2016年4月16日土曜日

2016 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R3 トヨタ・グランプリ・オヴ・ロングビーチ Day1 プラクティス2:「マシン・セッティングはいいところもあったけど、よくなおところもありました。ラップタイムのとおりで、手放しでいいとは言えない状態です」

Photo:INDYCAR (Chris Jones)
「トップ6には入りたかったですね」

 Jack Amano(以下――):プラクティス2は11番手。順位もタイムももうちょっと上に行きたかったところだったのでは?

 佐藤琢磨:タイム的に……ウーン、そうですね。トップ6に入りたかったですよね。でも、しょうがない。

2016 INDYCARレポート R3 トヨタ・グランプリ・オヴ・ロングビーチ Day1 プラクティス2:ウィル・パワー、プラクティス2、そして今日の最速をマーク

4ターンを行くパワー。チャンプカー時代から数えて今回が10回目のロングビーチだ Photo:INDYCAR (Chris Owens)
ロングビーチ男のパワー、今回もPP有力か?

  気温は20℃で変わらず。しかし、陽が照り続けたことで路面温度は45℃まで上がっていた。
  チャンプカー・シリーズ最後のレースとなった2008年のトヨタ・グランプリ・オブ・ロング・ビーチと、2012年と通算2回のロング・ビーチ優勝を記録し、2009年から3年連続でポール・ポジションを獲得した実績も持つウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が、プラクティス2で最速ラップ=1分7秒5992をマークした。プラクティス1では2番時計だったパワー。両セッションでトップ3入りしたのは彼だけ。開幕戦ファイアストン・グラン・プリ・オヴ・セント・ピータースバーグ=今回同様ストリート・コース=でもポール・シッターはパワーだった。現時点で今週末のPP最有力候補だ。

2016 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R3 トヨタ・グランプリ・オヴ・ロングビーチ Day1 プラクティス1:「クルマは出足から良かったです。今のセッションでの小さな不具合を解決して、このままトップ5をキープしていきたいですね」

ターン11のヘアピンにアプローチする佐藤琢磨 Photo:INDYCAR (Richard Dowdy)
「まだちょっと膝が痛いけど、体調はすごくいいです」

 Jack Amano(以下――):フェニックスでアクシデントがありましたが、ロングビーチを迎えて、体の調子はどうですか?

 佐藤琢磨:体の調子は大丈夫です。まだちょっと膝が痛いですけどね。まぁ、ちょっと体全体が硬いのと、一カ所怪我をしていると、その分、全体の血の巡りが良くないみたいで、全体的にちょっと硬めな感じがするけど、体調はすごく良いですね。

2016 INDYCARレポート R3 トヨタ・グランプリ・オヴ・ロングビーチ Day1 プラクティス1:トップ2はモントーヤとパワー! フォイト勢が揃ってトップ5入り!!

ロングビーチも好発進したモントーヤ Photo:INDYCAR (Chris Jones)
3番手にホウクスワース!
佐藤琢磨は5番手と順調なスタート

  快晴。気温が20℃。路面温度は32℃。南カリフォルニアらしい天候の下で第42回トヨタ・グラン・プリ・オヴ・ロングビーチのプラクティス1は始まった。
  午前10時からの45分間のセッションは、赤旗による中断を受けて5分間延長された。その中で最速ラップをマークしたのは、開幕戦セント・ピーターズバーグのストリートで優勝しているファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)。タイムは1分8秒1290だった。セッションの半ばに一度1分8秒3089を出してトップに立っていた彼は、プラクティス終了前にベストを更新していた。その原因は路面のコンディション向上か、もしくはフレッシュ・タイヤ投入か……。

2016年4月12日火曜日

2016 ジャック・アマノのインディーな1日: フェニックスは2勝1敗

いかにも砂漠の中のお店という雰囲気のある看板の前で Photo:Gustavo Rosso クリックして拡大
20年ぶりのメキシカン・レストラン探訪

 フェニックス・インターナショナル・レースウェイのあるエイヴォンデイルにあるメキシカン・レストラン=ラウール&テレサズ(RT)はアタリだった。マルコ・アンドレッティのオジイチャンのマリオがまだ現役だった90年代始め、CARTシリーズのカメラマン仲間に連れられてって以来、20年以上ぶりで行って来た。

2016年4月11日月曜日

2016 INDYCAR ニュース 4月11日:シボレー勢は実力を隠している?

ドームスキッドによる安全性は確認されたが……

 インディアナポリス・モーター・スピードウェイで先週行われたテストは、ドーム・スキッドを装着しての走行=車高を高めて走る必要性があり、作り出されるダウンフォース量が減る=が期待した効果をどれほどもたらすのかを見ることが一番のテーマだった。そして、狙い通りの安全性向上が果たされそうだ。

 午前と午後、プラクティス・セッションはふたつが行われたが、最大時速40mphという強風吹き荒れ、雨による中断もあり、テストにはまったく適さない天候となっていた。気温が低く、湿度も高かった点では、インディー500のプラクティスが予定される5月半ばとはコンディションがかなり異なってもいた。