2018年9月8日土曜日

2018 INDYCARレポート IMSA コンチネンタルタイヤ・モンテレー・グランプリ Day1 プラクティス2:最速はファン・パブロ・モントーヤの相棒デイン・キャメロンの乗ったアキュラ P2もアキュラ=エリオ・カストロネヴェスがドライブ


初日トップタイムをマークしたアキュラDPiの6号車 Photo:LAT Images クリックして拡大
モントーヤの相方、午前のキャディラックのタイムを更新
 快晴だが気温は21℃までと低いままだったラグナ・セカの午後のプラクティス2、最速ラップはファン・パブロ・モントーヤとコンビを組むデイン・キャメロン(アキュラARX-05)の出した1分16秒865で、プラクティス1最速だったレンガー・ヴァン・ダー・ザンデ(ウェイン・テイラー・レーシング=WTR/キャディラックDPi.V.R)の1分16秒882を僅かだが上回って今日の最速となった。
 午後のP2にはキャメロンのチームメイト、エリオ・カストロネヴェスのアキュラが来た。こちらのベストは1分16秒980で、WTRキャディラックの朝のベストを下回っていた。

2018 INDYCARレポート 9月7日:モンテレーのIMSAシリーズ取材

今週末ラグナ・セカで開催されるコンチネンタルタイヤ・モンレテー・グランプリ。プラクティス1で2番手となったモントーヤのアキュラ6号車。写真はロードアメリカのもの Photo:LAT Imges クリックして拡大
ソノマのテスト取材後、モンテレーへと南下

 ポートランドとソノマの間の週末はIMSA(インターナショナル・モーター・スポーツ・アソシエイション)のスポーツ・カー・レースがウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカで行われるので、インディーカーのプライベート・テストをソノマで取材した後、モンテレー近くまで南下した。

2018年9月7日金曜日

2018 INDYCARレポート 9月7日:フェルナンド・アロンソ/マクラーレンはシボレーか !?


アンドレッティ・オートスポートのマシンでバーバーテストを行ったアロンソだったが…… Photo:INDYCAR (Chiris Owens)
アンドレッティ、すでにハーディング・レーシングを傘下に??

 先日アンドレッティ・オートスポートのホンダ・エンジン搭載インディーカーでロードコース初テストを行なったフェルナンド・アロンソだが、来年のインディーカー・フル参戦はシボレー・エンジン使用チームになる見込みが強くなって来た。

2018 INDYCARレポート R17 インディーカー・グランプリ・オブ・ゾノマ:9月6日 ソノマで3チームがプライベート・テスト

ペンスキー、RLLはレギュラー・ドライバーが参加
ハーディング・レーシングはパト・オーワードを起用!


 9月6日にソノマ・レースウェイでインディーカーの3チームがプライベート・テストを行った。
 チーム・ペンスキーがジョセフ・ニューガーデン、ウィル・パワー、シモン・パジェノーの3人、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングがグレアム・レイホールと佐藤琢磨の2人と共にシーズン・レギュラーを起用したのに対し、今年からフル・シーズン・エントリーしているハーディング・レーシングは、これまでに起用して来たギャビー・シャヴェスでもコナー・デイリーでもなく、先週のポートランドでインディーライツ・チャンピオンになったばかりのメキシコ人ドライバー、パト・オーワードを起用した。彼にとっては初のインディーカー走行だ。

2018 INDYCARレポート R17 インディーカー・グランプリ・オブ・ソノマ:パトリシオ・オーワードとコルトン・ハータ、ハーディング・レーシングから揃ってインディーカー・デビュー

最終戦ソノマでインディーカーデビューが決まったパト・オーワード 来シーズンの参戦体制も注目だ Photo:INDYCAR クリックして拡大
ウワサは本当だった! 

 9月6日、ソノマでのプライベート・テスト。参加しているのはチーム・ペンスキー=3人全員、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング=2人とも、そしてハーディング・レーシング。
 ハーディングはなんと先週インディー・ライツ・チャンピオンになったばかりのメキシカン/19歳=パト・オーワードをドライブさせている。
 そしてなんと、パトと彼のインディー・ライツでのチームメイトでインディー・ライツ・ランキング2位となったコルトン・ハータと、二人が揃って来週の最終戦ソノマに出場するという。

2018 INDYCARレポート R17 インディーカー・グランプリ・オブ・ソノマ:ハーディングがオーワードとハータのインディー・ライツ1-2コンビを来年起用だとすると……

ハーディング・レーシング、2カー体制に移行か!?

 今年からフル・シーズン・エントリーをしているハーディング・レーシング。インディアナポリスのビジネスマンが興したチームは、スポット参戦だった昨年からドライバーにはギャビー・シャヴェスを起用して来たが、今シーズン途中のトロントから3レースでコナー・デイリーをトライ。ゲートウェイ、ポートランドではシャヴェスをまた乗せていた。最終戦は誰になるのか?

2018 INDYCARニュース 9月5日:フェルナンド・アロンソがロードコース・テスト


Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
  9月5日、フェルナンド・アロンソがアンドレッティ・オートスポートのダラーラ/ホンダをアラバマ州のバーバー・モータースポーツ・パークでテストした。チームは昨年のインディー500と同じカー・ナンバー「29」をつけたマシンを用意した。ただし、カラーリングはマクラーレンのオレンジではなく、ブルーとグリーンで、アンドレッティの統一デザインとされていた。
 

Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
 以下はチームがリリースしたアロンソのQ&A。

2018年9月6日木曜日

2018 INDYCARレポート :2018年インディー・ライツ・チャンピオンはパトリシオ・オーワード

Photo:INDYCAR

シーズン9勝目を挙げタイトルに花
 

 ポートランドでのダブルヘダーで今シーズンのインディー・ライツは閉幕。その1レース目でパトリシオ(パト)・オーワード=アンドレッティ・オートスポートからのエントリー=が優勝した。シーズン8勝目で獲得ポイントを460点に伸ばした彼は、初のインディー・ライツ・タイトル獲得を決めた。パトはレース#2の予選でアクシデントを起こしてグリッドは7番手だったが、おかげでスタート直後のアクシデントに巻き込まれることなく、まんまと潜り抜け、先行するベラルディ・オート・レーシングの2台を18周目までにパスしてトップに立ち、シーズン9勝目で有終の美を飾った。ちょっと出来過ぎの週末になっていたとも言えるが、2レースとも彼の相手をできるライバルはいなかったと評することもできる。

2018年9月5日水曜日

2018 INDYCAR ニュース 9月4日:2019年インディーカー・シリーズ日程発表

新たにインディーカーのカレンダーに加わったテキサス州オースチンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ、通称”COTA"。アップダウンの大きい全長5.5㎞、20のコーナーを持つコースだ Photo:INDYCAR クリックして拡大
サーキット・オブ・ザ・アメリカスでインディーカー初開催
最終戦はソノマにかわってラグナ・セカに

 インディーカーの2019年のカレンダーが発表された。

1) 3月10日    セント・ピーターズバーグ(ストリート)
2) 3月24日    オースチン(常設ロードコース)
3) 4月 7日    バーバー(常設ロードコース)
4) 4月14日    ロング・ビーチ(ストリート)
5) 5月11日    インディアナポリス(常設ロードコース)
6) 5月26日    インディアナポリス500(スーパー・スピードウェイ)
7) 6月1日    デトロイト1(ストリート)
8) 6月2日    デトロイト2(ストリート)
9) 6月8日    テキサス(1.5マイル・オーバル)
10) 6月23日    ロード・アメリカ(常設ロードコース)
11) 7月14日    トロント(ストリート)
12) 7月20日    アイオワ(8分の7マイル・オーバル)
13) 7月28日    ミッド・オハイオ(常設ロードコース)
14) 8月18日    ポコノ(スーパー・スピードウェイ)
15) 8月24日    ゲイトウェイ(1.2マイル・オーバル)
16) 9月1日    ポートランド(常設ロードコース)*オレゴン州
17) 9月22日    ラグナ・セカ(常設ロードコース)

2018年9月3日月曜日

2018 INDYCARレポート R16 グランプリ・オブ・ポートランド Race Day 決勝:佐藤琢磨が今季初優勝!

Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
佐藤琢磨、チームに"2ストップ作戦”を提案

20番グリッドからの優勝は、佐藤琢磨のチームへの提案で実現された。“2ストップ作戦をトライするクレイジーなチームが現れるかも”とエンジン・サプライヤーのホンダ陣営は話していたが、その作戦に賭け、成功させたのが今回の琢磨&レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングだった。


ヒンチクリフがスピン、アンドレッティのマシンが舞い上がり横転したところに、レイホール、ジョーンズ、ディクソンが巻き込まれる。幸い大事には至らなかったが、レイホール、ジョーンズは0周リタイアに Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
  マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・ハータ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)が裏返った1周目のアクシデントの後、オープンになったピットロードに滑り込んで琢磨はトップ・オプ(少し減った燃料を満タンにする)。厳密に言えば3回ピットしているのだが、作戦としては”2ストップ”と呼ばるものでの勝利となった。

2018 INDYCARレポート R16 グランプリ・オブ・ポートランド Race Day 決勝(速報版):佐藤琢磨が優勝!

Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大

スターティンググリッド10列目からの劇的勝利
がっちりかみ合った高レベルの走りと「2ストップ」戦略!

 インディーカーシリーズ第16戦ポートランドで、佐藤琢磨選手が優勝した。佐藤選手の優勝は、昨年のインディー500以来で、インディーカーキャリア通算151戦目での3回目の勝利となる。

2018年9月2日日曜日

2018 INDYCARレポート R16 グランプリ・オブ・ポートランド Day2 予選:パワーがPP、ロッシは3位、ディクソンは11位

逆転タイトルへの意気込みをまずは今シーズン4回目のPPという結果につなげたパワー Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
パワー、今シーズン4回目、通算54回目のPP
ニューガーデンが続いてペンスキーがフロントロウ独占


予選は快晴下、気温23℃/路面40℃のコンディションで行なわれ、ファイナルの6人にはウィル・パワー(チーム・ペンスキー)、アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)、セバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)、ザック・ビーチ(アンドレッティ・オートスポート)、そして、ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が残った。 
そして、パワーが今シーズン4回目、キャリア54回目のポール・ポジションを獲得。予選2位はジョセフ・ニューガーデンで、チーム・ペンスキーとシボレーによるポートランド・フロント・ロウ独占がなった。



タイトルコンテンダー明暗!ロッシは手堅く予選3番手
一方、ディクソンはQ2敗退で予選11位に

 ポイント・スタンディング2番手のアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)は予選3位。その一方でスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)はQ2での敗退を喫し、レースは11番手グリッドからスタートすることと決まった。

佐藤琢磨、グループ分け不均衡に泣きQ1敗退

佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は予選20位。Q1のグループ分けが極めて不公平なものになっていた。グループ1では琢磨のチームメイトのグレアム・レイホールが57秒7349で5番手だったが、琢磨はグループ2でほぼ同じ57秒7848をマークしたが、グループ2だと10番手。Q2進出は果たせなかった。
レイホールはQ2でも57秒7772のベストしか出せなかったが、予選結果は10位と琢磨より10番手も前方だった。

以上



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2018 INDYCARレポート R16 グランプリ・オブ・ポートランド Day2 プラクティス3:セバスチャン・ブルデイがまたも最速

プラクティス3で前日のポジションを大幅に更新。レイホールも3位とRLLのマシンの仕上がりの良さがきわだった Photo:INDYCAR (Stephen King) クリックして拡大
佐藤琢磨は5番手にジャンプアップ

 セバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)が予選を目前に控えたプラクティス3でもベスト・ラップを記録した。タイムは57秒4707で、昨日のプラクティス1で彼自身が記録した昨日のファステスト・ラップには及ばなかった。
ブルデイはこのタイムを記録した次のラップにコース・オフし、クラッシュ。セッション終了1分前のアクシデントで、そのままプラクティスは終了となった。