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2012年4月2日月曜日

2012 INDYCAR 佐藤琢磨コメント10:R2 ホンダ・インディー・グランプリ・オブ・アラバマ Race Day 「2戦連続のトラブルによるリタイアは悔しいですが、ポジティブなことも数多くあったので、ロングビーチでは結果につなげられるようなレースをしたいです」

ホンダ・インディー・グランプリ・オブ・アラバマ
アラバマ州バーミングハム

バーバー・モータースポーツ・パーク
1周2.3マイル(=約3.700Km)×90周

結果:24位 52周リタイヤ(エンジントラブル)

「良い感じの展開でしたが、ブラックでのマシンバランスが悪かった」

Jack Amano(以下――):1回目のピットストップに少し早めに入る作戦でしたが、序盤はオーバーテイクも多く、良い感じで進んでいたようでしたね?

佐藤琢磨:そうですね、でも、もうちょっとスタート後はポジションを上げたいって考えてたんですよね。今年は結構、ダブルファイルでのスタートのぺースが速くて、去年はかなりのスピードでパックのまま1コーナーに行って、オーバーテイクを多くできたんですけど、そこが今年は少し難しくなってましたね。それでもレースが進む中で少しずつポジションを上げて行ってました。良い感じの展開に見えてたんですけど、ブラックタイヤに替えたらクルマのバランスがものすごく崩れてしまって、あのスティントは非常に苦労しました。だから、あのスティントをできるだけ早く終えたかった。結局、引っ張れるところまでは引っ張ったんですが、タイムロスも大きかったし、早めにもう一度タイヤを替えて……という作戦になりました。で、サードスティントはまたレッドを履いたら見違ええるようにマシンは良くなりました。そこからまた幾つかオーバーテイクして行けました。

――また調子を取り戻したように見えていました。

佐藤琢磨:それが、あの頃からちょっとパワーロスを感じるようになってて、何度かサイド・バイ・サイドでヘアピンを立ち上がっても負けちゃうって状態が続いてて、最終的にはいきなりパワーがなくなっちゃって、エンジンが止まっちゃった。

――最後はエンジントラブルでのコース上でのストップだったんですね。

佐藤琢磨:そうです。

「レッドが3セット欲しくなるような展開でした」

――今日のレース、結果的に3ストップで戦ったわけですが、レッドが断然有利でしたね。その点については、読んでいたんでしょうか?

佐藤琢磨:もちろん、みんなロングランをやってなかったんで本当のところはわかっていなかったかもしれないけど、決勝でのスティントをひとつ走ったことでレッド有利であることはすぐにわかりましたね。去年もここではレッドの方がレースでは全然良かったし。でも、今日はブラックでのバランスの変わりようにとても驚いた。それが僕らのレースだったと思いますね。まぁ、どういう風にトリートメントするかにもよるんですけど、ちょっと苦労しました。


――レッドの新品を2セット持って臨んだ決勝でしたが、もう1セット欲しいっていうレースになっていたんですね。ユーズドでもいいからレッドでもう1スティントを走りたいという……。

佐藤琢磨:はい。僕らも走り続けていたら、最後はユーズドのレッドで行っていたと思います。

――レッドを3セット投入するレースというのは、非常に珍しいと思いますが?

佐藤琢磨:そうですね。でも、それは今回が3ストップになっていたからというところもあると思いますよ。

――開幕戦に続いてトラブルでのリタイアになってしましました。

佐藤琢磨:はい。その点は非常に悔しいし、残念ですが、今日のレースを含め、今週末は多くのポジティブなこともありました。だから次のロング・ビーチで、またコンペティティブさを見せて、良い結果を得られるようレースを戦いたいと思います。

2012 INDYCAR レポート:R2 ホンダ・インディー・グランプリ・オブ・アラバマ Race Day 「予選9位からウィル・パワーが今季初優勝。ディクソンはピットミスが響いて2位。佐藤琢磨はエンジントラブルでリタイヤ」

ホンダ・インディー・グランプリ・オブ・アラバマ
アラバマ州バーミングハム

4月1日 Race Day
天候:快晴
気温:28~29℃

ピット戦略的中のパワー、ディクソンを逆転してシボレー開幕2連勝

 バーバー・モータースポーツ・パークはオーバーテイクが難しいコースだ。しかし、勝ったのは予選9位スタートのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)だった。
 ポイントのひとつはピットタイミングにあった。1回目のストップは21周を終えたところ。プライマリータイヤでスタートしていたので、その周回数を短くするつもりもなかったようだが、遅いマシンにスタックしてタイムロスをしない点を最も重要視した作戦だった。ピット作業を終えたパワーは、コースの空いたところでレースへと復帰できた。
 1回目のピットストップを早めに行ったパワーは、2回目のピットもおのずと早めになったが、全員が2回のピットを終えた段階で2位につけていた。チームの作戦が見事で、パワーが持てる力を100パーセント発揮したからこそ成し得た7つのポジションアップだった。
 第2スティントからトップを走ったスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)は速く、彼はパワーとの差を一定に保つこともできていた。しかし、最後のピットストップで右リヤタイヤの交換に時間がかかり、順位を逆転された。
 75周をかけて、パワーはトップに立った。
 そして、残り16周で切られたリスタートでディクソンを封じ込めると、そこからはリードを広げ、3秒以上の差をつけて今季初優勝のゴールへと飛び込んだ。

 「最高のレースになった。ピットのティム・シンドリックが常にベストのポジションを走らせてくれた。自分たちのスピードを活かして戦えた。最後のリスタートはスリリングだった。ディクソンが速いのはわかっていた。彼は2ラップほど思い切り攻めて来たが、何とかトップを守りきれた。シボレーエンジンでの優勝は本当に嬉しい。今日の勝利で忘れてならないのはピットクルーの仕事ぶりだ。それなしに勝つことはできなかった」とパワーは喜びを語った。パワーはここバーバー・モータースポーツ・パークで2年連続のウィナーとなった。
 パワーは今季初勝利を2レース目で挙げ、チーム・ペンスキーとシボレーは開幕から2連勝を記録した。


ホンダは2戦連続2位。琢磨は開幕戦に引き続きトラブル発生

 ディクソンは開幕戦に続き、トップを走りながら終盤にパスされて2位フィニッシュと、悔しいレースが続いている。
 ホンダは開幕から2戦連続の2位。
 佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、エンジン・トラブルでリタイア。2戦続けてマシンにトラブルが出てしまった。レッドでのマシンは非常に良く、多くのオーバーテイクを実現した。そのあたりは琢磨らしいレースだったが、「ブラックでのマシンバランスは悪かった。レッドとブラックで差が大きかった」と、まだまだマシン・セッティングには改良の余地があることを琢磨は話していた。
 3位はカストロネベスで、4位はカストロネベスを攻め落とせなかったグレアム・レイホール(チップ・ガナッシ・レーシング)。ルーキーのシモン・パジェノー(シュミット・ハミルトン・モータースポーツ)が自己ベストとなる5位フィニッシュを果たし、6位は予選2位だったジェイムス・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)のものとなった。7位は予選4位だったマイク・コンウェイ(AJ・フォイト・レーシング)。
 そして、ルーベンス・バリケロ(KVレーシング・テクノロジー)が2戦目にして8位という結果を残し、セバスチャン・ブルデイ(ロータス・ドラゴン・レーシング)はロータス・エンジンにとっての初トップ10フィニッシュとなる9位。ダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)は、ハード・ファイトを戦い抜いて10位を得た。

INDYCARインサイド情報&ニュース:2012INDYCARシリーズR2スタート前各車装着タイヤ

第2戦ホンダ・インディグランプリ・オブ・アラバマ
2012 IZOD INDYCAR SERIES Round 2 Honda Indy Grand Prix of Alabama

バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミンガム
コースタイプ:ロード
全長:2.38マイル(=約3.83km)×90周

 注目のスターティングタイヤが発表に。オルタネート(レッド)が15台、プライマリー(ブラック)11台と通常よりチョイスの二分が明確だ。それだけタイヤに対する評価や、考えているレース展開、作戦がチームによって異なっているということだろう。

2012 IZOD インディーカー・シリーズ レポートR2 ホンダ・インディグランプリ・オフ・アラバマ:決勝前ウォームアップで佐藤琢磨が3番手。パワーがブラックタイヤで2番手タイム

第2戦ホンダ・インディグランプリ・オブ・アラバマ
2012 IZOD INDYCAR SERIES Round 2 Honda Indy Grand Prix of Alabama

バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミンガム
コースタイプ:ロード
全長:2.38マイル(=約3.83km)×90周

4月1日(日) ウォームアップ
天候:快晴
気温:19℃

Photo:Masahiko Amano(Amano e Associati)

 決勝を間近に控えたウォームアップ、路面は完全ドライコンディションだった。朝の8時40分スタートだったため、気温は19℃、路面も同23℃とまだ低かったが……。

2012年4月1日日曜日

ジャック・アマノのインディーな1日:資産家が情熱で造り上げた超ド級サーキット。バーバー・モータースポーツ・パークってこんなところ


Photo:Masahiko Amano(Amano e Associati)

 今日は朝から天気がいいので、ヘリを飛ばしてコースの撮影をしてみた……ってのはもちろんウソで、プレスルームに飾ってあった空撮写真を撮った。

2012 INDYCAR シリーズ 佐藤琢磨コメント9:R2 ホンダ・インディグランプリ・オフ・アラバマ予選「ドライでの実質2回目のセッション。クルマのバランスはちょっと良くなかったが、一番の問題はトラフィックにひっかかったこと」

第2戦ホンダ・インディグランプリ・オブ・アラバマ
2012 IZOD INDYCAR SERIES Round 2 Honda Indy Grand Prix of Alabama

バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミンガム
コースタイプ:ロード
全長:2.38マイル(=約3.83km)×90周

3月31日(土) 予選
天候::曇りときどき晴れ
気温:20〜23℃

Photo:Masahiko Amano(Amano e Associati)

2012 INDYCAR インサイド情報&ニュース:R2 ホンダ・インディグランプリ・オブ・アラバマ:決勝重視、予選は6番手で十分。トニー・カナーン&KVRTの作戦

予選を6位で終えたトニー・カナーンは、「明日のウォームアップはみんな大変だよ。どんなマシンでレースを戦うのか、それを決めるセッションとなるんだからね。僕らは予選のファスト6でブラックタイヤを使い、決勝に向けたセットアップ探しに取り掛かった。みんなに先んじるためにね」と語っていた。

2012 IZOD インディーカー・シリーズ レポートR2 ホンダ・インディグランプリ・オフ・アラバマ予選:非常に短い走行時間で予選に突入。カストロネベスがPP、強豪パワー、フランキッティが苦戦。琢磨もトラフィックにひっかかり予選16位

第2戦ホンダ・インディグランプリ・オブ・アラバマ
2012 IZOD INDYCAR SERIES Round 2 Honda Indy Grand Prix of Alabama

バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミンガム
コースタイプ:ロード
全長:2.38マイル(=約3.83km)×90周

3月31日(土) 予選
天候::曇りときどき晴れ
気温:20〜23℃

 予選を6位で終えたトニー・カナーン(KVレーシングテクノロジー)が記者会見で言った。「トップカテゴリーとしての扱いをしてもらいたいもんだね」。インディーカーのプラクティス3がキャンセルされ、昨日からほとんど走っていない状態で予選を戦わされたことに対しての抗議のコメントだ。

2012 IZOD インディーカー・シリーズ レポートR2 ホンダ・インディグランプリ・オフ・アラバマDay2:プラクティス3はキャンセル

第2戦ホンダ・インディグランプリ・オブ・アラバマ
2012 IZOD INDYCAR SERIES Round 2 Honda Indy Grand Prix of Alabama

バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミンガム
コースタイプ:ロード
全長:2.38マイル(=約3.83km)×90周

3月31日(土) プラクティス3
天候:曇り
気温:17℃

 走行2日目、バーバー・モータースポーツ・パークでのプラクティス3は通常より短い20分が予定されていた。午後にはスポーツカーによる2時間45分のレースと、ツーリングカーの2時間半のレースがあるため、スケジュールが非常にタイトなのだ。

2012年3月31日土曜日

2012 INDYCAR シリーズ 佐藤琢磨コメント8:R2 ホンダ・インディグランプリ・オフ・アラバマ Day1 3月30日 プラクティス「順調にプログラムをこなせています。相対的に僕らはよくなってきていると思います」


プラクティス1で3番手となり、インディーのラジオの取材を受ける。
Photo:Masahiko Amano/Amano e Associati
同時に走っているマシンの中でダントツに速いのは良かった
Jack Amano(以下――):ウェット・コンディションでのプラクティス2でトップタイムでした。
佐藤琢磨:自分がタイムを出したのは、コンディションもまだまだそんなにウェットになる前でしたから。まぁ、セント・ピータースバーグでもウェットタイヤを試して、感触も良かったんで、僕らはウェットでコンペティティブだと思う。でも、今日の2セッション目のタイムに関しては、あんまり気にしてないです。ただ、同じ時に走ってた中でダントツに速かったっていういのはすごく良かったですよね。コクピットでもバランスの良さを感じてましたから。ドライで、今日の朝やり残したことを試せなかったのはちょっと不安というか、残念でしたね。

――明日はプラクティス、そして予選ですが?
佐藤琢磨:明日の朝、今日の雨でどんだけ路面が乾いてくれるのか、どんなコンディションになるのかわからないですけど、トリッキーな予選になりますよね。
――今日のプラクティス2でのパフォーマンスの良さは、今シーズン、いつかウェットでのレースがあったら、そこで良い走りができるって考えられますよね?
佐藤琢磨:そうですね。今のところ、雨のセッションを2回走って、僕らはすごく良いのでね、雨が降っても問題ないでしょうね。
――明日の予選は多分ドライになると言われてますけど、またグリップは低くなる。で、決勝はまたグリップが上がるかもしれませんね?
佐藤琢磨:はい。でも、決勝日はすごく暑くなるって聞いてるんで、滑るかもしれない。予選と決勝でまたコンディションが極端に違う可能性もありますね。明日のプラクティスがドライで走れることになるのを祈ってます。もしダメだったとしても、1回目の走行から、今日の2回目でクルマはまた良くなっているはずなんで、それを信じて思い切り攻めてくしかないですね。
――みんながちゃんと走れる時間が少ないまま決勝を迎えるってことですね。そういう条件の下では、今までのところ良い印象なんじゃないですか?
佐藤琢磨:そうですね。順調にプログラムをこなせてる感じはあります。セント・ピータースバーグも、そういう意味では順調というか、僕らが考えていることに対してクルマがちゃんとレスポンスしてくれてました。
――セント・ピータースバーグの後には、バーバー・モータースポーツ・パークでの開幕前のテストはあまり良くなかったと言ってましたが、そこから結構変えたセットアップで今回来てるってことですか?
佐藤琢磨:そうですね。それですごく良くなってます。ラップタイムは全員がテスト時より1秒以上落ちてるんだけども、僕らはテストと同じラップタイムが出せてる。だから、相対的に僕らは良くなってるってところです。
――新型マシンはバーバー・モータースポーツ・パークのような常設サーキットと、セント・ピータースバーグのようなストリートと、どっちが向いているマシンと感じてますか?
佐藤琢磨:うーん……それはタイヤがすべてだから……。まぁ、バランスの良いタイヤであればロードコースもストリートもすごく良いと思いますね。去年のクルマよりは……何ていうのかな?
――レスポンスが良いとか?
佐藤琢磨:うん、もともとロードコースを走るようにデザインされて来たクルマなんでね。それより、オフの間のテストでオーバルで走るのは結構大変だったっていう結果を聞いてるので、そっちの方が心配かな?
――インディアナポリス・モータースピードウェイで4月4日にテストが開催されるって決まったんでしたね。参加しますか?
佐藤琢磨:行きますよ。日本に帰ることになってましたけど、予定変更しました。

2012 IZOD インディーカー・シリーズ レポート:R2 ホンダ・インディグランプリ・オフ・アラバマ 3月30日 プラクティス「金曜2度のプラクティスでパワーが最速。佐藤琢磨はウェット・コンディションのプラクティス2に最速タイムをマーク

第2戦ホンダ・インディグランプリ・オブ・アラバマ
バーバー・モータースポーツ・パーク 

3月30日(金) プラクティス
天候:曇り のち 晴れ
気温:21~23℃


佐藤琢磨、プラクティス1で3番手の好タイム
プラクティス1で3番手、プラクティス2でトップだった琢磨は
早速取材陣に取り囲まれる。

Photo:Masahiko Amano/Amano e Associati


ルーキーのニューガデン、バリケロを上回る走り
 ルーキーのジョセフ・ニューガデン(サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング)が4番手に来た。琢磨同様に彼も2セット目のタイヤでのベスト記録のはず。彼は開幕戦でもパフォーマンスが良かった。今後も注目して行きたい。初めて使うオルタネートタイヤ=レッドタイヤに手こずってか開幕戦の予選では目立たなかったけれど、レースでもいい走りをしていた。最終ラップにジャスティン・ウィルソン(デイル・コイン・レーシング)と接触、トップ10入りをギリギリ逃したけれど……。5番手はルーベンス・バリケロ(KVレーシング・テクノロジー)。元F1ドライバーの上を行ったんですよ、ニューガーデン、そしてサラ・フィッシャーのチームは。
 チップ・ガナッシ・レーシング勢は、ダリオ・フランキッティが9番手、スコット・ディクソンが13番手とスロースタート気味。まさか、今週はセント・ピータースバーグ以上の苦戦だったり……はしないよなぁ。


プラクティス2はニューシャシー初のウェットセッションに
ピットアウトするハンター-レイ。ピットレーンでもこれだけの水幕が上がるほどの
ハードウエットになった。
Photo:Masahiko Amano/Amano e Associati
 プラクティス1の終了間際にポツポツ小雨が降り出し、それが暫くして本格化。プラクティス2はウェットコンディションで始まった。明日、明後日のバーミングハムの天気予報は晴れだけれど、今日は多くのマシンがウェット・コンディションでも走った。使用マシンが今年からダラーラDW12に変わっているため、ウェットでのフィーリングもつかんでおこうと。走らなかったのはペンスキーの3人とシモン・パジェノー(シュミット・ハミルトン・モータースポーツ)、マイク・コンウェイ(AJ・フォイト・レーシング)、エド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)、プラクティス1でマシン火災に遭ったジャスティン・ウィルソン(デイル・コイン・レーシング)、JR・ヒルデブランド(パンサー・レーシング)の8人だった。

ダントツの早さを見せた琢磨
 プラクティス2のトップは琢磨。セッション序盤は雨が弱く、途中から降りが強くなってたので、走るタイミングも順位に大きく影響してた。ただし、同じ状況下で走っている中で琢磨がダントツに速かったのも事実だった。チーム・ペンスキーの3人はとうとう最後まで一切走らなかった。
 この結果、今日のトップ3はプラクティス1のパワー、カストロネベス、琢磨の3人となった。
 「プラクティス1でマシンの良さは確認済み。この雨でグリップが下がるから、そこにマシンを合わせる必要がある。今年から使われている新車はグリップが大きいので、路面のグリップが多少下がっても、去年までのマシンに比べて走り易い。セント・ピータースバーグでの開幕戦では、ライバル勢の力量、他メーカーのエンジンのパフォーマンスがどの程度かが不明だったけれど、今回はそこがわかっている。僕らは予選でも良いグリッドを得ることができそうだ」とパワーは語っていた。
  金曜日のプラクティス1は、ランキング・トップ10圏外(開幕戦の11位以下)とルーキーたちの17人が第1グループで、12時半から30分間走った。第2グループはエントラント全員で、走行時間は同じく30分間。今年も残ってるわけですよ、ランキング10位に線を引くビミョーなルールは。プラクティス2はプラクティス1終了から2時間しかインターバルがない3時半のスタートでで、出場全員同時走行が1時間だった。
 プラクティス1でトップタイムを出したのはウィル・パワー(チーム・ペンスキー)で、2番手がエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)、3番手が佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)だった。パワーとカストロネベスは30分間だけの走行。琢磨は60分間あって、タイヤも2セット目を投入してのベストラップ記録だった。
 パワーは去年のウィナーで、カストロネベスは一昨年のウィナー。ラップタイムはパワーが1分11秒2886で、カストロネベスが0.2124秒差の1分11秒5010だった。琢磨はパワーと0.2722秒差の1分11秒5608。

2012 INDYCAR インサイド情報&ニュース:R2 ホンダ・インディグランプリ・オブ・アラバマ エントリーは今回も26台。しかし、主要マシンのカラーリングに変化。

第2戦ホンダ・インディグランプリ・オブ・アラバマ
バーバー・モータースポーツ・パーク アラバマ州バーミングハム


開幕戦からカラーリングを一新したマシンが登場

ブリスコー車はどデカいHITACHのロゴをまとって登場
Photo/Masahiko Amano\Amano e Associati

 シーズン第2戦もエントリーは26台。開幕戦と同じ顔触れ。ただし、マシンのカラーリングやレーシングスーツが開幕戦と違うケースが幾つか……。それはイベント毎でスポンサーを変えるケースが近頃のトレンドだから。インディーカーのトップ2チームがそういうマーケティングストラテジーでやって来ている。今後、他チームでもその傾向は強くなっていくでしょう。NASCARでさえ、そういうチームは増えてるし。
 チーム・ペンスキーは去年から。どのレースだったか忘れたが、スポンサーとして登場した日立(正確には日立オートモーティブ・システムズ)が、バーバー・モータースポーツ・パークでライアン・ブリスコー車のサイドポッドにロゴをドドドーンッ! と来た。実は彼らってシボレー、そしてイルモア・エンジニアリングとインディーカー用エンジンのダイレクトインジェクション開発に加わっていたんだそう。日立はGMのハイブリッド車、そして電気自動車(って呼ぶべきか疑問だの)のシボレー・ボルトにも技術供与をしている。今後のレースに関しては、ロングビーチ、ブラジル、デトロイト、トロント、エドモントン、中国、ソノマで日立は2号車のメインスポンサーを勤め、その他のレースではサブスポンサーとして活動。さらに、エリオ・カストロネベスとウィル・パワーのマシンもシーズンを通して日立のロゴをまとって走るという。


エリオのマシンも今回はさわやかなAAAカラーに
Photo/Masahiko Amano\Amano e Assiciati
 チーム・ペンスキーではエリオ・カストロネベスのマシンも開幕戦とは変わっている。先週はシェルカラーだったのが、アラバマでの第二戦はAAAインシュアランスがメインになってブルー系にガラリとイメチェンして来た。

チップ・ガナッシも負けじとニューカラー投入

クロロックスカラーとなったダリオのマシン。このブルー、好きです。
Photo/Masahiko Amano/Amano e Assiciati
 チップ・ガナッシ・レーシングは、ダリオ・フランキッティ車がクロロックス(洗濯洗剤、漂白剤など)がメインスポンサーのスペシャル・カラーリングでバーバー・モータースポーツ・パークに登場した。こちらも去年からだったか、フランキッティ車でコロコロとスポンサーカラーを変える手法を使っている。スコット・ディクソン車はウィングなどが白いターゲット・カラーのまま(フランキッティがターゲットカラーで走る時には、ウィングも真っ赤)。 ロータス・DRRのマシンもカラーリングが開幕戦とは違っている。ロータス・ワークスっぽい
黒ベース(ロータス・ドラゴン・レーシングは黒/金だけど、DRRは黒に肌色だった)から、青&緑に大きく変わった。