2018年5月26日土曜日

2018 INDYCARレポート 第102回インディアナポリス500 ファイナル・プラクティス:暑かったカーブ・デイ、最速はトニー・カナーン

暑さの中でトップタイムを出すことに成功したカナーン Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
コクピット内のツールを、フルに使って
走らなくてはならないレースになる


 今日の1時間のプラクティスで最速だったのはトニー・カナーン(AJ・フォイト・エンタープライゼス)。2番手だったスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)に2mph以上の差をつけた大ベテランは次のように語った。

2018年5月25日金曜日

2018 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第102回インディアナポリス500 メディア・デイ:いいクルマになればなるほど、暑い中ではパフォーマンスはすごく高くなるはずなので、まずカーブ・デイでいいクルマにして、それを目指したいです」

23日のコミュニケーション・デイに佐藤琢磨はレイホールとともにインディアナポリスの学校を訪れた。琢磨の右はフンコス・レーシングでインディ・ライツを走るビクトール・フランツォーニ Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
「すごく楽しみになってきました」

Jack Amano(以下――):予選後、少し時間が経ちましたが、リラックスできましたか? 相変わらず忙しかったみたいですが?


佐藤琢磨:はい。少しリラックスする時間がありました。フィジカル的にもそうだし、気持ちも大分、状況を見て落ち着いて来て、同時に今日は折り返しで、今日からまたボルテージが上がって行くので、明日のカーブ・デイに備えて今日もエンジニアと話をして、すごく楽しみになって来ました。

2018 INDYCAR レポート 第102回インディアナポリス500 :ご質問にまとめて回答いたします

 ファンの方々からたくさんの質問をいただきました。ありがとうございます。
お寄せいただいた質問にお答えいたします。

2018 INDYCARレポート 第102回インディアナポリス500 5月24日:ジェイムズ・ヒンチクリフのインディー500出場はない??

予選落ちが決まった直後に取材を行けるヒンチクリフ Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
ヒンチクリフ、ツイッターで白旗宣言
 

 ジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)がツイートした。「今年のインディー500に出場する方法を模索するのはもう終わりにした」(編集部注:現地時間23日のツイート)。
 2011年以来となるバンプ復活でインディー500の予選はおおいに沸いた。思わぬ人がバンプされたからだ。”ヒンチタウン市長”の予選落ちを予想していた人はいなかった。しかし、何が起こっても不思議じゃないのがインディー。ボビー・レイホールが予選を通らなかったことはあったし、1995年にはチーム・ペンスキーが2台揃って予選落ちした(1年前はメルセデス・ベンツ・エンジンで圧勝したのに)。

2018年5月22日火曜日

2018 INDYCAR レポート 第102回インディアナポリス500 Day7 プラクティス8:プラ最速はセイジ・カラム!好調だったロバート・ウィッケンズがクラッシュ

プラクティス8の最速はセイジ・カラム。昨日の予選は24番手だった Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
走行4周目、ウィッケンズがハード・ヒット

 ルーキーが4人も予選を通過し、インディーカー・シリーズにフル参戦していない一見さん的エントリー11人がグリッドを確保したのに、インディーカー5勝のジェイムズ・ヒンチクリフが予選落ち。インディー500は本当に不思議なレースだ。
 エースの予選落ちでシュミット・ピーターソン・モータースポーツは負のスパイラルに陥ったのか、今日のプラクティスで”驚異のルーキー”、ロバート・ウィッケンズがクラッシュした。まだ走り出して4周目のことだった。

2018 INDYCAR レポート 第102回インディアナポリス500 Day6 予選:佐藤琢磨、予選2日目にスピードアップ

Photo:INDYCAR (James Black) クリックして拡大
 ポール・デイの朝、明るい表情となった佐藤琢磨
「昨日よりマシンはだいぶ良くなった。やっとあるべき姿に戻った感じ」

 ポール・デイの朝、プラクティスを終えた佐藤琢磨がピットロード裏を電動キックボードで軽快に走って来た。
 「マシンがちょっと良くなった。まだ究極のスピードっていうのかな? それを上げなきゃいけないけど、暑さへの合わせ込みは昨日より大分良くなった。やっとあるべき姿に戻った感じ」と話す表情は昨日の険しさとは違い、随分と明るくなっていた。
「ここからドラッグを減らすのは苦難の仕事だけれど、少なくとも226mph台の上の方は狙えそう。単独で226mphは出せる。4ラップが安定した予選としたい」と言った後、琢磨はファンの求めに応じてサインをし、ガソリン・アレーに戻って行った。

2018年5月21日月曜日

2018 INDYCARレポート 第102回インディアナポリス500 予選2日目:ポールポジションはエド・カーペンター 佐藤琢磨は予選16位

ペンスキー軍団を破った! Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
ファスト9はチーム・ペンスキーvsエド・カーペンター・レーシングに
 昨日の予選第1ラウンドを見て、今日の予選はチーム・ペンスキー対エド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)となるだろうとわかった。





暫定トップに立ち、観客の歓声に応えるパジェノー Photo:INDYCAR (Joe Skibinski)
  ファスト9のアタックは昨日の順位の裏返し。9位だったダニカ・パトリックから順にコース・インし、ジョセフ・ニューガーデンがペンスキー勢最初のアタッカーとして走った。4ラップ全て228mphとした彼は228.405mphでトップに立った。この後、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)、セバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)を挟んでウィル・パワーがアタックし、228.607mphでニューガーデンを上回り最速に。その後すぐがシモン・パジェノーで、彼は228.761mphをマークしてトップに躍り出、チーム・ペンスキーの1−2−3ともなった。

2018年5月20日日曜日

2018 INDYCARレポート 第102回インディアナポリス500 予選1日目:予選初日トップはエリオ・カストロネヴェス

ディスクォリファイとなり取材を受けるヒンチクリフ。雨天中断からのまさかの結末に表情も虚ろに Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大 
ヒンチクリフ、クォリファイに失敗!
 インディ500予選1日目が終了し、決勝へと出場する33台が決まった。今年は35エントリーがあったため2台が予選落ち。今日限りでインディアナポリス・モーター・スピードウェイを去ることになったのはジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ/ホンダ)と女性ドライバーのピッパ・マン(デイル・コイン・レーシング)と決まった。

2018 INDYCARレポート 第102回インディアナポリス500 予選1日目:24人目がアタック中に二度目の雨による中断!トップは依然エリオ・カストロネヴェス!! 佐藤琢磨のアタックはまだこれから

予選最下位を待つ13番目のアタッカー、ヒンチクリフ Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
最初の中断から2時間20分後に再開
しかし最初のアタッカー、ヒンチクリフは低迷


 12人がコース・インし、そのうちの11人が4ラップのアタックを完了させたところで雨。第102回インディアナポリス500の予選は一旦中断された。雨はすぐに止み、乾燥作業も着々と進んで2時間20分後に予選は再開。しかし、雨で路面のコンディションは決して良くはなく、最初のアタッカーとなったジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ/ホンダ)は1ラップ目が225mph台だったが、残り3周は224mph台。これでは予選通過が危うい。

2018 INDYCARレポート 第102回インディアナポリス500 予選:インディー500予選中断中! トップはエリオ・カストロネヴェス

Photo:INDYCAR (Karl Zemlin) クリックして拡大
10番目のアタッカー、パジェノー走行終了後に雨
 
 第102回インディアナポリス500の予選1日目が午前11時にスタート。
 1台ずつによる4週連続走行で争われるタイム・トライアル、昨日行ったくじ引きで決まった順番の通り、最初のアタッカーはルーキーのザカリー・クラマン・デ・メロ(デイル・コイン・レーシング/ホンダ)。2番目が2014年ウィナーのライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート/ホンダ)……と次々アタックを続けて行くはずだったが、10人目のシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー/シボレー)がアタックを完了したところでポツポツッと雨が降り始め、弱めだけれど本降りに。予選は中断となった。