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2018年5月17日木曜日

2018 INDYCARレポート 第102回インディアナポリス500 Day2 プラクティス3:最速はマルコ・アンドレッティ、佐藤琢磨は3番時計

2日目、プラクティス3のトップタイムをマークしたマルコ・アンドレッティ。60周を走行し、ただ1人227mphに入った。このアングルからだと、インディー500用のリヤウイングの小ささがよくわかる。 Photo:INDYCAR (Mike Harding) クリックして拡大

心配された雨も問題なく、早くも200ラップオーバーのドライバーも
 雨がスピードウェイ、そしてインディー500を避けてくれている。夜中や明け方に降ることがあってもそれは少量で、昨日も今日もコースは朝の11時から問題なく使用可能だった。先週に出されていた長期予報では、プラクティスが雨であまり行えない心配もされていたぐらいだったが、今日の走行2日目は雨は一切降らず。2日間で雨による中断されたはごく僅かな時間だけで、ジャック・ハーヴィー(メイヤー・シャンク・レーシング・ウィズ・シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)とライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)の周回数がすでに200周を越え、190周オーバーのドライバーも更に3人いる。

2016年9月19日月曜日

2016 INDYCAR レポート 第16戦 ゴープロ・グランプリ・オブ・ソノマ Race Day 決勝:パジェノーが5勝目を挙げてチャンピオンに

パワーに付け入る隙を与えぬポール・トゥ・フィニッシュでパジェノーがタイトル獲得! 今シーズンは通算5勝、7PPという圧倒的な強さだった Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
 文句のつけようのない新チャンピオンが誕生!

 開幕2戦目にポイント・リーダーとなり、そのポジションを保ち続けて最終戦を迎えたシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)は、ポール・ポジションから優勝を飾り、念願だったインディーカー・チャンピオンの栄冠を手にした。7回のポール・ポジションと5回の勝利は、どちらも今シーズンの最多。正真正銘の、文句のつけようがない王者の誕生となった。

2016 INDYCAR レポート 第16戦 ゴープロ・グランプリ・オブ・ソノマ Race Day プラクティス・ファイナル:最速はジョセフ・ニューガーデン。佐藤琢磨が3番手

予選10番手のニューガーデンがプラクティス・ファイナルでトップ・タイムをマーク Photo:INDYCAR (Richard Dowdy) 
気温27℃!週末で一番の暑さの中で迎えたファイナル・プラクティス

 30分間のプラクティス・ファイナルは午前11時30分からと遅いスタートだった。この前にピレリ・ワールド・チャレンジというGTカー・カテゴリーのレースが行われたのと、インディーカーのレースのスタートが午後3時50分と遅いためだ。
 気温は27℃と、金、土曜の午前中のプラクティスよりも明らかに暑いコンディションで今日の走行は始まった。路面温度はすでに40度を越えており、セッション終了時には43℃となっていた。昨日の予選での路面温度の最高は47℃だった。今日は週末で一番の暑さとなる予報が出ており、レース・スタート時の気温は、昨日までの最高の34℃を越す35℃以上になる可能性がある。

2016年9月18日日曜日

2016 INDYCAR ニュース 第16戦 ゴープロ・グランプリ・オブ・ソノマ Day2 予選:ポール・ポジションはシモン・パジェノーが獲得

パジェノー、会心の走りでポール・ポジションを獲得!タイトルに向けて前進!! Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
パジェノー、ユーズド・レッドでレコード・タイム更新

 最終戦グランプリ・オブ・ソノマの予選でポール・ポジションを獲得したのは、ポイント・リーダーのシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)だった。予選のセカンド・セグメントをユーズド・レッド・タイヤで戦いながらトップ6入りを成功させたエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)がファイナル・セグメントでアドバンテージを持っており、アタック1周目で1分16秒4134という今日の最速ラップをマークしてトップに立った。それをパジェノーはユーズド・レッド・タイヤ装着で破ってみせた。


2016 INDYCAR ニュース 第16戦 ゴープロ・グランプリ・オブ・ソノマ Day2 プラクティス3:マルコ・アンドレッティが最速!佐藤琢磨、12番手に浮上

マイケル・アンドレッティ、今年のインディー500のプラクティス1以来のセッション・トップ・タイムを記録 Photo:INDYCAR (Richard Dowdy) クリックして拡大
マルコ、インディーカー初優勝の地で久々のトップ・タイム
アンドレッティ―勢、セットアップ好調

 マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)がプラクティス3で最速ラップをマークした。昨日エリオ・カストロネヴェスの記録したベスト=1分16秒6678を破る1分16秒3053を9周走ったうちの5周目に叩き出したのだ。もちろん、昨日のプラクティス2での路面温度の最高が45℃だったのに対して、今朝の最高は38℃と低かったが、ファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)=1分16秒3756、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)=1分16秒4339を抑えてトップとなった。


2016年9月17日土曜日

2016 INDYCARレポート 第16戦 ゴープロ・グランプリ・オブ・ソノマ Day1 プラクティス2:午後のセッションもエリオ・カストロネヴェスが最速! パワー2位、パジェノー3位

初日のトップタイムを譲らなかったカストロネヴェス。チームペンスキーとしてランキング1-2-3を目指す Photo:INDYCAR (Richard Dowdy) クリックして拡大
カストロネヴェス「すべて順調に進んでいる」
 プラクティス1に最速ラップ=1分17秒3298をマークしていたエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)が、午後のプラクティス2では1分16秒6678を叩き出しして2セッション連続トップとなった。走行ラップ数は11周と今回も少な目だった。

2016 INDYCARレポート 第16戦 ゴープロ・グランプリ・オブ・ソノマ Day1 プラクティス1:最速はエリオ・カストロネヴェス

ターン8を行くカストロネヴェス。ペンスキー勢としてトップタイムヲマークしたが、タイトル争いの二人はいずれも10番手以下にとどまった Photo;INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
2番手以下にホンダ勢がズラリと並んだプラクティス1
佐藤琢磨も8番手タイムと順調な走りだし


 プラクティス1は1時間15分。最速はエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)の1分17秒3298。エリオが走ったのは4周だけだったが……。

2016年9月5日月曜日

2016 INDYCARレポート レポート 第15戦 インディーカー・グラン・プリ・アット・ワトキンス・グレン・プレゼンテッド・バイ・日立 Race Day 決勝:ディクソンが完勝

ディクソンは走行初日から決勝レースのフィニッシュまで、完全に今年のワトキンス・グレンを制圧 Photo*INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
走りでも燃費でもディクソンがライバル勢を圧倒

 ポール・ポジションからスタートしたスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)がワトキンス・グレン・インターナショナルで完勝を飾った。60周のレースには3回のフル・コース・コーションが出されたが、ディクソンは後続に10秒、15秒という大差をつけてリードし続け、50周のリード・ラップとともに優勝。最終スティントでは、スピードだけでなく、燃費でも他を圧倒して見せた。完敗を喫したチーム・ペンスキーをはじめとするライバル勢は、大きな衝撃を受けたのではないだろうか。

2016 INDYCARレポート レポート 第15戦 インディーカー・グラン・プリ・アット・ワトキンス・グレン・プレゼンテッド・バイ・日立 Race Day プラクティス・ファイナル:最速はスコット・ディクソン

レース前のファイナル・プラクティスをレッドで走行。またしてもディクソンがトップタイムをマーク Photo:INDYCAR (Bret Kelley) クリックして拡大
ディクソンはじめ14台がレッドタイヤで走行!
 決勝日の午前中、21℃、路面温度29℃と涼しいコンディションで始まったプラクティス・ファイナル、最速タイムはまたもスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)が記録した。セッション前半の10周目に1分23秒7172をマークしてトップに立ち、それを破る者は最後まで出なかった。
 興味深いことに、ディクソンのベストはレッド・タイヤ装着で記録された。ワトキンス・グレン・インターナショナルでの2010年以来となるレースでは、多くのエントラントたちが新しいブラック・タイヤと、それに合わせて用意されたレッド・タイヤ(GPオヴ・インディー、ロード・アメリカ、ミッド・オハイオで使われたブラックと同コンパウンド)のコンビネーションの性能把握を充分に果たせていないようで、今日の30分間のプラクティスでは14台以上のマシンがレッド・タイヤで周回を重ねていた。

2016年9月4日日曜日

2016 INDYCAR レポート 第15戦 インディーカー・グラン・プリ・アット・ワトキンス・グレン・プレゼンテッド・バイ・日立 Day2 予選:ディクソンがポール・ポジション獲得

危うくQ2敗退というところを勝ち上がり、終わってみればディクソンが堂々のPP獲得!Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
天候:快晴
気温:22~23℃


ディクソン、ファスト6で新コース・レコード樹立

 3回のプラクティスでトップを取り続けたスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)が三段階の予選のファイナル・ステージで新コース・レコードとなる最速ラップを記録し、ポール・ポジションを獲得した。1分22秒5259というコース・レコードは、2009年にライアン・ブリスコーが予選で記録した最速ラップ=1分28秒1322より5.6063秒も速い。路面の全面改修と、インディーカーのエアロ・パッケージの性能アップによって、これだけのスピード・アップは果たされた。

2016 INDYCAR レポート 第15戦 インディーカー・グランプリ・アット・ザ・グレン・プレゼンテッド・バイ・日立 Day2 予選:Q1グループ分け 佐藤琢磨はグループ2に

 予選直前のプラクティス・セッションの順位によってグループ分けはなされる。最速だったドライバーには先に走るグループ1とするか、後に走るグループ2かを選ぶ権利が与えられ、グリップが高まり、よりQ2にコンディションの近づくグループ2を今回のディクソンのように選ぶのが普通だ。
 それにしても、今シーズンはQ1のグループ分けが何やら不公平な感じになることが多い。今回もグループ2の方が明らかに厳しい顔触れになっている。そして、佐藤琢磨はまたしても、そちらのグループに組み入れられている。

2016 INDYCAR レポート 第15戦 インディーカー・グランプリ・アット・ザ・グレン Day2 予選:日立がワトキンスグレンのスポンサーに

 ワトキンス・グレン・インターナショナルでの走行初日、インディーカーは今週末のレースの冠スポンサーに日立がついたことを発表した。日立はチーム・ペンスキーのエリオ・カストロネヴェス車のスポンサーをこの5年間、フル・シーズンのメイン・スポンサーではないが務めて来ている。イベント名は“インディーカー・グラン・プリ・アット・ワトキンス・グレン・プレゼンテッド・バイ・日立“となる。

2016 INDYCAR レポート 第15戦 インディーカー・グランプリ・アット・ザ・グレン Day2 プラクティス3:3セッション連続でディクソンがトップ・タイム

ここまで首位を守り続けるディクソン。さらに自己ベストを更新 Photo*INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
2日目も安定した速さを見せるディクソン!しかしライバクも接近!!

 ボストンでのストリート・レースがキャンセルされたことを一番喜んでいるのはスコット・ディクソンとチップ・ガナッシ・レーシング・チームズかもしれない。昨日のプラクティス1から今朝のプラクティス3まで彼らは最速の存在であり続けている。プラクティス2では唯一人1分23秒の壁を破ったディクソンだったが、摂氏18度と昨日より更に涼しいコンディションで始まったプラクティス3で僅かながらタイムを短縮し、トップを取った。


2016年9月3日土曜日

2016 INDYCARレポート 第15戦 インディーカー・グランプリ・アット・ザ・グレン Day1 プラクティス2:午後のセッションも最速はディクソン! ホウクスワースがホンダ勢トップの5位でAJ.フォイト・チームもセットアップは順調!

午前に引き続き快走を続けるディクソン。新装なったグレンの高速ぶりは、彼をして「速すぎて、休む間もない」と語らしめるほどだ Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
ディクソン、ただ一人1分22秒台をマークしてパワーを逆転
 プラクティス2は2時間もの長さがあった。天気は同じく快晴。気温摂氏22度で走行は始まった。最速ドライバーはプラクティス1から変わりなく、午後もスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)だった。セッション終了まで7分というところでウィル・パワー(チーム・ペンスキー)がトップに立ったが、チェッカード・フラッグが振られるまで1分を切ってからディクソンがただ一人1分23秒を切る1分22秒8740をマークしてトップを奪い返したのだった。

2016 INDYCARレポート 第15戦 インディーカー・グランプリ・アット・ザ・グレン Day1 プラクティス1:最速はスコット・ディクソン! 佐藤琢磨は14番手発進

インナー・ループを攻めるディクソン。“グレン・マイスター”にふさわしく、トップタイムでこの週末をスタート Photo:INDYCAR (Chris Owens)  クリックして拡大
グレン最多勝のディクソン、2番手ブルデイを大きく引き離す
 晴天の下、気温が19℃と涼しいコンディションとなったプラクティス1では、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)がトップ・タイムをマークした。2005年から3年連続優勝=インディーカー最多の3勝を挙げている彼は、開催決定後にインディーカー及びファイアストン・タイヤ用のテストを行い、その後にチームのテストも実施している。今シーズンにこのコースで最も多くのテストをこなして来ているはずの彼は、1分23秒8921をセッション終了間際にマークした。このセッションで彼が走ったのは10周だったが、6周目には1分24秒1281ですでにトップに立っていた。ディクソンは2番手につけたセバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)に0.3626秒という差をつけてみせた。ブルデイのベストは1分24秒2547だった。

2016年8月28日日曜日

2016 INDYCARレポート 第9戦ファイアストン600 Race Day 決勝:歴代5番目のクロース・フィニッシュ! 大逆転でグレアム・レイホールが優勝!

レイホール、終盤の大激戦を制して今シーズン初優勝! Photo:INDYCAR (Chris Owens)
残り8周で最後のリスタート! リードラップ6台による激しいバトルに
 248周のレースは71周で赤旗中断。76日後の今日、残りの177周が争われ、大逆転の勝利をグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)が収めた。トップが交代したのは最終ラップのターン3~ターン4でだった。 

残り8周、最後のリスタートからの優勝争いは白熱を極める。ヒンチクリフ、カナーン、レイホールのスリリングな接近戦! Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
  今日の最初のリスタートからトップを走り続け、一時は2位以下に10秒以上もの差をつける圧倒的な速さを誇っていたジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)だったが、終盤に重なったフル・コース・コーションでリードが消滅した。
 終盤の優勝争いは、ヒンチクリフ、エド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)、エリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)、レイホール、トニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)、シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)によるものとなった。
 カーペンターとカストロネヴェスは224周目に接触し、揃ってクラッシュ。この後のリスタート後にはミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)がスピンし、ジャック・ホウクスワース(AJ・フォイト・エンタープライゼス)がそこに突っ込むアクシデント発生。最後のリスタートは、もうゴールまで残り8周の241周目に切られた。

リードし続けたヒンチ、タイヤ無交換で最後のリスタート臨んだが……
 インディーカーのルールには、「残り20周を切ったレースは、周回遅れを後方に退けてリスタートを切るかをインディカーが決定してもよい」というものがあり、今回はそれが適用された。そして、このルールをうまく活用していなかったのがホンダ勢2チームだった。トップを走るヒンチクリフはコースにステイ・アウトし続け、いちばん多い33周を重ねたタイヤで最後のリスタートを迎えた。これに対してレイホールは23周を走ったタイヤを装着しており、カナーンはコーション・ラップ4周だけのタイヤで最後の8ラップ・バトルに臨んだ。
 タイヤだけを見ればカナーンが断然有利と見てていた。しかし、ヒンチクリフのスピードはとうとう最後まで落ちなかった。243周目にはパジェノーもトップ争いに加わって4台が真横に並ぶスリリングなシーンも見られた。
 ヒンチクリフはアウトサイド・レーンを走りながらもカナーンの攻撃を退け続け、トップを守り続けた。レイホールは4ワイドのバトルでカストロネヴェスとカナーンの両方に接触し、一旦後方に下がったが、トップ争いへと復活し、カナーンをパス。 


最終ラップのバックストレッチ先でレイホールがアタック
 
 ホワイト・フラッグはヒンチクリフが先頭で受けた。しかし、逃げ切り優勝まであと一歩のところ、バック・ストレッチの先でレイホールがアタックし、見事にトップを奪い去った。ゴールでの2人の差は0.0080秒。レイホールが大逆転で今季初勝利、テキサスでの初勝利を飾った。これは彼にとってキャリア4勝目(2015年のミッド・オハイオ以来)だ。ホンダにとっては、インディー500に続く今シーズン2勝目で、インディーと同じく1-2フィニッシュとなった。
 優勝者と2位の差=0.0080秒は歴代5番目のクロース・フィニッシュで、テキサス・モーター・スピードウェイでのものとしては、2002年にサム・ホーニッシュJr.がエリオ・カストロネヴェスを下した0.0096秒を抜いてトップに立った。
 レイホールは最終ラップだけをリードして優勝する史上14人目のドライバーとなった。一番最近の例は、2013年のサン・パウロでのヒンチクリフだった(2位は佐藤琢磨)。

「とても楽しいバトルを戦えた」と喜ぶレイホール
落胆のヒンチ「最後はレイホールのニュー・タイヤがものを言った」

 

ウイナーズ・サークルのレイホールのマシンのフロントウイング。接触でカナーン車のエアロが食い込んでいた Photo:INDYCAR (Chris Owens)
  「ヒンチとトニーと、とても楽しいバトルを戦えた。今晩のヒンチはスタートからとても速く、リードを続けていたが、最後の数100ヤードだけリードできなかった。ゴール前の接戦でトニーに接触した件は謝らなくてはならないが、エリオが上がって来て私にぶつかった。私のマシンはピンボールのように弾かれ、トニーのマシンにぶつかったんだ。彼と私がアクシデントにならなかったのは幸運だった。ファンにとっても楽しいレースになっていたと思う。帰ってからみんなにインディカーのレースの凄さ、おもしろさを宣伝して欲しい」とレイホールは喜んでいた。

 ヒンチクリフは、「残念なゴールになってしまった。凄いレースを戦えていたんだが……。僕らのマシンは本当に速かった。スティントを通じて速いマシンを作り上げたいと考え、その通りのマシンにできていた。そういうマシンでなければテキサスでは勝てないからね。しかし、最後の最後でグレアムにパスを許した。彼の方が新しいタイヤを装着しており、それが物を言ったようだ。僕らのチームは本当に頑張ってくれた.素晴らしいマシンを作り上げてくれた。しかし、今日のところはグレアムと彼のチームを讃えよう。最終的に、ファンが楽しんでくれるエキサイティングなゴール・シーンになった」と語った。
 ポイント・リーダーのパジェノーは最後の最後のイエローで1ラップ・ダウンを取り戻し、4位フィニッシュをサルヴェージ。ポイント2位のパワーは8位で、テキサス終了時点での両社のポイント差は28点となった。ポイント3番手には今日のレースで3位フィニッシュしたカナーンが浮上。カストロネヴェスはカナーンとは1点差だがランキング4番手に下がった。

マシンが完全な状態に戻らず、佐藤琢磨は60周でマシンを降りる

 10分間のプラクティスでクラッシュした佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は、スタートのギリギリ前にマシンの修理が終わり、何とかレースに出場することはできたが、マシンのセッティングが完全ではなかったため、走り続けるのは危険と考え、60周を走ったところでマシンを降りた。
 「ポコノで学んだサスペンションのことなど、新しい要素を盛り込んだマシンで戦うつもりでしたが、プラクティスでのクラッシュでマシンがどんなものになっているのかはわからなかった。2時間半をかけてクルーがマシンを直してくれましたが、セッティングが完全ではなく、ノーズが上を向いていました。タイヤの消耗も速く、無線のトラブルも発生。ロードコース用のマシンで走り続けても得られるデータは少ない上、マシンを壊すと残り2戦に悪い影響が出るのでマシンを停めました」と琢磨は状況を話した。
以上

2016 INDYCARレポート 第9戦 ファイアストン600 Race Day ウォームアップ・プラクティス:ディクソン、カナーンが1-2位! 

ポイントリーダーのパジェノーは9番手。パワーは16番手だった Photo:INDYCAR (Chris Jones)
佐藤琢磨、2周目にクラッシュ!
 快晴、34℃、路面温度55℃というコンディションで、2グループそれぞれ10分間のプラクティス・セッション2は行われた。
 グループ1の走行開始直後、佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)がメイン・グランド前でクラッシュした。サスペンションが壊れたらしく、コントロールを失ったマシンは火花を散らしながら壁に斜めに突っ込んで行った。ポコノでの決勝に続き、走り出してすぐにクラッシュ。悪い流れから抜け出せていない。

 幸いにも琢磨に怪我はなかった。まだスピードをフルに上げて行く前のアクシデントだったから……ということも影響してのことだろう。それにしても、元々10分間と短いセッションではあったが、琢磨はマシンの確認をほぼ行なえない状況で決勝の再開を迎える。「6月のテキサス戦とは異なるセッティングをトライする」と言っていた彼らとしては、走行時間ほぼゼロではマシンに対する評価を下すこともできない。

2016年8月23日火曜日

2016 INDYCARレポート ABCサプライ500 Race Day 決勝:ウィル・パワーが4勝目!ポイントリーダーのパジェノーはクラッシュ

45年前、チーム・ペンスキーが初の500マイルレース優勝を飾った地、ポコノで、パワーが力を見せつける逆転勝利! ドライバーズ・ランキングもパジェノーに20ポイント差に急接近 Photo:INDYCAR (Chris Owens)  クリックして拡大
PPからレースをリードしたアレシンを終盤にパワーが逆転

  雨のために1日遅れで月曜日に行われたレース、序盤から戦いのイニシアティブを保ち続けたのはポール・シッターのミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)だった。初PPから200周のうちの87周をロシア人ドライバーはリードした。しかし、勝ったのはウィル・パワー(チーム・ペンスキー)だった。レース終盤の165周目にトップに立った2014年のシリーズ・チャンピオンは、残り10周の時点で0.3秒後方に着けていたアレシンとの差を0.6秒、0.7秒、さらには1秒とジリジリ広げ、今シーズン4勝目、ポコノ初勝利、500マイル・レースでの2勝目、オーバルでの4勝目へと逃げ切った。ゴールでの差は1.459秒だった。

2016年8月22日月曜日

2016 INDYCAR レポート 第14戦 ABCサプライ500:決勝は月曜に延期

雨の中プレ・レースのドライバー紹介に臨んだ佐藤琢磨だったがレースは延期に Photo:INDYCAR(Chris Jones) クリックして拡大
決勝スタート時間は22日午後12時9分を予定

 ペンシルヴェニア州ロング・ポンドのオーバル・コース、ポコノ・レースウェイ(全長2.5マイル)でのABCサプライ500の決勝レースは、今日の午後3時過ぎにスタートが切られる予定だったが、それより前の午後2時58分に明日=月曜日への延期がシリーズ主催者のインディーカーによって発表された。午後2時頃から降り始めた雨はコースを完全に水浸しにし、降り止む気配がまったくなかったからだ。大きな雨雲がゆっくりと北東に進んでおり、今日中にコースを乾かしてレースを行なうことは不可能と判断されたのだ。明日のレースは、午後12時09分のスタートを予定している、とインディーカーは発表した。

2016年8月21日日曜日

2016 INDYCARレポート 第14戦 ABCサプライ500 Day1 プラクティス・ファイナル:予選4位だったエリオ・カストロネヴェスが最速

予選でペンスキー勢最上位の4番手だったカストロネヴェスが、ファイナル・プラクティスでトップに! Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
2番手にはムニョス、3番手にはパジェノーが
 予選ではホンダのミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)がトップだったが、決勝モードでの練習走行=プラクティス・ファイナルではエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)が218.824mphで最速だった。彼の予選順位は4位だった。
 プラクティス・ファイナルで2番時計だったのはカルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)=218.043mph。3番手はポイント・リーダーのシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)による217.548mphだった。