2020年3月6日金曜日

2020 インディカー・フォトレポート 3月3日セブリングテスト その2


Photo:Masahiko Amano クリックして拡大

エアロスクリーンつきコクピットへの乗り降りも、もう慣れた感じの琢磨とクルー。今回のテストでは気温が30℃近くまで上がるコンディションとなったが、走行中のコクピット内について琢磨は、「涼しくはないけど、フロントのエア・インテークから結構な勢いで風が入ってくる」と好印象を話していた。走っていればいいが、止まると一気に暑くなる。そこで、ピットでの待機中にはクルーが送風機で体を送り込んでいた


2020 インディカー・フォトレポート 3月3日セブリングテスト

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3月初旬でもフロリダ半島中央部の空は真夏のそれに近かった。セブリング・インターナショナル・レースウェイは元々は飛行場。今もコースの隣りに飛行場機能があって、今回は大型ジェットが駐機されていた。もう20年近く前、ベントレーがセブリング12時間レースに出場した時、ヨーロッパから招いたVIPを大西洋岸のパーム・ビーチ辺り(100マイルほど東)の高級ホテルから毎日この飛行場までプライべート・ジェットで送り迎えしてたなぁ。

2020年3月5日木曜日

2020 INDYCARレポート 3月4日:セブリングでのプライベート・テスト


Photo:Masahiko Amano
30℃近い気温の中、7チーム、13台が走行!
トップタイムはカーリンのチルトン!

 
 3月3日、フロリダ州セブリングにあるセブリング・インターナショナル・レースウェイのショート・コースでインディーカーによるテストが行われた。プライベート・テストだが、7チームが集結し、13台ものインディーカーが朝8時30分から夕方6時過ぎまで走り込んだ。気温は27〜29℃と、非常に暖かい1日だった。

 最速ラップとなる52秒1126をマークしたのはマックス・チルトン(カーリン)。
「サーキット・オブ・ジ・アメリカスでの合同テストも良かったし、今回のセブリングでもマシンのフィーリングは上々。セント・ピーターズバーグでの開幕戦、そして新しいシーズンに向けて勇気づけられる思いだ。ただし、有頂天になってはいないし、そうなるべきでもない。昨年、僕らはラグナ・セカでの合同テストで最速だったのに、セント・ピーターズバーグの開幕戦では予選で最後列だった。テストで良くても、同じようにシーズンに入ってからも良いとは限らないからね。それでも、今年の2回のテストで得られた感触からすると、シーズン・インしても良い走りができるものと期待ができる」とチルトンと笑顔を見せた。速さの秘密を聞くと、「エンジニアたちがオフの間にデータを徹底的に見直し、ショック・アブソーバーに関する研究を行った。その成果が出ている。マシンの動きは昨年と比べ、間違いなく良くなっている」。

2020年3月2日月曜日

2020 INDYCARレポート 3月2日:3月のニュース1 アロンソはマクラーレンSP、琢磨に新チームメイトetc.


 2020年シーズン開幕の3月に入りました。私、Jackはテストも取材できたら…………と少し早めのアメリカ入りをしております。フロリダ州オーランドウに到着してみると、意外な肌寒さ。深夜から朝方に気温が10℃を切るほど。約2週間後のセント・ピーターズバーグでのレース・ウィークエンドには、今よりグッと暖かくなっていることを祈ってます。では最近入って来たニュースをどうぞ。


フェルナンド・アロンソの3回目のインディー500挑戦は
アロウ・マクラーレンSPから

 F12度チャンピオンになっているフェルナンド・アロンソ(38歳)が、3度目のインディー500挑戦をアロウ・マクラーレンSPから行なうことを2月下旬に発表した。
 初挑戦だった2017年のインディー500ではトップを走ってさすがはワールド・チャンピオンと世間を唸らせたが、2回目の2019年はまさかの予選落ち!
インディー500は非常に特殊なレース。その難しさを世界中の人々が改めて知ることになった。
 アロンソは3回目のチャレンジを2017年と同じアンドレッティ・オートスポートから行おうと画策。マイケル・アンドレッティの率いるチームはインディー500で高い実績を誇る上、一度一緒に仕事をしている点もプラス。さらに、優秀なチームメイトが数多くいる点も大きなメリットだ。ところが、アロンソのアンドレッティ入りは叶わず、アロウ・マクラーレンSPからエントリーすることになった。