2017年4月22日土曜日

2017 INDYCARレポート R3 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ Day1 プラクティス2:暑さの中レッド・タイヤのセッティングを見出したアンドレッティがトップタイム!

高い路面温度に苦しむマシンを尻目に、アンドレッティはレッド・タイヤでこのセッション最速タイム Photo:INDYCAR (Bret Kelley) クリックして拡大
午後の暑さのためレッドタイヤでもタイム上昇は抑え気味に
 午後も丸々1時間以上の遅れは続き、プラクティス2の開始は3時25分だった。走行時間は45分間で午前中のプラクティス1と同じ。セッション開始時のコンディションは気温31℃に上昇。路面温度は51℃もあった。午前と同じく強めの風が最終コーナーから1コーナーに向けて吹いていた。
 今年から走行初日にレッド・タイヤを1セット使えるルールとなっており、予選と似たコンディションでそれらを試すべく、時間帯の近いプラクティス2で全チームが走行を行なっている。当然ブラック・タイヤよりもラップ・タイムは速くなるが、今日の場合はプラクティス2での温度上昇がラップ・タイム上昇を抑え込み気味だった。


ロゴなしマシンでアンドレッティが快走

 ベストを記録したのはマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)。今回は赤/白のカラーリングでサイド・ポッドにスポンサー・ロゴなしのマシンを走らせている。去年からマルコ車を彩っている電化製品のディスカウント・ストア・チェーン=h.h.グレッグが開幕直前に倒産してしまったからだ(現在、全店で売りつし閉店セール中!)。レッド装着でのベスト・ラップは1分07秒7134。今シーズン2回目のセッション・トップだ。
 「レッド装着に合ったセッティングをトライ。大きな成果を挙げることができた。こういうパフォーマンスは肝心な時に発揮しなければ意味がない。明日の予選もコンディションにマッチしたセッティングを施して戦いたい」とアンドレッティはコメントした。

2番手には僅差でウィル・パワー
以下パジェノー、カストロネヴェスとペンスキー勢が続く

 2番手はウィル・パワー(チーム・ペンスキー)で、トップと0.0320秒差の1分07秒7454。3番手はシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)の1分07秒8305。4番手はエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)の1分07秒9044。プラクティス1で1-2-3-4だったペンスキー軍団は、アンドレッティにトップをさらわれた上、ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)は8番手だったために上位独占はならなかったが、2、3、4番手につけた。
 5番手はスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)=1分07秒9119。ここまでがトップから0.2秒以内! 明日の予選もかなりの接戦となるだろう。
 6、7番手にはプラクティス1からの大躍進を果たしてチャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)とミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)がつけた。ここまでがトップからコンマ5秒以内。
 8番手はニューガーデンで、9、10番手にはセバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング)とライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)がつけた。

佐藤琢磨はプラクティス1からあまりタイム伸ばせず

 佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)は1分08秒7159がこのセッション最速。プラクティス1と大きく変わらないラップ・タイムしか刻めなかった。「ブレーキにトラブルが出ていたから、セッティングの確認ができなかったけれど、おそらく悪い方向に行っていた。最速だったマルコは僕とは違うセッティングだったので、そちらのデータを見てみたい」と話していた。

 プラクティス2の後にはピット・ストップ練習の時間が設けられていた。ドライバーがマシンにのってコースを周回し、ピット・ロードに滑り込んでタイヤ交換と燃料補給、ウィング・アッセンブリーの交換などを練習が繰り返された。これはロング・ビーチからスタートするはずだったプログラムで、実際にレースを行うコースで全チームにピット・ストップを練習をさせるのが目的。次戦以降でも行われることとなるようだ。
以上

1 件のコメント:

  1. ウーン開幕戦で素晴らしいスタート切った琢磨選手が二選目、三選目と18番手に低迷してる一体どうしたんだろう古巣のAJフォイトチームの選手にだけは負けて欲しくないが一戦だけなら仕方ないがやはりアロンソのインディ500参戦のニュースが琢磨選手にプレッシャー与えモチベーション低下に繋がっているんだろうか本田ワークスは紛れもない事実87年中嶋悟がF1にステップアップした時エンジンは本田だったロータスからティレルに移った最初だけコスワースDFVだったが翌年はホンダV10エンジンが搭載された琢磨選手もインディカーのエンジンはホンダだ今年AJフォイトチームがシボレーにエンジンスイッチ当然琢磨選手はホンダワークスだからチーム去らなければならなかったベストチームのアンドレッテイにシート確保して安心していたらアロンソ問題勃発琢磨選手は日本人だからホンダエンジンでインディ500制覇して欲しいホンダとしてはインディ500は何回も勝っているが日本人はまだ勝っていない琢磨選手が今の所優勝に一番近い日本人だからがんばって欲しい琢磨選手の夢だけじゃないホンダにとっても日本人が勝つのは悲願なのだF1だって過去に何人ものチャンピオン生み出したホンダだが日本人は一人もいない琢磨選手のインディ500制覇は長いホンダのレーシング活動にとっても金字塔だと思う。がんばって下さい琢磨選手

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