2022年5月6日金曜日

2022 INDYCARレポート 5月5日:4戦を終えてディフェンディング・チャンピオンのアレックス・パロウがポイント・リーダーに

まだ今シーズン勝利こそないものの、4戦を終えてポイントランキングトップに立っているパロウ。ホンダ陣営が劣勢となっている状況だけに、その実力と安定度は際立っている Photo:Penske Entertainment

開幕4戦、全コースヴァラエティをひと回りして
現在トップに立っていたのはパロウ!

 2022年NTTインディーカー・シリーズの開幕からの4戦はストリート×2レース、ハイ・バンクの1.5マイル・オーヴァルで1レース、常設ロードコース1戦だった。これで一応すべてのコース・ヴァラエティが1戦以上消化され、チャンピオンシップ・ポイント・リーダーは誰か……と見るとアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)がその座に就いていた。昨年、インディーカー・デビュー2年目、24歳にしてチャンピオンとなった彼は1勝も挙げていないというのにしっかりとポイント・トップに立っているのだ。

2022年5月2日月曜日

2022 2022 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ Race Day 決勝

 

2022 INDYCARレポート R4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ Race Day 決勝:一撃必殺! パト・オーワードが見事な今季初優勝

ファスト6ではヴィーケイに逆転されてPPを逃したオーワードだったが、決勝ではアウトラップでヴィーケイに挑み逆転に成功! 手応えある勝利にポディウムで喜びをはじけさせる Photo:Penske Entertainment  (Matt Fraver)クリックして拡大

心配された雨も上がり、決勝は完全ドライに

 心配された雨は午前中で降り止み、インディーカーのレースは完全ドライ・コンディションで行われた。気温は24℃まで上昇。朝からの激しい雨でチケットは完売でもお客さんが来ないかも……と心配されたが、晴れ上がった空の下、コースサイドは埋め尽くされていた。10年以上をかけて新南部のアラバマ州バーミンガム界隈にもインディーカーのレース・イヴェントは定着してきた感がある。バーバー・モータースポーツ・パークには二輪と四輪、両方を大量に所蔵する素晴らしいミュージアムもある。

2022 INDYCAR レポートR4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ:リカルド・フンコスにインタヴュー

 

14歳の時、レーシングカートでレースキャリアをスタートし、フォーミュラ・ルノーへとステップアップしたリカルド・フンコス。資金難のためドライバーとしての活動が難しくなった後、さまざまなレーシングチームで働き、チームオーナーとして2017年からインディーカーに挑戦する。アイロットは彼のチームで走った6人目のインディーカードライヴァ―となる Photo:Gustavo Rosso クリックして拡大

インディーカーに挑戦開始から5年目
アイロットとともにシングルカー体制で挑む

 アルゼンチンからアメリカへ2002年に渡ってきたリカルド・フンコスは、カート・チームでメカニックとして働き、自らのカート・チームを興して数々のタイトルを獲得すると、2009年からジュニア・フォーミュラへとチームをステップ・アップ。これまでにインディー・ライツで2回、インディー・プロ2000で5回のタイトルを獲得して来ている(コナー・デイリー、リナス・ヴィーケイらをチャンピオンの座につけた)。
 2017年、ついにリカルドのチームはインディーカーへとステップ・アップ。インディー500に2台をエントリーさせた。しかし、フル・シーズン・エントリーをし続けることは難しかった。
 2019年、インディー500に前年度インディー・ライツ・チャンピオンのカイル・カイザーをエントリーさせた彼らは、フェルナンド・アロンソをグリッドからバンプ・アウトして決勝へと進出した。
 2021年、チームは新パートナーのブラッド・ホリンジャーを迎えてフンコス・ホリンジャー・レーシングとなった彼らは、最終3レースにカルーム・アイロットを参戦させ、今シーズンはフル・シーズン出場を行う。

2022 INDYCAR レポート R4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ :カルーム・アイロットにインタヴュー

昨年のスポット参戦開始からインディーカー7レース目となる今回のアラバマでついにウォームアップのトップタイムをマーク! シングルカー・エントリーのハンデを感じさせない走りとマシンづくりについてアイロットが真摯に語ってくれた Photo:Gustavo Rosso クリックして拡大

 フェラーリのテスト・ドライヴァーを務めていたカルーム・アイロットが、昨シーズンの最終3レースでインディーカー・シリーズにチャレンジ。今年はフル・シーズン出場を行う。イギリス出身の23歳は今週末のバーバー・モータースポーツ・パークで目覚ましい活躍ぶりを見せている。プラクティスでトップ10に入り、予選は熾烈なQ1をクリアして11位に食い込み、ファイナル・プラクティスで最速ラップを記録した。

「新しいコンパウンドのタイヤで走って
グリップのヒントが得られたことがこの結果につながっています」

ジャック・アマノ(以下――):去年3レースを経験したが、今年はまたタイヤが違うコンパウンドにされました。色々条件が変わる中でマシンに慣れ、走ったことのないコースで戦うのは非常に難しいでしょうが、バーバー・モータースポーツ・パークでは素晴らしいパフォーマンスを見せていますね?

カルーム・アイロット:タイヤが変わると、その対応は結構難しいですね。タイヤからグリップを引き出すためにあれこれとマシンに変更を施し、ドライビングも変えています。まだシーズン序盤ですが、新しいコンパウンドのタイヤを使って見て、グリップのヒントを掴んだので、良いパフォーマンスを発揮できています。問題は、1ラップを速く走ることと、レース・モードでコンスタントに速さを発揮させること、その両立は難しいというところです。

2022年5月1日日曜日

2022 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ Day2 ファイナル・プラクティス

 

2022 INDYCARレポート R4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ Day2 予選:リナス・ヴィーケイ、PP獲得コメント

Photo:Penske Entertainment (Joe Skibinski) クリックして拡大

 素晴らしい走りができたから結果には少し驚いているぐらいだ」


「PPを獲得できる力が今週末の自分たちにはあると感じていた。そして実際にPPという大きな成果を手に入れた。チーム全体が力をフルに発揮し、タイヤの使い方、セッティングがうまく行った」
「正直なところ、目標はファスト6入りに置いていた。それが非常に楽しい予選になった。素晴らしい走りができたから。結果には少々驚いているぐらいだ。自分にとって初めてのファスト6を戦ってのPP獲得がなったことも喜んでいる」

2022 INDYCARレポート R4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ Day2 ファイナル・プラクティス:カルーム・アイロットが最速ラップ

シングルカー・エントリーながら奮戦するルーキー、アイロットがウォームアップセッションで最速ラップ Photo:Penske Entertainment (Joe Skibinski)クリックして拡大

 ルーキー、アイロット、堂々のトップタイム!

 シリーズ唯一のシングル・カー・チーム=フンコス・ホリンジャー・レーシングから出場するルーキー、カルーム・アイロットがバーバー・モータースポーツ・パークでのファイナル・プラクティスで最速ラップをマークした。決勝日の午前中ではなく、予選日の夕方に行われたウォーム・アップ・セッション=ファイナル・プラクティスで23歳のイギリス出身ドライヴァーはレッド・タイヤ装着で1分07秒0906をマークした。それは2番手となった昨年のバーバー・ウィナー、アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)に0.1010秒の差をつける堂々たるファスト・ラップだった。明日は予選11番手からスタートするアイロットの戦いぶりにも注目したい。

2022 INDYCARレポート R4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ Day2 予選:リナス・ヴィーケイがPP獲得

ファスト6でトップに立ったヴィーケイはオーワードにセッション終盤に逆転されるもラストラップで逆転し手応えあるポールポジション獲得となった Photo:Penske Entertainment (Joe Skibinski)クリックして拡大

ヴィーケイ、プラクティス2の勢いそのままに
ファスト6を制して今季初のPP獲得

 今朝のプラクティス2で最速だったリナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング)が予選でも着実に駒を進め、6人によるファイナルを制してキャリア2回目のポール・ポジション獲得を果たした。
 気温は昨日のプラクティス1と同じ26℃まで上がり、路面温度も昨日に近い43℃まで上昇。第4戦ホンダ・インディー・グラン・プリ・オヴ・アラバマの予選は日差しの照りつけるコンディション下での戦いになった。

2022 INDYCARレポート R4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ Day2 プラクティス2:リナス・ヴィーケイ、久々のトップ・タイム

しばらく鳴りを潜めていた感のあるヴィーケイだが、プラクティス2で本領発揮! Photo:Penske Entertainment クリックして拡大

 前日より低温のコンディションのなかで走行スタート
セッション前半にロッシがクラッシュして赤旗に

 天気が崩れる心配もされたバーバー・モータースポーツ・パークでのプラクティス2だったが、雨雲はセッション開始前にコース脇を通り過ぎ、走行は昨日に続いて快晴下で行われた。昨日のプラクティス1は気温が26〜27℃あったが、今朝はそれよりも低温の20〜22℃というコンディションだった。

 セッション前半にアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)が最終コーナーでクラッシュして最初の赤旗が出された。彼のマシンはリヤ・ウィング、ギヤボックスなどに大きなダメージを受け、予選までにマシンを修復できるか……という状況に陥った。クラッシュしたロッシのマシンから飛び散った破片がエリオ・カストロネヴェス(メイヤー・シャンク・レーシング)の右フロントにヒットした。06号車はタイヤなどにダメージを受けたが、レッカーでピットに戻ってマシンのチェックを受けた後、プラクティスに戻ることができた。