2022年3月23日水曜日

2022 INDYCAR レースレビューR2 XPEL375 :ジョセフ・ニューガーデンの見せた意地

最終ラップ、0.0669秒差でマクロクリンを逆転! ニューガーデンはペンスキーのエースらしい存在感を見せつけた Photo:Penske entertainment クリックして拡大

 開幕戦に続き、テキサスでも手遅れ気味だったニューガーデン
若いマクロクリンの台頭が大きな刺激に


 ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)のテキサスでの予選順位は7位。チームメイト二人はスコット・マクロクリンが2位、ウィル・パワーが4位だったから、やや出遅れ気味だった。
 開幕戦セイント・ピーターズバーグではマクロクリンがポール・トゥ・ウィン。パワーも予選2位、決勝3位と良いシーズン・スタートを切った。それに対してニューガーデンは予選がファイナルに進めずの9位で、決勝は早目のピット・インという作戦が展開にマッチせず16位に沈んだ。
 ニューガーデンは表情こそいつもにこやかだが、内に秘めた闘志はかなりのものがある。まだインディー500での優勝はないが、タイトル獲得2回は歴代チーム・ペンスキー・ドライヴァーたちの中でも誇れる成績。若いマクロクリンの台頭はニューガーデンには良い刺激となっているはずだ。”チームを引っ張って行くのは自分”というプライドも彼にはあるだろう。

2022年3月21日月曜日

2022 INDYCARレポート R2 XPEL375 Race Day 決勝:テキサスで佐藤琢磨、無念のリタイア

十分に優勝を狙えるパフォーマンスを発揮した佐藤琢磨だったが、トップ走行後62周目のピットイン時にマルーカスに進路をふさがれるトラブルで23位に後退。このチームのミスからレースの巡り合わせが一気に悪化してしまった Photo:Penske entertainment クリックして拡大

 デフランチェスコの未熟な走行が招いたアクシデント

 サイド・ポッド下にターニング・ヴェインを装着してダウンフォースを増やすインディーカーによるレギュレーション変更は正解だった。しかし、インディーカー・デビューを急ぎ過ぎた1人のルーキー、デヴリン・デフランチェスコ(アンドレッティ・スタインブレナー・オートスポート)にはダウンフォースがまだまだ不足していたようだ。

98周目に佐藤琢磨を弾き飛ばした後、このレース3回目のリスタートが切られた128周目に、ツーワイドとなっていたカストロネヴェスとレイホールに、デフランチェスコはインからホワイトラインカットしつつ押し上げるように割り込んでクラッシュ Photo:Penske entertainment クリックして拡大

 彼が初めての高速オーヴァル・レースでマシンを制御下に保てなかったために、強力なコンペティターが3人も犠牲になった。その最初が佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング・ウィズRWR)。イン側低くにマシンを止め続けることができなかったデフランチェスコはパスを仕掛けて来た琢磨の方へ滑り上がって接触。その後にはリスタートで無理な3ワイドを作り出し、グレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)にヒット。スピンしたレイホールはエリオ・カストロネヴェス(メイヤー・シャンク・レーシング)を道連れにハード・クラッシュを演じた。この時にデフランチェスコもクラッシュし、リタイアとなった。

2022年3月20日日曜日

2022 INDYCARレポート R2 XPEL375 Day1ファイナル・プラクティス:ファイナル・プラクティスではジョセフ・ニューガーデンが最速

ファイナル・プラクティスはニューガーデンがトップタイム。プラクティス~予選~ファイナル・プラクティスとシヴォレーがすべてのセッションでトップタイムに Photo:Penske entertainment クリックして拡大

 セカンド・レーンを作るための
30分間のセッションを特設


 予選の後には2回のプラクティスがあった。4時からの30分間は参加が任意のセカンド・レーンを作るための特設セッションだった。ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)、佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング・ウィズRWR)、グレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、パト・オーワード(アロウ・マクラーレンSP)、フェリックス・ローゼンクヴィスト(アロウ・マクラーレンSP)、エド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)が出走した。これらのドライヴァーには1セットのタイヤがこのセッションのためだけに提供され、セカンド・レーンが生まれるよう慎重にボトムより少し上のラインを走るよう心がけていた。

2022 INDYCARレポート R2 XPEL375 Day1 予選:テキサスのポール・ポジションはフェリックス・ローゼンクヴィストの手に

 

プラクティスから好調のローゼンクヴィストがポールポジション獲得! 開幕戦の不振を挽回する第2戦の予選結果にマクラーレンチームの士気も上がる Photo:Penske entertainment クリックして拡大

ローゼンクヴィスト、予選前半終了時点でトップ!

 雲ひとつない青空の下、2022年NTTインディーカー・シリーズ第2戦の予選がテキサス・モーター・スピードウェイで開催された。気温は朝のプラクティス1終了時点と同じ21℃だったが、照りつける日差しによって路面温度はプラクティス終了時の18℃から34℃にまで跳ね上がっていた。
 27台がランキングの逆の順番で2周ずつのアタックを敢行した。エントリーの半分を越す14人が走った時点でトップはフェリックス・ローゼンクヴィスト(アロウ・マクラーレンSP)の221.110mphだった。インディー500で4勝のエリオ・カストロネヴェス(メイヤー・シャンク・レーシング)が220.489mphで2番手。ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)は220.758mphで3番手につけいたが、最終的順位は7位となった。朝のプラクティス1で最速だったシモン・パジェノー(メイヤー・シャンク・レーシング)は220.338mphでP5(最終的には15位)だった。

2022 INDYCARレポート R2 XPEL375 Day1 プラクティス1:テキサスのプラクティス1はシモン・パジェノーが最速

パジェノーがプラクティス1のトップタイムをマーク Photo:Penske entertainment クリックして拡大

 強めの風が吹く中、予選前1時間のプラクティスがスタート

 この時期、テキサス州ダラス、フォート・ワースのエリアの天候は安定しないのが普通らしい。朝8時の気温が7℃だった時には“このまま1日寒いんだろうか?”と心配になったが、2時間後にプラクティス1が始まった時、気温は14℃まで上がっていた。ピットに行くと、もうクルーたちの中には半袖の人も結構いた。アメリカには寒さに強い人が多い。
 空は快晴だが、強めの風がターン1からターン4の方向に吹いている中でプラクティス1にグリーン・フラッグが振り下ろされた。予選前に走れるのはこの1時間だけだ。