2018年7月8日日曜日

2018 INDYCARレポート R11 アイオワ・コーン300 アット・アイオワ・スピードウェイ:2018年 ポイント・スタンディング

 ロード・アメリカからアイオワ、久しぶりのインターバル。私はワトキンス・グレン・インターナショナルにスポーツカー取材に行ってましたからオフじゃなかったんですが……。
 もうインディーカーはシーズン後半戦。アイオワでの第11戦を前にポイント・スタンディングを見ておきましょう。

1  スコット・ディクソン 393点
2  ライアン・ハンター-レイ 348点
3  アレクサンダー・ロッシ 348点
4  ジョセフ・ニューガーデン 343点
5  ウィル・パワー 328点

 ディクソン、5回目のタイトル獲得なるか?
 1-2-3を占めるホンダ・ドライバーからチャンピオンは登場する?
 3勝しているのはニューガーデンだけ。しかし、彼のランキングは4番手。
 2勝がディクソンとパワー。ハンター-レイとロッシは1勝ずつ。
 パワーのミッションは、インディー500制覇の年にタイトルも獲得することだが、それは難しい?

6  グレアム・レイホール 278点
7  ロバート・ウィッケンズ(R) 274点
8  シモン・パジェノー 255点
9  セバスチャン・ブルデイ 255点
10   マルコ・アンドレッティ 232点

 レイホールのランキングでの奮闘が目立つ。予選で速くないのにトップ10フィニッシュが8回とレースで強い。作戦の良さ、幸運さもかなり味方している。
 ウィッケンズ、ルーキーでこの位置は素晴らしい。初勝利を今季中に飾れるか?
 パジェノーは未勝利。このパフォーマンスでは若手にシートを奪われる可能性すら心配される。
 ブルデイは開幕戦ウィナーだがランキングは9番手まで下がっている。
 マルコのこのポジションは健闘と称えるべきか、未だ不振が続いている……と責められるべきか。

11  ジェイムズ・ヒンチクリフ 229点
12   エド・ジョーンズ 205点
13   佐藤琢磨 201点
14   トニー・カナーン 173点
15   スペンサー・ピゴット 171点

 ヒンチ、琢磨はこの位置にいるべきではない……が、シーズン後半戦にどこまで巻き返せるか? どちらも優勝がマスト。
 ジョーンズは3位が2回。これはガナッシでの成績としては、初年度だとしても、参戦2年目の選手という点を考慮しても芳しくないのでは?
 シーズン・スタートから奮闘ぶりが目立っていたAJ・フォイト・エンタープライゼスだが、シリーズ随一の経験を持つカナーンをもってしてもベスト・フィニッシュが7位。ルーキーのチームメイトも光る走りを所々で見せて来ているが、ベスト・リザルトは12位。

16   ザック・ヴィーチ 155点
17   チャーリー・キンボール 151点
18   ギャビー・シャヴェス 149点
19   マテウス・レイスト 148点
20   マックス・チルトン 134点
以下はスポット参戦組になるので省略

 ヴィーチ、成績には繋がってないものの、かなり良い走りを近頃見せている。
 カーリンの初年度はかなり期待外れ。キンボールもチルトンもマシンさえ良ければもっと走れるドライバー。
 シャヴェスは1カー・チームで孤軍奮闘。エンジニアを換えたがロード・アメリカは大苦戦。
 初のフル・シーズンを戦っているもうひとつのチーム=フンコス・レーシングも苦闘中。1台のマシンをシェアするドライバー2人がどちらもルーキーであることもその原因。テストでもいいので、一度ベテランを起用し、ライバル勢との差がどこにあるかのチェックをすることとを勧めたい。

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