2018年7月9日月曜日

2018 INDYCARレポート R11 アイオワ・コーン300 アット・アイオワ・スピードウェイ Day1 ファイナル・プラクティス:最速はジョセフ・ニューガーデン

予選では2番手に甘んじたがファイナル・プラクティスでは再びニューガーデンが首位に Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
レースよりも遅い=涼しい時間帯のファイナル・プラクティス
 ファイナル・プラクティスは予選後の夕方に1時間行われた。レースが午後2時前のスタートであることを考えると、この時間帯の走行だとレースより気温、路面温ともにかなり低くなる。午後2時半スタートだった予選が気温26~27℃/路面49~50℃だったのに対して、ファイナル・プラクティスは開始時ですでに気温が23℃、路面温度は44℃まで下がっていた。
 このセッションで最速ラップ=18秒2065/平均時速176.772mphをマークしたのはジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)で、2番手は予選5位だったアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)の18秒2583/176.271mphだった。予選3位のライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)が3番手=18秒4284/12011年にト74.643mph。


ファイナル・プラクティスを4番手で終えた琢磨は「決勝は暑くなるので、リヤタイヤが持たないかもしれない」と語る Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
佐藤琢磨は4番手
「決勝ではタイヤのパフォーマンスのピークを後半に持っていく走りをしたい」


 4番手以下にはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)=予選6位、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)=ポール・ポジション、エド・ジョーンズ(チップ・ガナッシ・レーシング)=予選8位、シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)=予選4位、佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)=予選10位が続いた。
 「今のプラクティスのコンディションは、決勝の時より涼しかったでしょうね。走り出しからもう涼しかった。予選はとても暑かった。決勝もそうなる可能性があって、タイヤが持たないかもしれない。最初の5周ぐらいはいいけれど、その後はもう階段を降りていくようにどんどん落ちていく。キツイのは右リヤ。右フロントもなくなって行くけれど、右リヤが致命的。右フロントがなくなって行って、だんだんクルマを入れて行く時のアンダーステアが強くなるんだけど、そこでリヤがバッと出ちゃうようになる。ピットは多分4回か5回。燃料的には3回でも行けるみたい。イエローが少し入れば。だけど、多分タイヤがそんなに持たない。10番手スタートだからシングルでフィニッシュしたい」と琢磨はセッション後に話し、タイヤの使用法については、「ニュー・タイヤを履いた時にいいバランスのマシンというのはリヤ・タイヤにものすごく仕事をさせてしまう。それでテキサスではリヤがなくなっちゃった。だから今回は、スティント序盤は我慢をしてでもリヤ・タイヤを労る。タイムが出ない、アンダーステア……でも、タイヤのパフォのピークをスティントの前の方じゃなく、真ん中から後半に持って行く走りをします」とも琢磨は語った。

シュミット・ピーターソン・モータースポーツ勢は11,12番手
 9、10番手はトニー・カナーン(AJ・フォイト・エンタープライゼス)とザック・ヴィーチ(アンドレッティ・オートスポート)で、シュミット・ピーターソン・モータースポーツの二人はジェイムズ・ヒンチクリフ、ロバート・ウィッケンズの順で11、12番手。グレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)はマテウス・レイスト(AJ・フォイト・エンタープライゼス)の後ろの14番手だった。

 予選エド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)がこのセッションでは21番手と振るわず、予選が15位と悪かったセバスチャン・ブルデイ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)は、このプラクティスでは19番手とさらに後方のポジション。今年5回目のチーム内最下位グリッド(予選19位)となったマルコ・アンドレッティはファイナル・プラクティスで44周を走りながら最下位の22番手となる19秒2377しかマークできなかった。マルコはアイオワでカナーンとディクソンを下して優勝しているんだが……。

以上


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