・タイヤでマシンを仕上げ、予選前に1セットの使用が可能なレッド・タイヤでも速さを維持……どころか、先輩たちを凌ぐ速さを獲得して見せている。ハータの1分8秒0393は驚異的。ローゼンクヴィストも1分8秒2471という素晴らしいタイムをマークしたが、ハータは彼より0.2秒も速かったのだ。これらのラップは、暑いコンディションで争われた去年の予選で記録されたベスト・ラップ=1分9秒5125(ロバート・ウィッケンズ/Q1)を大きく上回ってもいる。
 プラクティス1ではシヴォレーが1-2だったが、プラクティス2はホンダの1-2になった。
 

最初のセッションから好調のピゴット、シヴォレー最上位の3位
佐藤琢磨は6番手までポジションアップ

ピゴットは午前中のセッションから安定した速さを見せ、このセッションではシヴォレー最上位に Photo:INDYCAR (Matt Fraver) クリックして拡大
  3番時計はスペンサー・ピゴット(エド・カーペンター・レーシング)=1分8秒2663。プラクティス1で2番手につけており、とても好調だ。ピゴットって去年もここで速かった。ところが、レースでは1ラップ目のシケインで空を飛び、着地直後に佐藤琢磨にヒット。
 4番手はセバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)、5番手はスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)。この二人は1万分の1秒まで同じラップ・タイム=1分8秒2971だった。ここまでがトップからコンマ3秒以内。

 
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 6番手は琢磨=1分8秒4690。7番手はライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)=1分8秒5077。8、9、10番手はジャック・ハーヴィー(メイヤー・シャンク・レーシング・ウィズ・ASPM)、マーカス・エリクソン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ:この人もルーキー)、エド・ジョーンズ(エド・カーペンター・レーシング)。プラクティス1で最速だったウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は1分8秒6799のベストで16番手で、彼のチームメイトたち=ジョセフ・ニューガーデンとシモン・パジェノーはそのすぐ上の14、15番手と不振気味だったが、ECRの二人が揃ってトップ10入りを果たした。

 上記以外のルーキー2人は、サンティーノ・フェルッチ(デイル・コイン・レーシング)が11番手で、パト・オーワード(カーリン)はレッド・タイヤで走ることなく、ラップ数も13周と少ないまま終了。24台の最後尾=24番手だった。


「両方のタイヤで上位につけることができた」と語る佐藤琢磨

レッドのフィーリングがよかったのは予選に向けていいこと」

Photo:INDYCAR (John Cote) クリックして拡大
「(ブラック・タイヤでもレッド・タイヤでも)そこそこ良いタイムでセッティングを向上させて来れていますから、僕らの中では、自分たちの選んだセッティングが正しいとの感触を得ています。ここからは、もう動かすことはできないですからね。両方のタイヤで上位につけるタイムを出せている点は良いんだけれど、上位はみんなラップ・タイムが似たような感じだから。レッドでのフィーリングが良かったのは、予選に向けてはいいことですね」と琢磨は話した。グレアム・レイホールは1分8秒6096のベストで、順位はプラクティス1と同じく13番手だった。

2019年5月5日日曜日

2019 ジャック・アマノのインディーな一日 R4 アキュラ・グランプリ・オヴ ・ロング・ビーチ: アキュラ・グランプリにアキュラRDXで通う

こちらがロング・ビーチ戦での愛車となったアキュラRDX。なんと272HP! Photo:Masahiko Amano クリックして拡大
祝!アキュラ・グラン・プリ

  グランプリ・オヴ・ロング・ビーチのタイトル・スポンサーがアキュラになったことを祝して、新しいアキュラRDXをアメリカン・ホンダからお借りしてカリフォルニアを走って来た。
 アキュラと言えばホンダのラグジュアリー・ブランド。と同時に、アキュラはホンダのパフォーマンス・ブランドでもあるので、RDXはクロスオーバーSUVでありながら豪華さとスポーティさを兼ね備えている。4シリンダーDOHC/16バルブ・VTEC・ターボの2リッター・エンジンはとてもパワフル(272HP)で、10スピード・オートマティック・トランスミッションとマッチングされている。街中での出足もいいし、フリーウェイをクルージング中に加速が必要になった時でもアクセルペダルにリニアに反応したスピードが得られる。

2019年4月15日月曜日

2019 INDYCARレポート R4 アキュラ・グランプリ・オヴ・ロングビーチ Race Day 決勝:アレクサンダー・ロッシが今シーズン初勝利

ロッシ、ライバルを圧倒して2年連続のポール・トゥ・フィニッシュ Photo:INDYCAR (Chris Owens)
2位以下に20秒以上の大差をつけて2年連続ポール・トゥ・ウイン

 新しい”キング・オブ・ザ・ビーチ”の誕生か。アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート/ホンダ)が第45回ACURAグラン・プリ・オヴ・ロング・ビーチで2年連続のポール・トゥ・ウインを飾った。ダウンタウン・ロング・ビーチに設定される全長1.968マイルのコースで、2018年の彼は2位に1.2413秒の差をつけて優勝したが、ほぼイエロー・フリーの戦いとなった今年は85周のうちの80周をリードした上に、2位以下に20.2359秒という大差をつけての圧勝を記録した。