2018年12月17日月曜日

2018 INDYCARレポート 12月16日:佐藤琢磨、ファンクラブ・ミーティングでおおいに語る

TCMで集まったファンを前にポートランド戦を振り返る佐藤琢磨 Photo:Masahiko Amano クリックして拡大
 TCM2018に500人余りのファンが結集

 毎年恒例となっている佐藤琢磨ファン・クラブのイベントが12月15日(土)、東京・代々木の山野ホールで行われた。

ポートランド優勝のウイナー・キャップ、シャンパンボトル、トロフィー、インディー500スペシャルヘルメットなどが展示された Photo:Masahiko Amano クリックして拡大
  ホールのロビーには、琢磨が2018年シーズンに使ったレーシング・ギア、2018年ポートランドの優勝トロフィー、2017年の第101回インディアナポリス500優勝トロフィー=ベイビー・ボーグなどが展示されていた。
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また、それらの横には、アメリカのメジャー・リーグ・ベースボールの大谷翔平(カリフォルニア・エンジェルス)のサイン入りグラブもあった。琢磨はインディー500ウィナーとしてエンジェルスの球場で始球式を行い(その時の写真も展示)、大谷選手と交流を持ったのだ。
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 TCM2018と銘打たれたイベントには、会場がほぼ満員となる500人ほどが結集。ポートランドでの優勝がハイライトとなった2018年ヴェライゾン・インディーカー・シリーズを琢磨自身が映像とともに、裏話を交えながら1戦1戦振り返り、ファンは熱心に耳を傾けていた。

来シーズンの契約秘話も披露 
SRS校長就任の意気込みも

 この日のトークの中で琢磨は、2019年シーズンに向けてレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(RLL)との契約がシーズン終了まえに早々に済まされた件に関し、他の有力チームからオファーがあったのを交渉材料に使ったと明かした。それがどこのチームだったのかは明かさなかったが……。




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 また、シーズン終了後に発表された鈴鹿レーシング・スクールの校長就任については、スクール・カーに実際に乗って生徒たちと走りたいという意向や、各ドライバーの個性やニーズに合わせたプログラムとして成果を挙げたいことなど意気込みを熱く話した。

RLL2シーズン目でコミュニケーションも充実!
2019年はチャンピオンを目指すと宣言

 
 そして、2019年シーズンの向けては、「チャンピオンを目指して頑張る!」と琢磨は力強く言い切った。その自信の背景には、2シーズン目となるのでRLLとのコミュニケーションは深まっていること、このオフにもエンジニアリングを補強した点などを挙げた。新たに加わったのは大ベテラン・エンジニアのアレン・マクドナルド(当サイトで既報)。10月にインディアナポリスで行われたファイアストンのタイヤ・テストにグレアム・レイホールが参加。そこでの走行で早くもマクドナルドの加入が大きな効果を発揮したというのだ。ブラバムやアロウズでF1グランプリを戦った後にアメリカに来た彼は、パックウェスト・レーシング(CART)、ティーム・グリーン(CART)、アンドレッティ・オートスポート、ファスト・レーシング、サム・シュミット・モータースポーツ〜シュミット・ピーターソン・モータースポーツ、エド・カーペンター・レーシングでエンジニア、さらにはテクニカル・ディレクターを務めて来ており、インディー500でのポール・ポジション獲得(アレックス・タグリアーニ、ジェイムズ・ヒンチクリフ、エド・カーペンター)、そして優勝(ダン・ウェルドン)、チャンピオンシップ獲得(ライアン・ハンター-レイ)に貢献して来た。RLLは2018年にスーパースピードウェイで苦戦していたが、マクドナルドの持つノウハウが大きなプラスとなり、総合力をアップさせられると琢磨は手応えを感じているのだ。
以上

1 件のコメント:

  1. 天野さん、こんばんは。ブルーレイレコーダーが、壊れて今シーズンのレースが消えてしまいました…(泣)琢磨選手が、優勝したポートランドは早くディスクに映していたのでセーフ。ガンガンブルデーのミドオハイオ消えちゃいました…ショックです。琢磨選手が、スカウトしたチーム気になりますね。来シーズンまで、長いですね。早く、始まらないかな…。

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