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2013年4月17日水曜日

2013 INDYCAR レースアナリシス R2 アラバマ タイヤ・ストラテジー:ウィナーはフレッシュ・レッドをファイナルスティントで使用

スタートから3連続でレッドを選んだエリオ Photo:INDYCAR(Chris Jones)
カストロネベス、レッド→レッド→レッドの奇策でトップに

 エリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)が予選6位からトップに立った。どうやって? ピット・タイミングが良かった? ピット作業が速かった? どちらも正解の一部だったと思われる。しかし、一番の要因はスタートからレッドを3連続投入したタイヤ作戦にあった。奇抜と表現していい作戦だったが、見事に成果が得られた。オマケに、チームメイトのウィル・パワーが2ストップ作戦に出て、レース半ばにRHRの前を走る展開となったもんだから、まるでエリオを逃がす援護射撃のようにパワーはRHRの前に立ちはだかり続けた。

2013年4月9日火曜日

2013 INDYCARニュース 4月7日 ブリスコーは古巣ガナッシでペンスキーにリヴェンジ目指す?

Photo:INDYCAR
インディー500でガナッシ4台体制が実現するか?

 チーム・ペンスキーのシートを失い、インディーカー・レギュラーでなくなってしまったライアン・ブリスコー。彼は去年のインディー500ポールウィナーだが、チーム・ペンスキーがインディーにスポット参戦させるのはAJ・アルメンディンガー。ブリスコーは最終的に古巣のチップ・ガナッシ・レーシングでインディー500に出場することとなるようだ。まだ正式発表はないが……。
 「ペンスキーにリベンジ!」とブリスコーが考えているかは不明だが、ガナッシからの出場で彼がインディー500初優勝を飾る可能性は十分にある。ダリオ・フランキッティとスコット・ディクソンというインディー500優勝経験者2人をチームメイトに持ち、チャーリー・キンボールも加えた3人と情報をシェアできる体制は、ある意味では昨年まで5シーズンを過ごしたペンスキー以上だからだ。
 インディーカーのシートをなくして、スポーツカーでレヴェル5モータースポーツのLMP2マシンに乗ることとなったブリスコーは、今やホンダ・ドライバーといっていい存在。彼はシボレー・エンジン・ユーザーとして昨シーズンを過ごしている。ブリスコーのガナッシ参画はパフォーマンス比較など有益な情報を得るチャンスにもなる。

以上

2013 INDYCARニュース 4月7日 アルメンディンガーが次戦ロングビーチGPにも出場することに

Photo:INDYCAR
ロングビーチの結果次第ではさらに多くのレースへ出場か!?

 元チャンプカー・ドライバーで元ストックカー・ドライバーのAj・アルメンディンガー(チーム・ペンスキー)は、今週末にアラバマ州バーバー・モータースポーツ・パークでのインディーカー・レースにスポット参戦したが、次戦ロングビーチGPにも出場することになった。
 そして、インディー500デビューをした後、さらに幾つかのレースに出場する可能性も出てきている様子だ。例えば、インディー500の直後に開催されるのはデトロイトでのダブルヘッダーだが、これらはロジャー・ペンスキーがプロモーターを務めるレース。アルメンディンガーが出場することになっても何の不思議もない。

2013INDYCAR 佐藤琢磨コメント13 R2 アラバマ RACE DAY:「サードスティントは多分、コース上で僕がいちばん速かったし、クルマも非常に安定していて、前を追いかけて順位を上げることができた、そういうレースでした」


レース後、ラリー・フォイトと Photo:Amano e Associati(Masahiko Amano)
第3戦 ホンダ・インディー・グランプリ・オブ・アラバマ
バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミングハム
全長:2.30マイル(=約3.70㎞)×90周
4月7日 Race Day 決勝 14位 90周完走    1時間53分07秒6601


「2回目のピットストップで全くギヤが入らなくなってしまって
エマージェンシーモードにした途端、今度はストール」

Jack Amano(以下――):イエローがほとんど出ず、ハードファイトが延々と続きましたが、クルマはどうでしたか?

佐藤琢磨:最初のスタートでは思ったように順位を上げられなかった。前の方で飛び出したクルマが戻って来たりがあって1台しか抜けなかった。その後の再スタートでは順位を上げることができた。そういう意味では順調なスタートになっていましたね。レッドタイヤ(新品)を使ってたこともあるから、そういう意味では作戦どおりだったんですけど、あの後にレースが膠着状態になった時に、僕らの先頭にいたのがマルコ(・アンドレッティ)だったのかな? 彼はブラックタイヤで、その列の中にいたので動けなかった。僕の前後がレッドタイヤだったこともあってにっちもさっちもいかないっていう感じでした。あの時はウィル(・パワー)の後ろを走ってたんですけどね。それで早めにピットインして、ブラックタイヤに換えました。他のドライバーたちとピットシークェンスを変えたワケです。

2013年4月8日月曜日

2013 INDYCAR レポート R2 アラバマ Race Day:風格さえ漂わせてライアン・ハンター-レイが今季初勝利!目を見張る速さを見せたスコット・ディクソンが僅差の2位

Photo:INDYCAR(Chris Jones)

群雄割拠!僅差の戦いとなった第2戦

 予選と同じか、それ以上に見応えあるレースだった。
 ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)の自信に満ちた戦いぶりは憎たらしいほどで、タイヤ選択でも彼と彼の陣営が持つ自信にはまったく揺るぎがなかった。2ラップしか走っていないレッドを2セットも持ってスタートに臨めたのは、彼らだけだったからだ。
 彼の隣りのグリッドからスタートしたウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が、最初のコーナーではみ出して順位を下げたこともハンター-レイには大きなプラスとなった。パワーはフレッシュレッドを履いており、前に出られたら厄介だったからだ。
 さらに、トゥリスタン・ヴォーティエ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)とチャーリー・キンボール(ノヴォ・ノルディスク・チップ・ガナッシ・レーシング)の2番手争いがホットになり、トップを行くハンター-レイはリードを10秒以上も築くことができた。


2013INDYCAR 佐藤琢磨コメント 12 R2 アラバマ Race Day ウォームアップ:「ここは抜くのが難しいコースだけれど、競り合う相手が自分と違うタイヤを履いていればオーバーテイクのチャンスはあります」

Photo:Amano e Associati(Masahiko Amano)
第3戦 ホンダ・インディー・グランプリ・オブ・アラバマ
バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミングハム
全長:2.30マイル(=約3.70㎞)
4月7日 Race Day ウォームアップ 12位 1分10秒4606 


18周をブラック・タイヤだけで走行
ユーズド・タイヤでも安定したラップを刻む


 30分間のファイナル・プラクティスは、午前11時と遅いスタートだったため、もう気温は19℃、路面温度も32℃まで上がっているコンディションで始まった。
 佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は、セッション開始直後に3回連続のピットストップ練習を行い、その後はユーズド・ブラック・タイヤでの走行を重ねた。2セットを使って18周を走り、終盤の16周目に自己ベストとなる1分10秒4606を記録した。トップは1分9秒フラットに近かったが、レッド装着でのタイムだった。

 

「レースのフルディスタンスを走ったブラックでも
マシンのバランスはとれていて、すごく良かったです」


Jack Amano(以下――):そこそこ周回をこなせたファイナルプラクティスになていましたね。マシンはどうでしたか?

佐藤琢磨:そうですね、良かったと思います。

――非常にラップタイムが安定していました。

佐藤琢磨:はい。

――ブラック2セットでの走行でしたが、ユーズドブラックはレースモードでどうだったでしょう?

佐藤琢磨:去年のレイホールのチームとここにきた時には、レッドとブラックと差が大きかったんですけど、ブラックはもちろんハードコンパウンドだからラップタイムは遅いんだけど、かなり持ちがいいと睨んでいました。それがレースではものすごいオーバーステアになった。デグレデーションがすごく大きかった。今日はそれの対策をしたくてブラックで走りました。もちろん、今年のタイヤは去年のものとは違ってるんだけれど、レースのフルディスタンス以上を走ったタイヤで最後は走ってて、もちろんアンダー&オーバーは出るんだけど、そこそこバランスの取れている状態に持ってけたから、すごく、そういう意味では良かったと思います。

2013 INDYCAR レポート R2 アラバマ Day2 予選:「我々は大きなフラストレーションを感じている」とラリー・フォイト

琢磨とラリー・フォイト(右)Photo:Amano e Associati(Masahiko Amano)
ペナルティは終わったこと。我々は明日のレースに集中する
 
 今週末のレースにフォイト御大は来ていない。もう高齢なので、そういうレースもここ数年はあるのだ。
 チームを引っ張る二代目のラリー・フォイトは、「マシンがコンペティティブだっただけに、また、ライバルとの差が本当に小さく、何か小さなことで大きな差がでる状況だけに、今日のこの結果にはとても大きなフラストレーションを感じている」と、琢磨の受けたペナルティに関してコメントした。


2013年4月7日日曜日

2013 INDYCAR 佐藤琢磨コメント11 R2 アラバマ Day2 予選:「ふたつのファステストラップを取り消されて、Q3に上がったのも取り消されて12位ということになりました」

第3戦 ホンダ・インディー・グランプリ・オブ・アラバマ
バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミングハム
全長:2.30マイル(=約3.70㎞)
4月6日 Day2 予選 12位 1分08秒9650 セカンドステージ敗退

ファイナルステージ開始直前にタイムモニターから14が消滅 


 「Q3に簡単に進めることはないだろうけど……」とプラクティス3回目を終えた佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は語っていた。そのプラクティスでは1周をうまくまとめ上げることができず、24番手のタイムを出すに留まった。しかし、彼は手応えをガッチリと掴んでいたのだ。
 予選での琢磨は見事な走りでファーストステージをクリアし、セカンドステージでも4番手に入る堂々たるラップタイムをマーク。開幕から2戦連続のファイアストン・ファスト6進出を果たしたかに見えた。
 ところが、ファイナルステージが始まる直前、カー・ナンバー14がタイム・モニター上から消え、カー・ナンバー55が最下段の6番目に現れた。セカンド・ステージで7番手だったトゥリスタン・ヴォーティエ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)が、琢磨に代わってファイナルを走る権利を繰り上がりで与えられたのだ。

「僕自身もアタックラップだったので納得いかないです」
 

Jack Amano(以下――):Q2で4番手のタイムを出し、Q3進出を果たしたと思ったんですが、何があったんでしょう?

佐藤琢磨:ペナルティでふたつのファステストラップを取り消されて、Q3に上がったのも取り消されて、12位ということになりました。 

2013 INDYCAR レポート R2 アラバマ Day2 予選:ポールポジションはライアン・ハンター-レイのものに!佐藤琢磨はファイナル進出を取り消され予選12位

Photo:INDYCAR(Bret Kelley)
ファスト6で繰り広げられた3人によるポールポジション争い
 

 見応えある予選だった。
 ポールを争ったのは、ファイナルへと駒を進めた6人のうちの3人だったが、彼らは三者三様の戦いぶりを見せた。
 今週末はずっとマシンセッティングが決まりきらないでいるウィル・パワー(チーム・ペンスキー)。彼は周回数を増やしてベストラップを手に入れようとしていた。そして、ファイナルステージの最終ラップに、彼は思惑通りに自己ベストを出した。しかし、結果は2位だった。
 開幕戦とは打って変わって、金曜の走り出しから好調のスコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)は、予選ファーストステージで1分6秒7750をマーク! セカンドステージでも1分6秒9095を出した。6秒台に突入できたのは彼だけだ。しかし予選ファイナル、ディクソンはポールを獲るに足るラップタイムをユーズドレッドでは出せず、予選結果は4位となった。

2013 INDYCAR 佐藤琢磨コメント10 R2アラバマ Day2 プラクティス3:「僕らは今のセッション、明らかにまとまってなかった。もうちょっとは上に行けていたはずですよ」

第3戦 ホンダ・インディー・グランプリ・オブ・アラバマ
バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミングハム
全長:2.30マイル(=約3.70㎞)
4月6日 Day2 プラクティス3 24位 1分08秒3161(17周走行)

予選直前のプラクティスで24番手
しかし、セッティング向上のヒントを掴む


 昨日10番手だった佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は、セッティング変更を施したマシンにフレッシュ・ラバーを履かせ、プラクティス3では上位に食い込むプランだった。しかし、実際には後ろから3番目の24番手という結果に終わった。
しかし、このポジションは琢磨陣営の実力を反映していない。彼は30分と短いセッションが終盤に入るまでユーズドタイヤでの走りを続け、マシンセッティングの改善に努めていたのだ。
満を持してのニュータイヤ投入をした時、もうセッションは残り時間が8分を切っていた。ブラックでのベストラップが期待できるのはコースインして3周目……ところが、ここで琢磨はトラフィックに遭遇。タイヤがベストのタイミングでクリアラップを獲得できなかった。
それでも走行後の琢磨の表情は暗くはなっていなかった。ユーズトタイヤでの走行で新しいアイディアを見つけたからのようだ。琢磨は予選に向けても、開幕戦に続いてのファイアストン・ファスト6進出に向けた自信を得ているようだ。

「簡単にQ3に行けることはないでしょうが、それを目指して行きます」
 

Jack Amano(以下――):最後はニュータイヤで出ましたが、タイムが出なかったのはトラフィックが原因ですか?

佐藤琢磨:はい、トラフィックでした。

――残り10分を切ってからフレッシュを出しましたが、クルマは良くなっていましたか?

佐藤琢磨:そうですねぇ、今日は。ラップタイムを見てもわかるように、コースのコンディションが全然違ってましたね。オープンテストの時に近い気温まで落ちてたのでラップタイムは大きく上がった。走っていて全然フィーリングが違いましたね。自分たちとしては、フレッシュタイヤでもうちょっとタイムを良くするつもりだったんですけど、トラフィックなどがあって、それができなかった。ただ、ユーズド・タイヤでもそんなに凄く、飛び抜けてよかったというわけでもないし、アベレージぐらい……なのかな?

――今朝のコンディションは少々特殊でもあると思いますが、どうですか? 予選はもっと暖かくなるだろうし。とにかくコンディションの読みが難しい予選になりそうですよね?

佐藤琢磨:そうですね。多少は暖かくなるでしょう、今より。それで、レッドタイヤ使用だから、そこがまた変わる。僕らとしては、今のプラクティスセッションで得られたことが多少あるから、それを使って予選に臨みます。

――今のセッションで速かった中には、昨日はパフォーマンスの悪かった人たちもいます。今の結果って、予選結果に対して参考にしにくいところがあるんですが?

佐藤琢磨:そうですね。少なくとも、レースに対しては参考にならないかな? ただやっぱり、どんなコンディションでもスピードが乗るクルマっていうのは、タイムが出てくる。僕らは今のセッション、明らかにまとまってなかった。僕らは実際の順位やタイムより、もうちょっとは上に行けていたはずですよ。

――予選はどうなりそうですか?

佐藤琢磨:簡単にQ3に行けることはないでしょう。でも、それを目指して行きます。

以上

2013 INDYCAR レポート R2 アラバマ Day2 プラクティス3:プラクティス3の最速はシモーナ・デ・シルヴェストロ。予選の状況はかなり読みにくいものに

トップタイムをマークしたシモーナ。Phoito:INDYCAR(Shawn Gritzmacher)

タイヤマネジメントの差なのか
初日とはかなり違った面々が上位に並ぶ

 開幕戦でも大活躍をみせた女性ドライバーのシモーナ・デ・シルヴェストロ(KVレーシング・テクノロジー)が、第2戦のプラクティス3でトップタイムをマークした。気温も路面温度も低いコンディションでシモーナは1分7秒4073をマーク。走行時間を数分残してマシンを降りた。彼女がセッショントップに立つのは今回が初めてのことだろう。
 シモーナのタイムに最も接近したのはシモン・パジェノー(シュミット・ハミルトン・モータースポーツ)の1分7秒4986で、次の3番手がスコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)の1分7秒5343だった。

 4番手はライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)、5番手はダリオ・フランキッティ(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)で、JR・ヒルデブランド(パンサー・レーシング)が6番手にきた。

2013年4月6日土曜日

2013 INDYCARレポート R2 アラバマ Day2 予選日の朝、気温は7℃。このタイスケ、いかがなものかと……

サポートレースの都合で朝8時からの走行はいかにもキツい!?

 バーミンガムは今日も寒いですよ~。
 走行開始が8時なので6時過ぎにプレスルームに来てみたが、6時半の時点で気温は7℃。昨日よりは少しだけマシかも。この分だと、プラクティス開始時の気温は10℃ぐらいまでしか上がらない。
 路面は? 今日コースを走るのはインディーカーが最初になるから、走り始めはコンディションが悪そう。しかも、このセッションは30分間しかない。スポーツカーの耐久レースが今日は午後に控えているもので……。
 去年は霧が濃くてプラクティスがなくなった。それに比べれば、今年は寒くても天気はいい。予選までにはソコソコ気温、路面温度ともに上がると思う。
 でも、このイベント、もう少し開催を遅らせた方がいいのでは? 1週間でも結構違うと思んだが、どうだろう?
 さらに言えば、開幕前のテスト、寒さに凍えてバーバーでやるより、カリフォルニアのソノマでやる方がベターじゃない? 合同テストをしなくても、結構な数のチームがテストしに行ってるでしょ?
 あともうひとつ。グランダム・シリーズとの同時開催もヤメにした方がいいと思うよ、インディーカーは。トップ・カテゴリーとして、自分たちの走行時間をキッチリ、必要なだけ確保できないのなら、なおさらのこと。
以上

2013 INDYCAR 佐藤琢磨コメント9 R2 アラバマ Day1 プラクティス2「クルマは少しレベルアップできたと思うんだけど、伸び幅がもうちょっと欲しかったですね」

Photo:INDYCAR(Bret Kelley)
第3戦 ホンダ・インディー・グランプリ・オブ・アラバマ
バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミングハム
全長:2.30マイル(=約3.70㎞)
4月5日 Day1 プラクティス2 10位    1分08秒9817(16周走行)


プラクティス1よりラップタイムをコンマ4秒短縮し、10番手に

 第2戦の舞台であるバーバー・モータースポーツ・パークでは、今シーズンの開幕直前に合同テストが行なわれた。そこでAJ・フォイト・エンタープライゼスのマシンを走らせた佐藤琢磨は、仕上げたセッティングに満足する事ができなかった。グリップを挙げるためにコースが施した路面改修と、ファイアストン・タイヤが今年も新しい構造とコンパウンドを採用したことが重なり、ラップタイムが一気に速くなった。ブラックタイヤでレッドタイヤによるポールポジション・タイムが更新された。それぐらい今年は速くなっているのだ。
 ベテランエンジニアのドン・ハリデイ率いるAJ・フォイト・エンタープライゼスのエンジニアリング部門は、テスト後もデータの分析を進め、今週末は新セッティングでアラバマ入りをした。しかし、期待したパフォーマンス・アップは今のところ果たせていない。
 開幕戦では予選2位という活躍を見せた琢磨とフォイト陣営だが、バーバーでのレース・ウィークエンド走行初日に得られたデータを基に、予選、決勝に向けてどれだけの進歩を獲得できるのか。


「タイヤが劣化した時の落ち込みが大きくて、
デグレレーションに悩まされてます」

Jack Amano(以下――):プラクティス1からコンマ4秒縮め、1分8秒台に入れました。トップとの差はプラクティス1の時と同じぐらいの約コンマ4秒。ポジションは13番手から10番手に上がりました。マシンを進歩させることができましたか?
 

佐藤琢磨:そうですね。クルマは少しレベルアップできたと思うんだけど、伸び幅がもうちょっと欲しかったですね。

――マシンバランスの改善は?

佐藤琢磨:相変わらずバランスはシックリ来てなくて、ニュータイヤを履いた時のフレッシュなゴムに頼ったグリップ感っていうのはあるんだけど、そこから結構、タイヤが劣化した時の落ち込みが大きくて、タイヤデグレデーションに少し悩まされてます。

――なかなか厳しい状況ですね。
 

佐藤琢磨:タイヤのデグレデーションでタイムの落ち込みが大きいというのは、裏を返せばクルマがシッカリ決まってないことの証拠。そこら辺をはジックリ、明日の予選に向けて今日のデータを見たいところです。

――マシンを良くする方策は?

佐藤琢磨:はい。もう幾つかはやってみたいことが出てきてるので、それを明日の朝に試してみるって感じかな?

「根本的な問題はテストといっしょ。路面コンディションが
不安定で、特殊な感じのセッションになっていました」

――開幕前のオープンテストと苦しんでいる点が変わってるんですか?

佐藤琢磨:根本的な問題は同じかな? それが出てるスピード域とか場所が少し違うんだけど。あと、今日はトラックコンディションも水が路面から染み出している場所が結構あって不安定だった。必ずしもベストのラインを取れないって状況だったんで。もちろん、それは全ドライバーにとって同じ条件なんだけど、ちょっと特殊な感じのセッションになってましたね。

――今日は予報より暖かくなりましたね。明日、明後日も温かくなりそうで、今日のセッションは決勝にコンディションが近いものだったのではないですか?

佐藤琢磨:明日からは気温が上がるって聞いてるます。でも、明日のプラクティスは朝が早いんですよね?

――そうでした。8時からなので、結構寒いかもしれないです。

佐藤琢磨:8時じゃ、ちょっと早過ぎるね。

――予選もお昼前です。

佐藤琢磨:明日はあっという間に終わっちゃうんだ。わかりました。とりあえず、明日に向けては対策を幾つか施さないといけないので、それは少々複雑な感じもありますけど、マシンをいい方向に向かわせたいですね。

以上

2013 INDYCARレポート R2 アラバマ Day1 プラクティス2:金曜最速はエリオ・カストロネベス、佐藤琢磨は10番手

今回はAAAカラーのカストロネベス Phioto:INDYCAR(Bret Kelley)
 第3戦 ホンダ・インディー・グランプリ・オブ・アラバマ
バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミングハム
全長:2.30マイル(=約3.70㎞)
4月5日 Day1 プラクティス2

路面コンディション向上で24選手がプラクティス1のタイムを更新 


 45分間のプラクティス2は快晴の下で行なわれた。寒い1日に終わるという天気予報は外れ、気温は21℃まで上がった。プラクティス2の路面温度は、プラクティス1の終盤より少し低い36~38℃だった。

 午後のトップはエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)。13周を走り、11周目に1分8秒5540を出した。プラクティス1のトップ(=トゥリスタン・ヴォーティエの1分9秒0120)より0.458秒も速くなったのは、路面コンディションの向上もあってのことだ。カストロネベスは今日の最速ランナーともなった。出場26人のうちで、プラクティス2でプラクティス1でのベストを更新できなかったのは2人だけだった。

2013 INDYCAR 佐藤琢磨コメント8 R2 アラバマ Day1 プラクティス1「デスト時のものをベースに、クルマはいくつか変えてきてますが、まだイイ感じにまとまっていないです」

Photo:INDYCAR(Bret Kelley)

第3戦 ホンダ・インディー・グランプリ・オブ・アラバマ
バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミングハム
全長:2.30マイル(=約3.70㎞)
4月5日 Day1 プラクティス1 13位    1分09秒4812(16周走行)

1時間のセッションで佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は 16周を走行。その5周目に自己ベストとなる1分9秒4812をマークした。これはトップから0.4692秒遅れの13番手となるタイムだった。

「みんなは結構2セット目のタイヤを投入していたみたいですね」」 


Jack Amano(以下――):バーバーでのレース・ウィークエンドの走行が始まりました。ここは開幕前にテストで走っていますが、今日のマシンはどうですか?
 

佐藤琢磨:まだまだアベレージ以下って感じ。オープンテストに比べて路面温度も上がって、それなりにグリップレベルが落ちて、マシンのバランス・シフトもあって……。それらを自分たちはうまく追いかけられていない。 

――マシンセッティングはテスト時のものとは違えてきてるんですよね?
 

佐藤琢磨:テストの時のものをベースにして、幾つか換えてきてます。でも、まだイイ感じにはまとまってないです。 

――タイヤは1セットのみの使用でしたね?
 

佐藤琢磨:はい。 

――お隣りのウィル・パワーは2セット目を最後に投入してました。
 

佐藤琢磨:そう。みんな結構2セット目を入れてたみたいですね。どうだろう? 3分の1ぐらいのドライバーが2セットを使ったのかな? 

――佐藤選手のベストはセッション序盤でした。2セット目を使わなかったのだから、タイムが良くなくても当然というところがあるのでは?
 

佐藤琢磨:そういう意味では、そんなに悲観をする必要はないのかもしれないですね。でも、クルマの全体的なバランスについてはシックリきていない。 

――次のセッションでは、また違ったセッティングでのチャレンジですね?
 

佐藤琢磨:はい。そうなると思います。

以上

2013 INDYCARレポート R2 アラバマ Day1 プラクティス1:ルーキーのトゥリスタン・ヴォーティエが最速タイム!佐藤琢磨は13番手発進

ルーキー、トリスタン・ヴォーティエ Photo:INDYCAR(Bret Kelley)
 第3戦 ホンダ・インディー・グランプリ・オブ・アラバマ
バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミングハム
全長:2.30マイル(=約3.70㎞)
4月5日 Day1 プラクティス1

ヴォーティエ、セッション序盤にトップタイム
しかし終了間際にコースアウト

 

 プラクティス1は12時45分からの1時間。今週末はランキング11位以下が最初の何分間は走って……というルールなしで、全員が1時間をフルに走ってよいことになっていた……が、それでも多くのトップドライバーたちはセッション序盤は走らず、路面ができ上がるのをピットで待っていた。
 アラバマ州バーミングハムは朝の寒さが噓のように、インディーカーのプラクティスが始まる前になって晴天が広がり、走行開始時の気温は予報を上回る19℃に達していた。セッション後半には路面温度も開始時より6℃高い43℃まで上がった。
 このセッションでトップの1分9秒0120をマークしたのは、ルーキーのトゥリスタン・ヴォーティエ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)だった。セッション序盤で出されたこのラップをとうとう最後まで誰も上回れず。開幕戦セントピートでも予選6位とルーキーらしからぬ働きぶりを見せて来ているヴォーティエだが、今回はルーキー・ミステイク。セッション終盤にコース・オフしてしまった。幸い、マシンのダメージはさほど大きくないように見えたが……。

 2番手はスコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)。トップと差は0.0526秒という小ささ。開幕戦セント・ピートでは予選20位と低迷したが、今回は上位にこれそうだ。
 3番手はライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)で、こちらはトップから0.1797秒差。セッション終盤に2セット目のタイヤを投入してのベスト記録だった。
 4番手にはチャーリー・キンボール(ノヴォ・ノーディスク・チップ・ガナッシ・レーシング)がきた。1分9秒2728はトップとは0.2678秒差。こちらも2セット目を投入してのタイムと思われる。

2013 INDYCARレポート R2 アラバマ:アラバマの天候は寒めで……

開幕前テストと同じ、ダウンジャケット必携の金曜日
 
 寒い!
 朝起きたら地面は濡れたままだし(昨日、夕方から小雨が降っていた)、気温は5℃しかなかった。
 午後になっても今日は16℃ぐらいまでしか上がらないとの予報。明日、明後日の日中は24℃ぐらいまで上がり、雨の心配もないってんで一安心といえば一安心だが……。
 今日は残念ながら寒めの1日になっちゃうんだな。ダウンジャケットを持ってきてよかったよ。
 幸か不幸か、開幕前のテスト時とちょうど同じぐらいの気温となってる。あの2日間は気温が5~16℃だったから。救いは、今日の走行開始が今から3時間ちょっと先の12時45分と、やたらに遅い点。金曜はゆっくりスタートになってるんだな、サポートイベントとの関係もあって。逆に、明日の土曜日は午前8時に走り出すという対照的なスケジュール。今年初の常設ロードコースでの戦いはいったいどんなものになるのか、楽しみだ。今日はプラクティスが2回。

以上

2013年4月5日金曜日

2013 INDYCARニュース 4月4日 R2 アラバマ:ステファン・ウィルソンのインディーカー・デビューは延期

アナ・ベアトリスがインディー500まで18号車に乗り続けることに

 デイル・コイン・レーシングの18号車には、今週末のアラバマでも開幕戦セント・ピーターズバーグを走ったアナ・ベアトリスが乗ることとなった。第2戦エントリーリストの18号車のドライバー欄は、先週の時点ではTBAとなっていた、それが今では、彼女の名前が載っている。
 今週末のホンダ・インディー・グランプリ・オブ・アラバマでは、18号車にはジャスティン・ウィルソンの実弟ステファン・ウィルソンが乗る話になっていた。バーバー・モータースポーツ・パークで若いウィルソンがインディーカー・デビューすることと決まっていたのだ。しかし、ステファン陣営のスポンサー・マネーが間に合わず、ベアトリスは次戦ロング・ビーチ、第4戦サン・パウロ、そしてインディー500まで18号車に乗ることと決まった。ベアトリス陣営はプラスアルファの資金持ち込みを行ったということなのだろう。
 ステファンのインディーカー・デビューは、とりあえずはホールドに。彼はインディー500を走れるのか、あるいはもっとシーズンが進んでからのデビューとなるのか、現時点では不明だ。「数戦に出たい」と彼は話しているが……。
以上