2013年4月9日火曜日

2013 INDYCARニュース 4月7日 ブリスコーは古巣ガナッシでペンスキーにリヴェンジ目指す?

Photo:INDYCAR
インディー500でガナッシ4台体制が実現するか?

 チーム・ペンスキーのシートを失い、インディーカー・レギュラーでなくなってしまったライアン・ブリスコー。彼は去年のインディー500ポールウィナーだが、チーム・ペンスキーがインディーにスポット参戦させるのはAJ・アルメンディンガー。ブリスコーは最終的に古巣のチップ・ガナッシ・レーシングでインディー500に出場することとなるようだ。まだ正式発表はないが……。
 「ペンスキーにリベンジ!」とブリスコーが考えているかは不明だが、ガナッシからの出場で彼がインディー500初優勝を飾る可能性は十分にある。ダリオ・フランキッティとスコット・ディクソンというインディー500優勝経験者2人をチームメイトに持ち、チャーリー・キンボールも加えた3人と情報をシェアできる体制は、ある意味では昨年まで5シーズンを過ごしたペンスキー以上だからだ。
 インディーカーのシートをなくして、スポーツカーでレヴェル5モータースポーツのLMP2マシンに乗ることとなったブリスコーは、今やホンダ・ドライバーといっていい存在。彼はシボレー・エンジン・ユーザーとして昨シーズンを過ごしている。ブリスコーのガナッシ参画はパフォーマンス比較など有益な情報を得るチャンスにもなる。

以上

2013 INDYCARニュース 4月7日 アルメンディンガーが次戦ロングビーチGPにも出場することに

Photo:INDYCAR
ロングビーチの結果次第ではさらに多くのレースへ出場か!?

 元チャンプカー・ドライバーで元ストックカー・ドライバーのAj・アルメンディンガー(チーム・ペンスキー)は、今週末にアラバマ州バーバー・モータースポーツ・パークでのインディーカー・レースにスポット参戦したが、次戦ロングビーチGPにも出場することになった。
 そして、インディー500デビューをした後、さらに幾つかのレースに出場する可能性も出てきている様子だ。例えば、インディー500の直後に開催されるのはデトロイトでのダブルヘッダーだが、これらはロジャー・ペンスキーがプロモーターを務めるレース。アルメンディンガーが出場することになっても何の不思議もない。

2013INDYCAR 佐藤琢磨コメント13 R2 アラバマ RACE DAY:「サードスティントは多分、コース上で僕がいちばん速かったし、クルマも非常に安定していて、前を追いかけて順位を上げることができた、そういうレースでした」


レース後、ラリー・フォイトと Photo:Amano e Associati(Masahiko Amano)
第3戦 ホンダ・インディー・グランプリ・オブ・アラバマ
バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミングハム
全長:2.30マイル(=約3.70㎞)×90周
4月7日 Race Day 決勝 14位 90周完走    1時間53分07秒6601


「2回目のピットストップで全くギヤが入らなくなってしまって
エマージェンシーモードにした途端、今度はストール」

Jack Amano(以下――):イエローがほとんど出ず、ハードファイトが延々と続きましたが、クルマはどうでしたか?

佐藤琢磨:最初のスタートでは思ったように順位を上げられなかった。前の方で飛び出したクルマが戻って来たりがあって1台しか抜けなかった。その後の再スタートでは順位を上げることができた。そういう意味では順調なスタートになっていましたね。レッドタイヤ(新品)を使ってたこともあるから、そういう意味では作戦どおりだったんですけど、あの後にレースが膠着状態になった時に、僕らの先頭にいたのがマルコ(・アンドレッティ)だったのかな? 彼はブラックタイヤで、その列の中にいたので動けなかった。僕の前後がレッドタイヤだったこともあってにっちもさっちもいかないっていう感じでした。あの時はウィル(・パワー)の後ろを走ってたんですけどね。それで早めにピットインして、ブラックタイヤに換えました。他のドライバーたちとピットシークェンスを変えたワケです。

2013年4月8日月曜日

2013 INDYCAR レポート R2 アラバマ Race Day:風格さえ漂わせてライアン・ハンター-レイが今季初勝利!目を見張る速さを見せたスコット・ディクソンが僅差の2位

Photo:INDYCAR(Chris Jones)

群雄割拠!僅差の戦いとなった第2戦

 予選と同じか、それ以上に見応えあるレースだった。
 ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)の自信に満ちた戦いぶりは憎たらしいほどで、タイヤ選択でも彼と彼の陣営が持つ自信にはまったく揺るぎがなかった。2ラップしか走っていないレッドを2セットも持ってスタートに臨めたのは、彼らだけだったからだ。
 彼の隣りのグリッドからスタートしたウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が、最初のコーナーではみ出して順位を下げたこともハンター-レイには大きなプラスとなった。パワーはフレッシュレッドを履いており、前に出られたら厄介だったからだ。
 さらに、トゥリスタン・ヴォーティエ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)とチャーリー・キンボール(ノヴォ・ノルディスク・チップ・ガナッシ・レーシング)の2番手争いがホットになり、トップを行くハンター-レイはリードを10秒以上も築くことができた。


2013INDYCAR 佐藤琢磨コメント 12 R2 アラバマ Race Day ウォームアップ:「ここは抜くのが難しいコースだけれど、競り合う相手が自分と違うタイヤを履いていればオーバーテイクのチャンスはあります」

Photo:Amano e Associati(Masahiko Amano)
第3戦 ホンダ・インディー・グランプリ・オブ・アラバマ
バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミングハム
全長:2.30マイル(=約3.70㎞)
4月7日 Race Day ウォームアップ 12位 1分10秒4606 


18周をブラック・タイヤだけで走行
ユーズド・タイヤでも安定したラップを刻む


 30分間のファイナル・プラクティスは、午前11時と遅いスタートだったため、もう気温は19℃、路面温度も32℃まで上がっているコンディションで始まった。
 佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は、セッション開始直後に3回連続のピットストップ練習を行い、その後はユーズド・ブラック・タイヤでの走行を重ねた。2セットを使って18周を走り、終盤の16周目に自己ベストとなる1分10秒4606を記録した。トップは1分9秒フラットに近かったが、レッド装着でのタイムだった。

 

「レースのフルディスタンスを走ったブラックでも
マシンのバランスはとれていて、すごく良かったです」


Jack Amano(以下――):そこそこ周回をこなせたファイナルプラクティスになていましたね。マシンはどうでしたか?

佐藤琢磨:そうですね、良かったと思います。

――非常にラップタイムが安定していました。

佐藤琢磨:はい。

――ブラック2セットでの走行でしたが、ユーズドブラックはレースモードでどうだったでしょう?

佐藤琢磨:去年のレイホールのチームとここにきた時には、レッドとブラックと差が大きかったんですけど、ブラックはもちろんハードコンパウンドだからラップタイムは遅いんだけど、かなり持ちがいいと睨んでいました。それがレースではものすごいオーバーステアになった。デグレデーションがすごく大きかった。今日はそれの対策をしたくてブラックで走りました。もちろん、今年のタイヤは去年のものとは違ってるんだけれど、レースのフルディスタンス以上を走ったタイヤで最後は走ってて、もちろんアンダー&オーバーは出るんだけど、そこそこバランスの取れている状態に持ってけたから、すごく、そういう意味では良かったと思います。

2013 INDYCAR レポート R2 アラバマ Day2 予選:「我々は大きなフラストレーションを感じている」とラリー・フォイト

琢磨とラリー・フォイト(右)Photo:Amano e Associati(Masahiko Amano)
ペナルティは終わったこと。我々は明日のレースに集中する
 
 今週末のレースにフォイト御大は来ていない。もう高齢なので、そういうレースもここ数年はあるのだ。
 チームを引っ張る二代目のラリー・フォイトは、「マシンがコンペティティブだっただけに、また、ライバルとの差が本当に小さく、何か小さなことで大きな差がでる状況だけに、今日のこの結果にはとても大きなフラストレーションを感じている」と、琢磨の受けたペナルティに関してコメントした。


2013年4月7日日曜日

2013 INDYCAR 佐藤琢磨コメント11 R2 アラバマ Day2 予選:「ふたつのファステストラップを取り消されて、Q3に上がったのも取り消されて12位ということになりました」

第3戦 ホンダ・インディー・グランプリ・オブ・アラバマ
バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミングハム
全長:2.30マイル(=約3.70㎞)
4月6日 Day2 予選 12位 1分08秒9650 セカンドステージ敗退

ファイナルステージ開始直前にタイムモニターから14が消滅 


 「Q3に簡単に進めることはないだろうけど……」とプラクティス3回目を終えた佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は語っていた。そのプラクティスでは1周をうまくまとめ上げることができず、24番手のタイムを出すに留まった。しかし、彼は手応えをガッチリと掴んでいたのだ。
 予選での琢磨は見事な走りでファーストステージをクリアし、セカンドステージでも4番手に入る堂々たるラップタイムをマーク。開幕から2戦連続のファイアストン・ファスト6進出を果たしたかに見えた。
 ところが、ファイナルステージが始まる直前、カー・ナンバー14がタイム・モニター上から消え、カー・ナンバー55が最下段の6番目に現れた。セカンド・ステージで7番手だったトゥリスタン・ヴォーティエ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)が、琢磨に代わってファイナルを走る権利を繰り上がりで与えられたのだ。

「僕自身もアタックラップだったので納得いかないです」
 

Jack Amano(以下――):Q2で4番手のタイムを出し、Q3進出を果たしたと思ったんですが、何があったんでしょう?

佐藤琢磨:ペナルティでふたつのファステストラップを取り消されて、Q3に上がったのも取り消されて、12位ということになりました。 

2013 INDYCAR レポート R2 アラバマ Day2 予選:ポールポジションはライアン・ハンター-レイのものに!佐藤琢磨はファイナル進出を取り消され予選12位

Photo:INDYCAR(Bret Kelley)
ファスト6で繰り広げられた3人によるポールポジション争い
 

 見応えある予選だった。
 ポールを争ったのは、ファイナルへと駒を進めた6人のうちの3人だったが、彼らは三者三様の戦いぶりを見せた。
 今週末はずっとマシンセッティングが決まりきらないでいるウィル・パワー(チーム・ペンスキー)。彼は周回数を増やしてベストラップを手に入れようとしていた。そして、ファイナルステージの最終ラップに、彼は思惑通りに自己ベストを出した。しかし、結果は2位だった。
 開幕戦とは打って変わって、金曜の走り出しから好調のスコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)は、予選ファーストステージで1分6秒7750をマーク! セカンドステージでも1分6秒9095を出した。6秒台に突入できたのは彼だけだ。しかし予選ファイナル、ディクソンはポールを獲るに足るラップタイムをユーズドレッドでは出せず、予選結果は4位となった。

2013 INDYCAR 佐藤琢磨コメント10 R2アラバマ Day2 プラクティス3:「僕らは今のセッション、明らかにまとまってなかった。もうちょっとは上に行けていたはずですよ」

第3戦 ホンダ・インディー・グランプリ・オブ・アラバマ
バーバー・モータースポーツ・パーク
アラバマ州バーミングハム
全長:2.30マイル(=約3.70㎞)
4月6日 Day2 プラクティス3 24位 1分08秒3161(17周走行)

予選直前のプラクティスで24番手
しかし、セッティング向上のヒントを掴む


 昨日10番手だった佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は、セッティング変更を施したマシンにフレッシュ・ラバーを履かせ、プラクティス3では上位に食い込むプランだった。しかし、実際には後ろから3番目の24番手という結果に終わった。
しかし、このポジションは琢磨陣営の実力を反映していない。彼は30分と短いセッションが終盤に入るまでユーズドタイヤでの走りを続け、マシンセッティングの改善に努めていたのだ。
満を持してのニュータイヤ投入をした時、もうセッションは残り時間が8分を切っていた。ブラックでのベストラップが期待できるのはコースインして3周目……ところが、ここで琢磨はトラフィックに遭遇。タイヤがベストのタイミングでクリアラップを獲得できなかった。
それでも走行後の琢磨の表情は暗くはなっていなかった。ユーズトタイヤでの走行で新しいアイディアを見つけたからのようだ。琢磨は予選に向けても、開幕戦に続いてのファイアストン・ファスト6進出に向けた自信を得ているようだ。

「簡単にQ3に行けることはないでしょうが、それを目指して行きます」
 

Jack Amano(以下――):最後はニュータイヤで出ましたが、タイムが出なかったのはトラフィックが原因ですか?

佐藤琢磨:はい、トラフィックでした。

――残り10分を切ってからフレッシュを出しましたが、クルマは良くなっていましたか?

佐藤琢磨:そうですねぇ、今日は。ラップタイムを見てもわかるように、コースのコンディションが全然違ってましたね。オープンテストの時に近い気温まで落ちてたのでラップタイムは大きく上がった。走っていて全然フィーリングが違いましたね。自分たちとしては、フレッシュタイヤでもうちょっとタイムを良くするつもりだったんですけど、トラフィックなどがあって、それができなかった。ただ、ユーズド・タイヤでもそんなに凄く、飛び抜けてよかったというわけでもないし、アベレージぐらい……なのかな?

――今朝のコンディションは少々特殊でもあると思いますが、どうですか? 予選はもっと暖かくなるだろうし。とにかくコンディションの読みが難しい予選になりそうですよね?

佐藤琢磨:そうですね。多少は暖かくなるでしょう、今より。それで、レッドタイヤ使用だから、そこがまた変わる。僕らとしては、今のプラクティスセッションで得られたことが多少あるから、それを使って予選に臨みます。

――今のセッションで速かった中には、昨日はパフォーマンスの悪かった人たちもいます。今の結果って、予選結果に対して参考にしにくいところがあるんですが?

佐藤琢磨:そうですね。少なくとも、レースに対しては参考にならないかな? ただやっぱり、どんなコンディションでもスピードが乗るクルマっていうのは、タイムが出てくる。僕らは今のセッション、明らかにまとまってなかった。僕らは実際の順位やタイムより、もうちょっとは上に行けていたはずですよ。

――予選はどうなりそうですか?

佐藤琢磨:簡単にQ3に行けることはないでしょう。でも、それを目指して行きます。

以上

2013 INDYCAR レポート R2 アラバマ Day2 プラクティス3:プラクティス3の最速はシモーナ・デ・シルヴェストロ。予選の状況はかなり読みにくいものに

トップタイムをマークしたシモーナ。Phoito:INDYCAR(Shawn Gritzmacher)

タイヤマネジメントの差なのか
初日とはかなり違った面々が上位に並ぶ

 開幕戦でも大活躍をみせた女性ドライバーのシモーナ・デ・シルヴェストロ(KVレーシング・テクノロジー)が、第2戦のプラクティス3でトップタイムをマークした。気温も路面温度も低いコンディションでシモーナは1分7秒4073をマーク。走行時間を数分残してマシンを降りた。彼女がセッショントップに立つのは今回が初めてのことだろう。
 シモーナのタイムに最も接近したのはシモン・パジェノー(シュミット・ハミルトン・モータースポーツ)の1分7秒4986で、次の3番手がスコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)の1分7秒5343だった。

 4番手はライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)、5番手はダリオ・フランキッティ(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)で、JR・ヒルデブランド(パンサー・レーシング)が6番手にきた。